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2015/02/18

ヴァイオリニスト石川綾子の新譜『CINEMA CLASSIC』がビルボードクラシック初登場第1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、ヴァイオリニスト石川綾子の『CINEMA CLASSIC』が初登場第1位。2位はテレビアニメ『四月は君の嘘』より『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が12週連続のチャートイン。3位『0歳からの育脳クラシック』が141回目のチャートイン。4位は辻井伸行の『マエストロ 辻井伸行 with オーケストラ自作集』と、日本人アーティストが上位を占める結果となった。

 テレビ朝日系『「関ジャニの仕分け∞」“バイオリン王No.1決定戦!”』で見事優勝を果たした、全豪No.1ヴァイオリニスト石川綾子がリリースした新譜『CINEMA CLASSIC』が初登場第1位。80年代、90年代の映画から名曲をカバーした初のフルアルバムとなっている。このアルバムリリースを記念したフリーライブやサイン会が各地で行われる。また13位にもボカロの超人気曲を全曲アコースティック新アレンジで、クラシックと融合した新世代ハイブリッド作品『VOCALO CLASSIC』が同時チャートインした。

 6週連続で複数アイテムがチャートインしたピアニスト辻井伸行。今週は4位に『マエストロ 辻井伸行 with オーケストラ自作集』が3週連続のチャートイン。1月31日に公開された映画『マエストロ!』のエンディングテーマを含む自作曲集のオケ・アレンジ盤となっている。また15位には『英雄ポロネーズ/ラ・カンパネラ 日本ツアー<ショパン&リスト>スペシャルCD』が27度目のチャートインを果たした。辻井の十八番であるショパンとリストの人気曲を存分に収録した一枚となっている。

 5位には『カラヤン&ウィーン・フィル - 1964年 ブカレスト・ライヴ』が初登場。1964年9月15日、カラヤンがウィーン・フィルと共にジョルジュ・エネスコ国際音楽祭で披露したモーツァルト「交響曲第40番ト短調 K.550」とブラームス「交響曲第1番ハ短調 Op.68」のライヴ録音盤となっている。カラヤンの唸り声がオケを引き締め、盛り上げる様子など、普段の録音からはあらわれてこないナマのパフォーマンスを垣間見ることが出来る幻の一枚となっている。

 また海上自衛隊東京音楽隊による2アイテムが、2週連続のチャートインを飾った。23万人の自衛官唯一のヴォーカリスト三宅由佳莉がピュアな美声で歌い上げる『祈り 未来への歌声』が12位に53回目のチャートイン。18位の『吹奏楽コンクール自由曲選「風を織る」』は、初登場から2週連続のチャートインとなった。少人数作品から難易度の高い大編成作品まで、様々な作品を収録されており、コンクール自由曲の選曲には最適な一枚となっている。

text:yokano

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