2020/09/01
エルヴィス・コステロが「フォノグラフィック・メモリー」というトラックを2020年8月28日にサプライズ・リリースした。この曲は10月30日に発売するニュー・アルバム『ヘイ・クロックフェイス』に収録される先行シングル第3弾「ウィ・アー・オール・カワーズ・ナウ」のB面ということでデジタルのみでのリリースとなる。
「フォノグラフィック・メモリー」は、オーソン・ウェルズと "スウィフト大統領 "とだけ識別されている人物の声のアーカイブ録音を含むトラックで戦後の式典を想像している。この未来的な物語からの抜粋が以下となる。
「和平が交渉され、インターネットのスイッチが切られた後、知識は中世の回廊に戻ってきた。あちこちに人々は啓発され、敬虔な者と迷信者の嫉妬の所有物となり、再び無知を大鎌のように振り回してしまう人もでてくるかもしれない」
この録音は、アコースティック・ギターのオープン・チューンのサウンドトラックに乗せて朗読された短編小説の形をとっており、コステロのこれまでの録音の中でもユニークなものとなっている。
本楽曲「フォノグラフィック・メモリー」は、これまでの"My Funny Valentine"、"Big Tears"、"Hoover Factory "などの伝統を受け継いで、"B-Side"版としてのデジタル・リリースとなるが、日本盤にのみボーナス・トラックとして収録されることも決定した。
◎リリース情報
配信シングル「フォノグラフィック・メモリー」
2020/8/28 RELEASE
https://jazz.lnk.to/ElvisCostello_PMPR
Artist Photo: © ray di pietro
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