2022/02/03
現地時間2022年2月1日、ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッドが、最新アート作品となるバンドの抽象的な絵画をお披露目した。この巨大な絵画は、英ロンドンのシェパーズ・ブッシュにあるウッド・レーンとアリエル・ウェイの角で展示されており、ウッドのサインも入っている。
ウッドは、「素晴らしいです。私が絵を描ける事をやっと知ってもらえたので」と嬉しそうに話し、「私が絵を描ける事は誰も知らないので、人々に知ってもらえるようにしなければならないと思ってました」と説明している。故パブロ・ピカソの『The Three Dancers(三人の踊り子)』から着想を得た今作は、『Abstract Performance(抽象的なパフォーマンス)』と名付けられており、彼が故チャーリー・ワッツ、キース・リチャーズ、ミック・ジャガーらザ・ローリング・ストーンズのメンバーとともにステージに立つ姿を捉えている。
2020年に完成させたというこの絵画はシリーズの一部で、どの絵画もミック・ジャガーだけヌードだそうだ。ウッドは、「(このシリーズで)彼がヌードなのは、ピカソの“The Three Dancers”にインスパイアされたからで、あの作品では全員がヌードで踊っています。なので、いいじゃないかと思ったんです。素晴らしい表現法ではないですか」と話している。また、昨年8月に80歳に亡くなった故チャーリー・ワッツについては、スティーヴ・ジョーダンを代理のドラマーとして迎え、ワッツなしでツアーを続けていい、と彼が言ってくれたことはメンバー全員にとって大きな意味があることだったと振り返った。
ザ・ローリング・ストーンズは、今年の夏にもツアーを行いたいそうだ。バンドは、2021年11月に【ノー・フィルター・ツアー】の4回目の行程を終えたばかりだ。米ビルボード・ツアー・チャート“Billboard Boxscore”に報告された数字によると、ツアーは全米14公演で577,000枚のチケットを売り、1億3,090万ドル(約148億円)収入を得た。これにより、ハリー・スタイルズが記録した9,500万ドル(約107億円)を超え、コロナ禍以降で初めて1億ドルを超えたツアーとなった。
またウッドは、2021年4月に亡くなったエディンバラ公爵フィリップ王配を描いたことについても語った。彼の死の直後に完成した作品について、「とても満足しています。公爵を木炭と茶色いセピアのパステルで描いたもので、完成させたのは彼が亡くなった直後でした。彼に見せようと思っていたんです。そのことをウィリアム王子が聞きつけて、ケンジントン宮殿で彼に見せて欲しいと言われました。女王に見せたいそうなので、大変光栄に思います」とウッドは話した。
ウッドは、自身のウェブサイトにて『Abstract Performance』の限定プリントを現地時間2月15日まで発売している。
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