2021/09/24
現地時間2021年9月20日、ザ・ローリング・ストーンズが、長年のドラマーであるチャーリー・ワッツが亡くなって以来初めてのライブを米マサチューセッツ州フォックスボロにあるジレット・スタジアムで行い、亡き友人のワッツに公演を捧げた。
NFLニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトが主催したこのプライベート・ショーで、キース・リチャーズとロニー・ウッドの腕を肩にもたせかけながら感情的になったミック・ジャガーは、集まった300人の観客に向けて「私たちにとって、少し切ない夜だね」と述べた。「なぜなら、今回は59年ぶりに愛すべきチャーリー・ワッツのいない初めてのツアーだから。私たちみんな、チャーリーがいなくてとても寂しいよ。バンドとしての彼も、友達としての彼も、ステージ上やステージ以外でも、彼がいなくて寂しい。私たちには、チャーリーとの思い出がたくさんあります。以前、私たちを観たことがある皆さんの中にも、チャーリーの思い出があると思います。そして、私たちと同じように彼のことを覚えていてくれることを願います。ですから、このショーをチャーリーに捧げたいと思います」と続けた。
ロニー・ウッドは、「チャーリー、僕らは君のために祈るよ。そして、君のために演奏するよ!」とジャガーに続いてワッツを偲んだ。14曲が演奏されたこのショーは、ツアー・ドラマーのスティーヴ・ジョーダンのウォームアップ・デビュー公演となった。先月他界した故チャーリー・ワッツが1963年1月にザ・ローリング・ストーンズに参加して以来、彼がドラマーとして参加しないコンサートは今回が初となった。
米ローリング・ストーン誌によると、この日のセットでは、10月22日に発売される40周年記念アルバム『刺青の男』に収録予定で、同アルバムのセッション時にもともとチャイ・ライツのために録音された彼らの「Troubles A-Comin'」のカバーがライブで初めて演奏された。また、同じくライブ初披露となったパンデミック・アンセムの「Living In a Ghost Town」、2005年以来初めてライブで演奏された「19th Nervous Breakdown」、ヒット曲「Brown Sugar」、「Honky Tonk Women」、「Let's Spend the Night Together」なども披露された。
それ以外にも、「Tumbling Dice」、「You Can't Always Get What You Want」、「Midnight Rambler」、「Miss You」、「Start Me Up」、「Gimme Shelter」、「Sympathy for the Devil」、「Jumpin' Jack Flash」、「(I Can't Get No) Satisfaction」とヒット曲満載のセットリストとなった。
パンデミックにより延期となっていたザ・ローリング・ストーンズの【No Filter Tour】は、9月26日に米セントルイスのドーム・アット・アメリカズ・センターでキックオフする。
— Mick Jagger (@MickJagger) September 21, 2021
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