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2016/05/02

東出昌大、窪田正孝 出演映画『ヒーローマニア-生活-』 豊島監督がこだわった音楽の秘話

 人気漫画家・福満しげゆきの代表作『生活【完全版】』を、『ソフトボーイ』、『花宵道中』といった独特の世界観を構築し幅広いファンを獲得している豊島圭介監督が実写映画した『ヒーローマニア-生活-』(5月7日より全国公開)。今回、映画に使用された“音楽”について情報が公開された。

 映画『ヒーローマニア-生活-』では、たくさんのアーティストのバリエーションある楽曲を使用したいという監督の意向を汲んで音楽プロデューサーチーム・グランドファンクが参加。豊島監督が大好きだという中島哲也監督の作品も多く手掛けるグランドファンク。邦画界では一人の作曲家に頼むことが多い劇伴をバラエティあるものにしようと、白羽の矢が立った。

 チームの10名ほどが分担して作成した楽曲は、映画の場面にマッチしていき、ひとつのカラフルな世界にまとまったことに驚きを隠せない豊島監督。「中津と土志田が仲間になるシーン、“夜だけならいいです”って言ってから、電気グルーヴみたいなテクノが鳴って、おじさんがマカロニウエスタンで登場して、最後はバクバクドキンが流れてくる。全然違うものを3つ並べても流れがある、まとまりがあるって、すごいです」としみじみ語った。

 そして、撮影現場で製作費を使い切って、ポストプロダクションにお金が残らないということにならないように、音楽製作費をしっかり捻出してくれたことが大きく、ダビングのスケジュールを10日間もとれたことが作品のクオリティをより高めてくれたと回顧。

 また、主題歌は若者に絶大な人気を誇るNICO Touches the Wallsが楽曲「ストラト」を提供。「“ヘタレども いまこそ立ち上がるんだ!”というコピーと、この楽曲のメッセージがとてもリンクしていてピッタリかなと感じてます。映画の魅力に僕らの楽曲が力添えになれたらと思っております。」という光村龍哉のコメントも作品を強力に後押しした。

 さらには、中島哲也監督の映画『渇き。』にも劇中歌を提供している気鋭のアーティスト・DAOKOが劇中歌に「JK」を提供。DAOKOは、「小松菜奈さんにはご縁を感じてしまいますね。今作も麗しかった…。原作が敬愛なる、福満しげゆき先生! 唯一無二な福満ワールドの実写化にイメージが湧かなかったのですが、本編を観て納得! キャラクターひとりひとりの個性に惹かれっぱなし。“ヒーローマニア”是非ご覧ください!」とコメントを寄せ、本作と音楽の親和性をまざまざと見せつけている。音楽も満載の本作を是非、大スクリーンで観てほしい。


◎映画『ヒーローマニア-生活-』
5月7日(土)より全国公開
監督:豊島圭介 
原作:福満しげゆき『生活【完全版】』(モーニングKCDX/講談社刊) 脚本:継田淳
出演:東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、山崎静代(南海キャンディーズ)、船越英一郎、片岡鶴太郎
音楽:グランドファンク
主題歌:NICO Touches the Walls(Ki/oon Music)
企画・制作幹事:日活 配給:東映/日活
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
製作:「ヒーローマニア-生活-」製作委員会
(C)福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会

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