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videoolio vol.10: 【ブリット・アワード】 特集~1D、マイケル、アデル、ブラー…過去の話題パフォーマンスをCHECK!
今回のvideoolioでは、これまでの【ブリット・アワード】で披露された印象的なパフォーマンスをプレイバック!世界中が泣いた…渾身のパフォーマンスで翌週全英1位になったのは?あのマイケル・ジャクソンにお尻を向けたのは?セクシーすぎるコラボで、カイリー・ミノーグのボーイフレンドを怒らせたのは?これまでの話題となったパフォーマンスに加え、今年は、YouTubeでの生中継が決定しているということで、今年のノミネート作品とアーティストもCHECKして、1週間後に迫る授賞式へ備えよう!
Vol.1 Lianne La Havas // Vol.2 Gary Clark Jr. // Vol.3 Ashanti // Vol.4 Kool & The Gang //
Vol.5 Metallica // Vol.6 Al Jarreau // Vol.7 Arrested Development // Vol.8 The Rolling Stones
// Vol.9 Keziah Jones //
ビートルズ、ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、スパイス・ガールズ…そして最近ではワン・ダイレクション、マムフォード&サンズ、アデルなどの世界的アーティストを輩出してきたアメリカに匹敵する音楽大国、英国。その英国最大の音楽の祭典【ブリット・アワード】。ビートルズが3冠に輝いた1977年からスタートし、英国レコード産業協会によって長年に渡って催されてきた歴史あるアワードだ。
今年の授賞式【ブリット・アワード2014】は、昨年に引き続き、ロンドンのO2アリーナにて2月19日(現地時間)に開催。エルトン・ジョン、オズボーンズをはじめ、超グダグダな司会っぷりで話題となったフリートウッド・マックのドラマー、ミック・フリートウッドとサマンサ・フォックスなど、数々のアーティストが司会を務めてきたことでも知られるが、映画『ワン・チャンス』にてポール・ポッツ役を演じた人気コメディアンのジェームス・コーデンが今年で5度目の司会を務める。
気になるパフォーマンス・アーティスト勢だが、先日スーパーボウルのハーフタイムショーにて圧巻のステージを披露し、史上最多となる1億1530万人の視聴者数を記録したブルーノ・マーズ、ファレル、ケイティ・ペリー、アークティック・モンキーズ、バスティル、エリー・ゴールディング、ルディメンタル、そしてディスクロージャーとロードが競演を果たすことが先日明らかになった。
そしてこれまで、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ダミアン・ハースト、ピーター・ブレイクなど名だたる英国デザイナーが担当してきたトロフィーの今年のデザインは、英国王室をはじめレディー・ガガ、サラ=ジェシカ・パーカー、ナオミ・キャンベルなどをファンに持つ帽子デザイナーのフィリップ・トレイシーが担当する。
RECENT PERFORMANCES~近年のパフォーマンス
"Someone Like You"
Adele (2011)
ピアノの伴奏のみで、そのずば抜けた歌唱力を世界中に見せつけたアデル。放映後翌週には、全英1位に輝き、後世にも語り継がれる圧巻のパフォーマンスとして各メディアから絶賛された。
"Timeshel"
Mumford & Sons (2011)
同年に最優秀ブリティッシュ・アルバムを受賞したデビュー作より、「Timshel」をシンプルなアコギVerで披露したマムフォード&サンズ。彼らの持ち味でもある珠玉のハーモニーが味わえる1曲。
"We Found Love"
Rihanna (2012)
2012年に最優秀インターナショナル女性ソロ・アーティストを受賞したリアーナは、世界的に大ヒットとなったこの曲を大勢のダンサーたちとともにド派手に披露し、会場をアゲアゲに!
"Girls & Boys / Song 2"
Blur (2012)
しばらく活動休止していたブラーだったが、同年に功労賞を受賞したこともあり、この2曲を含む計5曲を披露。このパフォーマンスが行われた数週間後には、待望のニュー・シングルもリリースした。
"One Way or Another (Teenage Kicks)"
One Direction (2013)
チャリティの為に制作したこの曲を、授賞式で初披露した1D。ブロンディとアンダートーンズの名曲をマッシュアップした爽やかなポップ・チューンは、もちろん翌週全英チャートで1位に!
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LEGENDS~これまでに出演してきた大御所たち
1977年から続く世界的なアワードということもあり、エルトン・ジョン、ザ・フー、トム・ジョーンズ、ロッド・スチュワートなど、これまで数々のレジェンド達がパフォーマーやプレゼンターとし出演している【ブリット・アワード】。あのクイーンの伝説的フロントマン、フレディー・マーキュリーの最期の公の姿となったのも、彼らが1990年に功労賞を受賞したこのアワードの放送となっている。
"It's Not Right But It's Okay"
Whitney Houston (1999)
まずは、この曲でグラミー賞を受賞し、当時絶頂期だった故ホイットニーの美声と抜群のスタイルが堪能できる1曲。因みにこの曲、元夫ボビー・ブラウンの不貞を歌った曲だとか?
"Purple Rain"
Prince (2006)
この年、計4曲を披露したプリンスの代表曲「Purple Rain」。パフォーマンスには、シーラE、そしてプリンスが70年代に結成したザ・レヴォリューションのウェンディとリサが参加し、大きな話題となった。
"Medley"
Paul Weller (2006)
イギリスといったらモッズ。そのゴッドファザーといったら、ウェラー師匠!この年に功労賞を受賞した彼は、「The Changingman」や「Come On/Let's Go!」などを含む13分以上に及ぶヒット・メドレーを披露した。
"Bedtime Story"
Madonna (1995)
ブロンドのヘア・エクステンションに、ヴェルサーチのドレスを纏い、男性ダンサーとのセクシーなパフォーマンスを披露した“クイーン・オブ・ポップ”。実はこの曲、ビョークがマドンナの為に書いたもの。
"Earth Song"
Michael Jackson (1996)
そしてラストは“キング・オブ・ポップ”!感動的なパフォーマンスの途中で、酔っぱらったパルプのジャーヴィス・コッカーが突然ステージに上がり、マイケルに向けてお尻を突き出したのは有名な話。
COLLABORATIONS~アワードならではの豪華コラボ
そしてアワードのもう一つの魅力は、出演アーティストによる一夜限りの豪華コラボレーション!最近では、2011年のノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとコールドプレイのクリス・マーティンによる「AKA…What A Life!」のパフォーマンスが記憶に新しいが、今年はロードとディスクロージャー、今まさに“旬な”若手によるコラボが実現することが発表されている。
Justin Timberlake feat. Kylie Minogue (2003)
80年代よりイギリスを中心にヨーロッパで絶大な人気を誇り、司会をはじめ、このアワードに何度も出演経験のあるカイリー・ミノーグとまだ初々しいJTによる豪華コラボ。あまりにもセクシーな縺れ合いに当時のカイリーの交際相手が激怒したそう。
Pet Shop Boys feat. Lady Gaga & Brandon Flowers (2009)
この頃まだデビュー作がリリースされたばかりのガガ様は、ザ・キラーズのブランドンとともにエレポップ界のゴッド、PSBのステージに登場!あのガガ様さえ喰ってしまうニールの色気?には脱帽。
"I Can't Get No Satisfaction"
Bjork & PJ Harvey (1994)
今では超レアなイギリス&アイスランドが世界に誇る鬼才ディーヴァ2人の華麗なる競演!これまでにビョークは、4つのブリット・アワードを獲得しており、彼女に新人賞を授与したのが、カイリーだった。
"20th Century Boy"
Placebo & David Bowie (1999)
今年、2部門にノミネートされているデヴィッド・ボウイとプラシーボによるT. レックスの名曲カヴァー。プラシーボは、この曲を映画『ベルベット・ゴールドマイン』やボウイの50歳の誕生パーティーでも披露している。
Mark Ronson feat. Adele, Amy Winehouse & Daniel Merriweather (2008)
今では、イギリスを代表するプロデューサーとなったマーク・ロンソン。そんな彼がプロデュースしたアデル、エイミー&ダニエルによる豪華ステージ。アデルの半端ないスター・オーラ、そして元気そうなエイミーの姿が印象的。
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【ブリット・アワード2014】ノミネート作品
一通り振り返ったところで、今年のノミネート作品をCHECK!今年最多ノミネートとなったのは、共にデビュー・アルバムが全英1位に輝き、新人ながら飛躍的なセールスを記録、イギリス以外にアメリカでもブレイクしたディスクロージャーとバスティル。両者とも、年間最優秀英国アルバム、最優秀英国シングル、英国最優秀グループ、最優秀英国ブレイクスルー・アクトの4部門にノミネート。
年間最優秀英国アルバム部門には、1st、2ndアルバムがいずれともこの賞を受賞し、セールス面でも一番優勢なアークティック・モンキーズ、さらに昨年66歳の誕生日に約10年ぶりとなる新作をリリース、各国で高評価を得たデヴィッド・ボウイも名を連ねており、混戦が予想される。計10作品がノミネートされている最優秀英国シングル部門。10曲中7曲は、英国での年間シングル・セールスランキングにて、トップ20にチャートインする力作ばかりだ。
MasterCard British Album of the Year
最優秀英国アルバム
AM
Arctic MonkeysBad Blood
BastilleThe Next Day
David BowieBritish Single
最優秀英国シングル
"Pompeii"
Bastille"I Need Your Love"
Calvin Harris feat. Ellie Goulding"White Noise"
Disclosure feat. AlunaGeorge"Burn"
Ellie Goulding"Love Me Again"
John Newman"La La La"
Naughty Boy feat. Sam Smith"Dear Darlin"
Olly Murs"One Way Or Another"
One Direction"Let Her Go"
Passenger"Waiting All Night"
Rudimental feat. Ella Eyre【ブリット・アワード2014】ノミネート・アーティスト
最優秀英国グループには、年間最優秀英国アルバム部門に選ばれた4アーティストにワン・ダイレクションが加わっているが、やはりアークティック・モンキーズが受賞濃厚で、大穴がディスクロージャーといったところだろうか。最優秀英国男性ソロ・アーティストには、デヴィッド・ボウイ、ジェイク・バグ、ジェイムス・ブレイクらがノミネート。惜しくもグラミー賞を逃してしまったジェイムス・ブレイク、悲願の受賞なるか?そしてその年に最も活躍した新人に授与される最優秀英国ブレイクスルー・アクトは、イギリス在住のファン投票から選ばれることもあり、メディア受けの良いローラ・マヴーラやディスクロージャーより熱心なティーンのファンが多いバスティルが優勢そうだ。
英国がメインのアワードと思われがちだが、インターナショナル・アーティスト(イギリス人以外のアーティスト)へ向けた部門も設けられており、パフォーマーとして登場するブルーノ・マーズ、ケイティ・ペリー、そしてロードなどがノミネート。ダフト・パンク、レディー・ガガ、エミネムなど王道なノミネート・アーティストが名を連ねる中で、何故かジョン・グラントが選ばれているのは、ファンとしては嬉しいが、なんとなく違和感が…。とは言え、ラフ・トレードが選出する2013年の年間ベスト・アルバムに選ばれるなど、作品の評価も良かったので、是非とも健闘して欲しい。
すでに受賞が確定しているのが、今年のクリティックス・チョイス賞に選ばれたサム・スミス。期待の大型新人に贈られるこの賞は、過去にアデル、エミリー・サンデー、フローレンス&ザ・マシーンなどがその栄冠に輝いており、いずれも世界的に大ブレイクしているアーティストへと成長している。最優秀英国シングル賞にノミネートされている「La La La」、そしてディクロージャーの「Latch」などヒット・シングルにフィーチャーされ、既にプチ・ブレイクしている彼。今年5月には、待望のデビュー・アルバムもリリース予定で、ますますその人気は加速すること間違いなし!
British Group
最優秀英国グループ
Arctic Monkeys
Bastille
Disclosure
One Direction
Rudimental
British Female Solo Artist
最優秀英国女性ソロ・アーティスト
Birdy
Ellie Goulding
Jessie J
Laura Marling
Laura Mvula
British Male Solo Artist
最優秀英国男性ソロ・アーティスト
David Bowie
Jake Bugg
James Blake
John Newman
Tom Odell
British Breakthrough Act
最優秀英国ブレイクスルー・アクト
Bastille
Disclosure
Laura Mvula
London Grammar
Tom Odell
International Group
最優秀インターナショナル・グループ
Arcade Fire
Daft Punk
Haim
Kings Of Leon
Macklemore & Ryan Lewis
International Female Solo Artist
最優秀インターナショナル・女性ソロ・アーティスト
Janelle Monae
Katy Perry
Lady Gaga
Lorde
Pink
International Male Solo Artist
最優秀インターナショナル・男性ソロ・アーティスト
Bruno Mars
Drake
Eminem
John Grant
Justin Timberlake
Best Producer
最優秀プロデューサー
Ethan Johns
Flood & Alan Moulder
Paul Epworth
さて、今年の授賞式の模様だが、イギリス以外の国ではYouTubeにて生中継される予定となっており、3月8日には、Dlifeにて日本独占放送されることが決定している。さらに新たに設けられた最優秀ブリティッシュ・ビデオ部門では、アワード放映中にファンによるTwitterからの投票数により受賞作品が決定するという、SNSを活用した試みも実地。ノミネート作品は、こちらのプレイリストで公開中となっている。リアルタイムで視聴者が参加できるようになり、新たな盛り上がりをみせる【ブリット・アワード】をお見逃しなく!
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