2021/07/27 10:49
湯浅政明監督のアニメーション映画『犬王』が2022年初夏から公開される。
【第78回ヴェネチア国際映画祭】オリゾンティ・コンペティション部門に選出された同作は、室町の知られざるポップスター「犬王」から生まれた物語を描くミュージカルアニメーション。キャラクター原案を松本大洋、脚本を野木亜紀子、音楽を大友良英が担当し、古川日出男『平家物語 犬王の巻』をもとにしている。
犬王役をアヴちゃん(女王蜂)、犬王とバディを組む友魚役を森山未來が演じる。今回の発表とあわせて特報が公開された。
◎アヴちゃん コメント
普段女王として生きているわたしが、今回「王」として生きる機会を頂きました。
「犬王」。
まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。
ああ!来年をおたのしみに!
◎森山未來 コメント
現存する能楽が確立される前なのだから自由な発想で演じられていい、という考えのもとに湯浅監督が生み出したぶっ飛び能楽アニメーション「犬王」。琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる「能楽」の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか。
◎大友良英 コメント
正直に書きます。湯浅監督の具体的なのか抽象的なのかさっぱりわからない無茶苦茶な注文と、素人目には何が描かれているか皆目検討がつかないスケッチ段階の動画に翻弄されまくった3年間でした。でもただ翻弄され続けただけならとっくにやめてます。絵が立ち現れ歌や音ともに動き出した時の興奮と感動をいったい何度味わったことか。気づくと自分も「犬王」の世界にすっかり没入していました。とんでもない作品です。大傑作です!
◎湯浅政明監督 コメント
2人の物語が多くの人に知られると嬉しい。
室町時代にロックな演奏で歌唱で舞で、自分の生き方を貫き、宿命的な奈落から駆け上がって行った2人。映画は見てるだけで胸が熱く、あがるものになるはずです。オーパーツは至る所にあったはず。我々は多くの物語を知らなすぎる。彼らが認められ、称賛されることは、どの時代をも真直に生きる者達が報われる事だ。
◎映画情報
『犬王』
2022年初夏公開
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子
キャラクター原案:松本大洋
アニメーション制作:サイエンスSARU
音楽:大友良英
原作:古川日出男『平家物語 犬王の巻』(河出書房新社)
声の出演:
アヴちゃん(女王蜂)
森山未來
配給:アニプレックス、アスミック・エース
(C)“INU-OH” Film Partners
https://youtu.be/ORfqoRY5dYI
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