2015/06/27
今週の洋楽ニュースはヘッドライン級の話題がずらり。生きた伝説とも言える女性シンガー、Ms.ローリン・ヒルと、いまや映画俳優としても高い存在感を誇るコモンの単独来日公演が今週遂に発表。特に、Ms.ローリン・ヒルは、こちらも伝説級のチケット料とともに大きな話題となっている。他にもチケット料と言えば、今年はポール・マッカートニーの武道館公演でもプレミアムな額が多くのリスナーの葛藤を招いた。もちろん、どちらも参加者にとっては貴重な体験であることは間違いなく、チケットの販売開始まで今回も、多くのリスナーの頭を悩ませそうだ。
もう一つ、今週欠かせない話題と言えばテイラー・スウィフト V.S. アップルの<Apple Music>を巡るバトル。と言っても実際ここまでのところは、ほぼテイラー・スウィフトの一方的な勝利となっている。先日はスポティファイに対して異論を示すなど、名実ともにトップスターとなった自身のプレゼンスを活かし、果敢に業界に疑問を提示するテイラーの姿は、現代のディーヴァとしてあまりに見事。今後も彼女の一挙手一投足に大きな注目が集まりそうだ。
テイラーの一言でApple Musicが方針変更 アップル社エディ・キュー「もちろん払いますよ。全部」
カルヴィン・ハリスがテイラーを賞賛「俺の彼女は音楽業界全部を変えちゃったよ。なんて日だ」
テイラー他からの反発相次ぐApple Music、Appleが契約の見直し急ぐ
交際中のテイラー・スウィフト&カルヴィン・ハリス、“世界で最も稼ぐカップル”に
今週は大物アクトの新作リリースも続々発表。ニュー・オーダー、ジャネット・ジャクソン、デュラン・デュランといういずれもレジェンド級のアクト達が待望の新作をリリースする。いずれも今から楽しみでしょうがない。
ニュー・オーダー、10年ぶりの新作アルバムを日本先行リリース
ジャネット・ジャクソン、7年ぶり新曲「ノー・スリープ」がリリース 今秋アルバムも発売
デュラン・デュラン、新作アルバムを9月リリース ナイル・ロジャース、マーク・ロンソンら参加
その他新作ではモグワイの豪華作品集にも注目。今年は『ポストロック・ディスク・ガイド』が発売されるなど、ポストロックというジャンルにとって大きな節目の年となりそうだ。
モグワイ 結成20周年を記念し、全35曲を収録した豪華作品集を発表
今週発売の新作では新曲「アイ・リアリー・ライク・ユー」も話題の歌姫、カーリー・レイ・ジェプセンのアルバム『エモーション』が話題。本人もリリースタイミングに合わせてプロモーション来日を行っており、今年1年でここ日本でもさらに大きな注目を集めそうだ。
カーリー・レイ・ジェプセン 「発売日に日本に戻ってこれてうれしいわ!」今年2度目の来日、26日は『ZIP!』に生出演
今週の洋楽チャート。アメリカ本国では数年ぶりの新作となったジェイムス・テイラーがその長いキャリアの中で初の首位を獲得。既に十分な評価を得る彼だけに、今回の結果はその評価に見合うものとなった。また、今年随一のロングヒットとなっているウィズ・カリファ「シー・ユー・アゲイン」は、本国と日本でそれぞれ記録的なロングヒットになりつつある。次週以降の動向にも注目が集まる。
ジェイムス・テイラー キャリア初の米ビルボード・アルバム・チャート1位に、アダム・ランバートは3位に初登場
ウィズ・カリファ 遂に10週目の米ビルボード・シングル・チャートNo.1に、年間首位にも王手
ウィズ・カリファ 遂に9週目の1位に、洋楽チャート首位最長記録更新なるか?
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