2015/07/15 22:27
映画『日本のいちばん長い日』完成披露試写会が15日、東京都内で行われ、出演した役所広司、本木雅弘、松坂桃李と原田眞人監督が出席した。
この作品は、昭和史研究の第一人者・半藤一利氏の同名ノンフィクションを映画化。太平洋戦争集結の舞台裏で日本の未来のために戦った人々を描く。
昭和天皇を演じる本木は「公開が近づくにつれ、自分が映画の中でしっかりと責務を果たせているのかと重圧を感じています。賛否両論受けるつもりですが、個人的にはお叱りを受けながら早く楽になりたいというのが本音です」と吐露した。
「終戦からたった70年で日本もずいぶん変わったと思います」としみじみ語った役所は、見どころについて「岡本喜八監督が(同じ原作で)ずいぶん前に映画化されていますが、大きな違いは昭和天皇が堂々と姿を現していること。本木さんが素晴らしい演技をしています」とアピールした。
終戦という最大の決断を描く物語にちなみ、自身の最大の決断を問われた松坂は「大学を辞めたときです。在学中にこの仕事を始めて休学の期間2年間ありました。期限が迫った時に大学を辞めてこの仕事でやっていこうと決断しましたが、親は怒っていました。すぱっと決めて、後悔はないです」と語って客席から拍手を浴びていた。
映画は8月8日から全国ロードショー。
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