2019/11/05 12:25
ソウル・ミュージックの金字塔的レーベル、モータウンの60周年を記念した【モータウン・オーケストラ・コンサート】が、2019年11月3日に奈良県の世界遺産・薬師寺で開催された。ジャクソン5の一員として活躍した後、ソロ・アーティストとしても世界的人気を誇るジャーメイン・ジャクソン、「I Love Your Smile」をはじめとした数多くのヒット曲を持つ女性シンガーのシャニース、ヒップホップグループのアレステッド・デベロップメントとして【グラミー賞】受賞歴のあるスピーチ、そして現代のモータウンを代表する1984年生まれのR&Bシンガー、BJ・ザ・シカゴ・キッドといったモータウンに縁のある4組の豪華アーティストたちが、フルオーケストラをバックにモータウンの名曲の数々を歌唱した。
栁澤寿男氏が指揮するビルボードクラシックスオーケストラによるシュープリームス「Baby Love」、テンプテーションズ「My Girl」、フォー・トップス「I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch)」で構成されたモータウンの名曲メドレーで開幕すると、はじめにBJ・ザ・シカゴ・キッドが登場。自身のオリジナル曲「Turnin’ Me Up」に加えてスモーキー・ロビンソン「Ooo Baby Baby」とスピナーズ「It’s A Shame」のカバーを披露した。
その後、シャニースが登場するとモータウンからリリースされた自身の大ヒットソング「I Love Your Smile」の他、ダイアナ・ロスの「Reach Out And Touch」、そしてスピーチと共にマーヴィン・ゲイとタミー・テレルの「Ain’t No Mountain」をデュエット歌唱し、会場を沸かせた。シャニースのステージの後に間奏のモータウンメドレーを挟むと、スピーチが再登場し、ソロステージを披露した。スモーキー・ロビンソン「The Tracks Of My Tears」、マーヴィン・ゲイ「What’s Going On」、スティーヴィー・ワンダー「Superstition」と、モータウンの60年の歴史のなかでも特に人気の高い三人のシンガーの誰もが知る代表曲をカバーした。
そして【モータウン・オーケストラ・コンサート】の大トリとして登場したのは、ジャーメイン・ジャクソン。1曲目に自身の大ヒット曲「Let’s Get Serious」を披露し、会場を盛り上げると、続けてジャクソン5として共に活動した実弟マイケル・ジャクソンの名バラード「Ben」を歌唱した。さらに「I Want You Back」、「ABC」、「Stop The Love You Save」で構成されたジャクソン5メドレーが披露されると、この日最大の盛り上がりを見せた。そして同コンサートの最後は、同じくジャクソン5の「I’ll Be There」で締めくくられ、【モータウン・オーケストラ・コンサート】は大盛況のうちに幕を閉じた。
◎公演概要
【モータウン60周年アニバーサリー モータウン・オーケストラ・コンサート】
2019年11月3日(日)開場17:45/開演18:30 ※終了
会場:奈良・薬師寺大講堂前特設会場
チケット:全席指定15,000 円(税込)
出演:ジャーメイン ・ジャクソン、BJ・ザ・シカゴ・キッド、シャニース、スピーチ(アレステッド・デベロップメント)
指揮:栁澤寿男
管弦楽:ビルボードクラシックスオーケストラ
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