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<コラム>SEVENTEENの最新作『SPILL THE FEELS』に込められた愛と慰めで胸いっぱいに
Text:紺野真利子
(P)&(C) PLEDIS Entertainment
10月14日、SEVENTEENが12thミニアルバム『SPILL THE FEELS』で待望のカムバックを果たした。HANTEOチャートによると、今作は発売初週に316万枚を超える販売量を記録し、変わらない人気を証明。2024年10月23日公開(集計期間:2024年10月14日~10月20日)の総合アルバム・チャート“Hot Albums”、Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”でも初登場1位を記録した。
【今週の総合アルバム・チャート“Hot Albums”】
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) October 23, 2024
1位 SEVENTEEN
2位 King & Prince
3位 RIIZE
4位 宝鐘マリン
5位 HYDE
6位 どついたれ本舗
7位 Nissy(西島隆弘)
8位 IVE
9位 Ken Yokoyama
10位 NCT WISHhttps://t.co/QAlh0NOKqv pic.twitter.com/Z7zMLNoEn2
今作はリリース前からCARAT(ファンネーム)をワクワクさせるような仕掛けが散りばめられており、大きな注目を集めていた。ティザー動画には「I FELT HELPLESS」(私は無力感を覚えた)と、ポジティブで明るいイメージのSEVENTEENからはかけ離れたキーワードが出てきたが、これはアナグラムを活用してアルバムのタイトル「SPILL THE FEELS」から作られた言葉だった。また別のティザー動画では、メンバー13人が一人ずつ登場する映像とともに、「WHERE ARE WE?」(僕たちはどこにいる?)、「FINDING OUR WAY」(僕たちの道を見つける)など、誰もが一度は感じたことのある悩みや不安がキーワードとして登場。映像の最後にはJEONGHANの声で「それであなたの悩みは何?」という問いかけが入っており、ますますCARATの期待を高めた。
アルバムにはタイトル曲「LOVE, MONEY, FAME(feat.DJ Khaled)」のほか、「Eyes on you」、「1 TO 13」、ユニット曲「Candy」(VOCAL TEAM)、「Rain」(PERFORMANCE TEAM)、「Water」(HIPHOP TEAM)と計6曲が収録されているが、この問いかけは、今作を通してSEVENTEENが伝えたいメッセージ「相手を信じて感情を共有し、悩みを解消しよう」に繋がっている。
リリース当日には、タイトル曲「LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)」のミュージック・ビデオが公開された。イントロからすでにSEVENTEENらしいポジティブで明るいエネルギーが感じられ、聴いた瞬間に思わず「待ってました!!!」と叫びたくなってしまった。MVは、「What is love?」(愛とは何か?)というJEONGHANの問いかけに、メンバーがそれぞれストレートに答えを示していく構成となっていて、バラの花束やラブレターなどが登場。前作のタイトル曲「MAESTRO」とはガラリと変わった雰囲気で、また新しいSEVENTEENを見せてくれた。
そして何と言ってもこの曲は、歌詞も本当にたまらない! 「君は僕の存在の理由だよ」、「みんなが欲しがる、愛・お金・名誉。でも、僕は君だけが欲しい」、「君なしで輝く名声は欲しくない」など、CARATへ向けた大きすぎる愛を歌っている。ライブなどで度々DINOが「僕の存在理由はCARATです」と伝えてくれていたが、まさかこんなに愛情たっぷりの曲を届けてくれるとは……! 「CARATで本当によかった」と思わせてくれる、最高のラブソングだ。またMVには、冒頭から登場する金髪の美しすぎる天使・JEONGHAN、ミーニー(MINGYU & WONWOO)の膝枕シーン、気だるそうに歩くWOOZI、セレブ感漂うJUNなど、CARATの“見たい13人”が詰め込まれているため、何度でも再生したくなってしまう。
所属レーベルのPLEDIS Entertainmentを通じて届けられたメンバーのコメントで「簡単に楽しめるイージーリスニング曲で、好き嫌いが分かれない曲だと思います」(JOSHUA)、「最近試みていなかったジャンルの音楽なので、新しい姿をお見せできると思います」(JUN)、「この曲でSEVENTEENの新しい魅力をお見せできるという期待があります」(WONWOO)、「これまでのタイトル曲とは少し違う感じがしました。力を抜いた感じというか。このようなムードの曲もうまく表現してみたいと思いました」(VERNON)とそれぞれ語っていたように、ダンスもいい意味で脱力感のあるラフなスタイルがポイントだ。「Super」や「MAESTRO」のようなバッチバチにかっこよく踊る彼らももちろん人気が高いのだが、こうした爽やかな楽曲でラフに踊る姿を見られるのは新鮮で嬉しい。これからきっとたくさんアップされるであろうパフォーマンス動画が今から楽しみだ。
今年はベストアルバム『17 IS RIGHT HERE』のリリース、日韓合わせて約38万人を動員したツアー【SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN】の開催、さらに6月にはイギリスの【グラストンベリー・フェスティバル】で圧巻のステージを披露するなど、ノンストップで走り続けているSEVENTEEN。いよいよ11月からは、日本で4都市10公演のドームツアー【SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR IN JAPAN】がスタートする。「LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)」のパフォーマンスはもちろん、一体どんな公演になるのか、今から本当に待ち切れない。JEONGHAN、JUNがツアー不参加であることは本当に残念だが、それ以上にSEVENTEENとCARATの信頼関係が厚すぎるため、今回のライブも絶対に楽しませてくれると確信できる。何と言っても私達に、こんなに“激重”なラブソングを届けてくれるグループなのだから。
リリース情報
SEVENTEEN 12th Mini Album『SPILL THE FEELS』
2024/10/14 RELEASE
<FEEL BLUE (Ver.0)>
HYBJ-05019 3,190円(tax in)
<FEEL NEW (Ver.1) >
HYBJ-05020 3,190円(tax in)
<FEEL YOU (Ver.2) >
HYBJ-05021 3,190円(tax in)
再生・購入・ダウンロードはこちら
<CARAT Ver.>
HYBJ-05022 2,035円(tax in)
購入はこちら
公演情報
【SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR IN JAPAN】
2024年11月29日(金)・30日(土)愛知・バンテリンドーム ナゴヤ
2024年12月4日(水)・5日(木)東京・東京ドーム
2024年12月12日(木)・14日(土)・15日(日)大阪・京セラドーム大阪
2024年12月19日(木)・21日(土)・22日(日)福岡・みずほPayPayドーム福岡
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