2016/11/11
11月11日は、日本国内で1年を通じて2番目にさまざまな「記念日」に制定されている日だという。現在、もっとも知名度が高いと思われる「ポッキー&プリッツの日」を筆頭に「麺の日」「きりたんぽの日」「もやしの日」、さらに「チンアナゴの日」「ライターの日」「煙突の日」など、「1」が4つ並ぶさまがそれらに似ていることから記念日に制定されるといったケースが多い。
そして、11月11日は『タイタンの妖女』(1959年)、『猫のゆりかご』(1963年)、『スローターハウス5』(1969年)などで知られる小説家、カート・ヴォネガットの誕生日であり、アメリカ・ニューヨークでは「カート・ヴォネガットの日」に制定されている。代表作『スローターハウス5』は1972年に映画化され、同年のカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、ヴォネガット自身も「小説よりよくできている」と評価した。同作は劇中音楽にカナダの鬼才ピアニスト、グレン・グールドを起用したことでも話題に。ヴォネガットといえば、あの村上春樹にも多大な影響を与えたとされ、今も世界中で熱烈なファンをもつ20世紀を代表する作家のひとりである。
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