2022/11/15
ザ・ローリング・ストーンズが1963年から1969年に発表したモノ・ミックスをすべて収録した16枚組LPボックス『ザ・ローリング・ストーンズ・イン・MONO』が初の限定版カラー仕様で2023年1月20日に発売する。日本ではUNIVERSAL MUSIC STORE限定発売となる(輸入盤のみの取り扱い)。
このボックス・セットは、2016年にブラックLP、CD、デジタル配信でリリースされたが、今回の最新エディションはザ・ローリング・ストーンズが1960年代に発表したすべての作品(全186曲 / 180g重量盤LP16枚に収録)を、とりどりのカラーLP(計14色)に収めたものとなっている。それぞれのLPレコードの色は、『Aftermath』や『Beggars Banquet』といった名盤群のオリジナル・ジャケットのデザインに合わせたものになっている。
このボックス・セットだけに収録される2枚組コンピレーションLP『Stray Cats』には、その他の14枚のアルバムに収録されていない1960年代のザ・ローリング・ストーンズの全楽曲(24曲)がまとめられている。ここには、「Poison Ivy」(2ヴァージョン)、バレット・ストロングが1959年に出したヒット曲のカヴァー「Money」、そして「Fortune Teller」といった楽曲が収められている。さらには、「Con Le Mie Lacrime」(「As Tears Go By」のイタリア語ヴァージョン)、「Stoned」(シングル「I Wanna Be Your Man [彼氏になりたい] 」のB面に収録されたインストゥルメンタル・ナンバー)、1965年にスタジオでレコーディングされたオーティス・レディングのカヴァー「I've Been Loving You Too Long(恋をしすぎた)」のアウトテイクなどのレア・トラックも含まれている。これらのうち「I've Been Loving You Too Long」は、1966年のアルバム『Got Live If You Want It!』に収録されているヴァージョンでは、観客の歓声をダビングし、あたかもライヴ録音であるかのように仕立てられていたが、今回はその歓声がない状態で聴くことができる。
さらには、米ローリング・ストーン誌のシニア・エディターであるデヴィット・フリックによるエッセイが、合紙綴じ(フルフラット)で製本された4色刷り・48ページのデラックス・ブックレットに収録されている。このブックレットには、著名な写真家であるテリー・オニールが撮影しためずらしい写真が数多く掲載されている。全16枚のLPはオリジナルのフルカラー・アルバム・ジャケットに収められ、ブックレットとともに一体型の特製のボックスに収められている。
本作に使用されている音源には、【グラミー賞】受賞歴を持つエンジニア、ボブ・ラドウィックによって、ゲートウェイ・マスタリングでリマスターが施されている。このプロジェクトでは、オリジナルのマスター・テープがサンプリングレート2,822,400ビットのダイレクトストリームデジタル(DSD)でデジタル変換されている。またレコードのカッティングは、ショーン・マギーがアビー・ロード・スタジオで行っている。今回のプロジェクトは、【グラミー賞】受賞歴のあるABKCOの主任オーディオ・エンジニアのテリ・ランディが監修している。
◎リリース情報
『ザ・ローリング・ストーンズ・イン・MONO(Limited Colour Edition)』
2023/1/20 RELEASE
63,800円(tax incl.)
※輸入盤のみの発売
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