videoolio vol.15: The Temptations ～注目のアーティストをビデオで紹介～

Special

テンプテーションズ

ザ・テンプテーションズMV特集

　旬なアーティスト、注目のバンドなどを映像を通じて紹介する【videoolio】。今回は、米国音楽史に名を刻む偉大なるコーラス・グループ、ザ・テンプテーションズ。スモーキー・ロビンソン、シュプリームス、マーヴィン・ゲイやマイケル・ジャクソンを売り出し、一躍アメリカのトップレーベルとなったモータウンの中でも、いまなおその輝きを放ち続けている彼ら。そんな伝説的グループのリード・ボーカルを務めたデニス・エドワーズ率いるザ・テンプテーションズ REVIEWの来日を記念して、1964年の大ヒット・ナンバー「マイ・ガール」をはじめ、選りすぐりのヒット曲の数々を懐かしのパフォーマンス映像とともにプレイバック！

過去のvideoolioはこちらから！

ザ・テンプテーションズ

　米ビルボード・シングル・チャート＆R&Bチャート1位を記録し、彼らの最大ヒット・ナンバーとなった1964年リリースのこの曲。プロデュース＆作曲を手掛けたのは、あのスモーキー・ロビンソン。オーティス・レディング、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソンなど様々なアーティストによってカヴァーされ、1991年に同タイトルの映画『マイ・ガール』にフィーチャーされたことで再評価された永遠のスタンダード。

ザ・テンプテーションズ

　スモーキー・ロビンソンからモータウン・サウンドの立役者の一人であるノーマン・ホイットフィールドへとプロデューサーを変え、1966年にリリースされたこの曲は、米ビルボード・R&Bチャートにて通算8週間1位を記録。ポップにアレンジされたブルージーなメロディと軽快なホーン・セクションが印象的で、1974年には、ザ・ローリング・ストーンズがアルバム『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』でカヴァーしている。

ザ・テンプテーションズ

　引き続きノーマン・ホイットフィールドがプロデュースを手掛けることで、初期のザ・テンプテーションズのスタンダード調ナンバーから、よりドラマチックでロックな方向へとシフトして行った時期を象徴するナンバー。もちろんこの曲も米ビルボード・R&Bチャートで1位を記録。黒のスーツに蝶ネクタイというシックな装いで当時の人気TV番組『ザ・スマザーズ・ブラザーズ・ショー』に出演した際の映像。

ザ・テンプテーションズ

　当時一世風靡していた2大モータウン・アーティスト、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームスとの奇跡のジョイント・シングル。1968年リリースのデニス・エドワーズがヴォーカリストとして参加した初のアルバム『ダイアナ・ロス＆シュープリームスとテンプテーションズ』に収録され、米ビルボード・シングル・チャートでは2位、全英チャートでは3位を記録。両アーティストを迎えたライブ・スペシャルもTV放映され話題となった。

ザ・テンプテーションズ

　米ビルボード・シングル・チャート＆R&Bチャート1位を記録した1971年のナンバー。こちらもザ・ローリング・ストーンズやラリー・カールトンなど、様々なジャンルのアーティストに取り上げた彼らの代表曲。トレードマークであるシンクロしたパフォーマンスを封印した映像では、珠玉のコーラスワークはもちろん、珍しくバラードに挑んだノーマン・ホイットフィールドによる巧みなプロダクションがじっくりと味わえる。

ザ・テンプテーションズ

　こちらもノーマン・ホイットフィールドが手掛けた1972年リリース作で、米ビルボード・シングル・チャートで1位に。アルバム『オール・ディレクションズ』に収録されたバージョンは、冒頭の4分近いインスト部分からなる12分にもおよぶ大作で、1973年のグラミー賞にて3冠を手にし、サイケデリックな要素を絶妙にブレンドしたソウル・クラシックとして、現在でも絶大な人気を誇る。

ザ・テンプテーションズ

　オマケとして、フェイセズ時代からもザ・テンプテーションズのナンバーを幾度もカヴァーしてきたロッド・スチュワートによるナンバー。モータウンへのトリビュートとして制作されたこの曲は、ザ・テンプテーションズをフィーチャーし、ビデオには、アニメ・バージョンのメンバーも登場する。1991年にリリースされ、米ビルボード・シングル・チャートで10位、カナダのシングル・チャートでは1位を記録している。