2015/01/16
新国立劇場にて、2015/2016シーズンのラインナップ発表会が1月16日に開催され、飯守泰次郎オペラ芸術監督、大原永子舞踊芸術監督、宮田慶子演劇芸術監督が、各演目について紹介した。
合計10作が上演されるオペラ公演について、飯森監督は「今シーズンはオーソドックスなラインナップでしたが、来シーズンはバラエティ豊かな作品の数々を揃えました。」と紹介した。まず開幕公演は、劇場内外からの強い希望によりワーグナー楽劇『ニーベルングの指環』序夜「ラインの黄金」。演出家ゲッツ・フリードリヒが晩年に手掛けたフィンランド国立歌劇場の制作によるプロダクションで上演される。その他、新制作は新国立劇場初挑戦であり、日本では滅多に上演されることのないヤナーチェク『イェヌーファ』と、2002年以来14年ぶりの登場となるマスネの代表作『ウェルテル』の計3作が上演される。
また、バレエはオペラ作品としても人気の高い『ホフマン物語』で開幕し、2016年1月には『ニュー・イヤー・バレエ』と題し、バランシンの『セレナーデ』や、牧阿佐美版『ライモンダ』などバレエの名場面を集めた公演も予定されている。演劇は、井上芳雄やシルビア・グラブらミュージカル界きっての実力者とオーケストラによる本格的なミュージカル『パッション』で開幕。そして、目玉公演として2015年12月からは日本の影の戦後史とも呼ばれる鄭 義信による書き下ろし三部作が一挙上演される。
◎新国立劇場 主催公演2015/2016シーズン
オペラ:
・楽劇「ニーベルングの指環」序夜ラインの黄金
・トスカ
・ファルスタッフ
・魔笛
・イェヌーファ
・サロメ
・ウェルテル
・アンドレア・シェニエ
・ローエングリン
・夕鶴
バレエ:
・ホフマン物語
・くるみ割り人形
・ニューイヤー・バレエ
・ラ・シルフィード/Men Y Men
・ドン・キホーテ
・アラジン
ダンス:
・近松 DANCE 弐題Aプログラム「エゴイズム」Bプログラム「近松の女」
・新国立劇場バレエ団DANCE to the Future 2016
・平山素子「Hybrid –Rhythm & Dance」(ハイブリッド ─リズム&ダンス)
・高谷史郎(ダムタイプ)「CHROMA」(クロマ)
演劇:
・パッション
・桜の園
・バグダッド動物園のベンガルタイガー
・鄭義信三部作 Vol.1焼肉ドラゴン
・鄭義信三部作 Vol.2たとえば野に咲く花のように
・鄭義信三部作 Vol.3パーマ屋スミレ
・あわれ彼女は娼婦
・竹取物語 ~よみがえり篇~(仮題)
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