2016/10/06 21:33
映画『バ-スデ-カ-ド』完成披露上映会が6日、東京都内で行われ、出演者の橋本愛、ユ-スケ・サンタマリア、須賀健太、宮崎あおいと主題歌を歌う木村カエラ、吉田康弘監督が出席した。
吉田監督がオリジナル脚本を手がけたこの作品は、毎年届く“バ-スデ-カ-ド”に書かれたメッセ-ジを通して、亡くなった母親(宮崎)と遺された家族とのきずなや深い愛情を描く。
主人公・紀子を演じた橋本は脚本を読んだ際に「お母さんを亡くした決定的な瞬間を描いていないところにすごく興味をひかれ、そこではなく人生や生活をちゃんと描こうという心意気についていきたいと思った」と出演の決め手を語り、初共演で母子を演じた宮崎も「悲しい方向に引っ張っていない、その先に家族が生きていくさまに重きをおいている」という物語に好感を持ったという。
主題歌「向日葵」について木村は「子は親にとって太陽であること、太陽を見続ける親という関係性をうまく歌詞にできればいいなと思いました」と振り返った。「個人的にカエラちゃんの大ファンで、昔から大好き」という宮崎は「こうして一緒に舞台あいさつに立つということはカエラちゃんに会えるということなので、今日はるんるんです」とご機嫌に喜びを語った。
また、印象に残ったシ-ンを問われた橋本、宮崎、須賀が挙げたシ-ンはどれもユ-スケのアドリブによるものだという。ユ-スケは「アドリブしかやっていないわけじゃないですよ。監督も(ユ-スケが)いいと思ったらそれでいきましょうと言ってくれて、そういうものがけっこうあった。それがまるで伏線かのようになって奇跡の展開を見せました」と胸を張ったが、吉田監督は「ときどきまったく使えないアドリブもされますけどね」とばっさり斬り捨て笑いを誘っていた。
映画は10月22日から全国ロ-ドショ-。
(左から)吉田康弘監督、ユ-スケ・サンタマリア、宮崎あおい、橋本愛、須賀健太、木村カエラ
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