2022/05/31
エルヴィス・コステロにとっての最初のバンド、ラスティが、初のレコーディング作品『ザ・レザレクション・オブ・ラスト』をリリースすることがわかった。
バンドが1972年に行った初ライブから50周年を記念して、そのパートナーであるアラン・メイズと、コステロ曰く「もしそうさせてもらえてたなら、僕らが18歳の時に作ったであろうレコード」のため再結成が実現した。
コステロは、1972年の元旦にメイズのバンド、ラスティに加入した。その後12か月間で彼らは、ほとんど空っぽのクラブからリヴァプールで最も美しいヴィクトリア朝のリサイタル・ホールまで数多くのギグをこなした。ウィドネス近くの未踏の地にさえ足を踏み入れた彼らだったが、レコーディング・スタジオにはたどり着くことができず、50年を経て、今回デビュー作がリリースされることになった。
ラスティにとって初レコーディング作品『ザ・レザレクション・オブ・ラスト』のプロデュースは、コステロとセバスチャン・クリスが担当し、演奏にはコステロのバンドのジ・インポスターズも参加している。
本作を構成するのは、ラスティが1972年のステージで披露していたセットリストから選ばれた6曲の新録音だ(日本盤は全7曲収録)。デュエットで歌われる、ニック・ロウの1972年の曲「サレンダー・トゥ・ザ・リズム」と「ドント・ルーズ・ユア・グリップ・オン・ラヴ」、米ケンタッキー出身ソングライター、ジム・フォードによる「アイム・アヘッド・イフ・アイ・キャン・クイット・ホワイル・アイム・ビハインド」、オリジナル2曲「ウォーム・ハウス(アンド・アン・アワー・オブ・ジョイ)」(マクマナス作)と「モーリーン&サム」(メイズとマクマナスの共作)、そしてニール・ヤングの「エヴリボディ・ノウズ」と「ダンス・ダンス・ダンス」は1曲にアレンジされ、後者ではコステロがエレクトリック・ヴァイオリンを初披露している。
『ザ・レザレクション・オブ・ラスト』は、2022年5月29日に英リーズで開始した全英ツアーの会場で販売中だ。CDリリースとデジタル配信は6月10日で、夏以降にアナログ盤のリリースも予定されている。日本盤CDは7月20日発売で、当時の貴重なデモ音源が1曲ボーナス・トラックとして収録される。
◎リリース情報
アルバム『ザ・レザレクション・オブ・ラスト』
2022/7/20 RELEASE
UICY-16089 2,420円(tax incl.)
※日本盤のみSHM-CD仕様、日本盤ボーナス・トラック1曲収録
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