Special
<コラム>【甲子園ブラスバンドフェスティバル2025】開催&ベリーグッドマンから応援コメントが到着
Text:Masako Hatta
Photo:Yuto Yamamoto
6月1日(日)、【甲子園ブラスバンドフェスティバル2025】が兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場にて開催される。今回で3回目となる【甲子園ブラスバンドフェスティバル】は、高校生が渾身の応援パフォーマンスを展開し、毎年大観衆を熱くしてきた。そんな注目のイベントについて、過去2回の模様なども含めて紹介。さらに、4月に【甲子園ブラスバンドフェスティバル2025】のサポーターアーティストに就任したことを発表した3人組ボーカルユニット・ベリーグッドマンが、現在ツアー中にもかかわらず特別に応援コメントを届けてくれたので、お見逃しなく。
“夏の甲子園”、“春の甲子園”としておなじみの【全国高等学校野球選手権大会】や【選抜高等学校野球大会】の会場として知られる阪神甲子園球場。【甲子園ブラスバンドフェスティバル】は、1924年8月1日に誕生した同球場のアニバーサリーを飾る【阪神甲子園球場100周年記念事業】の一環として2023年6月にスタートした。
初回となった【甲子園ブラスバンドフェスティバル2023】は、吹奏楽の強豪校も名を連ねる全8校、総勢約800人の高校生が参加。各校が力のこもった演奏を披露して約8000人の観客を沸かせたのはもちろん、8校合同演奏、パワフルな応援団、華麗なチアリーディングなどでも楽しませ、ラストは野球応援の定番「アフリカンシンフォニー」と、【阪神甲子園球場100周年記念事業】のコラボ企画「阪神甲子園球場100周年記念マンガコラボムービー」の使用楽曲「KOSHIEN FOREVER」の大合奏で盛大に締めくくられた。ゲストとして登場した「ブラバン甲子園大研究」の著者・梅津有希子氏は“全力でパフォーマンスされる姿に感動しました”と、阪神タイガースのOB・矢野燿大氏は“改めて応援の偉大さを実感しました”と言葉を残している。
その翌年、【甲子園ブラスバンドフェスティバル2024】は規模を拡大し、参加校は全10校、参加人数は約1000人、観客も約9000人に上った。前回同様、演奏がハイレベルなのに加え、ダンスやマーチングでオリジナリティも。出場校の一つ、龍谷大学付属平安高等学校出身のゲストで元・阪神タイガースの桧山進次郎氏も“僕も力をもらいました”と心を動かされた様子だった。しかも同年は初のサポーターアーティストが参加。大役を務めたのは4人組管楽器ガールズグループ・MOSで、ブラスとダンスを融合させた“ブラダン”というスタイルのプレイで盛り上げ、フィナーレでは出場校とともに「KOSHIEN FOREVER」を響かせた。
そして迎える6月1日(日)の【甲子園ブラスバンドフェスティバル2025】には8校の出場が決定。アルプススタンドのほかグラウンド内ファウルゾーンや外野芝ゾーンで、青春をかけた白熱のパフォーマンスを繰り広げる。またSS席限定特典としてグラウンド(人工芝部分)で写真撮影などを楽しめるグラウンドウォークも初登場。さらに前述のとおり、今回はベリーグッドマンがサポーターアーティストとして参戦する。彼らの応援歌は多くのプロ野球選手の登場時に使用され、2022年には阪神甲子園球場100周年記念事業アンバサダー(アーティスト)にも任命された。しかも2023年には阪神甲子園球場でのワンマンライブも成功させており、RoverとHiDEXは吹奏楽部、MOCAは野球部出身ということで【甲子園ブラスバンドフェスティバル2025】への思いもひとしおなはず。そこで今回、特別に3人にコメントを寄せてもらった。
ベリーグッドマン コメント
まずは呼んでもらえると思ってなかったんでうれしいです。コロナ禍で高校野球が中止になったり、復活しても応援はできなかったり……あれって異様だったというか。それを経て今、やっぱり応援ってすばらしいなって思います。応援がある、あの瞬間がすごく特別。【甲子園ブラスバンドフェスティバル】は、球児がプレイしてるくらいの感動がよみがえる、そんな迫力があるので楽しみですね。あと、音楽で一つになれる喜びはすごく大きい。甲子園球場の歴史みたいに、この先10年、20年と【甲子園ブラスバンドフェスティバル】が長く続いて、毎年高校生たちに甲子園で演奏させてあげたいって思いも強いです。そこに力添えできたらなと思いますね。なので、毎年呼んでほしいです!
MOCA

僕らは野球や甲子園の応援団と親和性が高いなと思ってたんですよ。今回、サポーターアーティストに任命していただいてとても光栄です。高校生とコラボするのは今回が初めてというわけではないんですが、みんなが何か月もかけて練習して完成させたものを、甲子園球場というすごい環境で聴くのは初めて。しかも、中学生の時は吹奏楽部でしたけど、大人になって音楽を理解したうえで改めてブラスバンドを聴けるっていうのは、昔とちょっと違う楽しみ方ができるだろうなと思うので、自分たちのライブができることより、実は高校生のパフォーマンスを見るのが楽しみやなって思ってます。
HiDEX

昨年の【甲子園ブラスバンドフェスティバル】に僕の母校の淀川工業高等学校(現淀川工科高等学校)が初出演したんです。で、先生から連絡いただいて歌唱指導に行ったり。そこで生徒たちが僕たちの曲で【阪神甲子園球場100周年記念事業】の応援ソングの「CLASSIC」を演奏して、歌ってくれて。あの時も母校やし吹奏楽やってたし、全部がつながっていく感覚になってうれしかったんですけど、今回は【甲子園ブラスバンドフェスティバル】で僕らが歌を歌わせてもらえるという。甲子園球場で学生さんと音で対談する……一緒に音の体験をするっていうのは、ずっとやりたかったことでした。そして吹奏楽部での演奏会やコンクールの経験は今の自分を作ってくれたって感謝してるし、学生にとっていろんな学校の演奏や空気感を知るのはすごく大事だと思うんで、【甲子園ブラスバンドフェスティバル】は貴重なイベントだと思います。
Rover

イベント情報

甲子園ブラスバンドフェスティバル2025
2025年6月1日(日)開場14:30 / 開演16:00 ※雨天中止
会場:阪神甲子園球場
イベント詳細>>
チケット:
SS席 6900円(限定オリジナルトートバッグ 、グラウンドウォーク付き)
S席 5900円(限定オリジナルトートバッグ付き)
A+席 5400円(限定オリジナルトートバッグ付き)
A席 3900円 / A席(小・中学生) 1,000円
車椅子席 3900円 / 車椅子席(小・中学生) 1000円
※価格はすべて税込み
※全席指定(内野スタンド)
※未就学児は大人1人につき1人までひざ上に限り無料。ただし、席利用の場合は要別途チケット
【参加校】
愛知工業大学名電高等学校(愛知県)、尼崎市立尼崎高等学校(兵庫県)、近江高等学校(滋賀県)、京都両洋高等学校(京都府)、四條畷学園高等学校(大阪府)、滝川第二高等学校(兵庫県)、天理高等学校(奈良県)、東海大学菅生高等学校(東京都)※50音順
関連商品

