Special
小桃音まい 『ダンシン☆ハイスクール』インタビュー
小桃音まい史上初の号泣インタビュー。のっけから幸せモード全開で親愛なるハロー!プロジェクトについてヲタトークしていた彼女が、最終的にはその瞳からボロボロ涙を溢れさせてしまう事態に。自身にとって天職とも言える、大好きな“アイドル”という仕事を一生続けていく。それだけの覚悟と信念を持つ彼女だからこそ、涙を我慢できなかったエピソード。ここに解禁。
元々はハロプロの曲を禁止されてて。ガチヲタ過ぎるんで。
--今日はまいにゃとハロヲタトークをしに来ました。
小桃音まい:ありがとうございます(笑)。ちょっとだけ伺ってます。今日はハロー!プロジェクトの話をするって。(1/22 小桃音まい【ハロプロナイト】@新宿RED NOSE)のセットリストがテーブルに運ばれる)
01.ブギートレイン'03(藤本美貴)
02.100回のKISS(松浦亜弥)
03.I&YOU&I&YOU&I(タンポポ)
04.ダンシン☆ハイスクール(小桃音まい)
05.シャボン玉(モーニング娘。)
06.まっさらブルージーンズ(℃-ute)
07.スキちゃん(スマイレージ)
--さすがのセットリストですね。まいにゃの「スキちゃん」もやっぱり盛り上がるんですか?
小桃音まい:盛り上がってくれましたね! 最後、一応「まいにゃがスキちゃん!」ってちゃんと言ってくれました。嬉しかったです。
--いやー、凄いですね。まさに公私混同。
小桃音まい:本当に(笑)!
--でも自分が好きな曲を歌って盛り上がってもらえるって最高ですよね。
小桃音まい:そうですね。ハロプロを詳しくない人とかも「曲はほとんど知らなかったけど、まいにゃが楽しそうだったらからよかったよ」って(笑)。
--意外と知らなかったりするんですかね?
小桃音まい:アルバム曲だから知らなかったり、最近ハロプロにハマった人たちは昔の曲が分からなかったり。
--それでも盛り上がるでしょ、この最後の畳み掛けは。「シャボン玉」「まっさらブルージーンズ」「スキちゃん」って、本家のハロコンでもなかなか組まれない贅沢セットリストですよ(笑)。
小桃音まい:へへへ。いいとこ取りしちゃいました。
--【ハロプロナイト】はよくやってるんですか?
小桃音まい:いや、元々はハロプロの曲を禁止されてて。ガチヲタ過ぎるんで。
--「いつかアイドルと共演したときに嫌がられるし、もう現場には行かないでください」「我慢できるんならアイドルとして活動させてあげるよ」って言われたぐらいですもんね(笑)。(参照:前回のインタビュー)
小桃音まい:だから最初は、カバーするにもハロプロの曲を選ばせてもらえなかったんですけど、メジャーデビューシングルを出したときにカバー公演っていうのをやってて、久住小春ちゃん(モーニング娘。OG)の曲を歌わせてもらえたんですよ。アニメ『きらりんレボリューション』の曲で「恋☆カナ」とか。
--月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)ですね。
小桃音まい:あと、そのときにモーニング娘。の「シャボン玉」も歌わせてもらって! で、そこからちょっとずつ解禁になっていって、最終的に「そんなに好きなんだったら、ハロプロの曲だけを集めた公演をやってみたら?」ってお許しが出たんです。
--そうなんですね。えっと、このまま進めるとハロヲタトークだけで終わってしまうんで(笑)、ひとまず小桃音まいの近況も聞かせて下さい。待望のメジャーデビューを果たした2013年。自分にとってどんな1年になりました?
小桃音まい:もう一回デビューしたような気持ち。おかげさまで今はすごく充実しているんですけど、一昨年ぐらいまでは「大丈夫かな?」って不安になることもすごく多かったんですよ。インディーズで3,4年活動していたので、お客さんからしてもだんだん新鮮味が無くなってきちゃうじゃないですか。マンネリ化じゃないですけど、新しいことにチャレンジする機会もどんどん無くなってきて。「メジャーデビューしたい」という目標も立てていたし、「もっと大きな会場でライブしたい」とも言っていたんですけど、どうやって進んでいけばいいのか分かんなくて。
--切羽詰まってる感があったと?
小桃音まい:そうですね。一緒にイベントで競演していた人たちがどんどんメジャーデビューしたり……
--ぱすぽ☆、でんぱ組.inc、BiS……どんどん地上に羽ばたいていきましたからね(笑)。
小桃音まい:そうなんです(笑)。それで「これはダメなんじゃないか」と思って、でもどうしていいかも分かんなくて、悩んだりはしていました。
--前回、グループアイドルに比べてソロアイドルは厳しい、アイドル特集にも組み込んでもらえないと話していましたが、その悩んでいた時期に「じゃあ、グループ組むか」みたいな想いが過ぎったことはなかったんですか?
小桃音まい:うーん……グループか。BiSさんのプー・ルイさんは元々ソロで活動していて、その時代にも何回か共演したことがあったんですよ。で、その人がアイドルユニットを組んだと聞いて、「あ、そういうパターンもあるのか!」と思ったんですけど、やっぱりソロで3,4年もやってると、そこから改めてグループ組んでまたイチから出来るかって言われたら、うーん……と思って。「私はやっぱりソロのまま頑張りたい」って思いました。
--ソロに対する拘りもあったんですか?
小桃音まい:一番最初に「売れなかったらグループに入れるから」って言われていたんですよ。アニメのコンピレーションアルバムで1曲だけ歌ってほしいと言ってくれている方がいて、その為にソロ名義でやるけど、おそらくソロのままでは売れないからグループになるんじゃないかって(笑)。
--なるほど。それで「絶対ソロで売れてやる」ってなった訳ですか?
小桃音まい:そうですね。グループに入れられる=売れなかったってことだったので。だったらそうならいように頑張ろうと思ったんです。
--その甲斐あって、ソロアイドルのままでメジャーデビューすることになった訳ですが、メジャーデビューして状況って変わりました?
小桃音まい:メジャーデビューしてから「やっと来たね!」っていろんな人に言ってもらえたり、ずっと対バンイベントでは観ていたけど、私ひとりでのライブには行く機会がなくて、でもメジャーに来て単独ライブが増えたのをきっかけに「まいにゃの単独ライブにも足を運ぶようになりました」って言ってくれるファンの人もいたりするんで、すごく良かったなって思います。
--ただ、メジャーはインディーズの頃よりシビアな部分もありますよね。他のアイドルと今まで以上に比較されるでしょうし、売れる売れないっていう話も常に議題に上がってくるでしょうし。
小桃音まい:そうですね。ライバルが強い人たちに変わる、っていうことじゃないですか。さらに、最近は大きな事務所さんたちがどんどんアイドルグループを作ってて、凄い数になってるんで。そのユニットさんたちと戦うってなると、イベントの本数とかも一人だとなかなか増やせない現実もあって、しかもグループは同じ時間帯に仕事が2,3個入ってもバラけて動けるじゃないですか。それが私は一人なんで出来ないのがすっごい悔しくて! じれったいなと思うんですけど、でもソロにはソロなりのやり方があると思うんで、他と比べすぎて凹まないように……してるんですけど、やっぱり負けず嫌いなんで(笑)ライバル意識は出てきちゃいます。
--それはそれとして、まだまだ少ないとは言え、ソロで活躍しているアイドルもいるじゃないですか。吉川友さんとか。そこも気になったりはする?
小桃音まい:すごく気になります! この前も『anan』のアイドル特集号が出ていたから買ったんですけど、ひとりもソロの人が載ってなくて。それはすごく悔しかったし、やっぱりソロが盛り上がったらいいなって思うので、そういう点でも他のソロアイドルさんは気になりますし、ライバルとしても気になります。
--でもソロアイドルがそこに食い込んでいく為の鍵は、小桃音まいだと思いますけどね。
小桃音まい:いやいや、まだまだ他にもたくさんいるんで……。最近はグループからソロになる人とかもたくさんいますし。
--でも今は王道アイドルが大評価されてますから、そういう意味でチャンスではありますよね。
小桃音まい:えー? あんまり自分のことを王道だと思ってないんで(笑)。むしろオタク出身の気持ち悪いほうだと思ってるぐらいだから……
--卑下し過ぎですよ(笑)。
小桃音まい:でも「王道でいいね」って注目してもらえるなら嬉しいですね。王道らしく頑張ろうって思います!
--ザッツアイドル感はありますからね。さっき名前の挙がったBiSとかはザッツアイドルじゃないですから。アイドルは全裸になっちゃいけませんから。
小桃音まい:(笑)。斬新なアイドルですからね。
ライブ情報
■イベント情報
2月26日(水)タワー秋葉原 19:30 start
2月27日(木)タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース 21:00 start
2月28日(金)タワー渋谷 19:00 start
3月1日(土)ダイバーシティー 1回目 12:00 2回目14:30 start
3月1日(土)渋谷glad 19:00 start
3月2日(日)東武屋上 1回目13:00 2回目15:30 start
3月3日(月) 渋谷Glad 18:30 start
小桃音まい主催 「桃★まちゅり2014」
出演:小桃音まい/桃井はるこ/桃咲まゆ(LinQ)/桃知みなみ/伊藤桃 ほか
■ツアー情報
小桃音まい 5周年記念東名阪ツアー「ダンシン☆民族大移動」
[名古屋] 4月5日(土)17:00 start HOLIDAY NEXT NAGOYA
[大阪] 4月6日(日)12:30 start 心斎橋VARON
[東京] 4月13日(日)18:00 start TSUTAYA O-WEST
インタビュー写真
リリース情報
ダンシン☆ハイスクール
- 2014/02/26 RELEASE
- 初回限定盤A[VICL-36882(CD)]
- 定価:¥1,000(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 初回限定盤Aの詳細・購入はこちらから>>
- 初回限定盤Bの詳細・購入はこちらから>>
- 初回限定盤Cの詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
ハロプロに入りたい! ハロコンに出たい!
--既存のアイドル像を破壊して、新しいアイドルを見せる。そこから流れは変わってきていると思うんで。元々そこの真逆にいた小桃音まいは王道寄りですし、今がチャンスなのかなと。
小桃音まい:見て育ってきたものがハロプロなんで。そこは変わらないというか、変えられないというか、私の中でのアイドル像はずーっと変わらずハロプロなんですよね。
--モーニング娘。が久々に『ミュージックステーション』へ出た日も、大興奮して「今、モーニング娘。が出てるんです!」って話してましたもんね。自分のバースデーライブ中なのに。
▲モーニング娘。'14 『What is LOVE?』 (MV)
小桃音まい:ちょっとテンションが上がってしまって(笑)。やっぱり今も好きだし、ずーっと憧れだったモーニング娘。が改めて再評価してもらえていると思うと、嬉しいなって思うんで。先日の『ミュージックステーション』もしっかり録って観ました。
--そこで披露した最新シングルで、モーニング娘。は4作連続1位の快挙を達成しました。どんなことを感じました?
小桃音まい:新メンバーとして9期、10期、11期が入っていって、新しく生まれ変わった感があるので、また別のユニットとして楽しんでいる人も多いと思いますし、モーニング娘。という名前がそこにある限りは応援している人たちもたくさんいる。しかもメンバーさんたちは王道アイドルでありながら、楽曲が格好良い路線に変わったことで一般の人も好きになりやすい状況になって。それがブレイクや4作連続1位に繋がってるのかなって思いました。
--モーニング娘。'14の状況を見事に説明しましたね(笑)。嬉しかったですか? 4作連続1位は。
小桃音まい:はい、嬉しいです。物凄く嬉しいです!
--そこは完全にファンなんですね(笑)。
小桃音まい:ハロプロのユニットは全部……モーニング娘。もそうだし、他のユニットもすべて応援したくなっちゃうんですよね! ハロプロっていう世界の中で育っている娘は、みんな素晴らしいから。アイドルとしての心得がちゃんとあったりとか、すごく努力をしていたりとか、それにプラス大きなものを背負っている感があって。
--ソチ五輪の日本代表じゃないですけど、アスリート感がありますよね。
小桃音まい:うんうん、そうなんです! で、今は新しいメンバーが、モーニング娘。旧メンバーが築いてきたものを「さらに私たちで盛り上げよう!」ってしている姿を見ると、すごく応援したくなっちゃうんですよね。
--モーニング娘。は冬の時代も長かった訳じゃないですか。それでも「今のモーニング娘。を知ってほしい」という夢を後輩に託しながら活動してきて、その大量の夢のタスキを握り締めたまま現メンバーたちは、2度目の全盛期に突入してみせた。このストーリーにはどんなことを感じますか?
小桃音まい:もう伝統という感じがしますよね。小学生時代は、地元の兵庫とか大阪のライブを観に行くだけだったんですけど、それでもデビューしてから今までのモーニング娘。をずっと観れているのは、幸せだなって思いますね。ちょっと生まれる時代がズレていたら、昔のモーニング娘。をリアルタイムで知れなかった訳ですから。この時代に生まれてよかった。
--そのモーニング娘。が今再び1位を連発している状況って、アイドルに夢を与えてくれる。励まされるトピックでもあるんですかね?
小桃音まい:今、アイドルやっている人って“モーニング娘。に憧れて”って云う人がすごく多いじゃないですか。そんな憧れの存在が今も活躍してて、売れているっていうのは力になりますよね。一般の女の子がモーニング娘。に入って大スターになって、その娘たちの時代が終わって、またさらに新しい娘が入って、またモーニング娘。の全盛期が来て……っていうのは、私も元々はただのアイドルファンだったところからアイドルになったので。それで「インディーズの中で1番だね」って言ってもらった時期もあって、そこからメジャーの中に入ってきて、ここでもう一回、モーニング娘。を見習って上に行けるように頑張りたいっていうのは、強く思いますね。
--小桃音まいにも「天下獲ってやろう」的な野心ってあったりするんですか?
小桃音まい:天下? うーん、天下って言われると……私の中ではハロプロが天下なので!
--(笑)
小桃音まい:「ハロプロに勝つ!」っていうよりかは、ハロプロに入りたい! ハロコンに出たい!
--小桃音さん、落ち着いて下さい。本音言い過ぎです(笑)。
小桃音まい:いや、でもそしたら天下獲れたかなって思える! モーニング娘。と共演できたら……っていう夢があるんで! あとは、ハロプロの聖地である中野サンプラザを目指したいです。自分の中では、アイドル全部の中で「1番を獲ってやるぞ!」っていうのも……まぁ「負けたくない!」とは思うんですけど、でもそこを蹴散らして1番になってやろうと云うよりかは、ハロプロのみんなと一緒に並びたい。
--今回「できればハロプロに入りたかった?」っていう質問をするかしないか悩んでいたんですけど、自分から言い出しちゃいましたね(笑)。
小桃音まい:入りたいです、今でも! まずつんく♂さんに曲を書いてもらいたいです。
--今日の小桃音まい、本気ですね。
小桃音まい:いや、つんく♂さんの曲、本当に好きなんですよ! つんく♂さんの声が入ってるデモが欲しいなって(笑)。
--それでハロコン出れちゃったら前代未聞ですよ。ここまでハロプロともつんく♂さんとも……まぁ強烈にファンではありますけど、関係ないアイドルが何故か出てるって(笑)。
小桃音まい:いや、本当に! 自分が観に行っていたライブに出るって、相当凄いことですもんね。叶えたいですねー。
--今もハロプロのライブに遊びに行ったりしてるんですか?
小桃音まい:大晦日のカウントダウンライブには行きました。
--メロン記念日や太陽とシスコムーンも復活したやつですね?
小桃音まい:そうです! めっちゃ面白かったです!! タイムスリップしたような気分で。OGのメンバーさんたちが全然衰えてないんですよ。現役のメンバーさんと変わらないぐらい激しく踊るし、歌うし、「ハロプロの基礎力、凄いなぁ!」って改めて思って。しかもファンの人の盛り上がりも当時のまんまでコールとかもすごく入るし、なっちが歌えば「なーっち! なーっち!」って聞けて、「ウハハ! これ、これ!」って思って! すごく嬉しくなっちゃいました。
--ハロプロの面々って卒業してもプロ意識凄いですからね。とあるイベントで卒業後のガキさん(新垣里沙/モーニング娘。OG)がモーニング娘。の曲を歌っていたんですけど、他の出演者が和気藹々やっている中でひとりだけガチなんです。「モーニング娘。はナメられる訳にはいかない」的な気概を感じさせてて。
小桃音まい:ハロプロのメンバーってハロプロであることに誇りを持ってますもんね。ハロプロで活動していた以上はパフォーマンス落としたくないとか、生で歌うとかも……ミキティ(藤本美貴)も少し前にテレビで「口パクが許せない」みたいなことを言ってましたけど、それがハロプロの魂なんだなって思いました。
--ちなみに今は誰推しなんですか?
▲Juice=Juice 『イジワルしないで 抱きしめてよ』
小桃音まい:娘。だとやっぱりさゆ(道重さゆみ/現リーダー)が1番。オーディションのときから観ていたんで、ずっと応援してる。ふくちゃん(譜久村聖/現サブリーダー)も好きですね。あと、最近はJuice=Juiceにハマってるんで、かなともちゃん(金澤朋子/サブリーダー)が、あの笑顔が好きです。
--今挙げたメンバーと現場が一緒になったことは?
小桃音まい:現場ではないですね。でも私が新潟に行ったときにJuice=Juiceもライブで来ていたので、チケット買って観に行ったんですよ。それがナルチカライブだったので、最後に握手会も付いていて! で、かなともちゃんと握手したんですけど、その瞬間に「あぁ~~~~!」って言われて。もしかしたら風の噂で「かなともが好き」って言っていたのが伝わっていて、あのリアクションだったのかなって。
--握手会で会ったっていうのが良いですね(笑)。さて、ハロヲタトークはこのぐらいにして、ニューシングル『ダンシン☆ハイスクール』の話も聞かせて下さい。自身では仕上がりにどんな印象を?
小桃音まい:今作はこれまで歌ったことがないタイプの曲で。作ってくれた方は、これまでに「ラグランジュ☆ポイント」とか「コズミック☆UNIVERSE」も手掛けてくださったモモーイ(桃井はるこ)さんなんで、馴染みがあるかと思いきや、今回は80年代風ユーロビートになってるんで、私の中ではすごく新鮮です。
--モモーイさんとまいにゃってどういう関係性なんですか?
小桃音まい:前のレコード会社のプロデューサーの方が「まいにゃとモモーイは絶対合うはずだ」って言ってて、モモーイさんは元祖アキバの女王って呼ばれていて、私も当時は秋葉原で毎日のようにイベントをやっていて“アキバの女王”と呼ばれていたので(笑)、それ繋がりでモモーイさんに曲を書いてもらったら絶対面白いはず!っていうところから、その方がオファーしてくださって、曲を書いてもらえることになって。それが最初のきっかけです。
ライブ情報
■イベント情報
2月26日(水)タワー秋葉原 19:30 start
2月27日(木)タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース 21:00 start
2月28日(金)タワー渋谷 19:00 start
3月1日(土)ダイバーシティー 1回目 12:00 2回目14:30 start
3月1日(土)渋谷glad 19:00 start
3月2日(日)東武屋上 1回目13:00 2回目15:30 start
3月3日(月) 渋谷Glad 18:30 start
小桃音まい主催 「桃★まちゅり2014」
出演:小桃音まい/桃井はるこ/桃咲まゆ(LinQ)/桃知みなみ/伊藤桃 ほか
■ツアー情報
小桃音まい 5周年記念東名阪ツアー「ダンシン☆民族大移動」
[名古屋] 4月5日(土)17:00 start HOLIDAY NEXT NAGOYA
[大阪] 4月6日(日)12:30 start 心斎橋VARON
[東京] 4月13日(日)18:00 start TSUTAYA O-WEST
インタビュー写真
リリース情報
ダンシン☆ハイスクール
- 2014/02/26 RELEASE
- 初回限定盤A[VICL-36882(CD)]
- 定価:¥1,000(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 初回限定盤Aの詳細・購入はこちらから>>
- 初回限定盤Bの詳細・購入はこちらから>>
- 初回限定盤Cの詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
一回だけ「辞めます」って言ったことがあって………
--まいにゃにとってどんな存在なんですか?
小桃音まい:スーパー尊敬してる先輩ですね。大先輩だし、一緒にライブとかをやらせて頂いても、やっぱり毎回感動することばっかりで。MCだったり、ファンの方との空気感とかも、私もソロで活動しているアイドルとして見習うところがたくさんあって。私は作詞も作曲もできないし、楽譜も読めないので、凄いなって思うし、あとは知識が凄いんですよ。今回のシングルを制作する上で、80年代の曲とかの話をいっぱい聞かせてもらったんですけど、「この時期の洋楽はこうで……」みたいなことを話している一方で、着ているTシャツはヤクルトスワローズで、野球が大好きだったり、かと思えばアニメにも詳しくて、とにかくいろんなところにアンテナを張ってる。本当に尊敬している先輩というか……先生とか、それぐらいの存在ですね。
--今作は80sフレーバーも満載ですが、その頃のアイドルも好きだったりするの? 松田聖子、中森明菜、小泉今日子、中山美穂など。
小桃音まい:私はそれより90年代。モーニング娘。以降のほうがしっかり観ているんですけど、昔のアイドルを研究していたときに松田聖子さんの映像を観させてもらって。それが凄く可愛くて! 昔のアイドルさんって髪型とか眉毛とかメイクが今の時代と違うから、そこまで「可愛い!」って思ったことはなかったんですけど、松田聖子さんは抜群に可愛くて。それからアルバムを買ってきて聴くようにはなりました。聖子さんは今見ても可愛いから「こうなりたい」って思いましたね。
--ちなみに小桃音まいは「ブームが始まっても終わっても、変わらずアイドルをやっていくだけです」と言ってましたが、一生アイドルであろうと思っているんですか?
小桃音まい:うん、そうですね。死ぬまでアイドルでいれたらいいな、っていうのが一番の目標。
--では、おばあちゃんになっても民族大移動?(※観客も一緒になって右に左に大移動するパフォーマンス)
小桃音まい:したいです! おばあちゃんになってもライブはしたいですね。
--ファンも歳取ってるから大変なことになりますよ(笑)。
小桃音まい:みんな、杖つきながら移動してもらって(笑)。私も旗の代わりに杖振ります。
--それ、観たいです。ただ、あの松浦亜弥ですらアーティスト路線に移行した訳ですし、一生アイドル道を突き進むのは簡単じゃないですよね。
小桃音まい:そうですね。でも私はアーティストになりたいとは思わないんで。女優になりたいとも思わないし、アイドルを目標にしてこのお仕事を始めて、今、一応アイドルって呼ばれているけど、自分ではそこまでちゃんとしたアイドルが出来てるとは思ってないんで、自分が求める完璧なアイドルをもっと目指して、まだまだ突き進んでいきたいなって思います。
--極端に言うと、小桃音まいにアイドルブームって関係ないんですもんね(笑)。
小桃音まい:全然ブームとかない時代から、むしろアイドルブームがちょうど切れているとき。モーニング娘。の人気が落ちて、AKB48が出始めるかぐらいのときにデビューしたんで、アイドルブームはあってもなくても全然続けていきたいなって思いますね。
--一生続けたいと思えるほどの愛情って凄いですよ。モーニング娘。だって誰もがアイドルを卒業していく訳ですから。どうしてそこまでアイドルが好きになっちゃったんでしょうね?
小桃音まい:なんなんですかねー? 物心ついたときからアイドル以外見てないんですよね。
--凄い話ですね。物心ついたらアイドルしか見てなかったって。
小桃音まい:小学校も中学校も高校も“アイドルがいなかったら生きてなかったんじゃないか”って思うぐらい、本当にそれぐらいのめり込んで。音楽はハロプロ以外聴かないとか、お金は基本的にアイドルに使うものとか、集めているものは加護ちゃん(加護亜依/モーニング娘。元メンバー)の写真とか、休憩時間があればその写真を眺めるっていう生活をしていたから。本当にアイドルがいなかったら生きていけないって、昔からずっと思ってたんですよ。だから今もそれが続いているだけで。
--それは自分がアイドルになってからも変わらないと。
小桃音まい:自分がやる側になってからは「自分が目指しているアイドルにはなれないんじゃないか」と思って、一回だけ心折れそうになったことはあるんですけど。でもそこを乗り越えてからは「一生続けたいな」としか思わない。
--今言った「心折れそうになった」というのは、何があって?
小桃音まい:デビューして3枚目までCDをトントントンと発売していたんですけど、その後に止まったんですよ。そこでパーってファンの人が離れていったのが分かって……。アイドルの寿命は3年って言われてるじゃないですか。だから「あー、私も3年経ったら居なくなるのか。だったら辞めたほうがいいかなぁ」みたいな風に思って、「うーん……」って一回なったことはあります。
--そこからどうやって辞めない方向へ持っていったの?
小桃音まい:うーん……結局、ライブすると楽しくて。でもライブが終わって家に帰ると「あー、これはどうなんだろう?」って考え始める。次のライブまで5日間ぐらい考える。でもその後に週末が来てライブする。「あ、やっぱり楽しかったから続けよう!」みたいに思う。でもその後にまた「……大丈夫かな?」って不安になる。5日間ぐらい考える。またライブが来て楽しくなる、みたいなことの繰り返しで。で、それを続けているうちに……途中からだんだん「あんまり気にすることないかな?」「別に二十歳になっても。3年経っても関係ないかな?」って思うようになって……っていう感じですかね。多分、その当時、ライブがなかったら辞めていたかもしれない。
--小桃音まいにとって「ライブをやれていない」は、「アイドルをやれてない」のと一緒ですからね。
小桃音まい:あー、そうですね。………ファンの人がいて応援してくれると。……………うん。「これは辞めれない」って。
(小桃音まい、号泣)--そうやって何度も自分を奮い立たせたんだ?
小桃音まい:なんか、中途半端に辞めるのは申し訳ないなって思うんで。………一回、相談をしたことがあって……「辞めようかなって思います」って言ったんですけど、その後に…………うーん、すみません。
--大丈夫ですよ。
小桃音まい:マネージャーさんに一回だけ「辞めます」って言ったことがあって………そのときに落ち込んだブログを書いたら、その次のライブでファンの人たちが物凄い応援をしてくれて。握手会のときも………………「やっぱりまいにゃが最高だよ。まいにゃが一番だよ」みたいな。「ライブが凄い楽しいよ!」って言ってくれて。………しかも私はCDをファンの人にたくさん買ってもらったりしてて……………。限定の枚数売り切る為にすごく応援してくれたりしていたんで、そこまで応援してくれている人がいるのに、中途半端に辞めることはできない! そう思いましたね。
--そこで思ったんですね。「一生アイドル続けてやる」って。
小桃音まい:そうですね………うん。こんなに応援してくれてるのに辞めれないって思います。
--そっか。小桃音まいは格好良いですね。アイドルになるべくしてなった人だなと、今日の話を聞いて思いました。本当におばあちゃんになっても民族大移動やってほしいと思います。
小桃音まい:頑張ります(笑)。
--そんなまいにゃに聞きたいんですが、アイドルの役割や指命って何だと思いますか?
小桃音まい:うーん……、笑顔にすること? 観てくれているファンの人に幸せになってもらえるように、うん。そうするのがアイドルかな。私もライブに来てくれる人だったり、ブログを見てくれたり、ラジオを聴いてくれたり、テレビや雑誌で観てくれたり、それを喜んでもらえたり、楽しんでもらえたりするのが、一番嬉しいです。
--その為にこれからもアイドルを続けていくんですね。
小桃音まい:はい!
--分かりました。いやー、今日はお話聞けて本当によかったです!
小桃音まい:あー、恥ずかしい(笑)。まさかインタビューで泣くと思わなかったんで、ビックリです! 初めてですよ。今日のことはもう一生忘れません!
一同:(笑)
Music Video
ライブ情報
■イベント情報
2月26日(水)タワー秋葉原 19:30 start
2月27日(木)タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース 21:00 start
2月28日(金)タワー渋谷 19:00 start
3月1日(土)ダイバーシティー 1回目 12:00 2回目14:30 start
3月1日(土)渋谷glad 19:00 start
3月2日(日)東武屋上 1回目13:00 2回目15:30 start
3月3日(月) 渋谷Glad 18:30 start
小桃音まい主催 「桃★まちゅり2014」
出演:小桃音まい/桃井はるこ/桃咲まゆ(LinQ)/桃知みなみ/伊藤桃 ほか
■ツアー情報
小桃音まい 5周年記念東名阪ツアー「ダンシン☆民族大移動」
[名古屋] 4月5日(土)17:00 start HOLIDAY NEXT NAGOYA
[大阪] 4月6日(日)12:30 start 心斎橋VARON
[東京] 4月13日(日)18:00 start TSUTAYA O-WEST
インタビュー写真
リリース情報
ダンシン☆ハイスクール
- 2014/02/26 RELEASE
- 初回限定盤A[VICL-36882(CD)]
- 定価:¥1,000(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 初回限定盤Aの詳細・購入はこちらから>>
- 初回限定盤Bの詳細・購入はこちらから>>
- 初回限定盤Cの詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
ダンシン☆ハイスクール
2014/02/26 RELEASE
VICL-36885 ¥ 1,047(税込)
Disc01
- 01.ダンシン☆ハイスクール
- 02.彼女にして!
- 03.ダンシン☆ハイスクール (instrumental)
- 04.彼女にして! (instrumental)
関連商品