2015/02/17
鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、映画『エンドレス・ポエトリー』の制作発表を2月15日に行った。
『エンドレス・ポエトリー』は、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の自叙伝『リアリティのダンス』の続編となるもので、舞台は故郷トコピージャから首都サンティアゴへ。様々な悩みや葛藤を抱えた青年時代のホドロフスキーが、当時チリで出会った詩人、アーティスト、パフォーマーなど、アヴァンギャルドなカルチャー・シーンの人々との交流を、虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で描き、観た人が真の自分を発見する手がかりになる、まさに"生きること"への招待ともいうべき作品となる。
2月15日に行われた製作発表で監督は、「人生の美しさを発見するため、我々は“ポエティカル・アクション”を起こさねばなりません。」と語り、製作資金の一部を、2月15日よりクラウンドファンディングの代名詞と言えるアメリカのキックスターターで募ることを明らにした。
ホドロフスキー監督の「世の中のすべてのお金は詩に換えられるべきだ。」という考えから、このプロジェクトは、寄与した金額と同額をホドロフスキーが「ポエティックマネー」(DINERO POÉTICO)と両替し、お返しするという奇想天外な方法で資金が募られる。
ポエティック・マネーには【1】【10】【100】の3種類が存在し、絵柄もそれぞれ2種類あり、お札にはホドロフスキーのお金に関する詩が、一種類につき1つ記載されている。さらに1000ドル以上を寄付すると、ホドロフスキーの「ポエティックチェック」が発行されるという仕組みになっている。
その他にもプレミア試写会への招待券や映画のエンド・クレジットでの名前の記載など、金額に応じ様々な特典がつき、目標額は35万ドルとなっている。このキックスターター・キャンペーンは、2月15日から3月22日まで35日間行われる。
◎日本版キックスターター
http://www.poesiasinfin.com/kickstarter/ja.php
ポスタークレジット:(c)Alejandro Jodorowsky & Pascale Montandon-Jodorowsky
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