2023/04/14 18:30
メタリカの「マスター・オブ・パペッツ」がたどってきた道のりを見れば、いかに興味深い時代に今なっているか実感するだろう。
約8分30秒の同楽曲は1986年、今とは違ったポップスがセールス・チャートを席巻し、L.A.メタルも全盛だった時代に誕生している。
メタリカの3rdアルバムの表題曲である「マスター・オブ・パペッツ」は、後にバンドの代表曲となる「ワン」にも通ずる破壊力を持ち合わせている。
ドラマ『ストレンジャー・シングス』内で「マスター・オブ・パペッツ」が使用された際、エディ・マンソンはまさしくその破壊力をギターで操っていた。劇中で同曲が登場したシーンは忘れがたいものだった。そのあまりのインパクトにより「マスター・オブ・パペッツ」は各種ストリーミングサービスで火がつき、ついに初めて米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のトップ40圏内にチャートインした。
メタリカは今週、アメリカの人気TV番組『ジミー・キンメル・ライブ!』でレジデンシーを行っていて、初日には新曲「ルクス・エテルナ」、2日目には1991年リリースの5thアルバム『メタリカ』(通称:ブラック・アルバム)から「Holier Than Thou」を披露し、最終日には今回の「マスター・オブ・パペッツ」をフルで演奏した。司会のジミーによると「マスター・オブ・パペッツ」は番組で今まで披露された楽曲の中で最長のパフォーマンスになったとのことだ。
初日の放送でジェイムズ・ヘットフィールドは『ストレンジャー・シングス』内での楽曲使用を許可したことは簡単な選択だったと話し、それがきっかけで「マスター・オブ・パペッツ」に惹かれる人が出てきていることに関して「信じられない」と明かした。ラーズは「1986年に作曲した9分間のヘヴィメタル・ソングだ。ドラマをきっかけに曲を知った殆どの人たちより25~30年前に誕生しているんだ。意味がわからないよ。この状況を予想できた人なんていないと思う」と付け足した。
今回の『ジミー・キンメル・ライブ!』でのレジデンシーは4月14日にリリースとなった11thアルバム『72シーズンズ』の発売を祝したものとなっている。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



メタリカ、『ジミー・キンメル・ライブ!』で「Holier Than Thou」を披露
メタリカ、米TV番組『ジミー・キンメル・ライブ!』をジャック&初日に「ルクス・エテルナ」を演奏
メタリカ、『72シーズンズ』発売記念パネル展&「ご当地メタリカ」ARフォトフレーム体験が実施
オジー/ガンズ/AC/DC/メタリカ/トゥール/アイアン・メイデン、初開催のメタル・フェス【パワー・トリップ】に出演決定
メタリカ、ニューAL『72シーズンズ』から7分半のタイトル・トラック解禁










