Special
東京パフォーマンスドール 『BRAND NEW STORY』インタビュー
最近のアイドルやガールズグループには、既存のイメージを破壊することで新しいものを見せていく者たちが多かったが、昨年最誕した新生・東京パフォーマンスドールは、先代の残したものを踏襲しながらも演劇とライブを融合した【PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ『ワンバイゼロ』)】なる“アイドルエンターテインメントの最先端”と言える舞台作品で、破壊ではなく進化を見せてくれた希少な存在だ。
彼女たちは今回のインタビューで「時代を変えてみたい」「世界中を飛び回りたい」とビッグマウスも惜しみないが、それを夢物語で終わらせない可能性をしっかりとステージ上で見せている為(本文スペースにある動画をご覧頂きたい)、ここに記された9人の言葉たちは“この未来を見据えていたのか”と、後に読者を唸らせるものになると確信している。
今はまだ弱く幼すぎる少女たちが「この世界は想像したことが叶う」という【PLAY×LIVE『1×0』】のメッセージを現実にするストーリー。その本編の始まりに新生・東京パフォーマンスドール、全員インタビューを公開する。
メンバー:
高嶋菜七(タカシマナナ/リーダー/兵庫県出身/17歳)
上西星来(ジョウニシセイラ/愛知県出身/17歳)
櫻井紗季(サクライサキ/山口県出身/17歳)
浜崎香帆(ハマサキカホ/福岡県出身/17歳)
脇あかり(ワキアカリ/大分県出身/16歳)
飯田桜子(イイダサクラコ/東京都出身/16歳)
神宮沙紀(シングウサキ/群馬県出身/15歳)
小林晏夕(コバヤシアンユ/静岡県出身/15歳)
橘二葉(タチバナフタバ/和歌山県出身/15歳)
ちゃんと演劇もやっている上で歌もダンスも出来るのがTPD
--リーダーにお聞きしたいんですが、東京パフォーマンスドールってどんな女の子たちが集まったグループだと思いますか?
▲東京パフォーマンスドール 2014.6.11デビューSg「BRAND NEW STORY」 -Music Video- (short ver.)
高嶋菜七:あの、個性的と言いますか、本当に9人全員が性格かぶってないんですね。例えば、ラコちゃん(飯田桜子)は癒し系だったり、そういう役割をひとりひとりが果たしているというか。なので、24時間観察して頂けたら面白いんじゃないかなと。
--みんなどういう関係性だったりするんでしょう? 仲間という意識が強いのか、ライバルという意識が強いのか、まだよく分かってなかったりするのか。
高嶋菜七:稽古時間がすごく長いので、家族じゃないんですけど、でも友達でもなく、とは言え仲間であり、ライバルでもあり、なんかちょっとよく分からない関係で……分かりますか? この気持ち。
--(笑)。言いたいことは分かります。
高嶋菜七:そんな感じです。だからもう体の一部……というか、一心同体的なところはあります。
--「ライバルでもあり」とありましたが、9人の中で特にバチバチしてるライバル同士っていたりするんですか?
浜崎香帆:それはないよね?
高嶋菜七:今言ったんですけど、そんなには……(笑)。
神宮沙紀:ちょっと格好良く言ってみたかったんだと思います。
--(笑)。2013年8月より【PLAY×LIVE『1×0』】をエピソード1~5まで連鎖的に上演してきましたが、あそこまで芸術性の高いアイドルエンターテインメントを体感したのは初めてだったので、素直に驚きました。自分たちでは【PLAY×LIVE『1×0』】にどんな印象を持たれているんでしょう?
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 2 Official Digest
橘二葉:不思議な世界だなって思いました。シブヤの地下に落ちるなんて現実には絶対ありえないことじゃないですか。だからセリフとかも最初はなかなか感情を込められなくて……。
上西星来:最初は何にも理解できなかったです。一体どこから手をつけていいのか分からないレベルで、何もかもイチからのスタートだったんですよ。
高嶋菜七:“オブジェ”って呼んでるボックスを使ったパフォーマンスがあるんですけど、まず「なんでボックス動かすんやろう?」っいうところから始まって。後から映像で客観的に観て「あ、これの為だったんだ!」って分かる感じ。演じている側はただ単にひたすら動かしてるだけなんで、「あ、そういう深い意味があったんだ!」って理解するのは全部後からなんです。
--後から映像観れば、例えば「ここで箱を動かすと、私の名前が浮かび上がるんだ」って分かるけど、舞台中は「ここで動かして」と言われたから動かしてるだけだったっていう。
高嶋菜七:そうです! 「あーーーーーー!」って叫びながら回ってたりとかしても、「なんでここで叫びながら回らないといけないの?」って思ってて。後から「シブヤの地下に落ちてる過程だったんだな」っていう。
上西星来:最後のエピソード 5までやり終えても、分かっていない部分があって。で、アンコール公演でもう一度説明を受けて「そういう深い意味もあるんだ!」って気付けたんです。
--普通のアイドルやガールズグループだったら、まずは歌とダンスのレッスンに集中する訳ですけど、新生・東京パフォーマンスドールの場合は演技、プロジェクションマッピングに合わせたアクション、ラップ、スキャット、パペット使い等、いきなりマスターしなきゃいけないことが他にもたくさんあったじゃないですか。
櫻井紗季:最初にそれを知ったときは「これ、出来るの?」って。演技初心者の私たちにそんないろんなことが出来るのかと思っていたんですけど、必死にもがきながらやってたら、自然と頭の中に入ってきて、体に染み着いてきました。
高嶋菜七:大変でしたけど、例えば「演劇やってるから歌とダンスは出来ないんだ」って言われるのは絶対嫌なので、「ちゃんと演劇もやっている上で歌もダンスも出来るのがTPDなんだな」って言ってもらえるようなグループでありたいとずっと思っています。
--「一番大変だったな」と思うのはどんなこと?
高嶋菜七:大変だったというか、最初に「わー!これ、するんや」と思ったのは、パペットでした。パペットは幼稚園のとき大好きだったんですけど、まさか17歳になってパペットするとは思わなくて。しかも人前でパペットを披露するってなかなかないことだから、最初はクマの声でセリフを言ったりするのが「あー、恥ずかしい!」って(笑)。でもやっていくうちに「やりきってなんぼ!」みたいな気持ちになって、もっとクマに似せる為にクマの動画見たり……。
--クマの研究(笑)。
高嶋菜七:やっていくうちに楽しくなるんやなって思いました。
櫻井紗季:あと、エピソード 5の劇中歌でタップダンスをやったんですけど、講師の方に教えて頂いたときに、やっぱりみんな初めての経験だったので、想像以上にしんどくて。他のダンスとは同じ一時間でも体力の消耗ぶりが全然違って、汗だっくだくで、もう喋れないぐらいの状態になる。なので「これ、間に合うのかな?」っていう感じだったんですけど、本番でやってみたら格好良かったので、今後もどこかで披露する機会があったらいいなって思ってます。
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 5 Official Digest
脇あかり:一番難しかったのは……やっぱり演技ですね。まずセリフを覚えなきゃいけないし、舞台に立たなくちゃいけないし、動きながら演技しなきゃいけないし……っていうのが、自分の中では一番難しかったです。
飯田桜子:自分が主役じゃないときは、アンサンブルとして主役を支えるんですけど、気配を消すようにしてボックスを移動させたりする。そこでどう気配を消すのかっていうのが難しかったです。特にエピソード 3。どう主役を驚かせるかとか、いろいろ考えました。
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 3 Official Digest
小林晏夕:私もやっぱり演技なんですけど、台本をもらったときに役名が自分と同じ名前なので、もうひとりの自分を演じるみたいな感じで、困ったことがたくさんあったんです。「なんで私はこのセリフを言うんだろう?」とか「ここはどういう気持ちなんだろう?」とか。でも答えは何個もあって、どれが正解なのか分からなくなったときもあって大変でした。ただ、それが楽しくもあって。自分で読み取っていったらもっとアンユになりきれると思って頑張りました。
上西星来:エピソードごとに主役が変わるんですけど、私の場合、相手役をどんな風に見せたいか、自分は相手役をどう思っているか探るのが難しくて。相手役が会場のどこに顔を向けたら、お客さんの視線を集められるかとか。あと、自分が主役じゃないエピソードのときに、どうやれば主役のときと同じ感情のままそこに居れるのか。そこはまだまだ勉強中です。
浜崎香帆:初演のときは自分のセリフを発して、動く。その流れが上手く出来なくて、全く相手役のイサキ(櫻井紗季)の動きとか見れてなかったし、セリフも聞き取れてなくって。後から映像を見返したら恥ずかしくなっちゃって最後まで観れなくて! でもエピソード 3のニューバージョン公演のとき、ウォーリーさん(ウォーリー木下/PLAY×LIVE『1×0』の演出担当)から「台本に素直になりすぎ」って言われて、確かにその通りだなって気付けました。あとひとつはエピソード 5でスキャットをやらせて頂いてるんですけど、スキャットのレコーディングだけで2時間かかってしまって。口が回らなくて……デ、デ、デディブ!みたいな。
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 4 Official Digest
--(笑)
神宮沙紀:私はエピソード 4が主役の回なんですけど、記憶を無くす役になっていまして。ただ、実際に記憶喪失の方を見たことがないので、私の中ではほとんどフィクションというか、空想で演じるしかなかったんです。それは苦戦しちゃったんですけど、ニューバージョンではさらに頑張ろうと思ってます。
橘二葉:私が一番大変だと思ったのは、プロジェクションマッピングを使ってのパフォーマンス。位置がちょっとズレただけでも練習してきたものがすべてダメになるし、ステージも台無しになってしまうので、そこは凄い集中力を必要としました。
リリース情報
BRAND NEW STORY
- 2014/06/11 RELEASE
- 初回生産限定盤A[ESCL-4222/3(CD+DVD)]
- 定価:¥1,650(tax in.)
- 初回生産限定盤Aの詳細・購入はこちらから>>
- 初回生産限定盤Bの詳細・購入はこちらから>>
- 初回生産限定盤Cの詳細・購入はこちらから>>
- デジタルセレクトカップリング盤の詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
「今までになかったね、こんなグループ」
時代を変えてみたい。。
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 1 Official Digest
--それだけ大変なことがある中で「もう無理かも」って投げ出しそうになったり、逃げ出したくなったりしたことはなかったの?
高嶋菜七:諦めようとは思わなかったんですけど、正直、心がちぎれそうなときはありました。「これ以上は頭に入らないな」っていうところまで行ったことはあったんですけど、これを乗り越えたら!って思って何とか乗り切って。
上西星来:私的に一番「もう無理だ~」って思ったのは、初演のエピソード 1が始まるとき。1は全部イチから覚えなきゃいけなかったから、すごく大変で。でも家族とか友達とかに送り出してもらって上京して、おばあちゃんからも電話で「先生やスタッフさんにもっと感謝しなさいよ」ってずっと言われていたんで、途中で投げ出すなんて絶対出来ない!と思いました。
--よく泣いたりもするんですか? TPDのメンバーは。
高嶋菜七:泣くメンバーもいますよ。
--一番泣き虫って誰なんですか?
一同:あかりです!
脇あかり:(笑)。稽古中、よく泣いてます。怒られてとか、そういうことじゃなくて、よく分からないんですけど、急に泣いてしまうんです。
高嶋菜七:この前、楽屋でパッてあかりの顔見たら、小説読みながら泣いていました。「えぇ?」って思って。
神宮沙紀:豊かですね。
一同:(笑)
--感情がね。では、逆に何があっても泣かないメンバーは?
一同:星来ちゃん!
--あぁ~。
神宮沙紀:分かりますか?
--まだ少ししか話してないですけど、気は強いんだろうなって。
神宮沙紀:そんなことはないんですけど、そう見られがちだそうです。性格キツそうって。
--「性格キツそう」とまでは言ってないですけどね(笑)。実際、泣かない?
上西星来:泣かないですね。人前で泣くのがあんまり好きじゃない。
--桜子ちゃんはやっぱり追い詰められると「ラコビーム!」って叫ぶの?
飯田桜子:さすがに普段は発射しないです!
一同:(爆笑)
--「ラコビーム!」のくだりって『1×0』が築き上げてきたシリアスな世界観を一撃で破壊するシーンだったじゃないですか。どんな気分だったんですか?
飯田桜子:スッキリしますね。自分の指先からレーザービームが出るんですよ!それで破壊するのがすごく楽しかったです。
--まぁ何の話かよく分からない読者には、エピソード 4のDVDが絶賛発売中ですので、そちらをお買い求め頂くとして、【PLAY×LIVE『1×0』】みたいなことをやってるアイドルやガールズグループって他にいないじゃないですか。その面白さみたいなものは自分たちでも感じる?
小林晏夕:よく思うのは、他のグループさんと同じことをするのは、TPDらしさとか無くなってしまうんで、変わったことじゃないですけど、TPDにしか出来ないことをやっていけたらいいなって常に思ってます。
高嶋菜七:TPDは「今までになかったね、こんなグループ」って言ってもらえるグループにしたいんです。と言うのも、たくさんのガールズグループがこの時代にはいる訳で、私も他のアイドルさんとかのライブを観させて頂くときに、すごく強く惹かれることもあるし、魅力的だなと思うグループさんもたくさんいるんです。その中でもTPDは「立ってるだけでオーラ違うな」って言ってもらえるような存在になりたくて。その為には日々の努力はもちろん、誰も今までやったことがないような、世間を賑わすような、「こんなことするん?」って言われるようなことを積極的にどんどんしていって、時代を変えれたらいいなって思う。
--おー、格好良いですね。
高嶋菜七:時代を変えてみたい。
--その為の一歩でもあったと思うんですが、Party Rockets(5/3)、アフィリア・サーガ(5/4)、palet(5/5)、吉川友(5/6)、アップアップガールズ(仮)(5/7)、Cheeky Parade(5/8)、Negicco(5/9)、Dorothy Little Happy(5/10)、ひめキュンフルーツ缶(5/11)との9日間連続ツーマンライブがありました。実際にやってみていかがでした?
浜崎香帆:どのアーティストさんも自分の色を持っていらっしゃって、色が被ってなくって、アフィリアさんはステージに魔法の国が観えたし、アプガさんはとにかくステージが熱くて思わず乗ってしまうし、そういうアーティストさんたちとご一緒できたので、すごく濃くて良い9日間になったなって。
櫻井紗季:私たちもファンになっちゃいました。「これはもう盛り上がっちゃうよね~」っていうライブをたくさん観させてもらって。
高嶋菜七:アーティストさんの色に合わせてお客さんの色も毎日変わっていたので、それを知れるのも楽しかったし、9日間、全く飽きなくて! 毎日生まれてくる感情が全然違うものだったんですよね。今思い出しても楽しかったなって。
--【PLAY×LIVE『1×0』】はTPDにしか出来ないものだと思うんですけど、それこそライブだけで勝負します!ってなったとき、TPDが持ってる“他のグループが持ってない武器”って何だと思いますか?
高嶋菜七:ダンスサミット。先代の東京パフォーマンスドールからやってきた、ノンストップで歌って踊って早着替えもするパフォーマンスは、私たちにとってひとつの武器だと思います。MCを挟んで落ち着いたりせず、お客さんの熱を上げ続けるスタイルは私たちの強みじゃないかなって。
--ただ、先輩にも怒涛のパフォーマンスを畳み掛けるようなグループが何組かいますよね。ももクロ然り、アプガ然り。そこには「負けてたまるか」的な意識ってあったりするの?
高嶋菜七:よく「ライバルいますか?」みたいなことは聞かれるんですけど、どのグループさんもそういう目で見ていなくて、どちらかと言うと勉強させて頂いているし。だからライバルじゃないんですよね。
--それは「恐縮です」的なこと?
高嶋菜七:CDデビューする上ではやっぱり結果を出していかなきゃいけないし、そこではライバル関係になると思うんですけど、「おまえらを倒してやるー!」っていう感じではなくて。TPDは自分たちの色を大事にしていきたいんで、これからも【PLAY×LIVE『1×0』】みたいな新しいこととか、皆さんの興味を湧かせるようなことを頑張ってやっていきたいなっていう想いがあります。
--最近ってアイドルやガールズグループのイメージを破壊することで新しいものを見せていく人たちが多かったと思うんですね。でもその中のTPDの【PLAY×LIVE『1×0』】を観たとき「これは破壊じゃなく進化だ」って思ったんです。まだ誰もやってないところに踏み出したグループ。それでエピソード 5まで毎回観に行こうと思ったし……
一同:おー!
高嶋菜七:めっちゃ嬉しいです! 今、涙出そうになりました。本当に嬉しい。
--なので、今、話してくれたところの境地をぜひ目指して頂きたいなって思っていて。
神宮沙紀:進化?
高嶋菜七:めっちゃ格好良い! 進化!
神宮沙紀:進化ってあれですか? どんどん猿が人間になっていった……
一同:(笑)
--簡単に言うとそうです(笑)。
神宮沙紀:ですか! 最近習ったばっかりなんで!
--そのぐらいの年齢だもんね。なので、気になるのが【PLAY×LIVE『1×0』】とかホームじゃない、外へ出ていくときに「私たちは進化系のグループなんだ!」っていう部分をどれだけ打ち出せるかが勝負なのかなぁって。
高嶋菜七:なるほど。
--あと、東京パフォーマンスドールにとって最大のライバルになるのは、他のアイドルやガールズグループではなく、1990年代に活躍した元祖・東京パフォーマンスドールになると思うんですが、あの時代のTPDにはどんな印象を抱いているんでしょう?
高嶋菜七:武道館2daysとか映像で観させて頂いたんですけど、今の私たちも「ダイヤモンドは傷つかない」とか「WEEKEND PARADISE」とか、先代の楽曲をリアレンジバージョンという形で歌わせてもらっていますけど、その楽曲たちを先代はこんなにたくさんのお客さんと共有できてて羨ましい!って思ったので、本当に私たちもそれぐらい大きくなりたい。先代リーダーの木原さとみさんたちとお話させて頂いたときに「私たちを超えていってください」って言って下さったので、そこまで言ってもらえたからには超えたいし、武道館も横浜アリーナも目指して頑張っていきたい。
脇あかり:先代のDVDを観させてもらったときに、ステージの端から端までバァーって走ってて、それで歌もダンスもノンストップでやっていて、体力とかどうなってるんだろう?って。なんでそこまで出来るんだろう?って思いました。
--いつか武道館に立つことになったら一番に泣くんでしょうね。
脇あかり:それを想像しただけで泣きそうです(笑)。
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BRAND NEW STORY
- 2014/06/11 RELEASE
- 初回生産限定盤A[ESCL-4222/3(CD+DVD)]
- 定価:¥1,650(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
世界中を飛び回りたくて。
言葉が通じなくてもパフォーマンスで。
--先代の東京パフォーマンスドールも、他に大活躍しているアイドルグループがいて、そこで負けじと戦ってきたグループでした。歌やパフォーマンス、音楽性の格好良さはもちろん、各メンバーの個性が強烈だったことも、東京パフォーマンスドールの名が今の時代まで語り継がれてきた要因だと思うんですが、この9人もどう個性を出していくかというのはよく考えたりする?
飯田桜子:どうファンの方に見られてるのかな?って思ったりするんですけど、個性って自分たちでは分からなくて。でも対バンライブでご一緒した先輩グループさんは、凄い個性を持った方たちばかりだったので、自分たちの色をもっとTPDで出せたらいいなと思ってます。
--では、自分はこのグループでどんなキャラクターや存在になってると思いますか?という質問を1人ずつに投げかけたいんですが……
一同:えーっ!?
上西星来:自分の個性……分かんないなぁ。
--では、自分の隣に座ってるメンバーの個性について語ってください。
神宮沙紀:では、橘二葉について語ります。二葉はTPDの中で妹的な立ち位置なので、前はよく周りからいじられるだけで泣いたりしていて。でも最近ちゃんと自立し始めて……同じ歳の私が言うのもアレなんですけど(笑)。本当に自分からペラペラペラペラ喋るようになったんです。でもやっぱりマスコット、ご当地マスコットというか……
--二葉ちゃん、すごく怪訝そうな顔してますけど(笑)。
神宮沙紀:良いってことですよ。ご当地マスコットは愛されるし。
橘二葉:そっか。では、私はリーダーの高嶋菜七ちゃんについて語ります。菜七ちゃんはリーダーということもあってですね、他のメンバーのことをすごく見ていて、私がちょっと落ち込んで悩んでるときも、菜七ちゃんがイチ早く気付いてくれて、「どうしたん? 大丈夫?」とか言ってくれたりする。すごく頼れるリーダー! あと、英語がすごく上手なので、英語の勉強もリーダーを頼っています(笑)。てか、菜七ちゃん、手汗すごい。(リーダーの手を握りながら)
高嶋菜七:いやいや、手汗かいているけれども! そんなことまで言わなくていいから(笑)。じゃあ、私はイサキ(櫻井紗季)について。実は裏バラエティー班なのかなと思っていて。
櫻井紗季:裏(笑)?
高嶋菜七:ボソって言うことが面白いんですね、イサキは。だからこの娘自身は狙ってないんです。別に面白いこと言おうと思ってないんですけど、ふと発したことが面白いんですよ。【PLAY×LIVE『1×0』】で唯一MCするカーテンコールでも、告知するところで絶対に何かをかましてくる。だからバラエティーで活躍できるかなって。即興でもすごく面白いから!
櫻井紗季:なんか、喋ったら、お客さんが笑ってくれるんですよ。
一同:(笑)
櫻井紗季:よく分からないんですけど、笑ってくれる。
--天然なの?
高嶋菜七:天然ではないんですよ。しっかりしてるんです。自分の意見もめっちゃ持ってるし、大人としての意見をちゃんと持ってる。だけど、はしゃぐのも好きなので、少年の心も持ってる。
--では、イサキちゃんは脇あかりちゃんについて。
櫻井紗季:わっきーは努力家。自分たちが休憩している間でも、ステージにひとりで立って練習したり……結構ひとりが好きな娘なのかな。ひとり行動が好き。いないなと思ったら、どこかふらっと出かけている。あと、優しいです。みんなが切羽詰ってピリピリしてるときも、わっきーは和ませてくれるし、誰かが落ち込んでいればすぐ声をかけてくれるし、すごく優しい乙女です。
脇あかり:私はラコちゃん(飯田桜子)についてですよね。ラコちゃんは……可愛い系。あと、世界があるね。ビームも出すし。ね。
飯田桜子:ね。
神宮沙紀:これで2人の中では会話成立してるんですよ。
一同:(笑)
高嶋菜七:この2人似てるんですよ。2人でほわんほわーんってしてる。
脇あかり:ラコちゃんはいつも「エヘヘ」で返してくれるんで、それでみんなが和む。心の良い娘です。
--続いてお願いします。
飯田桜子:晏夕はですね、同じ歳なんですけど、見た目がすっごく大人っぽくって。私、晏夕のダンス、本当に好きで! なので、憧れの部分もあるし、だけど、内面は子供の部分もあるんですよ。うるさい。結構うるさいのでビックリする。
小林晏夕:ちょっと悪口言いました(笑)?
飯田桜子:いや、でも、すっごい喋りやすくて。最初は見た目的にクールな感じの娘なのかなって思ったんですけど、実際はすっごい話しやすいし、仲良くしやすくって……ねっ!
小林晏夕:ねっ(笑)。
飯田桜子:だから良い娘です。
--続いてお願いします。
小林晏夕:はい。上西星来ちゃんは年上で、メンバーの中で結構しっかりしているというか、落ち着いていて、悩みの相談とかにも結構乗ってくれる。あと、見た目がすごく綺麗なので、初めて会ったときには「わぁー! 美人だぁ!」って思ったんですけど、いろいろ知ってくるとギャップとかもあって、すごく良いなぁって思います。
上西星来:浜崎香帆は……満足しない。「これでいい」ってならない。ダンスとかもトコトン追及する人だし、人の世話とかもすごく上手だし、その為には自分のやりたいことも後回しにする。そこはちょっと「大丈夫かな?」って心配するときもあるんですけど、そういうことがちゃんと出来る子です。
--では、最後になります。神宮沙紀について。
高嶋菜七:大トリだ、大トリ。
神宮沙紀:超怖い!
浜崎香帆:あの、褒めたいんですけど、褒めたら後々調子に乗るんですよ(笑)。まぁでも一応言っておきますね。
神宮沙紀:一応(笑)。
浜崎香帆:神宮はTPDのお調子者。でもそれが可愛い部分でもあるし、TPDを笑わせてくれる……まぁ大体の場合はしーんとなるんですけど、みんなを盛り上げてくれる部分があるので……そういうの、なんて言うんだっけ?
--ムードメーカー?
浜崎香帆:ムードメーカー。TPDのムードメーカー的存ざ……
神宮沙紀:(ニンマリ顔)
一同:うわぁー!
浜崎香帆:本当は言いたくないんですけど、ムードメーカー的存在かなと。
神宮沙紀:へへへ。
一同:あーあ……
--(笑)。そんな9人による「今の東京パフォーマンスドール」を見てほしい、知ってほしいという気持ちは強い?
高嶋菜七:もちろん。たっくさんの人に知ってもらいたいです。おじいちゃん、おばあちゃんにも知ってほしいし、3才ぐらいの子にも「東京ぱふぉーまんちゅどーりゅ」って言ってもらいたい!!
--その為にもデビューシングル『BRAND NEW STORY』は、ひとりでも多くの人に聴いてもらいたい作品だと思うんですが、この曲でデビューできることについてはどんな感慨を持たれてますか?
櫻井紗季:じゃあ、代表して私が。私が初めて聴いたとき、ド頭の「Brand New Day Brand New Day……バーン!」のバーン!が、運動会の「よーい、スタート!」のバーン!にリンクして、ぜひ運動会で使って頂きたいと思いました。
--まさかの運動会縛り(笑)。
高嶋菜七:使ってほしいけどさ(笑)。まぁでもスタートに相応しいということでっ!
神宮沙紀:多分、ピストル音のことですね。
--説明なくても分かります(笑)。星来ちゃん、お願いします。デビューシングルについて。
上西星来:東京パフォーマンスドールの新しいスタートライン。歌詞にタイトロープっていうフレーズも出てくるんですけど、危ないタイトロープでも渡ったら夢があるっていう曲なので、この曲と一緒にいろんな場所で活躍できるぐらい成長して、さらには海外にも行けるようなグループになっていきたいです。
--ちなみに今作でのCDデビューが決まったとき、古田新太さんは「これからは“あのグループ”や“あのグループ”そして“あのグループ”などと凌ぎを削らなければいけなくなってきます」「この業界は売れないと意味がありません」と仰っていましたが、あの言葉にはどんなことを感じていますか?
神宮沙紀:私たちは数字に捕らわれながらCDデビューする訳ではないんですけど、まずは全国民の皆さんに知って頂いて、すごく良いねと言ってもらえるような舞台だったり、ライブだったりを作っていきたいです。
飯田桜子:その為にもひとりひとり個性を強くして、他のグループに負けない気持ちをもっと強くしていけたらなって思っています。
--では、最後に、東京パフォーマンスドールが目指すもの。夢を教えて下さい。
高嶋菜七:夢はたくさんありますし、やっぱり目の前のことを着々とやっていくこと、経験を重ねていくことは大前提なんですけれども、大きな目標としては、私たちは最初から「世界へ行きたい」と言っていて。アジアとかニューヨークとかハワイで日本人がライブする話はよく聞きますけど、例えば、なかなかフィンランドでライブする日本人っていないと思うんです。そういう国にも行けるグループになりたい。本当に世界中を飛び回りたくて。言葉が通じなくても、パフォーマンスを観て頂けるだけで気持ちが伝わるグループになりたいです。
--この世界は想像したことが叶う。『1×0』でのメッセージを東京パフォーマンスドールが現実にすること、期待しています。
一同:おぉー!
高嶋菜七:良いこと、言って頂きありがとうございます! それ、使わせて頂きます(笑)!
--元々君たちの言葉だけどね(笑)。
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BRAND NEW STORY
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関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
BRAND NEW STORY
2014/06/11 RELEASE
ESCL-4230 ¥ 1,019(税込)
Disc01
- 01.BRAND NEW STORY
- 02.ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-
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