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<インタビュー>亀田誠治×新しい学校のリーダーズが語り合う【日比谷音楽祭2026】への思いと挑戦し続けるアーティストの矜持

Interview & Text: 岡本貴之
Photo: (C)日比谷音楽祭
東京・日比谷公園を舞台とした恒例のフリーイベント【日比谷音楽祭】が、2026年5月30日 31日の2日間開催される。今年は日比谷野音が改修工事中のため、代わりに東京国際フォーラム ホールAをステージに加え、日比谷公園から有楽町・丸の内にエリアを広げての開催となるが、そんな新たな挑戦の年に相応しく今回初出演となるのが、新しい学校のリーダーズだ。実行委員長を務める亀田誠治とは、意外なことにこれまで接点がなかったというが、音楽界のトップランナーとして活躍するアーティスト同士、世代を越えてリスペクトし合う両者に【日比谷音楽祭2026】に向けて語り合ってもらった。
「あ、絶対にうまくいくな」と思った
――まず亀田さん、【日比谷音楽祭2026】開催まで1か月を切った準備の様子や、現在の心境を聞かせていただけますか。
亀田:今はアーティストと演奏するセットリストを決めたり、僕はバンマスとしてステージにも立つので、それに向けてアレンジしたり、データの整理などをして本番に向かっています。あとは実行委員長として進捗状況とかちょっとお金のこととか、いろんなことを心配しながら駆け抜けている感じですけど、至って元気ですよ!(笑)。みんなね、苦労話を聞きたがるんですよ。でもそういうのはないです。苦労してると思ってないから。
――開催準備に追われて、あんまり寝てらっしゃらなかったりするのかなと思ったんですけども。
亀田:いや、もうバクバク寝てます(笑)。僕よりもリーダーズの方が忙しいですよ。
MIZYU:いえいえ、こちらもバクバク寝てます。
――初出演となる新しい学校のリーダーズにオファーした理由を教えてもらえますか?
亀田:今回、野音ではなくて東京国際フォーラム ホールAという屋内の、しかも5,000人キャパの大きなステージになるというときに、【日比谷音楽祭】として今までにないアーティストの試みをしてみたいと思ったんです。自由自在な自分たちの表現方法を持ってるアーティストって一体誰だろう?って思っていたときに、リーダーズのことが頭によぎりました。一緒に【日比谷音楽祭】を制作している森(正志/THE FOREST代表)さんがリーダーズのライブ演出もやってるというご縁もあって、ありとあらゆるいろんなところから、「どうにか出演いただけないでしょうか?」とお願いしました。「リーダーズが輝いているな」というのは、前々から思っていたんですけど、今回のフォーラムでのステージがすごくいいチャンスだなと思ったのと、リーダーズは楽曲が出るごとに進化していく様子が伝わってくるんですよ。【日比谷音楽祭】は無料開催でいろんな世代のたくさんの人が見るので、「紅白とかで観たときと違うな」とか、ちゃんと進化しているアーティストの今の姿を届けたいという思いもありました。
――では、これまでレコーディングやライブでの関わりはなかったわけですか。
亀田:今まではゼロでした。リーダーズが椎名林檎さんのアルバムに参加していたりとか、間接的に近いところにはいたんですけど、僕はいつも「新しい学校のリーダーズいいな」と思って見ている感じでしたから。あとは「One Heart」っていう新曲が出た時に、「めっちゃポジティブでいいんだよ」と仲間に話したりとか、リーダーズが海外でも活躍しているニュースを見て、自分の夢や新しい世代の音楽家たちに託していく思いをちゃんと届けて見せてくれているなと思ってました。
――デビュー時からプロデュースを手掛けたH ZETT Mさん経由でつながりがあったのかと思っていました。
亀田:ああ~なるほど。そう、意外と関わっている人たちはみんな僕に近いんですよね。そこに、少しジェラッとしてる感もなきにしもあらずで(笑)。
――リーダーズのみなさんは、亀田さんや【日比谷音楽祭】にはどんな印象を持っていましたか?
SUZUKA:それこそ私は、亀田さんの若い頃の映像とかをよく観ていたんです。すごく可愛らしい、お笑顔をされてるけど、なんかこうサイコパスな部分が……。
亀田:はははは(笑)。
SUZUKA:すごくピースフルなサイコパスの部分が、インサイドにいらっしゃるなっていう印象があって。そこに、音楽に対してのド直球さや真っ直ぐなこだわりの、亀田さんにしかない音楽の部分みたいなものを勝手に感じていたので、「いつか人生で交われたらいいな」なんて思いながら、映像越しに「ピピピピピ」って念を送っていたんです。今回、それが届いた気がして。亀田さんっていう名前が出た瞬間に、「お、ついに来たか!」と感じました。
MIZYU:ライブを観に来てくださったんですけど、「なんで?本当に!?」って思ったぐらい、SUZUKAとは逆に、イメージしてなくてビックリしました。ライブ終わりに話をさせていただいたときに、我々のパフォーマンスからいっぱい感じ取ってくれて感想が止まらなくて、受け取ったものを温かく我々にも返してくださいましたし、温かい差し入れもいただいたりとかして、すごく人柄が伝わってきました。今回、出演オファーをいただいたことは驚きが大きいですね。
RIN:亀田さんは昨年開催した郡山のライブを観に来てくださったんですけど、その公演が一度延期になってしまって、今年の振替公演のタイミングでもう一度足を運んでくださったんです。まさかこんな大物の方がそこまでして何度も足を運んでくださるなんて。すごくアグレッシブで、本当に温かい人だなって、そのときに感じたんですけど、会えば会うほど、お話すればするほどチャーミングですごい温かい方だと思いました。先日リモートで、今回の【日比谷音楽祭】についていろんな話を聞いて、亀田さんの人柄だからこそできるこのイベントに参加させてもらえることがどれだけ光栄でうれしいことかを、日に日に深く感じています。
KANON:亀田さんの言葉1つ1つから毎回私たちへの愛情をすごく感じるし、私たちが感じ取ってほしいと思ってることをたくさん感じてくれて、それを言葉にしてくれるのもうれしいですね。【日比谷音楽祭】の説明を受けたときに、「こんな素敵なイベントがあるんだ」ということを伝えてくださって。そこに私たちが出られる喜びや、そこでお客さんとの新しい出会いもたくさんあるんだろうなとか、すごく想像が膨らんで、【日比谷音楽祭】が楽しみになりました。

――亀田さんは出演者の方に、直接【日比谷音楽祭】の趣旨をお話されるんですね。
亀田:【日比谷音楽祭】はどういうイベントなのか、他のイベントと何が違うのか、なんでフリーでボーダーレスと言っているのか、無料にしている理由みたいなことを1つ1つ資料や写真を見せて、各出演アーティストさんに全員ワンセット 1時間ぐらいのオリエンテーションみたいなことをするんです。みんなと一緒に作り上げていくフェスだということを伝えたくて。
今回僕がめちゃくちゃうれしかったのが、リーダーズの 4人がちゃんとリモート画面の向こうで頷きながら聞いてくれていて、「あ、絶対にうまくいくな」と思ったんですよ。そうやって熱心に聞いてくださるっていうのは、リーダーズのみなさんそれぞれが自分たちのパフォーマンスに対して誠実だから、人が心を込めて話したこともちゃんと聞いてくれるんだろうなって。画面越しだったけど、あのときにすごく信頼関係ができたような感じが僕はしました。
RIN:確かにあの時間、リモートだったって思えないぐらい、すごく心が近い距離にいた感じがします。
――亀田さんの熱い思いが 4人にしっかりと伝わって出演を実現したわけですね。リーダーズのみなさんにとって日比谷公園、野音はどんな場所ですか?
KANON:日比谷野音には何度か出演しているんですけど、すごく大きくて開けていて気持ちよくライブができるイメージがあったので、「野音でライブができる!」っていう特別な場所だった印象はありますね。
MIZYU:ライブが決まるとうれしかったもんね。
亀田:野音が決まるとうれしかった?
SUZUKA:はい、うれしかったです。
亀田:認定!野音メイト認定です。
一同:あはははは!
亀田:僕も2023年に野音が100周年、日比谷公園が120周年の記念にするためのイベントとして「日比谷音楽祭をやりませんか?」と言われたときに、野音という音楽の聖地があるから受けたんですよ。これが他の場所だったら受けてなかったです。それぐらい僕にとってもめちゃくちゃ大事な場所で、たぶん感じてることは同じなんだと思います。あの場の持っている空気や気持ちよさ、歴史だったり、いろんなアーティストがあそこから発信したり、そこでやんちゃをしたり。そういう全部を野音という場所が受け入れてくれる自由な空気があって、僕らステージに立つものにしてみたら本当に最高の場所っていうか。大きさは違うけれど、日本武道館や東京ドームとかと並べても、野音の持っているエンターテインメントのエネルギーみたいなものは、全然負けないような気がしています。
――きっと、リーダーズのみなさんも野音のステージに立ったときには特別な感慨がありましたよね。
RIN:そうですね。もともと、アーティストの聖地というか特別な場所っていうイメージがあった中で、私たちが初めて野音のステージに立ったのが、H ZETTRIOさんのライブにゲスト出演させていただいたタイミングだったんです(2018年8月18日)。それもあって、すごく神聖な場所というか、本当にあの場所が持ってるエネルギーはなんだか特別な気がするし、日本でこういう野外でアーティストの聖地みたいな場所って珍しいんじゃないかなってなんとなく思っているんです。
亀田:大きなフェスの会場はあるけれども、東京の真ん中にあれだけ開かれた空間で、誰でも出入りできる公園の中にあるわけですよ。そういう自由な空気みたいなものが、音楽やアーティストの表現を伝えていくのに、やっぱりすごく重要な場になるんじゃないのかなっていう気持ちがありますね。
MIZYU:自分たちが野音に出演できるときも、「よっしゃ今日野音だ!」みたいな気合いが入りますし、自分がライブやイベントを観に行くときも、野音だと何か一味違う、自分も参加してる感覚になるというか。空間全体がイベントごと、祭りじゃないけど、屋台が並んで焼きそばを食べながら回ってるときの感覚でライブを観られる気がします。野音のライブが終わってから日比谷公園を散歩したりしたときもあるんですけど、東京の真ん中とは思えない落ち着きとネイチャーを感じて、心地良いです。
SUZUKA:まわりに森があって、音が天に響いて木々が吸い取ってそれを出してるみたいな気がするんですよね。お客さんも、音が鳴っているのが体に直接じゃなくて天と繋がって響いてるみたいな感じがします。以前、自分が観に行ったときのアーティストさんのライブでも、民族的な音楽をされていたり、キャンプファイヤーしながら音楽をやっているような雰囲気だったんです。それが東京らしくなくて、すごく人間らしい伝統的な音楽の聴き方をできた感覚があって、夜眠れなくなってずっと外を走っていたことがあったんです。そのときは日比谷野音にちょっとやられたなっていう感覚がありました。
「自分たちで考えていく」というアーティストとしての姿勢を感じる
――亀田さんは毎年実行委員長として、それこそ日比谷公園を奔走しているわけですけれども、今年は新しい形の【日比谷音楽祭】の素晴らしさをどのように伝えようと思っていらっしゃいますか。
亀田:まずはこの伝統と歴史のある日比谷公園ありきなんですよ。野音が使えなくなって、「いやいや、小さくてもやろうよ」っていう考え方もあるし、「いやもう野音がなかったら【日比谷音楽祭】じゃないからやらない」という選択肢もあったと思うんですね。でも僕らは話し合う中で、僕がニューヨークのセントラルパークで観て来た景色とか、街で音楽が鳴っている景色っていうのが見えていて。そうであるならば、「街へ飛び出していこう」というところで、野音には3,000人しか入らないけど、隣の有楽町・丸の内にある東京国際フォーラムだったら5,000人入るし、屋内だからいろんな演出や照明の仕方も工夫することが野音よりも緻密にできるっていう利点もあれば、クラシックやオーケストラのように雨に濡れたら困る楽器の心配もいらないということもあるし。それと、最近は顔を出さない形でも、個性的で素敵な表現をするアーティストの方々がいっぱいいるので、そういう人たちの出演にもつながっていくかもと思ったんです。そうやって、野音が使えないことをネガティブじゃなくポジティブな材料として広げていくっていう選択肢で、国際フォーラムへ向かっていきました。
――リーダーズのみなさんは、亀田さんが実行委員長として、自らイベント開催にまつわる様々な事柄に取り組んでいらっしゃることをどのように感じますか。
SUZUKA:私たちも、自分たちのワンマンライブだったり何かに対して意味を持って演出をしたりする裏では、いろんなやりくりが必要で。「こういうことをやりたい」となったときに、現実的にはできない部分はやっぱり出てくるんです。でも亀田さんがおっしゃったように、それがネガティブな要素じゃなく、いい縛りになって、新しいひらめきが生まれたりするんですよね。何かを成し遂げる上でのデメリットがあればあるほど面白いし、それを抜け出した先にある、実行できることのうれしさや達成感があるからこそ、本当に唯一無二な一夜ができるというか。それが作品の制作を含め、いろんなクリエイティブすべてにつながると思います。私たちもちょうど今タイムリーに、より一層深く深く何かを成し遂げるためにどうやってやっていったらいいだろう?と話し合っているので、それを体現されている方を目の前にすると、より気合いが入るというか、「亀田さんができてるなら私たちも絶対にできる!」って思わせてもらえるエネルギーをいただいてます。
亀田:僕がリーダーズに対して一番思うことは、「常にアップデートされてる感じがする」ということなんです。これは東京事変とかもそうだったんですけど、僕の一番好きな、「自分たちで考えていく」というアーティストとしての姿勢を感じています。たぶんみんなも経験してると思うけど、何かをやろうとするといろんな制約があったり、【日比谷音楽祭】でも「前例がなくてできない、無理だからやめた方がいい」って言われたりすることもあったんです。それはそれで僕らのことを思ってのアドバイスなんだけど、「いやいや、前例がなくてわからないから面白いんだ」という部分もあるし。 SUZUKAさんがおっしゃっていたみたいに、縛りとか困難があることによって磨かれる感性や見えてくる目標が僕らを駆り立てるっていうか。【日比谷音楽祭】が親子孫3世代ボーダーレスと言ってるのは、お客さんのことだけじゃなくて、僕とリーダーズも少なくとも親子以上の年の開きはあるんだけども、自分が自分らしくあって、やりたいことをやり遂げたいっていうこと、そこに持っているスピリットというか、置かれている環境は同じなんじゃないのかなって、さきほどのお話を聞いてて感じました。
MIZYU:我々も、ものづくりをするにあたって、いろんな気持ちや経緯とか、すべてをポジティブに変えてきたドラマみたいなものがあるんですけど、それを伝えるか、知るか、知らないか、って結構大きいなと思っていて。今回、出演するにあたって亀田さんからいろんなことを聞いて、より【日比谷音楽祭】に自分たちが呼んでいただいたことの意味や参加するにあたっての我々の位置、届けるべきエネルギー、ご一緒することで新しい音楽やエンターテインメントを生み出したいっていう気持ちが芽生えるので、イベントについて詳しく知ることは必要不可欠なことだと、改めて気付かされた良い出会いになりました。
2025.5.31(土)(配信CH1)(C)日比谷音楽祭
――観る側、聴く側からすると、海外の音楽フェス出演やツアーとか、配信でも見ることができたり、すごく楽しませていただいてるんですけど、実現するのにはものすごい労力がいるんだろうなと思います。リーダーズがそういったライブ活動を実現させていることについて、亀田さんはどう感じていますか?
亀田:もう恐れ入るというか、本当にすごいと思うんですよ。リーダーズは海外でもライブをしてますが、海外を目指すのは、みなさんの気持ちを察すると、リーダーズのオリジナルな表現の仕方を届けて、それがどういう反応で受け入れられるかを感じたいっていうことが、絶対あると思うんですよ。それは国内のライブでも、新しいアルバムを作って新しいツアーをすることで、みんながどう受け止めてくれるかを考えるのと同じで、それを海外に持って行ってると思うんです。それと、SNS時代になったとしても、海外に行くには、いろんなことをクリアしていかないといけないわけです。このクリアしていかなきゃいけない条件っていうのが、この 4人を磨いていく、もしくは新しい学校のリーダーズっていう名前が看板として磨かれていくのかなという、そういう気持ちで見ています。
RIN:亀田さんのおっしゃる通りで、私たちも作品やパフォーマンスを通して、自分たちが本当に最高だって思えるものを常に作って、究極は「4人が楽しければそれでいい」ぐらいの気持ちでいるんです。初めの頃は、10人に1人刺さればいいぐらいの感覚でやっていたんですが、だんだんたくさんの人に伝わっていく面白さだったり、それが共鳴する空間だったり、そこでしか得られない刺激と新しい発見というのがどんどん楽しくなっていって。海外も行くようになってから、「まだ観ていただいてない国の人がいるなんてもったいない」っていう気持ちや、どうやったらまだ知らない人に届くんだろうとか、どんな音楽、どんなパフォーマンスをしたら、気になってない人たちも「おっ!」てなってくれるかなとか、いろんな角度で出会ってもらう可能性を日々考えながら過ごしているんです。
亀田:今お話を聞いていて、一番僕の大事にしてることと同じだと思ったのは、「とにかく自分たちがいいものを作って納得できること」というところで、僕も本当にそうなんですよ。アレンジャー、プロデューサーとしてね、いろんなアーティストさんと関わると、ときにはもう、どう猛なアーティストさんもいっぱいいますよ、誰とは言わないけど。
一同:(笑)。
亀田:でも本当に、僕と対アーティストさんの中でいいと思ったものしか出していないんです。よく、「亀田さん、ヒットの秘密は?」って聞かれるんですけど、僕は本当にわかんないんですよ。とにかく向き合って自分たちがいいねって言えるものを作っているだけなので。【日比谷音楽祭】も同じことを僕はきっとやるし、やり続けると思うんですよね。
――亀田さんが、【日比谷音楽祭】に参加するアーティストを考えたときに、一番念頭に置いていることって、どんなことですか。
亀田:僕はいつも、「開かれた音楽祭から感動体験を届けたい」という風に言っていて、その感動体験を届けられるかどうか、そこが一番です。人を感動させるアーティストさんっていうのは、むちゃくちゃピュアな部分も必要だけど、やっぱりハートと腕の両方が揃っていてほしいと思っていて。リーダーズはその両方がある。しかもハートの部分はこうやってお話することで、今日確信に至った感じです。
――新しい学校のリーダーズは5月31日の「FORUM座」(東京国際フォーラム ホール A)に、亀田さん率いるThe Music Park Orchestraの演奏で出演されますけども、「この曲をやってほしい」みたいなこともお話しされるんですか?
亀田:もちろんしましたし、何回か意見交換しました。僕が彼女たちのライブを観たのは僕が椎名林檎さんとか東京事変で何度もライブをやった仙台サンプラザホールっていう会場だったんですけど、リーダーズのライブを観たときに、サンプラザのステージがめちゃくちゃ小さく見えたんですよ。それで客席には、セーラー服を着た3、4歳ぐらいの女の子たちや、「ウォ~!」って応援してるおっちゃんたちもいっぱいいるし、すごいお客さんの幅だなと思って。こういう“人の気”っていうものがホールに溢れているのは、アーティストパワーなんだなって思ったんです。ハートと腕の両方が揃ったリーダーズに、じゃあどういうセットリストでやってもらおうかというのは一回投げて、ミーティングのときにもちょっとお話して、そこからまた熟考しました。僕がライブを観たときのすごさが、【日比谷音楽祭】への出演で広がるようにしたいっていうのと、リーダーズを知ってる人はいっぱいいるけれど、「生で観たら本当にすごかった」って感じてもらえるようなセットリストと、あとは僕らおっちゃんたちの演奏もそれに触発されて良い色を出せるように、総合的に選んだ感じです。
SUZUKA:あんまり、バンドの生演奏でやらないような曲がセレクトされていて、私たち自身も本当にリハーサルを迎えるまでどうなるか想像がつかないです。だからファンのみんなには特に、「こういうリーダーズの音楽の聴き方があるんだ」という初体験になってくれたらうれしいですね。かなり刺激になると思います。
KANON:基本的にライブのセットリストはメンバーで決めるんですけど、他の方から提案していただいてセットリストが出来上がるっていうことがまず珍しくて。だから、いつも自分たちがセレクトしたら生演奏でやらないような楽曲が選ばれて、そこに新しさを感じていて、それを楽しみきりたいなと思うし、新しい化学反応が起きて、いつもと違う何かが出たらいいなと思っています。
亀田:僕らのバンドサウンドにピッタリな曲も選んではいるんですけど、「このヒップなトラックに、ハイブリッドでヒューマンな演奏を加えたらどうなるだろう」っていうものに関しても、果敢に挑戦したいと思っていて。そこで僕らもリーダーズの良さを感じたいし、お客さんに「うわ、これはすごい」と思ってもらいたいんです。いろんなライブ映像もYouTubeで観ることができるけど、日本国内でやっても、「この人たちはこんなに表現者としての幅があるんだ」っていうことを、僕たちのステージでハイブリッドに感じてもらえるといいなと思って選曲しました。でも「これは絶対みんなが知ってる」みたいなことも考えてはいます。
5月30日、31日は、
初夏の気持ちの良い風が吹く日比谷公園へ
――【日比谷音楽祭】の前に、リーダーズは 5月8日に新曲「Chanka Chanka」をリリースしますね。
亀田:聴きましたよ。すごいトライをしたね。
一同:ありがとうございます!
亀田:“祭り”と、その中にある人の感情、行動みたいなものが、すごくキャッチーな楽器を使いながら表現されてるんだけど、すごくヒップな表現を積み重ねていくとここに来るんだなみたいな驚きがありました。
SUZUKA:うれしいです。メロディとかリリックも結構、いい意味で肩の力を抜いて、私たち自身で遊びながら考えたような楽曲で、「オトナブルー」とかも一緒に作ってくれているいつものチームのみんなでまとめ上げたので、私たちにとっても安心感もありながら挑戦的な感覚もあります。まだ私たちを知らない方たちがこの曲で出会ったとしても、私たちらしさがちゃんと伝わる楽曲になっていると思います。
――お手元に【日比谷音楽祭2026】出演者のラインナップがありますが、みなさんが気になるアーティストさんや企画はありますか?
KANON:最近、音楽番組でJUJUさんと一緒になることが増えたんですよ。ライブでご一緒できるのはすごくうれしいです。
RIN:私はSOIL&”PIMP”SESSIONSさん(Guest : C&K, Rei)が、日比谷公園にすごく合うなって思うし、外の空間で聴くのもすごい気持ちいいだろうなって。あと、KREVAさんのライブを数年前に観て、その場にいる知らない人も巻き込むようなライブの力にすごく感銘を受けたので楽しみです。
MIZYU:ラインナップを見ると、正倉院 THE SHOW「光」セッションとか、和楽器を使ったグループの方々もいらっしゃいますよね。そういう音楽に触れることって、自分から観に行こうって思わないと知ることができなかったりするし、和楽器の音楽に触れる機会っていうのは、これから好きな音楽に出会っていく子どもたちにとってもすごく可能性の広がる、いい刺激になるんだろうなって思います。それと、The Music Park Orchestraのギタリスト佐橋佳幸さんは、松たか子さんのライブ映像で拝見していたので、共演にドキドキしています。
SUZUKA:在日ファンクさんは、昔から共感してしまうというか、私たちと重なる部分があるなって感覚的に思っていて。いつかご一緒できる日が来るといいなと思っていたので楽しみです。あとは、「LDH ダンスワークショップショー」とかがあるのが面白いなと思いました。普通のフェスじゃないというか。
MIZYU:キッズが配信を手伝う企画(「子どもカメラマンワークショップ」)もめっちゃすごいですよね。
亀田:音楽業界のお仕事についても知ってもらいたいと思っているんです。いろんな形で音楽への接点を子どもたちや大人にも知ってもらいたいし、そういう場にしたいんですよね。
MIZYU:キッズじゃなくてもやりたいと思うし、私たちもライブを作る上で、自分たちがステージに立てば完成するわけじゃなくて、もっとたくさんの技術とのセッションだと思っているので、そこを感じられるってすごい視野だなって感動しました。
――では改めて、【日比谷音楽祭2026】に向けての意気込みをそれぞれ聞かせてください。
SUZUKA:亀田さん率いるバンドの生演奏と、我々のまだ挑戦したことのないその場の瞬発的なエネルギーを、その日に感じられることが楽しみなので、それを受け取ってくれるのが楽しみです!
MIZYU:私たちも想像がつかないステージになると思いますし、期待以上のものになると思います。そして、私たちを観る予定じゃなくて偶然目に触れてくださった方々との出会いも、これからの未来を育んでいけたらいいなと思うので、いっぱい出会いましょう。
RIN:この日限りのバンドのみなさまとの生演奏によるコラボレーションも、本当に楽しみで期待していてほしいんですけど、【日比谷音楽祭】を1人の人間として体験できることも今年初めてなので楽しみにしています。私たちの楽しいその感覚がきっとみなさまにも伝わるかなと思うので、来てくださるみなさまにすべてを体感・体験して楽しんでほしいなって思っています。
KANON:亀田さんの思いが詰まったこのフェスを私たちも大切に楽しみたいと思うし、いろんなお客さんやアーティストさんとの出会いもすごく楽しみです。
――では最後に亀田さんから、【日比谷音楽祭2026】開催に向けてひと言お願いします。
亀田:8年目に入った【日比谷音楽祭】で初の屋内会場、そこに今回、新しい学校のリーダーズを呼んで僕らも一緒にパフォーマンスをする。それは僕らにとっても挑戦だし、何よりもお客さんに発見があると思いますし、それが感動体験になってほしいと思います。今年はきっと、「2026年にすごいもの観ちゃったよ!」っていうことになるんですよ。それは何を前提にしているかというと、新しい学校のリーダーズはこの先、世界制覇をするんです。そのときに、「2026年に東京の【日比谷音楽祭2026】っていうのに出てたらしいぞ」っていう、その通過点になりたいなって思います。
【日比谷音楽祭2026】は、新しい学校のリーダーズのような世界に進出するJ-POPアーティストから、和楽器、ジャズ、クラシックまで様々な音楽のトップアーティストによるライブやワークショップ楽器体験が無料で楽しめる、フリーでボーダーレスな都会の野外フェスです。初夏の気持ちの良い風が吹く日比谷公園にぜひいらしてください。みんなで垣根なく感動体験を味わいましょう。感動体験は思いやりのある生きやすい社会の種になります。「日比谷音楽祭っていいね」と思ったら、【日比谷音楽祭2026】の無料開催をクラウドファンディングでご支援も。よろしくお願いします。
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