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<年間チャート首位記念インタビュー>Creepy Nuts、史上初のグローバル年間2連覇&トップ2独占――“自分たちの言葉”で、世界ともっと繋がった一年

インタビューバナー

Interview & Text:Maiko Murata
Photo:Hiroya Brian


 2025年のビルボードジャパン各種年間チャート結果が発表された。世界200以上の国と地域でヒットしている日本の楽曲をランキング化した“Global Japan Songs Excl. Japan”では、上半期に続いてCreepy Nuts「オトノケ」が首位を獲得。上記チャートを国/地域別に抽出した“Japan Songs(国/地域別チャート)”においてもフランス、イギリス、南アフリカ、アメリカ、ブラジルの5つで首位を獲得と、欧米を中心に広く支持を集め、初の当チャート年間2連覇を達成した。

 2025年は、自身初の東京ドーム公演開催、【MUSIC AWARDS JAPAN 2025】での9冠達成、また初の海外ワンマン公演となるアジアツアーを開催するなど、国内外でいっそう大きな成果を見せたふたり。アジアツアーを終えてのタイミングとなった今回のインタビューでは、よりミクロの視点で海外のファンに向き合ったからこそのマインドの変化や、逆に変わらない部分、その両面を聞くことができた。

今年の感想は?

――また今年も、今度は「オトノケ」が、2025年上半期に続いて年間でも“Global Japan Songs Excl. Japan”――世界で聴かれている日本の音楽として首位に輝かれました。実は当チャートでは初の連覇、また初のトップ2独占(2位は「Bling-Bang-Bang-Born」)の達成となります。おめでとうございます! まずは率直な感想を聞かせてください。

R-指定:嬉しいですね。

DJ松永:「オトノケ」は、リリース自体は去年だっけ?

R-指定:うん。


――去年(2024年)の10月ですね。

DJ松永:ありがたいですね。まさか、今年もこういうチャートに関われるとは思ってなかったから……首位、いただいてるんですね。いただいてる実感ある?

R-指定:うーん、その“首位”って感じの実感はないけど、やっぱ海外に行く友達からは聞くなあ。めっちゃ海外を旅するラッパーの友達がおるんですけど、そいつが「俺、日本でラップやってるねん」みたいなコミュニケーションのきっかけのひとつとして、「こいつら知ってる?」みたいに聞くと、大体みんな知ってくれてるらしい。

DJ松永:ええっ!?

R-指定:南アフリカとかスペインとかで、「俺の友達の曲やねんけど、知ってる?」って聞くと、「知ってる知ってる!」って言ってくれるらしくて。

DJ松永:マジ……?


――すごいですね……!

DJ松永:やばい、すごいね。……他人事みたいになっちゃう(笑)。

R-指定:ふふふ(笑)。



オトノケ / Creepy Nuts


――おふたり、去年もずっと「ちょっとピンとこないですね……」とおっしゃっていて……(笑)。

R-指定・DJ松永:あはは!

DJ松永:いつになったらピンと来るんだっていう(笑)。


――ちなみに、さっき南アフリカと言っていただきましたが、このチャート、実は国単位(“Japan Songs(国/地域別チャート)”)で南アフリカも集計していて。南アフリカでもダントツの1位でした。

DJ松永:すごい。(データを見て)あ、ほんとだ。フランス、イギリス、南アフリカ、アメリカでも……ブラジルでも!?

R-指定:マジか。

DJ松永:へえ……。でも国別で見ると、より実感に繋がる感じがする。

R-指定:うん。去年もそうでしたけど、このインタビュー受けさせてもらったりとかして、こういう詳細を聞いた時により実感が増すって感じはありますね。日常生活ではあんま感じないんです、やっぱり。引き続き。

DJ松永:それ、俺らがさ、外に出てないってのもあるよね。

R-指定:あー、ある。

DJ松永:俺、なんでこんな(実感がないのかというと)、ずっと家にいるからかも。


――……松永さん、それ去年もおっしゃってました(笑)。

R-指定・DJ松永:あははは!

DJ松永:もう来年も、去年のインタビューでいいかもな(笑)。


――やめてください!(笑)

DJ松永:俺ら、同じ言葉しか喋ってない可能性がある(笑)。来年はちょっと変えられるように頑張りたいですけど。


初のアジアツアーをまわって

――今年は、初の海外ワンマン公演となるアジアツアー【Creepy Nuts ASIA TOUR 2025】を5都市で開催されました。全公演終えられた感触というか、新たに外に出てみて気づいたことだとかはありましたか?

R-指定:ちゃんとチャートに乗ってくれている曲たちの反応とか、浸透度みたいなのは、アジアツアーでより、ぐっと立体的に見えましたね。「めっちゃ歌ってくれる」とか、「反応すごいいいな」みたいなのはやっぱりあるし。でも、ワンマンツアーなんで、基本的には他の曲も全部めっちゃ反応してくれて。やっぱり(フェスと違って)俺らを聴きに来てくれてるからっていうのはもちろんあるんですけど……その+αで、やっぱり「オトノケ」とか「Bling-Bang-Bang-Born」とかは、かなり反応よかったなとは思いますね。

DJ松永:確かにね。「オトノケ」は反応よかった。

R-指定:「オトノケ」やっぱすごいな。


――そうなんですね。

DJ松永:しかも、ちゃんと現地のお客さんが来てくれたのが嬉しかったです。

R-指定:嬉しかった!


――去年の年間チャート首位インタビューでは、「まだフェスでしか海外でライブをやっていないから、ワンマンをやってみて見えてくるものがあると思う」とおっしゃっていました。その点で今回、海外公演としてフェスとワンマンの違いは感じられましたか?

R-指定:いわゆる、たぶん俺たちを知ってくれたきっかけ以外の曲とか、アルバム曲とかでも「すごい聴き込んでくれてんのやな」って感じるところがあったりします。場所によって全然違うんですけど、たとえば、ソウルとかは日本でライブするよりお客さんが歌ってくれていた気がして。日本語でちゃんと覚えて歌ってくれているし、フックじゃないところ、バースのところとかも「あ、そこ歌えるんや!」みたいな場所とかがバーッて(歌声で)返ってきたり。そういう面白さはありましたね。あとやっぱ、結構俺らのライブを観に来てくれている人とかは、俺らの曲きっかけで、日本語もちょっとだけ覚えてくれたのかな?みたいなところもあったり。



Bling-Bang-Bang-Born 『GRAMMY.com | Global Spin Live』 / Creepy Nuts


――いま、日本語で歌ってもらったり、日本語で呼びかけてもらったり……とお話しいただきましたが、特に日本語ラップ、またRさんのラップにおいては、日本語ありきの表現、言語的な部分ってどう届いているんだろう?と思っていて。今、日本語が「意外と通じたな」というところでお話してくださったと思うんですが、ほかにも言語的な部分で発見があったとか、逆にここは壁があるんだなとかを感じた部分はありますか?

R-指定:いろんな国でライブするアーティストって、共通言語として英語で全部MCしたりとかする人が結構いるイメージじゃないですか。俺はそれができないので、今回のツアーに関しても、そもそもコミュニケーションがそんなスムーズにとれない前提でライブをしていて。それが新鮮で楽しかったですね。現地の挨拶をいくつか覚えて、日本語とか、自分の中学生英語……ほんまにちょっとだけ知ってる簡単な英語で言ってみて、その次に現地の言葉で言う、ってことを何回もして、コミュニケーションの確認というか「この言葉、こういう意味で合ってる?」みたいなことをやりながらライブを進めていくのが楽しかったです。アジアツアーはずっと、お客さんと一緒に共通言語を探していくみたいな感じでした。現地の言葉で、この感情とか、この盛り上がっている感じとか、この言葉をどう言うのか?とか。なんやったら客席から教えてもらったりしながらライブを進めていったんで、他の場所では得られない一体感みたいなのがライブが終わる頃には出来上がっている、みたいなのは結構ありましたね。


――松永さんはどうですか?

DJ松永:俺はもうほぼ100%、RにMCを任せるみたいな感じだったんで、Rがどんどん(観客と)距離を縮めていってくれているさまを見るっていう(笑)。

R-指定:(笑)。でも、どこやったっけ? 「松永もしゃべったらどうだ!」みたいなこと日本語で言われたやん!

DJ松永:日本語で!(笑)

R-指定:しっかり日本語で聞こえてきて、めっちゃ笑ったわ(笑)。


――絶対聞こえさせるぞ!っていう意思を感じますね(笑)。

R-指定:練習してきたんかな?(笑)

DJ松永:やばい。日本語使われるとまずいよな。逃げられない(笑)。

R-指定:まずいな。日本語を突きつけられてる感じが(笑)。やっぱりしゃべってほしそうにはしてたけど……。まあ、いかんせん、むずいよな。言語的なものは。

DJ松永:俺、煽ったりできないからさ、もうほぼお辞儀。でも、アジアツアー終わって帰ってきて、ちょっと英会話とか行ったほうがいいかなと思って。

R-指定:いや、俺も思った。

DJ松永:思った? 俺調べるとこまで行った。調べて、いくつか比較検討して、全部消して、1回なかったことにしてる(笑)。

R-指定:あはは! 俺もいろんな人に聞いてんのよ。それこそ、さっき冒頭で言った世界を旅してるラッパー……タマイコウスケっていう友達が、ドイツ、南アフリカ、スペインとかに行って、コミュニケーションとって、現地のラッパーと曲作ったりとかしてるから「どうやってんの?」って聞いたら、ちょっと自分で勉強して、あとはChatGPTに聞いたり、その後はやっぱり現地のやつとしゃべっていくしか(身につかない)って。

DJ松永:なるほど。

R-指定:で、ツアーから帰ってきてから、ふとしたタイミングでZeebraさんと夜中に長電話した時があって。ジブさんめっちゃ英語できるから、「どうやって覚えたんですか?」って聞いてん。あと最近、同世代のラッパーでもすごい英語流暢な人おるやん。それこそ千葉雄喜とか、Awichさんとか。やっぱみんな、めっちゃ頑張ったらしい。

DJ松永:頑張ったんだ!

R-指定:そう。「ジブさんなんか、生まれた時から海外行きまくって、自然に(英語)できたんでしょ?」って言ったら、「いや、超頑張ったんだよ」って。ジブさんはサマースクールみたいなのでアメリカに行って、でも英語が全くできへん状態で小学校のときに放り込まれたから、悔しくて、めっちゃ勉強して、次来年行くときはもっと喋れるように……ってやっていったのと、「あと、映画だな」って。映画のフレーズとかを覚えて、みたいなこと言ってた。

DJ松永:結局みんなちゃんと勉強してるんだ。

R-指定:俺、ジブさんのその話聞いてから『ゴッドファーザー』観ただけ(笑)。

DJ松永:映画観たかっただけじゃん!(笑)


――(笑)。でも、こんなに「外国語学習しよう!」みたいな気持ちになったこと、これまでにあります?

R-指定・DJ松永:ないです!

DJ松永:やっぱアジアツアーを経て、言語がしゃべれない……Rは頑張っていたわけですよ、俺からしてみると。ライブ前に現地の言葉を覚えて、その覚えた言葉をステージで披露して、どんどん異国のお客さんと交流して……しかもアジアツアーで、微妙に(各地で)全部言語が違うなか、全部こなしているのを見ていて、「全く戦力にならなかった、俺……」と思いながら飛行機に乗ってて……。

R-指定:あははは!

DJ松永:これはやばい(笑)。しかもさ、英語聞けたら楽しめる音楽の幅もマジで広がりそう。

R-指定:いや、全然ちゃうやろな。

DJ松永:それも憧れる。音以外で洋楽とかを楽しめるようになったら、もっとヒップホップ好きになるだろうな。


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チャートの外でも感じる支持

――そんな気持ちの後押しになれば嬉しいんですが、“Global Japan Songs Excl. Japan”では、Creepy Nutsは史上初のトップ3独占(「Mirage」「オトノケ」「Bling-Bang-Bang-Born」、7月17日公開チャート)を達成されていました。これはもはや、アニメタイアップ作だから海外で人気という限りではなく、“Creepy Nutsのファン”が国外に確かに増えている証拠だなと思います。そこに関しては、それこそアジアツアーを回られて、何か実感はありますか?

R-指定:そうですね……俺ら自体のファンが増えてくれてたら嬉しいな、なんて希望もありつつ、やっぱワンマンを回って、この国にこれぐらい自分らのファンがいてくれてるんやっていうのはもちろん感じますね。あと、たとえばこのチャートに載っている「Mirage」「オトノケ」「Bling-Bang-Bang-Born」だけじゃなくて、昔の曲を客席から言ってもらった時とか、「あ、その曲好きなんや」って気づいたりして嬉しいなと感じるし。こういう場所を増やしていけたらいいなとは思いましたね。今回はアジアツアーでしたけど、それ以外でまだツアーに行ってない国とかでも、そういうのをしていけたらいいなと思いました。



Mirage / Creepy Nuts


――その、客席からリアクションがあった曲で、「えっ、これ!?」みたいにRさんが思った曲というとなんですか?

R-指定:「助演男優賞」とか。香港公演の前日に、現地のインタビューがあったんです。インタビュアーの人が「Creepy Nutsは『助演男優賞』が結構人気だったりして……」とか言っていて、「あれ!?」って。自分では「いやいや、今海外で俺らって言ったら『オトノケ』とか『Bling-Bang-Bang-Born』でしょ?」と思っていたから、「リップサービスかな?」って疑ってたんです。そしたら、翌日のライブのときに、(お客さんが)アンコールをしてくれて。アンコール、普段俺らはやらないから、ノープランで出てって「なんか聴きたいのある?」って聞いてみたら、「『助演男優賞』!」って何人も言っていて「あ、ほんまなんや!」みたいな。それが意外でした。結構古い曲を言ってるやつとかもいましたね。「紙様」とか。

DJ松永:最近、海外の人に聞かれるようになった実感があるから、「Bling-Bang-Bang-Born」以降の曲(が好き)なんだろうなとか思ってたら、活動始めて間もない頃……1枚目(『たりないふたり』)、2枚目(EP『助演男優賞』)あたりの曲もすっごい浸透していたから、なんか不思議。みんな遡って聴いてくれてるのかな……あっ、でも(アジアツアーで)『たりないふたり』のCD持ってる人とかいたな。

R-指定:グローバルヒットとか出るちょっと前の曲とか……「のびしろ」とかもめっちゃ盛り上がって。

DJ松永:それだ! 「のびしろ」が異様に盛り上がって。

R-指定:そう。「のびしろ」は割とほんまに、曲の感じ的にも、ウケる層的にもこれぞ国内向け、って自分らでは思っていて。だから、海外のフェスではセットリストから外したりしてたんですけど、ワンマンでやったらめっちゃ盛り上がって。「みんなこれ好きなん?」みたいな、そういう驚きとかもありましたね。

DJ松永:違うね、ほんと。呼ばれて出るイベントとかとも。

R-指定:全然違うな。



助演男優賞 / Creepy Nuts


のびしろ / Creepy Nuts


――なるほど。「助演男優賞」や「のびしろ」「合法的トビ方ノススメ」とかはアジアツアーで回られた各所でもしっかり再生数が見られていて【※】人気にも納得感があったんですが、「紙様」は私もちょっと意外だなと思いました。アルバム曲(1stフルアルバム『クリープ・ショー』収録)なうえに、MVやオーディオトラックの公開もないですもんね。

R-指定:そうなんですよ。


――ちゃんと曲を聴いて、ライブに来ている感じなんですね。本当にCreepy Nutsのファンが増えているのが感じられます。

R-指定:ありがたかったなあ。

DJ松永:ありがたいですね。


日本で、ラップはいまや
“成り上がる手段のひとつ”に

――チャートのお話に戻ると、2025年年間の“Global Japan Songs Excl. Japan”ですが、実は3位がTERIYAKI BOYZ「TOKYO DRIFT (FAST & FURIOUS)」なんです。

DJ松永:あー、ずっと入ってますよね。

R-指定:おお! あれ、すごいなやっぱり。ずっとよな。


――というわけで、今年はトップ3がいずれも日本のヒップホップ曲になって。

R-指定:おもしろ!

DJ松永:そうなんだ。


――たぶん、今年の“世界で聞かれている日本の音楽”というところでは、一般的なJ-POPのイメージとは違う結果になったんですよね。『LEGION』のインタビュー時に松永さんに伺った「音数を減らしていく」という部分と繋がる部分があるのかなと思ったりもします。さらにヒップホップという視点だと、ビルボードジャパンでは2025年の下半期から総合アルバムチャート“Hot Albums”へ新たにストリーミング指標を追加したんですが、そうするとヒップホップ系アルバムの順位がすごく上がってくるようになったんです。

DJ松永:だってヒップホップって、マジでCDで聴かれないもんな。

R-指定:うん。


――ですよね。

DJ松永:本当にサブスクとか、YouTubeとか。なんか、ヒップホップ内で売れてる人も、お客さんいっぱいついているのに、CDチャートだと全然誰も顔を出さないみたいなのが、昔からあったから。


――ソングチャートのほうだと、トップ100とかトップ300とかではなかなかお名前を見かけないアーティストさんでも、ストリーミング指標追加以降の“Hot Albums”チャートになると一気に上位に入ってきたり、年間のトップ300以内に入ってきたり――たとえばKEIJUさんやGADOROさん、MC TYSONさんとかが入っていて。さらに、曲単位でもロングヒットしたBAD HOPについては“Hot Albums”で年間トップ10入り(9位)も達成したりと、だいぶ様相が変わったんです。これまでは可視化できなかったヒップホップ文化の盛り上がりが見えるようになってきているのかなと思っていて。

R-指定:へー! めっちゃいい。

DJ松永:今ラッパー、すごい潤ってるもんな。「なんで?」って思うぐらい潤ってる。

R-指定:潤ってるなあ。


――去年の年間チャートのインタビューでは「ヒップホップで食えると思ってなかった」みたいなお話もしていただきましたよね。

DJ松永:そうですね。完全に俺らはその感覚の世代ですけど、今の若手のラッパーはもうすっごい、もう本当に煌びやかなものをまとって……まだキャリア的にはすごく浅くて、これからって感じなのかな?とか思いきや、めちゃくちゃ物でフレックスするぐらい稼いでいるから、やっぱ状況が違うんだなあ。当時の俺ら、当時のヒップホップシーンと。

R-指定:KEIJUとかTYSONは俺らと同世代やから、なんとなくこの感じわかりつつの「盛り上がってきてるな」って感じやろうけど、多分もう、ほんまにここ5年以内ぐらいにエントリーしてきた若いラッパーの子とかは、多分想像もつかんやろな。その「ラップで食えるわけない」と思いながらやってるやつらの感じは。

DJ松永:そうだよな。しっかり稼ぐのは前提で、どんぐらい稼ぐかみたいなニュアンスじゃん、今の人。

R-指定:そうそう。


――なるほど。チャートに上がってきている若手の方だと、たとえばKaneeeさんとか。

R-指定・DJ松永:あー!

DJ松永:なるほどな。食い込んでそう。すごいっすね。

R-指定:すげえなあ。


――さらに、ソングチャートよりもアルバムチャートのほうで上位に入りやすいということは、たぶん1曲がドカンとヒットしているというよりは、安定して聴かれている曲がひとつのアルバムにいくつもあるというパターンで。今のストリーミングで一般的なJ-POPとされるジャンルとはそもそもの聴かれ方も全然違うんだろうなと思うんです。

DJ松永:しかもヒップホップ、シングル多くないですか? めっちゃ単曲で出しますよね。作ってすぐ配信、そのスピード感、身軽さみたいなのがめちゃくちゃあるじゃないですか。でもバンドとかになってくると、がっつり制作してシングル、そこからアルバムみたいなのがある。むしろJ-POPの人たちのほうがもっと、昔の動き方に近いけど、ヒップホップはサクッと録ってサクッと配信みたいな、その身軽さがかっこいい、みたいな感じもありますよね。


――気づいたら曲が出てる、という状況ですよね。

DJ松永:うん。やっぱりそれは昔からそうで、確かにインターネットとか、デジタルへのリテラシーが高い人たちが聴いている印象だな。まだハウスとかテクノのほうがみんなアナログレコード買ってるし。ヒップホップはやっぱり、いちばんデジタルが早かった。それこそさ、ミックステープの時代あったじゃん。フリーで自分たちのアルバムを配信するみたいなのが、2010年代とか……。

R-指定:フリーダウンロードがめっちゃ流行ったな。

DJ松永:そう。みんなfirestorageとかに音源を上げて、フリーダウンロードで◯千、◯万ダウンロード行きました!とか数字で戦っていた時代があって。いちばんヒップホップはそういう土壌だなって、当時から思っていましたね。だからなんか納得というか、サブスクでより成果が出るのはヒップホップっぽいなって思います。


――追加してよかったです……! 去年のインタビューでRさんが、「今の日本で、日本のヒップホップ文化自体が盛り上がってきていることが嬉しい」とおっしゃっていたり、【MUSIC AWARDS JAPAN 2025】の記者会見でもそういうお話をされていましたが、改めて、今の日本や世界における日本のヒップホップに対して思うことはありますか?

DJ松永:でも今、海外だとマジでヒップホップがどんどん聴かれなくなってますよね。


――変わってきましたね。

DJ松永:そうですよね。USのチャート(米Billboardのソングチャート“Hot 100”)で、35年ぶりにヒップホップの曲がトップ40に入らなかったっていう。

R-指定:あー、あったな。


DJ松永:だから、どうなんだろうね。日本とアメリカのヒップホップの市場って、なんか◯年ラグみたいに言うじゃん。◯年日本が遅れるっていう。だから、アメリカで徐々に聞かれなくなっているこの現状って、日本に来るのかな。それか、日本のヒップホップは日本のヒップホップ市場で、良くも悪くもガラパゴス化して、アメリカのヒップホップ市場とは関係なく、自立したシーンを保っているから関係ないのか……どっちなんだろう。

R-指定:でも、ここ近年がもう異常に(チャートに)入りすぎてた、みたいな話も言うよな。どうなんやろうな。そういう風に日本でまた低迷するのは「怖い」とも言い切れないし、なんか、どれが正解なんでしょうね。間違いなく、日本の中でのこの盛り上がりはとんでもなく右肩上がりやと思うんです。今年だけでも、(日本)武道館公演やったヒップホップ・アーティストは10人くらいおるし。

DJ松永:すごいよね。最近なんてさ、武道館から横浜アリーナやる流れができてきてる。

R-指定:うんうんうん。

DJ松永:どんだけバブルなんだよ(笑)。俺らが知ってるヒップホップシーンじゃなさすぎてさ……訳わかんねえよマジで。

R-指定:『RAPSTAR』の応募とかも、お笑いの賞レースへのエントリー数を抜いてくるぐらい……6,800件とか、『R-1グランプリ』のエントリー数より多いんです。


――すごっ!

DJ松永:すごいですよね!?

R-指定:だから、若いやつらの「なんか世に出たい」の選択肢のひとつにラップが入ったってことやろ? 完全に。

DJ松永:それ、Rも言うじゃん。俺は『RAPSTAR』を視聴者的な距離感から観てるけど、「確かに!」って思うんだよ。

R-指定:どっかのジャンルでそういうビッグバンが起こったり、盛り上がったりするとそうなるって言いますけど……一時期、いろんな才能を持った人が“お笑い”に集まったみたいな、ほんまは映画やりたいとか、バンドやりたい、音楽やりたい人も「とりあえずお笑いに行った」っていうぐらい、今度はラップがなんかの選択肢に入ったんやろうなっていうのは感じます。(審査員として)応募動画とかを見ていたら、「こいつは多分“面白いこと”をやりたいやつなんやろうな」とか、「こいつは金持ちになりたいんやな」「モテたいんやろうな」「アイドルになりたいんやろうな」みたいな、いろんな子が、一応“ラップ”っていう入り口で応募してきてるんです。

DJ松永:なんか“手段”としてだよね。だって昔はさ、成り上がるためにヒップホップっていう手段を取るのは、コスパが悪すぎるし(成功する)確率も低いからさ、よっぽどヒップホップやりたい人しか集まらなかったけど……。

R-指定:集まらんかった!

DJ松永:もう“手段”として今、有効になってるもんね。

R-指定:なってる。多分、アメリカもそうなっていったっていう流れがあるから……あっちで半分インフルエンサー、半分ラッパーみたいな人がめっちゃ増えているように、日本でもたぶん増えていってるし……ちょっと相性も良かったりするというか。

DJ松永:ほんとそう!

R-指定:その、スピード感と、ちょっとゴシップ感もあったり、ちょっとグレーなとことかも含め、相性良かったりするから……あとやっぱ、時代違ったらお前は絶対にLDHのオーディション受けてたやろ、みたいな子もおる。


――へえ!

DJ松永:なるほど。確かにね。本当そうだね。

R-指定:めっちゃおる。むちゃくちゃ男前で、たぶんシンガー的な素養も持った子とかが『RAPSTAR』っていう体で応募してきていたりもするし。

DJ松永:すごいよなあ。

R-指定:なんか、面白いですね。そういう、成り上がる手段のひとつに入ったんや、みたいに思いましたね。


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初の【コーチェラ】出演を前に

――すごいですね。今伺った時代の変化、すごく納得しました。では今度はおふたりの話を聞かせてください。来年2026年4月には、ついに【コーチェラ】への出演も決まっておられます。【コーチェラ】って、おふたりにとってどういう認識、立ち位置なんでしょうか?

DJ松永:いやマジで、本当に道を歩いてる人くらいの解像度というか。

R-指定:いや、俺もそう。関係ないものやと思ってた。

DJ松永:そうだよね。なんか世界最大級とか……。海外の最も権威のあるフェス、っていうのを「知ってる」みたいな感じで。自分ごとで【コーチェラ】のことを考えたことがなかったから……どういう風な景色なのか、あんまりイメージできてないっすね。

R-指定:俺もイメージできてないなあ。

DJ松永:できてないよね。

R-指定:(2024年に)「Awichさんが出るんやって!」っていうので「お、すげえ!」ってなって、そん時に初めて、自分の思考の範囲内に【コーチェラ】っていう言葉が入ってきたぐらいで。知ってはいたけど自分には関係ないものと思ってたから……もちろん(出演できるのは)嬉しいし、どうしようかなっていうのはあるんですけど。「どうしよう」みたいな感じです。どうしよう……なんか、言ってるうちに(本番)……。

DJ松永:4月ですよね。すぐ来るなあ。

R-指定:いや、そうやねんなあ。4月。もうすぐやな。


――Awichさんに【コーチェラ】とか、海外公演のお話とか聞かれたりされるんですか?

R-指定:あ、その話してないなあ。いや、でもどうなんやろな。アジアツアーでもそうやし他のフェスでもそうやし、まあ自分なりにコミュニケーション取ってやっていくしかないよなあ。


俺たちが俺たちたるところは、言語

――では【コーチェラ】に限らず、来年2026年はどんな年になりそうですか?

DJ松永:去年も言った可能性あるけど、「曲を作る」。

R-指定:……言ってたよな。

DJ松永:毎年言ってる気がする(笑)。なんか俺的には今年、アウトプットする年というよりは、色々蓄える年だったなっていう感覚なんだよな。いろんなものを。

R-指定:なるほどね。

DJ松永:特に俺、今年はバシバシ作ったわけじゃなかったから……多少作ってはいるけど、それより色々曲を聴いたりする時間のほうが長かったからなあ。最近、やっと2025年の制作スイッチが入って、曲を作るようになってきて。家とは別の作業部屋を借りて、そこでオン/オフが入るようになったからめちゃくちゃ作業が進むようになったんです。「この生活ルーティンめっちゃいいな」「よし、色々やってくぞ!」って走り出した感じだから、2026年はいっぱい(曲を)作りそうだなって感じがしています。


――今年はアルバムも出されていたので、“蓄える”ほうだったとおっしゃったのが意外でした。

DJ松永:Rは違うかもしれないけど、俺は蓄えてたなって感じ。むしろ「全然出さなかったな」みたいな感じなんですよね。


――Rさんはどうですか?

R-指定:俺は、めっちゃ客演多かったから……そういうアウトプットの仕方をしたんかなあ。

DJ松永:あー! でも、Rも今年経験値積んでそうな気もするけど。

R-指定:そう。そういう意味では結構、他の人と曲を作ってみるっていうのは、いいアウトプットをしつつもインプットにもなる経験ではありますね。自分らでは絶対選ばんやろなっていうビートとか、テーマとかがあったりするから、そういう意味ではいい経験になりました。だから、曲に関しては、来年それがどういう形で生きていくのかっていうのはあります。


――客演をされるときって、お相手に合わせてリリックを書かれるわけですから、なんというか“すり減る”部分もあるんじゃないかと思うんです。そこからまた新たに得られるものもあって……とすると、それぞれの割合としてはどんな感じなんですか?

R-指定:得るほうが大きいかもしれないです。「俺、これできるやん!」「こんなんできるやん」みたいなとか、知らんかった引き出しが開いたり、「こういう作り方もありやな」とかいうのは結構多いですね。「こんなこと言えるんや」とかいうのも増えていく感じがします。


――松永さんは、Rさんが今おっしゃったことを近くで見ていて感じられることってありますか?

DJ松永:確かに、Rの客演の曲を聴かせてもらって「すげえ、めっちゃこれかっこいい!」とか思うことは多いですね。「うわ、新鮮!」「やったことないことやってる!」みたいな。それこそ、Kvi Babaのやつ(「I Like It (Remix)」)とか俺、結構新鮮でした。

R-指定:あー。



I Like It (Remix) feat. R-指定 -Live at NIPPON BUDOKAN- / Kvi Baba


DJ松永:めっちゃ良かった。俺、Rがレコーディングしたのを2パターン聞かせてもらったんですよ。ひとつは今のみたいに、結構メロディも使いつつ、トーンを抑えてラップするっていう色々やってるパターン。あともうひとつ、がっつり、それこそKvi Babaがよくやるメロディっぽいパターンを聴かせてもらったんですけど、それもすっげえ新鮮でめっちゃ良くて。Kvi Babaの客演をやるって聞いたときに「どういう感じなのか全然想像つかないな」と思ったんですけど、RがKvi Babaの土俵というか、あの世界観を、がっつりメロディとかフロウ、リリックで全部乗りこなしているのを見て「わぁ、すごい!」と思いました。みんな、結構新鮮なびっくりだったと思うけどな、あれ。

R-指定:あー。だからやっぱ、得るものは大きいですね。

DJ松永:「こういうのもできるんだ」っていうか……Rは多分、やろうと思ったらなんでもできるタイプなんだなってのは、やっぱり改めて思いましたね。こういう雰囲気も出せるんだって。


――じゃあ、2026年はそこで蓄えられたものが新たに見られるかも、と。

DJ松永:そうですね。

R-指定:今年の何かしらが、時間差で反映されるという形で(笑)。


――……あと、外国語ですか。

R-指定:いや、それはある! 英語に限らず、海外の人ともっとコミュニケーションを取りたいですね。


――海外というところだと最後に……実はCreepy Nuts、「オトノケ」以降に、特に中南米での支持が広がっていまして。さっき、“Japan Songs(国/地域別チャート)”でブラジルでも首位だったのをご覧いただきましたが、まだ国/地域別で集計していない国だと、他に目立つのがメキシコなんです【※】。

R-指定・DJ松永:へえー。


――メキシコってちょっと日本っぽいというか、メキシコで聴かれているアーティストを調べると、ほとんどメキシコのアーティスト、またはバッド・バニー(プエルトリコ出身)のようなスペイン語圏のアーティストばかり出てくるんです【※】。日本と同じく、言語が通じるアーティストばかりが主に聴かれている。そんな中で、日本語のCreepy Nutsの楽曲が支持を伸ばしているというのはかなりすごいことだと思っていて。2026年は【コーチェラ】でいよいよ北米に行かれることもあって、もっと北米や南米でCreepy Nutsが聴かれていく可能性があるんじゃないかなと。

R-指定:なるほど!

DJ松永:それ、めっちゃ勉強になりますね。


――次に勉強するのはスペイン語かもしれませんよ……!

R-指定:覚えないかんかあ……。むずいな。スぺイン語……だって、パッと出えへんもんな(笑)。

DJ松永:何もわからん(笑)。


――あっ、でもバッド・バニーは基本、曲やインタビューでもスペイン語しかしゃべらないんです。

DJ松永:え、そうなんだ! 自分の母国語でここまで突き抜けられるってすごいですね。

R-指定:すごい。


――その点で言うと、たとえば最近K-POPも歌詞のほとんどが英語だったりして、サウンドも含めて英語圏の曲にかなり近似し“K-POPらしさ”みたいな部分が失われてきている、という意見も見かけることがあって。そこである種、ガラパゴスな日本語で突き抜けている日本の楽曲のプレゼンスが上がっているのかな?と感じる部分もあるんです。

DJ松永:めっちゃ「確かに!」と思いますね。日本語独特の言葉の響きとかがあるから、それに対してすごく反応してくれる人が多いんです。それこそ、YouTubeのコメントとかを見ると、サウンドが、海外の人にとって聴き馴染みのいいもの×聴き馴染みのない日本語っていう、そのバランスの音楽がすごく新鮮に刺さっているんだなと思います。それが向こうの人に、新鮮だったりキャッチーに捉えられて受け入れられているっていう状況が、目に見えるから。


――やっぱりそうですよね。Creepy Nuts、特にRさんはほとんど日本語でリリックを書かれますし。

R-指定:うんうん。

DJ松永:日本語で言葉を詰めたりとかしているのがいい風に作用してるんだなって、めっちゃ思いますね。


――で、そこをうまく世界と繋いでらっしゃるのが松永さんのサウンドなんですね。

DJ松永:だから……俺のサウンドがめっちゃガラパゴス化しちゃうと、それこそなんか、急にクールジャパン文脈で海外に輸出される日本の音楽みたいなことになっちゃうな、って思う。

R-指定:あー。

DJ松永:ただ日本語で、日本語の良さのまま海外に届けるみたいなのは、確かにサウンドがめっちゃハブになっているから、常に新しいものを取り入れて磨いていかねばな、みたいなところは思いますね。音はそういう役割なんだなあ。たぶん、Rのフロウとかもそういうのだと思うんだけど。

R-指定:うん。

DJ松永:俺たちが俺たちたるところは、言語。そこはやっぱりいちばんでかいなと思います。



Photo:Hiroya Brian


【※】ルミネイト調べ

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