2016/06/27
企画・みうらじゅん、監督・安齋肇の夢のコラボレーションで製作された青春映画『変態だ』が、2016年12月10日に劇場公開となる。
ロック&ポルノをテーマに新たな領域へと切り込む本作品は、1月28日にクランクインし、都内及び地方で順調に撮影され、2月5日にクランクアップとなった。主人公は、一浪の末、都内の二流大学に進学した“普通”の男。彼が偶然入ったロック研究会でのバンド活動を契機に、ミュージシャンとしての道を歩みだすところから物語は始まり、結婚、不倫を経験しつつ、ライブ開催の決まった雪山を舞台にして衝撃のラストへと走り出す。
主人公を演じるのはシンガーソングライター・前野健太。その妻には、TV・映画・雑誌など幅広いジャンルで活躍する人気のAV女優・白石茉莉奈。そして主人公の愛人には、元宝塚歌劇団月組男役スターで退団後、多くの映画・ドラマ・舞台で活躍し、その演技力にも定評のある実力派女優・月船さららを迎え、華麗なる青春変態物語の誕生となった。
不倫の罠にはまる男に“ゲス”という称号がもたらされる昨今、果たして不倫は“ゲス”なのか? “文化”なのか? それとも、性という甘い蜜に群がる“本能”なのか? さなぎが蝶に変わる如く、性に開眼する瞬間。それが正に“変態”。驚愕のラストに本作の本質が隠された、かつてない深み……ある官能作品に仕上がった。
(C)松竹ブロードキャスティング
◎安齋肇監督-コメント
映画って本当に素晴らしいですね。でも大変だ。今まさに有能なスタッフ達と最後の最後の追い込み中です。大変だ。でもこんなチャンス、二度とないですから。似合わないかもしれませんが、粉骨砕身ロックしています。主演の前野健太が死に物狂いで変態するサマを、是非ご覧ください。
◎みうらじゅん-コメント
「ポルノ映画、撮りませんか?」、そんなこと頼まれてはお断わりする理由も見つからず、早速、監督を安齋さんにお任せしました。18禁だから大概のことはやってもいいとお伝えし、原作をお渡ししましたが、安齋さんは現場に遅刻することなく低予算の中で全く新しい青春ポルノ映画を完成。たぶん今年のアカデミー賞を総ナメされることでしょう。
◎映画『変態だ』
2016年12月10日(土)新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
出演:前野健太、月船さらら、白石茉莉奈 ほか
監督:安齋 肇
企画・原作:みうらじゅん(原作『変態だ』小説新潮掲載)
脚本:みうらじゅん、松久 淳
制作:ドラゴンフライエンタテインメント
配給:松竹ブロードキャスティング アーク・フィルムズ
2015/日本/75分
<STORY>
一浪の末、都内の二流大学に進学した男(前野健太)。特別な才能があるわけでもない普通の男は、偶然入ることになったロック研究会でのバンド活動を契機に、ミュージシャンとしての道を歩みだす。やがて結婚し、妻(白石茉莉奈)と生まれたばかりの息子とのごくごく普通家族生活を送っているが、実は学生時代から続く妻以外の女・薫子(月船さらら)との愛人関係を断てずにいた。そんなある日、地方の雪山でのライブ公演の仕事が入り、愛人を連れて旅行気分で出かける男。そしてステージに立ったその時、彼の目に飛び込んだのは、妻の姿!? 雪山を舞台に物語は衝撃のラストに向けて走り出す。
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