2014/05/19 17:30
ボストン交響楽団準首席オーボエ奏者の若尾圭介が、ニュー・アルバム『若尾圭介~フランス・オーボエ作品集~』のリリース記念イベントを、5月17日タワーレコード渋谷店にて行った。
5月9日と10日に15年振りの来日公演を果たしたボストン交響楽団。若尾がボストン響に入団したのは、1990年だ。若尾は入団について「結婚や子供が生まれたことに匹敵するくらい、今までの人生で大きな3つの喜びのうちの1つです。」と語った。また、当時 音楽監督を務めていた小澤征爾との面接で「何か質問はありますか?」との問いに「何を心掛けて仕事をしたら良いですか?」と聞いたところ、小澤から返ってきた答えは「ステージの上で、オーボエさえ吹いてくれれば良い。特に僕が指揮する時に、上手に吹いてくれれば、あとは何をしていても良いですから。」だったと、小澤征爾らしいエピソードを明かした。
また、子供の頃は体を動かすことが大好きで、冬はラグビー、夏は野球に明け暮れていたという。今もコンサートが終わると、急いで着替えてボストン・レッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・パークまで向かい、野球を楽しんでいる。「レッドソックスで活躍している日本人を見ると、同じ日本人として刺激をもらえます。」と述べた。
イベントでは、トークとともにアルバムの中から3曲と、アンコールとして菅野 よう子「花は咲く」と、ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」が演奏された。普段のホールと違って、若尾の息づかいから、繊細なピアニッシモまで、目の前で音色を楽しめるという贅沢なシチュエーション。ファン達は音色に身を任せて、つかの間のコンサートを楽しんだ。
今回リリースされたアルバムは、パリへ旅行していた時の奥様からのリクエストをきっかけに、制作された。「皆さん、それぞれに歴史があると思いますが、このアルバムは私の1年前の歴史の一部です。家族でパリへ旅行中に思いがけず制作したCD。是非、手に取って聴いてみてください。」と締めくくった。
◎リリース情報
『若尾圭介 ~フランス・オーボエ作品集~』
2014/04/09 RELEASE
WPCS-12677 2,600円(plus tax)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像


【HotShotDiscs】若尾圭介が贈る、フランス音楽の旅
アリス=紗良・オット&トリスターノ、ピアノ・デュオ・アルバム『スキャンダル』を引っ提げ6月に日本上陸
来日中のウィーン少年合唱団、アンコールではアナ雪も
光の魔術師アルローが演出する、シュトラウス作曲『アラベッラ』いよいよ開幕










