2013/06/06
(左から)福島保氏、野村萬斎、生瀬勝久、土田晃之、白石康次郎氏
「第32回イエローリボン賞(ベスト・ファーザー)」の発表・授賞式が5日、東京都内で行われ、狂言師の野村萬斎、俳優の生瀬勝久らが出席した。
その年の最も“すてきなお父さん”に贈られる同賞。「学術・文化部門」で受賞した野村は、父親の野村万作も2003年に受賞しており、親子2代での受賞となったことに「大変ありがたい」と感謝。
「父が受賞したのは10年前。あまり褒められることもなかったのに、この時は『息子のおかげで賞をもらえた』と言われたのでえらく覚えています」と感慨深げに振り返り「僕から見ると父は(狂言の)先生でもあるので、ベスト・ティーチャーなのかもしれません。そういう意味では、私の息子もいつか(この賞を)頂戴できればいいなと思う」と親子三代での受賞に意欲を見せた。
「芸能部門」で受賞した生瀬は、「私は役者ですが、役者として賞を頂いたことはない。今回はまず人として認められたということで、これからは役者として精進していきたい」と冗談交じりに喜びを語った。
また、「役者はプライベートをあまり公開すべきでない」という生瀬は「結婚している、子どもがいるということをあまり公にしてなかったのに、なぜ僕が“いい父親である”とバレたのか…」と語り、笑いを誘った。
家庭内では、「“おはようございます”から“おやすみなさい”まで敬語のあいさつを大切にしている」という生瀬。子育てに当たっては「威厳のある父親を演じているところもある。(子どもにとって)妻は甘える存在であり、父親はちょっと面倒くさかったり、絶対に動かないというような存在でありたい」と考えを述べた。
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