2019/04/22
プライマル・スクリームが60年代のファッション・アイコン、イーディ・セジウィックをフィーチャーした最新ミュージックビデオ「ヴェロシティ・ガール」を公開した。
同曲を収録した記念碑的最新ベスト『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』の日本盤は、独自豪華仕様で6月5日にリリースされる。
「ヴェロシティ・ガール」は元々、1986年に発表した2nd(12インチ)シングル「Crystal Crescent」のBサイド曲に過ぎなかった。しかし、非常に大きな影響力を持つNME誌のコンピレーション・カセット『C86』(同じく1986年発売)の冒頭を飾ったことで広く知られると同時に、同曲のほんの82秒だけでプライマル・スクリームはインディー・シーン黎明期の歴史的瞬間を作り、イギリスの音楽カルチャーで中心的役割を担う事となった。
これにより同曲は後年に語り継がれるものの、その後再リリースされることはなく、過去に発売されたベスト・アルバムにも収録されなかった。
最初のリリースから33年を経てこの度、「ヴェロシティ・ガール」初となる公式ミュージック・ビデオを公開するに至った。ビデオでは、バンドの中心であるボビー・ギレスピーのパフォーマンスと、アイコニックなイーディ・セジウィックの映像が交錯するように次々と現れる。
イーディ・セジウィックは、1960年代に制作されたアンディ・ウォーホルの映画に数多く出演した60年代のファッション・アイコンで、あまたのロックミュージシャンやアーティストを魅了したアメリカ出身の女優・ファッションモデル。このビデオに登場するイーディの映像は、彼女が他界した翌年の1972年に完成して公開された映画『イーディ:チャオ!マンハッタン』のものだという。
ボビー・ギレスピーは同曲について次のように語っている。
「イーディ・セジウィックのような女性を想像して「VELOCITY GIRL」を作った。ジーン・スタインが書いたイーディの伝記を読んで、彼女のような人に会いたくなったんだ。彼女はアンディ・ウォーホル、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ボブ・ディランと親交を持ち、ドラッグに手を染めながら、一方で絶対的な魅力を放っていた。最高にカッコよくて美しい。彼女は女神だ。彼女を愛してる」
なお、『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』は、日本盤のみMITCH IKEDAによるバンドの貴重なアーカイヴ・ライヴ写真やオフショットなどをまとめたオリジナルの40Pフォトブックを同梱。更にボーナス・トラック2曲を追加し、特製の三方背BOX仕様にて6月5日にリリースされる。
◎リリース情報
アルバム『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルス』
2019/6/5 Release
<デラックス盤>
SICP6124-5 4,500円(tax out)
※オリジナル40Pフォトブック PHOTO: MITCH IKEDA
<通常盤>
SICP6126-7 3,000円(tax out)
収録曲
【CD1】 <デラックス・通常盤 共通>
01. ヴェロシティ・ガール
02. ジェントル・チューズデイ
03. インペリアル
04. アイヴィ・アイヴィ・アイヴィ
05. ローデッド
06. カム・トゥゲザー
07. ハイヤー・ザン・ザ・サン
08. ドント・ファイト・イット、フィール・イット
09. ムーヴィン・オン・アップ
10. ロックス
11. ジェイルバード
12. クライ・マイセルフ・ブラインド
13. コワルスキー
14. スター
15. バーニング・ウィール
16. スワスティカ・アイズ
17. キル・オール・ヒッピーズ
【CD2】 <デラックス・通常盤 共通>
01. アクセラレーター
02. ミス・ルシファー
03. アウトバーン66
04. サム・ヴェルヴェット・モーニング~ビロードのような朝~(with Kate Moss)
05. カントリー・ガール
06. ドールズ(スウィート・ロックンロール)
07. サムタイムズ・アイ・フィール・ソー・ロンリー
08. キャント・ゴー・バック
09. アップ・タウン
10. 2013
11. イッツ・オールライト、イッツ・オーケー
12. グッバイ・ジョニー
13. ホエア・ザ・ライト・ゲッツ・イン(with Sky Ferreira)
14. ワン・ハンドレッド・パーセント・オア・ナッシング
-----bonus track for Japan only-----
15. マントラ・フォー・ア・ステイト・オブ・マインド
16. ゴールデン・ロープ(Lynchmob Remix)
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