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<コラム>チャーリー・プース、12月の来日公演に向けて聞きたい共感度100%なヒット曲5選

インタビューバナー

 映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』サウンドトラックからのシングル、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン(feat. チャーリー・プース)」で注目を集め、その後2016年にリリースしたデビュー・アルバム『ナイン・トラック・マインド』が全世界で大ヒットを記録。以降、心を潤わせるバラードから、日常のモヤっとした気分を晴らしてくれるダンサブルなトラックまで、キャッチーな旋律を響かせながらも、多様な音楽からの影響そして深い洞察力を感じさせる卓越したセンスで、世代や国境を超えて人気を博すシンガー・ソングライター、チャーリー・プースが1年ぶりの来日公演を、2024年12月17、18日にKアリーナ横浜にて開催する。

 ショーをおこなうたびに、より質の高いパフォーマンスを披露し、リピーター続出の公演。そこで披露される楽曲の数々は、チャーリーの名前は知らなくても日常のどこかで必ず耳にしたことのあるフレーズの宝庫。なので、初心者でも思う存分、チャーリーの繰り広げるミラクルなポップ・ワールドのトリコになること確実なのだ。そんな楽曲のなかから、日本において今年ストリーミングで人気の楽曲5曲をセレクト。これらをチェックすれば、12月の来日公演はきっとその場にいるすべての人と、極上のハッピーな空間をシェアできるはずだ。また、来日公演に向けた貴重なメッセージも入手したので、そちらもチェックいただきたい。(Text:松永尚久)

写真
Photo: Carianne Older

「アイ・ドント・シンク・ザット・アイ・ライク・ハー」


 2022年発表のアルバム『チャーリー』収録曲。 人気K-POPグループのメンバーがダンス動画を投稿し、一気に拡散。日本でも制服で踊る投稿が多く見られ、2023年3月8日公開のBillboard Japan “TikTok Weekly Top 20”に11位に初登場。また、日本版ミュージック・ビデオには、朝ドラに出演して話題の三山凌輝(BE:FIRSTのRYOKI)と、鞘師里保が出演し、現在も高い再生数を誇る楽曲。軽快なバンド・サウンドにのせ、最初はモテる主人公のストーリーかと思いきや、徐々に異なる現実が明らかになっていくストーリー展開が面白い。

「ウィー・ドント・トーク・エニモア(feat. セレーナ・ゴメス)」


 2016年発表のデビュー・アルバム『ナイン・トラック・マインド』収録曲。セレーナ・ゴメスをフィーチャーした、トロピカル・サウンドにインスパイアを受けて制作したというもの。すでに終わってしまった恋愛関係、それを修復させるどころか、かつてのような友人にも戻ることはできないせつなさを、ファルセットを駆使したボーカルで表現。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”では自身2作目となるトップ10入りを果たした。

「Left and Right (feat. Jung Kook of BTS)」


 アルバム『チャーリー』収録曲。2018年に韓国の音楽アワードで共演したことをきっかけに交流したというBTSのJung Kookをフィーチャーし、右を向いても左を向いても、別れた大切な人の顔が思い浮かんで離れない思いを描いた失恋ギター・ポップ・ソング。Billboard Japan洋楽チャート“Hot Overseas”で3週連続の首位、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で13位にランクイン。また、【第37回日本ゴールドディスク大賞】において<ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング(洋楽部門)賞>を獲得した。

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「ライト・スイッチ」


 アルバム『チャーリー』収録曲。別れてしまったパートナーにどうやったら振り返ってもらえるのかを試行錯誤する心境を、軽快なエレクトロニックなビートで綴った楽曲。ミュージック・ビデオには、『ビリーズブートキャンプ』で日本でもブレイクしたビリー・ブランクスが登場し、チャーリーを鼓舞させる姿がユニーク。その動画に触発されて、チャーリーと一緒にワークアウトしたい、もしくはライブ会場で汗をかきたい気分になるアッパー・チューンだ。

「ザッツ・ノット・ハウ・ディス・ワークス (feat. ダン+シェイ)」


 2023年発表のシングル。カントリー・デュオのダン+シェイをフィーチャー、した、すでに関係が終わったはずの恋人から、都合のいい時にだけ連絡をしてきて、心がかき乱されてしまう状況を描いた、メロディアスなナンバー。ミュージック・ビデオにはサブリナ・カーペンターが出演(その後デュエット・バージョンも発表)、リアルな恋人のような雰囲気を生み出し、楽曲にさらなるせつなさをもたらしている。ライブではどっぷりそのセンチメンタルな世界に浸りたい。

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Photo: Carianne Older

 失恋をモチーフに決して思い通りにいかない人生を、キャッチーなサウンドで表現するチャーリーの音楽の数々。それらは共感できると同時に、誰しもがドラマの主人公になったような気分にさせる、人生を彩るサウンドトラックのような要素を持つものでもあることに気付かされるであろう。来日公演においても、以上のような人気曲などを交え、ドラマティックな展開のステージで我々を魅了させるのだろう。

 チャーリーは来日公演に向けて、意気込みを語る。「今回のツアーはいつもよりさらにレベルアップしたものになっています。より音楽的に深くなっていて、最高のバンド、最高のセットリスト、そして絶対楽しんでもらえる特別なアレンジも考えています」

 「もちろんこれまでのアルバムのヒット曲も披露しますし、ファンの皆さんが待ち焦がれていた長い間披露していなかった曲もたくさんお見せします。期待していてください」

 昨年の来日時には体調不良でプライべートを満喫できなかったそうだが、今回は万全の状態で楽しみたいとも語る。

 「日本では深夜に散歩をするのが好きです。とても気持ち良いんです」

 ステージ上でもオーディエンスと忘れられないナイト・クルーズを満喫できそうだ。

 「日本のファンの皆さん!皆さんにもうすぐ会えるのが本当に楽しみです。前回の来日公演も素晴らしかったけど、今回はより凄い公演になります。いつも僕とバンドと一緒に歌ってくれてありがとう!」

 2024年を鮮やかに締めくくるはずの来日公演、多くの人に感動と興奮、そしてチャーリーとの特別な一体感を味わえること間違いなしだ。

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