2021/09/15 12:10
モダン・ジャズの代表的ドラマー、アート・ブレイキー率いるジャズの名門バンド、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの1961年の初来日ツアーの模様を収録した未発表ライブ・アルバム『ファースト・フライト・トゥ・トーキョー』が、2021年11月5日に全世界発売される。
ツアーの最終公演である東京・日比谷音楽堂でのステージを収録したもので、リー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ジミー・メリット(b)という最強の布陣による、「モーニン」、「ブルース・マーチ」、「チュニジアの夜」など代表的レパートリー満載の白熱のステージを記録している。
このツアーは、初の本格的なモダン・ジャズ・グループの来日公演で、全国で空前のジャズ・ブームが巻き起こるきっかけとなった、日本音楽史においても記念すべき公演。蕎麦屋の出前持ちが「モーニン」を口笛で吹きながら自転車を漕いでいたというエピソードが残っているほど、当時アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの音楽は一般層にまで浸透し、現代に至る日本ジャズ文化の発展に大きく寄与した。
本アルバムの音源は、来日ツアーを追いかけたドキュメンタリー映画『黒いさくれつ』用に記録されたものだったが、権利の問題で映画がお蔵入りになってフィルムが破棄され、それ以降マスターテープの所在も長らく不明となっていた。2017年に映画スタッフの遺品からテープが発見され、数年間にわたるリサーチの末、米国ブルーノート・レコードから全世界リリースが実現した。
CDブックレットには、ブルーノート・レコード社長のドン・ウォズよるウェイン・ショーターへのインタビューの他、当時を知るサックス奏者の渡辺貞夫や音楽評論家の湯川れい子のインタビュー、テープ発掘者である根本隆一郎の寄稿などが掲載される。日本盤はSHM-CD 2枚組と高音質SA-CD~SHM仕様~の2形態でリリースされる。発売に先がけ、先行トラック「モーニン」のデジタル配信がスタートした。
◎リリース情報
アルバム『ファースト・フライト・トゥ・トーキョー』
2021/11/5 RELEASE
【SHM-CD 2枚組】UCCQ-1145/6 / 3,520円(tax incl.)
【SA-CD~SHM仕様】UCGQ-9028 / 5,280円(tax incl.)
https://ArtBlakey.lnk.to/FirstFlighttoTokyoPR
Photo: (c) Hozumi Nakadaira
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像




ABBA、新曲「ドント・シャット・ミー・ダウン」で約40年ぶりに全英チャートTOP10入り
ビヨンセ、夫ジェイ・Zと出演するティファニーの最新キャンペーン動画で「ムーン・リバー」をカヴァー
ブライアン・メイ、「バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~」の最新MVを公開
フィル・コリンズ、ジェネシス再結成ツアーを控える中「ドラム・スティックを持つのがやっと」と明かす
オジー・オズボーン、『No More Tears』30周年記念で親友レミーとの“夢のデュエット”曲配信










