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ニック・ロウ 来日記念特集
英国音楽界きっての“いぶし銀ロック職人”ニック・ロウがまもなく来日。パブロックの立役者として、のちのパンク・ロック誕生にも絶大な影響を与えたという功績のみならず、エルヴィス・コステロ、プリテンダーズ、ダムドらをプロデュース、そしてライ・クーダーなど海を越えたアーティストとの共演、近年ではウィルコとの全米ツアーを行うなど、多岐にわたる音楽活動でロック史を生きるニック・ロウの魅力に迫る。
~ニック・ロウ 2013年来日公演~
日時:2013年11月5日(火)~6日(水) ビルボードライブ東京 ⇒詳細はこちら
日時:2013年11月8日(金) ビルボードライブ大阪 ⇒詳細はこちら
★東京公演 Opening DJ決定!大貫憲章(KENROCKS)/ DR.IHARA(CLUB SKA)
★東京公演 11月6日(水)1st stage フジテレビNEXT生中継! ⇒詳細はこちら
パブロック界の大御所、来日ラッシュの2013年
▲アルバム『シルバー・ピストル』
1969年に結成したバンド ブリンズリー・シュウォーツで「パブロック」というジャンルの確立に貢献したニック・ロウ。大きなコンサートホールではなく、パブのような親密な場所でライブを行うことにその名が由来するパブロック・シーンのアーティストたちは、労働者階級を意識した歌詞やその活動スタイルで多くの若者たちに愛され、その音楽と精神はのちのパンク・ロックにも絶大な影響を与えた。ニック・ロウが在籍したバンド ブリンズリー・シュウォーツは、1975年の解散までに6枚のアルバムを発表。なかでも3rdアルバム『シルバー・ピストル』は、米国のルーツ・ミュージックに英国的ポップ・センスが絶妙にブレンドされたニック・ロウのソングライティング能力の高さが光る作品で、パブロックを語る上で欠かせない1枚として今でも多くのファンに愛聴されている。
▲Wilko Johnson
[FUJI ROCK FESTIVAL'13]
パブロック・シーンを代表するその他のアーティストとしては、ドクター・フィールグッド、グレアム・パーカー、ザ・クラッシュのジョー・ストラマーも一時在籍していたThe 101’ers、などが挙げられるが、2013年は図らずもこのパブロック・シーンを支えてきたレジェンドの来日ラッシュ年となった。
今年1月に末期のすい臓がんであることを公表したドクター・フィールグッドのオリジナルメンバー ウィルコ・ジョンソンは、その直後に来日ツアーを行い、7月にはFUJI ROCK FESTIVAL’13のために奇跡の再来日。鋭い眼光とマシンガン・ギターでオーディエンスを鼓舞する変わらぬステージングで日本のファンに勇気を与えてくれた。
▲Graham Parker
[Billboard Live TOKYO 213]
また、9月には、ルーモアとともにシーンを席巻したグレアム・パーカーがビルボードライブ東京でソロ公演を敢行し、当時と変わらぬソウルフルな歌声をファンに届けた。
そして11月のニック・ロウに続いて、彼のプロデュースでデビューを果たしたUK音楽界の英雄 エルヴィス・コステロの来日も控えている。
自身のソロ活動にとどまらず、海を越えたセッションも
▲アルバム『リトル・ヴィレッジ』
ニック・ロウの音楽史を語る上で欠かせない活動のひとつが、ライ・クーダー、ジョン・ハイアット、ジム・ケルトナーという米国屈指の強者ミュージシャンと結成した伝説のグループ リトル・ヴィレッジだ。1992年に唯一のアルバム『リトル・ヴィレッジ』を発表。個性的なメンバーの集合体であるがゆえ、メンバー間の摩擦により翌年には解散、たった1年のみの活動となったが、個々の高い演奏力で忠実に表現された古き良きアメリカン・ロックが詰まった傑作として高評価を得ている。 ニック・ロウとライ・クーダーは、2009年に「ライ・クーダー&ニック・ロウ」として来日公演を行い、リトル・ヴィレッジ以来、約17年ぶりの共演で日本のファンを歓喜させた。
▲Wilco&Nick Lowe 「The Weight」 [VIDEO]
自身のソロ活動にとどまらず、このように海を越えたセッションも行ってきたニック・ロウ。2011年にはアメリカを代表するロック・バンド ウィルコと共演、ジョイントツアーも敢行。控えめなその性格から彼らとの初共演について、当初はナーバスな発言も見受けられたが、スタジオ・セッションやツアーのバックステージで楽しそうにザ・バンドの名曲「The Weight」を歌っている映像などがネット上に公開されている。
キャリア史上初のホリデーアルバムを発表、ソロでの来日公演
▲初のホリデーアルバム『クオリティ・ストリート』
他アーティストのプロデュースはもう行わないと公言しているニック・ロウだが、自身のソロ作は現在もコンスタント発表している。2011年の『オールド・マジック』に続き、来日目前となる10月25日にはキャリア史上初のホリデーアルバム『クオリティ・ストリート』をリリース。同作は「きよしこの夜」「立て羊飼いたちよ」などのスタンダードのほか、ライ・クーダーとの共作によるオリジナル曲なども収録されている。
『オールド・マジック』発表後に行われた前回の来日公演はトリオでのステージとなったが、今回はソロでのオンステージ。11月6日の東京公演の模様は、フジテレビNEXTにて5.1サラウンドで生中継も行われる予定だ。この秋、UKロック史とともに生きるレジェンドによる風格と円熟溢れるステージをじっくりと味わってみてはいかがだろうか。
Music Video
公演情報
日時:2013年11月5日(火)~6日(水)
会場:ビルボードライブ東京
⇒詳細はこちら
日時:2013年11月8日(金)
会場:ビルボードライブ大阪
⇒詳細はこちら
★東京公演 Opening DJ決定!(開場~開演まで)
※一部変更となりました。
11月5日(火)
1st Stage DR.IHARA(CLUB SKA)
2nd Stage 大貫憲章(KENROCKS)
11月6日(水)
1st Stage 大貫憲章(KENROCKS)
2nd Stage DR.IHARA(CLUB SKA)
★東京公演 フジテレビNEXT生中継!
2013年11月6日(水)19:00~20:40 ※リピート放送あり
More Info:フジテレビNEXT
DJ PROFILE
■大貫憲章(KENROCKS)
言わずと知れた日本のロックDJのパイオニア。1980年にロックDJイベント「LONDON NITE」を立ち上げて以降、現在に至るまで、若者から現役ミュージシャンまで数多くのフォロワーを生み続けている、日本のロックシーンに欠かすことの出来ない最重要人物。
■DR.IHARA(CLUB SKA)
'80年代後半より自身のDJとしてのキャリアをスタート。 「LONDON NITE」「CLUB SKA」のメンバーとして Ska,Reggaeを中心にRhythm & Blues, Soul等のRoots MusicをPlayし続ける。 2008年、LONDON NITEを退いた後も、GAZ'S ROCKIN' BLUES, FUJI ROCK FESTIVAL等でのPlay~バンド「KILL DEM」結成と、 精力的に活動。自身の「REBEL ROCK」を押し進める。
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