Billboard JAPAN


Special

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る



<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

 今年1月に日本武道館公演を大成功させ、次なる目標である横浜アリーナへ邁進中のアイドルグループ・Appare!(アッパレ)。現在配信中の『【全力は、伝染する。】Appare!新メンバーオーディション』がいよいよ佳境を迎え、10月3日(金)20:30~生放送される最終結果発表を目前に控えた今、自ら審査員も務めたメンバー6人へのロングインタビューを敢行した。

 武道館以降のモードや横浜アリーナへ懸ける想い。そして、新メンバーオーディションの開催決定に至るまでの話から、実際に候補生たちと対峙した6人の覚悟や葛藤も含む様々な感情と、それにまつわるエピソード。全12000字にわたって熱く語ってくれているので、ぜびこれまでのオーディションの模様(ABEMAやYouTubeで公開中)と併せてご覧いただきたい。

▼Appare!
朝比奈れい(赤)
永堀ゆめ(ミントグリーン)
藤宮めい(白)
七瀬れあ(黄色)
藍井すず(青)
橋本あみ(桃)

Interviewer:平賀哲雄

デビュー当時から語っていた「横浜アリーナ」を目指すときが目の前にやってきた

--2024年夏に一度は中止になったものの、2025年1月29日に悲願の日本武道館ワンマンライブ【Appare!やったれ武道館~絶対!玉ねぎいただきます!~】を大成功させたわけですが、あれ以降のAppare!はどんなモードで活動しているんでしょう?

朝比奈れい:武道館で初めて観てくださった方が本当に多くて、Appare!の良さが広まった1日になったんじゃないかなと感じたんです。それ以降はもちろんいろいろ進んでいたり、ファンの皆さんが少しずつ増えていたりはするんですけど、これまでのAppare!の良いところが変わらず残っているので、今まで通り私たちらしく活動できていると思います。

--自分も取材で武道館公演を拝見させてもらいましたが、アッパーチューンだらけのセットリストをほぼノンストップで、全身全霊で駆け抜けていく皆さんの姿を観て「武道館の歴史上、ナンバーワンの運動量を誇るライブだったんじゃないか」と衝撃を受けました。

一同:やったー! うれしい!

▼<ライブレポート>Appare! 日本武道館リベンジ公演大成功&メジャーデビュー決定「次は横浜アリーナへ連れて行けるよう頑張ります!」新たなアイドル伝説刻んだ夜
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/146048

藍井すず:武道館はめちゃめちゃ楽しかったです! 昨年夏に台風で中止になって、それを経ての1月の武道館リベンジだったので。中止になる直前のリハーサルのときは不安や緊張でいっぱいだったんですけど、1月の武道館は楽しみのほうがとにかく大きかったんです。実際、本番も心から武道館でのライブを楽しめましたし、やっぱり景色がめちゃめちゃキレイで! ペンライトの海を見上げながら「これは走馬灯に出てきそうだな」と思いながら(笑)すごく感動したことを覚えています。

--あの日の武道館では、横浜アリーナでのワンマンライブを次なる目標として掲げる場面もありました。様々な選択肢がある中で、横浜アリーナを選んだ理由は何だったんでしょう?

朝比奈れい:天晴れ!原宿(Appare!の改名前のグループ名)として結成したのがもう10年ぐらい前なんですけど、もうそのときから「立ちたいステージは?」という質問に対して「横浜アリーナ」とメンバー全員で答えていたんですよね。ただ、一気に横浜アリーナへは行けないので、まずは日本武道館を目指すことにして。で、それを叶えて、ついにデビュー当時から語っていた「横浜アリーナ」を目指すときが目の前にやってきた、という感じなんです。あと、私個人としては、人生で初めて生のライブを観たのが横浜アリーナだったんですよ。小学生か中学生の頃だったと思うんですけど、お母さんと一緒に観に行ったんですよね。それから「いつか自分もここに立てたらいいな」という想いはずっとありました。

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

▲朝比奈れい

橋本あみ:私は、2020年に【桃色担当後継者オーディション】で加入したんですけど、前の桃色担当のメンバーさんの卒業公演を観に行ったときに「横浜アリーナに一緒に行きたかった」と話しているのを聞いて……。その時点で私が入ることは決まっていたので、メンバーは変わるけど、その想いは繋いでいきたいなという想いがあって。そして、武道館という夢を叶えて「次は?」となったときにメンバーで話し合って、自然と「横浜アリーナ」という場所がみんなの口から出たので、私も一緒に目指したいと思ったし、タスキを繋いでいくという意味でも自分だけの夢ではないので、絶対に叶えたいなって。

--それだけ横浜アリーナに強い想い入れがあるとは言え、キャパ的には武道館の倍ぐらいになるわけで、難易度の高いミッションにはなりますよね。

藍井すず:私も途中加入のメンバーで、ここまで7年ぐらいAppare!で活動してきたんですけど、地道に積み上げてきてようやく武道館に立つことができた。でも、ここからまた横浜アリーナまでめちゃくちゃ時間をかけていたら、おばあちゃんになっちゃうじゃないですか(笑)。そこまでいかなくてもアイドルは活動期限が限られているので、ファンを倍に増やしていくとなると、爆発的に人気になる何かがないといけないなと思っていて。それをいつ掴み取れるかの勝負になってくるし、運とタイミングがビタッと合ったときに横浜アリーナに相応しいグループになれると思うんですよね。それはもしかしたら1年後かもしれないし、武道館までの道のりより長い時間がかかってしまうかもしれない。そこの予想はつかないんですけど、だからこそチャンスはひとつも逃しちゃいけないなと思っています。

--そんな武道館から横浜アリーナを目指していくフェーズに入ったタイミングで、工藤のかさんが卒業することになりました(2025年4月19日に卒業)。どんな気持ちになりましたか?

永堀ゆめ:ここまで一緒に頑張ってきた仲間だったから、やっぱりショックだったし、複雑な気持ちではありました。本当は7人でこの先もおんなじ景色が見たかった。だけど、Appare!の夢がみんなの夢であるように、その子の夢も私たちの夢として叶えてあげたいから「背中を押してあげなきゃいけないな」と思って。実際に背中を押して送り出してあげることができたので、よかったなと思います。

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

▲永堀ゆめ

藤宮めい:自分は、その7人で活動してきた期間がいちばん長かったので、この中で誰かが欠けるというか、環境が変わるということが想像できなかったんですよね。卒表発表したあとも、いつも通りの雰囲気で楽屋でもライブでも過ごしていたので、本当に想像がつかないまま卒業公演当日を迎えた感じだったんですけど、ライブをしている中で「これで最後なんだ」と感じて。……寂しかったし、彼女のことを笑顔で見送ってあげたいと思ってはいたんですけど、正直に言うと「明日からどうなるんだろう?」という不安もありました。

--そうして7人から6人になったわけですけど、それから少しして新メンバーオーディションの開催が決定しました。メンバーの卒業はもちろん、加入もグループをイチから再構築していくことになるわけで、そこに対してはどんな心境だったんでしょう?

藤宮めい:新メンバーオーディションの話を最初に聞いたときは「マジか」となりました(笑)。Appare!はこのメンバーでずっとマジメに頑張ってきたんですけど、だからと言ってそういうマジメな子が入ってくるとは限らないし、今回のオーディションは私たちメンバーが審査するので、自分たちの見る目ですべてが変わってしまうし、自分たちの手で自分たちのグループを壊してしまう可能性もある。そういうマイナスの「たられば」をすごく考えてしまったんですよね。私、ネガティブ思考なんですよ(笑)。

--Appare!が大事だからこそ、リスクばかり考えてしまったと。

藤宮めい:それですごく保守的になっちゃう部分があるので、新メンバーが入って良くなる可能性だってあるのに、それを考えられるほどの余裕がなかった。あと「メンバーが減ったから足す」みたいに見えてしまうのも気になって。ずっと「この7人で」と言い続けてきたからこそ、その言葉は嘘だったのかと……そんなことを思う人はいないかもしれないけど、そう思わせてしまうきっかけになったらイヤだなと、新メンバーオーディションの話を最初に聞いた時点では思ったりもしていました。いざ、始まったら、また気持ちは変わっていったんですけど。

NEXT PAGE
  1. 何にでも全力投球できて、みんなで楽しくバカマジメにやっていける子が「Appare!らしい」
  2. Next >

何にでも全力投球できて、みんなで楽しくバカマジメにやっていける子が「Appare!らしい」

--朝比奈さんは、新メンバーオーディションが決まったときはどんな心境だったんでしょう?

朝比奈れい:私は結構、賛成派でした。私以外の5人、今年卒業した工藤のかも入れると6人がこれまで新メンバーとして入ってくれたけど、蓋を開けたら「全員、本当に入ってくれてよかった」と心から思ったし。今回のオーディションで新メンバーを迎え入れるとしたら4回目になるんですけど、過去3回ともグループにとってすごく良い風が吹いてくれたので、次も入れていいんじゃないかなって。そう思うけど、やっぱり私たちが納得できる子がいないのであれば、この6人のまんまで活動していくほうがいい。だから、新メンバーを入れるのは賛成だけど、無理して入れるのは違うかなと思っています。

--新メンバーオーディションの審査員をしていくうえで「こういう子が入って、こういうグループになれたら」みたいなヴィジョンはあったんでしょうか?

七瀬れあ:Appare!は今、いろんな子がいて、いろんな個性があるグループだと思うんですけど、そんな6人と被らない。かつ、すごく強い印象もちゃんと残せる子が欲しいなと思っていて。今回の候補生はみんな良い子たちなので、よく見てもらったら「この子、こんな良いところがあるんだ」と知ってもらえる自信はあるんですけど、パッと見ただけでそれをしっかり分かってもらえる自信はまだあんまりないんですよ。なので、10月3日に生放送される最終審査まで、自分の魅力を物怖じせず出せる子がいないか、今は探っているところですね。Appare!も長くやってきて、もうすぐ10周年を迎えるグループなので、不安は抱えていてもいいんですけど、ステージに出るときはまったくそういう部分が分からないぐらい、堂々としている強いメンバーが欲しいです。

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

▲七瀬れあ

--今の話の流れで聞きたいのですが、Appare!の魅力ってどんなところにあると思います?

七瀬れあ:いちばんの強みはライブパフォーマンスなんですけど、それ以外で言うと、人に対しての向き合い方。ただ私たちが輝きたいから輝いているだけとか、ただアイドルとしてチヤホヤされたいからやっているとか、それがいちばんにあるグループじゃなくて、人の為が自分の為になると思って活動しているんです。自分だけがしあわせになっても、ファンの皆さんはしあわせにならないと思っているし、メンバーだけ、ファンだけが苦しくてもそれはしあわせじゃない。本当に「全員を笑顔にしたい」という気持ちで動けているその向き合い方が、Appare!の強みかなと思います。

--となると、新メンバーもその意識を持てるかどうかが重要になってきますよね。オーディションの序盤のほうで「Appare!っぽい」みたいな発言があったじゃないですか。Appare!らしい子ってどういう子のことを指すんですかね?


▲【Appare!新メンバーオーディション】#1『The Next Stage 全力は、伝染する。』

藍井すず:自分は「マジメ」ってよく言われるんですけど、マジメどころかバカマジメなんですよ。オンオフはありながらも、突き詰めるところはしっかり突き詰めて、くだらないことも真剣にやったりとか、そういうバカマジメなところを私は「Appare!らしい」と思っていて。で、今回のオーディションの候補生の中にも、そういうバカマジメな子がいたんですよね。ふざけることにも全力、真剣なことにも全力みたいな、何にでも全力投球できて、みんなで楽しくバカマジメにやっていける子が「Appare!らしい」と私は思っています。

--そのAppare!らしさも審査のポイントになると思うんですけど、逆にこの6人のメンバーと属性が被っていないことも求められるわけじゃないですか。

藍井すず:本当にそうなんです!

--ということは、Appare!らしさも重要だけど、今のAppare!にない魅力を持っている。そして、当然ながらパフォーマンスもちゃんとできる新メンバーが欲しいわけですよね。

七瀬れあ:その通りです。だから、難しいんです(笑)。

永堀ゆめ:あと、歌が上手い子。歌で引っ張っていける子がいたらいいよねって話しています。

藍井すず:今回、歌声に特徴がある子が多いんですよ。

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

▲藍井すず

--今回、新メンバーが入るとしたら、初めて先輩になる橋本あみさん。どんな後輩に入ってきてほしいと思っていますか?

橋本あみ:えぇー! これまで経験したことがないこと過ぎて、まったく想像がつかなくて。自分の先輩像も全然想像つかないし、自分のことが分かんないのに後輩のことなんて!

一同:(笑)

橋本あみ:でも、私がメンバーに選んでもらったときは「Appare!らしかった?」と言われたら、そういうわけでもなかったと思うんですよ。なので、そのときのAppare!にあとから追加される要素も加味されると思うから、今いる6人とは違うものを持っていて、そこからどんどんAppare!っぽさが足されていくパターンもあると思うんですよね。マインドとかも一緒に過ごしている中でどんどん共通になっていくというか、自然と思っていることが一緒になっていく。そういう意味では、最初はAppare!らしくなかったとしても、ビジュアルの系統でもキャラクターでもこの6人にない個性を持っていれば、それはきっと強みになっていくんじゃないかなと思いますね。

--今回の新メンバーオーディションでは、ここにいる6人も心を揺さぶられたり、いろいろと試される瞬間もあったと思うんですけど、自分にとってどんな時間だったか。それぞれ聞かせてもらえますか?

朝比奈れい:自分自身のアイドルとしての意識を改めて思い返す時間になりました。やっぱり人が本気のときって、すべてで伝わるんですよ。言葉、行動、表情のすべてで伝わってくる。そんな候補生の皆さんの姿を見て、私もファンの皆さんに対して本気で伝えたいことを伝えられるように頑張りたいなと。そんな風に思える刺激をたくさんもらいました。あと、今回のオーディションは私が候補生含め最年長だったこともあって、アイドルが持つべきフレッシュさを忘れないようにしたいなと思ったり。そんな感じで、自分自身にとっても改めて勉強することが多い時間でしたね。

--朝比奈さんは、今回のオーディションの中で候補生に最も厳しいメンバー兼審査員の役割を担っていたじゃないですか。

朝比奈れい:怖いですよね(笑)。

--最初の候補生たちの全体パフォーマンスにおける姿勢を見て「責任感なさすぎじゃない?」と怒っているシーンもありましたよね。


▲【Appare!新メンバーオーディション】#2 『The Next Stage 全力は、伝染する。』

朝比奈れい:その現場のときの気持ちとはまた違う話かもしれないんですけど、自分がアイドルをやる前はアイドルのことをこう思っていたんです。「顔が可愛くて、可愛い衣装を着て、笑顔で歌ってるだけじゃん」って。でも、いざ、自分がアイドルになったら、全然そんなことはなかったし、めっちゃ大変だし、みんな人生を懸けて臨んでいる。私はそれを学んだので、すべての人に「アイドルはただ可愛いだけじゃない」ということを知ってほしいんです。なので、候補生のみんなにもそれを知ってほしかったんですよね。

--候補生を3チームに分けて、朝比奈さんは橋本さんとチームAの担当をしていましたけど、パフォーマンス審査で「ボロボロ」とかなり厳しい評価をされていましたよね。あの結果に対してはどんな気持ちになりましたか?

朝比奈れい:チームAは未経験者がキレイに集まってしまったので、練習のときからボロボロすぎて、私とあみは「本当にヤバいね。どうしよう?」みたいな感じではあったんです。でも「しょうがなかった」ということにはできないじゃないですか。なので、もう少しできることがあったと思うんですけど、自分も上手いやり方が分からなかったんですよ。その結果、ボロボロのパフォーマンスを見せることになってしまったので、悔しい気持ちでした。

--七瀬さんは、今回のオーディションでどんなことを感じました?


▲【Appare!新メンバーオーディション】# 3『The Next Stage 全力は、伝染する。』

七瀬れあ:オーディションをやるやらないの話し合いをしたときから大変で印象的でしたし、そこから「The Next Stage 全力は、伝染する。」と書いてある新メンバーオーディションのスタジオに入って「ヤバい。これから候補生が来るのか」という瞬間もすごく印象深かったですし……全部が本当に大変だったし、いろんな想いが駆け巡りました。今回のオーディション番組って本当にリアルにお届けしているんですよ。3チームに分かれたときも、普通はもうちょっと経験者と未経験者をバランスよく振り分けたりすると思うんですけど、本当にくじ引きで決まったのがあの3チームだったので、だからこそすごく苦しんでいる場面も見れたと思うんです。私とすずちゃんが担当したチームBは経験者が多くって、他のチームと比べると手のかからない子たちだったんですけど、私たち既存メンバーと候補生の皆さんの意見をどれぐらいの割合で入れ込むか。そこは苦労したんですよね。

--チームBは、自発的に意見を言える候補生ばかりでしたよね。ゆえにアイデアには困らないけど、それをどうまとめるか苦労したと。

七瀬れあ:そうなんですよ。それでやりたいことを全部やって、しっちゃかめっちゃかになっちゃうと、何を伝えたかったのか分からずに終わってしまう。だから、逆に難しい部分もあって。みんな、すごくしっかりした子たちだったんですけど、ずっと「不安、不安」と言っていたので、励ますことに時間をかけたりもしましたね。私は「大丈夫だから!」みたいに言ってて、逆にすずは言い過ぎたら緊張しちゃうかもしれないからと気を遣いながら話していて、お互いにバランスを取りながら接していって。その結果、まとめるのは上手くいったのかなって。みんなのオーディションに懸ける想いとか、眼差しとかから伝わってくるものもあって、自分のこれからのアイドル人生にも活かせるんじゃないかなと思うぐらい、熱い想いをもらいました。

NEXT PAGE
  1. < Prev
  2. 10月3日の生放送を観て「これからもAppare!を応援したいな」と思ってもらえる時間にできたらいいな
  3. Next >

10月3日の生放送を観て「これからもAppare!を応援したいな」と思ってもらえる時間にできたらいいな

--続いて、橋本さん。

橋本あみ:オーディションを通して「Appare!とは何なのか」と概念みたいなことをすごく考える時間が増えましたし、私は結構ポジティブなほうなんですけど、自分のことを嫌いになる瞬間がめっちゃ多かったんですよ。候補生の子たちとの関わり方もめっちゃ難しいし、自分が5年ぐらいAppare!として活動してきて、伝えられることや教えられることはあったと思うんですけど、それが上手く言葉にできなかったりして……。自分も未経験で加入したからこそ、もっと伝えられたことがあったんじゃないかなって思うんです。なので「最善を尽くせたか」と言ったら、そうじゃなかったのかなって。私が担当したチームAもああいう結果になってしまったし、反省する時間がすごく多かったです。ただ、不安になって「どうしよう?」と思ってもメンバーが話を聞いてくれたので、それは心の支えになりましたね。

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

▲橋本あみ

--候補生の子たちを見て、かつての自分と重なる瞬間ってあったりしました?

橋本あみ:私は候補生のみんなより出来ていなかっただろうなと思いましたね。だから、振り付けや歌詞を覚えてきている時点で「すごい!」と思っていました。自分は全然覚えられなかったので(笑)! でも、ステージに立つとなると、それぐらいのハードルは余裕で越えていないといけない。その現実と自分の気持ちのギャップも結構大きくて……なんて言うんですかね。自分もステージに立つってなったら不安になっている余裕とか暇とか……なんて言うんだろう?

藍井すず:落ち着いて! これ、生放送じゃないから!

一同:(笑)

橋本あみ:すみません、テンパっちゃって(笑)。

七瀬れあ:先輩になるからね(笑)。

橋本あみ:「先輩」とか言わないで(笑)。でも、やっぱりステージに立って人に観てもらうことになったら、ああやって評価が付くわけだし、練習してきた経過も大事だと思うけど、結果がすべてでもあるじゃないですか。見えているところしかお客さんとかファンには伝わらないから、そこに懸けるという意味では……Aチームを担当していて足りなかったのかなと思いました。

--続いて、永堀さん。

永堀ゆめ:まずすごい数の女の子たちが「Appare!に入りたい!」という気持ちを持って、しかも「オーディション番組です」と伝えたうえで参加してくれたことに「すごい勇気を持って来てくれたな」と思いました。実際には放送に映っていた倍の人数の子たちが来てくれていて、そのひとりひとりとお話したんですけど、人によっては地方から出てきてくれたりしていたし、その勇気にまず感動しました。あと、私とめいが担当したチームCも経験者が多くて、スキルをちゃんと持っている子たちが集まってくれたんですよ。だから、私たちから「もっとこうしたほうが良いんじゃない?」って言わなくても、自分たちで「これ、やってみたいです」と言ってくれる子たちだったから、その姿勢を見て「アイドルとしてこうでなきゃいけないな」と改めて思いました。

--原点回帰できる時間でもあったわけですね。

永堀ゆめ:やっぱり歳を重ねていくと、グループにいる期間も長いので、どうしても保守的になっちゃうんですよね。で、変化することも怖くなってくる。だから、候補生の子たちの積極的な姿勢を見て感動してしまって、自分もこうでなきゃいけないと思わせてもらいました。あと、今となって思うことは、優しさだけが優しさじゃないというか、厳しさもやっぱり必要だし、番組を通してオーディションを観返しながら「もっと思ったことを伝えてもよかったな」って反省するところはありました。

--続いて、藍井さん。

藍井すず:書類を通った200~300人の方々と1対6でお話して、ひとりひとりのアイドルに対する想いとか、Appare!に対するすごく強い想いを聞いて、自分たちが憧れのアイドルという存在になれていることはあたりまえじゃないなと思いましたし、それに改めてすごく感謝しました。あと、新メンバーを迎え入れるということは、その子の人生を背負うことになるじゃないですか。15歳、16歳、17歳ぐらいの若い候補生もいるわけですし。で、その子にも私たち6人の人生を預けるわけだし、メンバーだけじゃなくAppare!のスタッフさんやまわりの関係者の方、そして、ファンの皆さんの人生も背負っていくことになるわけだから、絶対に妥協しちゃいけないなって。審査員の私たちが下した判断によって吉と出るか凶と出るか決まるし、いちばん大きな変化が訪れる重要なターニングポイントだと思って、今回のオーディションには臨みました。

--候補生にとってはもちろん、Appare!に関わるすべての人たちにとっての大きな分岐点になるわけですもんね。

藍井すず:なので、本当はもっと時間をかけて選びたかったんですけど、Appare!はそれこそ横浜アリーナに向けてスピードを上げていかなきゃいけないので、この短期間でメンバー6人で話す機会もすごく増えましたし、重圧と共に責任感も増した感じがします。

--続いて、藤宮さん。


▲【Appare!新メンバーオーディション】# 4『The Next Stage 全力は、伝染する。』

藤宮めい:自分は不安とネガティブを山ほど抱えて臨んだオーディションではあるんですけど、実際にたくさんの候補生の皆さんとお会いして、Appare!にすごく本気で向き合って、こんなにハードルの高いオーディションを受けてくださっていることを実感して。自分もすごく本気で向き合うことができたし、どんどん候補生の良いところを知っていくにつれて「この歌声がAppare!にあったら、すごく魅力的になるだろうな」とか「この子のこういうところはすごく良いだろうな」って、Appare!が変化することをすごくポジティブに捉えられるようになっていったんですよね。本当にたくさんの方がアイドルとAppare!に憧れてオーディションを受けてくださって、その想いを直接聞いて、自分も憧れてもらえるアイドル像でありたいと思うし、そうでなくちゃいけない。そういう強い想いがすごく確立されました。

--最初はオーディションに否定的だったけど、真剣な候補生たちとの出逢いによって変わることができたんですね。

藤宮めい:あと、自分は意見を言うことが苦手なんですけど、一緒にチームCを担当することになったゆめも苦手だから、ふたりでモジモジしちゃう時間があって(笑)。でも、優秀な候補生たちが集まっていたので、いちばん良いパフォーマンスを見せなきゃいけないじゃないですか。良い子たちが集まっているのにも関わらず、いちばん悪いモノを見せたら「どういうことだ?」ってなっちゃう。だから、すごく責任を感じました。でも、優秀な子ほど内気だったりするから、候補生のみんなも最初は意見を言えなくて。それで「自分の良さは自分がいちばんよく分かっているはずだから、それを伝えてほしい」と話したら、次の日から「自分はこれがやりたいです」とか「自分はこういうことが得意だと思います」って伝えてくれるようになって、1日で人ってこんなに変われるんだと思うぐらい変わったんですよね。そうなると「自分も変わらなきゃ。みんなも変われるんだったら、自分も変われる」と思えて、逆にすごく勇気をもらったんです。なので、みんなが成長してくれたことで、私も成長できた期間でした。

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

▲藤宮めい

--そのオーディションの最終結果発表が10月3日に生配信されます。それに向けてここに至るまでの『【全力は、伝染する。】Appare!新メンバーオーディション』のアーカイヴ動画をたくさんの人に観てもらうべく、オススメの見どころがあったら聞かせてもらえますか。

朝比奈れい:見どころは……めちゃめちゃ怖い朝比奈れいが全4話にわたって観れます。でも、それぐらい、こっちは真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたいです。

藍井すず:みんな、めっちゃ性格が出ている。今までAppare!の曲しか聴いてないとか、ライブしか観ていない人たちでも、Appare!のそれこそバカマジメさを見れると思うし、候補生の方たちに対する向き合い方もそれぞれの個性が出ているので、メンバーそれぞれ真摯に向き合っていくところにも注目してもらいたいですね。

橋本あみ:ライブではまったく観れないメンバーの表情。たぶん、すごく新鮮に映ると思うんですよね。真剣だからこそ「こんなに怖い表情するんだ?」とか(笑)。普段の活動ではあんまり伝えられていない裏側が出ていると思うので、そこは自分で観てても「面白いな」って感じました。

藤宮めい:ファンの方たちには「本音を話してくれて嬉しい」と言ってもらうことがすごく多いんですよね。なので、かつての私と同じようにオーディションに対してマイナスな印象を持っているファンの人たちもいると思うんですけど、自分と一緒にもしかしたら気持ちが変わっていって、新しいAppare!を応援してくださる方たちもいると思うし、実際に「これだけ本気で真剣にメンバーが選んでいるからこそ、選ばれる新メンバーの子も信頼できる」と言ってくださる人も多いんですよね。なので、これを観て安心してほしいです。

--最終結果発表が生放送される10月3日は、どんな気持ちで迎えようと思っていますか?

朝比奈れい:もしかしたら新メンバーが入らない未来もあるだろうし、どういう結果になるかは本当にまだ分からないんですけど、何よりファンの皆さんを安心させたい気持ちがいちばん大きいです。なので、10月3日の生放送を観て「これからもAppare!を応援したいな」と思ってもらえる時間にできたらいいなと思います!

<インタビュー>Appare!「真剣なので、そこのリアルを感じてもらいたい」日本武道館の次なる目標・横浜アリーナ、新メンバーオーディションへの想い語る

Interviewer:平賀哲雄

【Appare!新メンバーオーディション】総集編『The Next Stage 全力は、伝染する。』

関連キーワード

TAG

関連商品

Appare!TOYBOX
Appare!「Appare!TOYBOX」

2022/03/28

[CD]

¥2,000(税込)

Appare!TOYBOX
Appare!「Appare!TOYBOX」

2022/03/28

[CD]

¥2,000(税込)

僕らのワンダーランド
Appare!「僕らのワンダーランド」

2021/07/02

[CD]

¥1,200(税込)

僕らのワンダーランド
Appare!「僕らのワンダーランド」

2021/07/02

[CD]

¥1,200(税込)

Appare!Parade
Appare!「Appare!Parade」

2021/03/10

[CD]

¥3,000(税込)

Appare!Parade
Appare!「Appare!Parade」

2021/03/10

[CD]

¥3,000(税込)

ギミギミダーリン
天晴れ!原宿「ギミギミダーリン」

2020/02/14

[CD]

¥1,800(税込)

ギミギミダーリン
天晴れ!原宿「ギミギミダーリン」

2020/02/14

[CD]

¥1,200(税込)

あっぱれサマーっ!!
天晴れ!原宿「あっぱれサマーっ!!」

2019/09/18

[CD]

¥1,834(税込)

あっぱれサマーっ!!
天晴れ!原宿「あっぱれサマーっ!!」

2019/09/18

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

君の眼球越し救いたまえアイドルよ
天晴れ!原宿「君の眼球越し救いたまえアイドルよ」

2017/09/20

[CD]

¥1,000(税込)

Appare!TOYBOX
Appare!「Appare!TOYBOX」

2022/03/28

[CD]

¥2,000(税込)

Appare!TOYBOX
Appare!「Appare!TOYBOX」

2022/03/28

[CD]

¥2,000(税込)

僕らのワンダーランド
Appare!「僕らのワンダーランド」

2021/07/02

[CD]

¥1,200(税込)

僕らのワンダーランド
Appare!「僕らのワンダーランド」

2021/07/02

[CD]

¥1,200(税込)

Appare!Parade
Appare!「Appare!Parade」

2021/03/10

[CD]

¥3,000(税込)

Appare!Parade
Appare!「Appare!Parade」

2021/03/10

[CD]

¥3,000(税込)

ギミギミダーリン
天晴れ!原宿「ギミギミダーリン」

2020/02/14

[CD]

¥1,800(税込)

ギミギミダーリン
天晴れ!原宿「ギミギミダーリン」

2020/02/14

[CD]

¥1,200(税込)

あっぱれサマーっ!!
天晴れ!原宿「あっぱれサマーっ!!」

2019/09/18

[CD]

¥1,834(税込)

あっぱれサマーっ!!
天晴れ!原宿「あっぱれサマーっ!!」

2019/09/18

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

アッパライナ
天晴れ!原宿「アッパライナ」

2019/05/01

[CD]

¥1,222(税込)

君の眼球越し救いたまえアイドルよ
天晴れ!原宿「君の眼球越し救いたまえアイドルよ」

2017/09/20

[CD]

¥1,000(税込)

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)

  2. 2

    【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)

  3. 3

    【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)

  4. 4

    <年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”

  5. 5

    【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)

HOT IMAGES

注目の画像