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<インタビュー>「PENTAGONでの活動がソロアーティストとしての礎を作った」――WOOSEOKの過去と現在、そして未来。自身が手掛ける初イベント直前インタビュー

インタビューバナー

Interview & Text:尹秀姫



 2016年にPENTAGONのメンバーとしてデビューし、現在はソロアーティストとして活動中のWOOSEOK(ウソク)が、10月22日に初めて自身が手掛けるイベント【FRIENDS Vol・1 Presented by WOOSEOK】を神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催する。今回は、そのライブ直前にWOOSEOKにリモートインタビューを敢行。PENTAGONの活動を経てソロアーティストとなった現在までを振り返り、今のWOOSEOKになるまでの成長を感じさせてくれるインタビューとなった。

“力を与えられる音楽を作る”

――PENTAGONとしてデビューしてから現在までの活動を振り返って、一番印象に残っている出来事はなんですか?

WOOSEOK:やっぱりデビューした時のことが一番強く思い浮かびます。デビューすること自体が初めてだったのでインパクトも強いんだと思います。その次に思い浮かぶのはPENTAGONとしての公演ですね。中でもワールドツアーは思い出がたくさんあって、世界中のUNIVERSEに出会えたという大きな意味がありましたし、とても印象深い活動として今も心に残っています。ワールドツアーは大変だったし、肉体的には疲労があったりもするんですけど、それ以上に得ることのほうが多かったですね。

 ソロとして本格的に活動をスタートしたのは今年からなんですが、初めてのことなので緊張もしたけれど、でも一生懸命やっているという満足感を感じています。そうやってがんばっていたらいつの間にか2024年ももう9月になっていて。時間の流れの速さを感じつつもなんとか元気にやっている、ということを感じるのが、今のところ一番の幸せですね。


――ソロになってからもがんばってやってきたという自信がある、ということですよね。

WOOSEOK:うまくいっているか否かって、僕も含めて誰かに明確な判断ができるものではないと思うんですけど、僕自身が思うには、怪我もせず、トラブルもなく、仕事を続けられているということ自体が僕としては上出来だなと思いますね。


――ソロ活動を始めて、3月に日本でファンミーティングがあったり、楽曲のリリースがありましたが、どんなことを感じながらやっていましたか?

WOOSEOK:ソロとしてはまだフィジカルのアルバムの発売をしたことはないので、そういった数字的なことはよくわからないんですけど、ソロ曲をリリースした時、僕の曲を好きだと言ってくれた方がたくさんいて、他のアーティストの方からもいい曲だねと連絡をもらったんですよ。そういった経緯でリミックスも作ることになったりして、うれしかったですね。


――5月にはオーストラリアで会ったプロデューサー・Taka Perryと作った「YOU」もリリースされましたよね。この曲ではIssei Uno Fifthさんをはじめ、いろいろな方とのコラボも話題になりました。

WOOSEOK:この「YOU」をきっかけに、いろんなアーティストの方から連絡をいただくようになりました。最初はただ「YOU」が好きだと言っていただいて、その後で今度はぜひ一緒にやりたいという連絡が来たんです。それで、じゃあ新しく曲を作ろうかと思ったんですけど、そうするには時間があまりなかったのと、もともと「YOU」が好きだということから始まったことでもあるので、「YOU」のリミックスでご一緒することになりました。そうした経緯でコラボすることになって、オリジナル・バージョンを含めて計4曲の「YOU」が誕生することになりました。


――「YOU」という曲がきっかけで活動の幅が広がったという実感はありますか?

WOOSEOK:それもありますけど、少し自信がついたような気がします(笑)。ファンのみなさんだったり、曲を聴いてくれた方に褒められるのももちろんうれしいんですけど、プロのミュージシャンの方たちの間で広まったというのは、認められた感じがして、すごくうれしかったですね。


――ソロとして、今後はどんな音楽をやっていきたいと考えていますか?

WOOSEOK:最近考えているのは、曲を聴いてくれる方に真に力を与えられる音楽をやりたいということですね。歌詞もそうですが、曲を聴いた時、ステージを観た時、エネルギーが感じられる音楽を作りたいと考えています。今もコンサートの準備を進めながら、そういう曲を新たに準備しているんですよ。なので、今はそれしか考えていないですね。他のことをあれこれ考えながら曲を作ったら、僕が思う音楽とはズレていってしまうだろうし、そういう複雑な思いが音楽にも出るんじゃないかと思うんですよ。なので、年内は“力を与えられる音楽を作る”ことだけを考えて曲作りをしようとは思っています。


――サウンド的に言うとイージーリスニングのような感じ時ですか?

WOOSEOK:完全にイージーリスニングというわけではないけど、難解ではない音楽。それでいて新しくてありふれていない、そんな自分だけの音楽スタイルをこれからも探していきたいですね。


――これまでに影響を受けたアーティストはいますか?

WOOSEOK:PENTAGONの活動の中でグループの曲を作ったり、歌詞を書いていたことが今の自分の音楽を作る上で一番役に立っていると思います。僕はPENTAGONとしてデビューしてから音楽を作りはじめたので、その時の経験がすべてのベースなんですよね。そのおかげで今も音楽を作るのが身近に感じられるし、僕にとって音楽はそんなに難しいことではないんです。ソロ曲も、PENTAGONとして活動していた時から少しずつ作っていたし、音楽を作るということが僕には自然で、プレッシャーもあまり感じません。 ロールモデル的な存在はたくさんいます。それこそ国内外を問わず、ですね。僕はそういった方たちのアティテュードと言うんですかね、そういうかっこいい姿を見て憧れてきた人間で、僕もそんなアーティストになるためには僕だけの何かが必要だといつも感じています。


――国内外を問わず様々なアーティストに影響を受けたということですが、日本のアーティストで好きな方はいますか?

WOOSEOK:日本のバンドが好きですね。特にエネルギーを感じるのはWANIMAさんです。最近はSEKAI NO OWARIさんの曲もよく聴きますし、Mrs. GREEN APPLEさんも大好きです。あまりにも有名ですがONE OK ROCKさんも好きです。


――先ほど、楽曲制作においてグループ活動時の経験が役立っているという話がありましたが、今こうしてソロ活動をしてみて、グループとして活動していた時との違いは感じますか?

WOOSEOK:最初の頃は大変な時もありました。グループ活動をしていた頃はメンバーたちがいつもそばにいてくれたので、いい部分もあったのですが、時間が経つにつれてソロ活動にも慣れてきました。(ソロ活動は)僕が選択した道だし、自分でやると決めたことなんだから、なんとかがんばって適応しました。そうするうちに、空いた隙間を完璧に埋めることはできなくても、他の何かが満たしてくれるようになるんですよ。今では、新たなスタートを切るために入った今の会社の代表やスタッフのみなさん、そして僕のそばで音楽制作をサポートしてくれるバンドの兄さんたちがそばにいてくれて、僕を助けてくれるので、最初の頃に感じていた空しさやさびしさは感じなくなりました。

 それに、ステージに立つこともすごく大きかったと思います。グループでステージに立っていた時は他のメンバーたちとパートをわけて歌いましたが、今は1曲通して僕の声だけで歌うので、そういうプレッシャーもありました。今まで歌うところは一度も見せたことがなかったですし、PENTAGONではラップをするだけだった僕が、今では歌を歌ってラップもする、それが最初の頃はちょっと恥ずかしくもあったんですけど、何度かステージに立つうちにノウハウややり方も身について、今では楽しくステージに立っています。


――PENTAGONでは末っ子としてメンバーのみなさんからとても愛される姿が印象的でした。ソロとして活動するにあたってメンバーからお祝いの言葉やアドバイスはありましたか? 最近メンバーとはやりとりをしていらっしゃいますか?

WOOSEOK:PENTAGONのメンバー同士でやりとりしているトークルームがあって、そこでみんなとはしょっちゅうやりとりしてますね。最近は僕もいろんな準備で少し忙しくしていますが、時間が空いたり休みの日には連絡を取って一緒にごはんを食べに行ったり、週末に一緒にフットサルをしたりしています。グループ活動をしていた時から、僕たちは自分たちだけでよくかたまっていたので、友人と出かけるよりも、メンバーと一緒に遊ぶことのほうが多かったですし、今でもそれが自然と続いているような感じですね。


――ソロアーティストとしてのウソクさんはどんなアーティストだと思いますか? 一番のチャームポイントは?

WOOSEOK:一番大きな魅力は、自由とコミュニケーションだと思います。この2つに関しては最近、公演をしていてより強く感じました。自分の音楽だけでなく、ステージの上で言うコメントだったりとか、ファンのみなさんへのアティチュード、例えばファンのみなさんの前に立って僕がコメントする時の話し方とか、そういうところですね。僕は自分をよりよく見せたいと思ってステージに上がると緊張してぎこちなくなってしまうんですよね。

 今、僕はラジオ番組もやっているんですけど、それと同じように、客席のみなさんと気楽におしゃべりするような感じで、本当の友人とおしゃべりしているような感覚で話すんですよ。ファンのみなさんに質問したりもして。そういうところが自由だし、人間的にも感じられるんじゃないかと思います。逆に、歌う時は歌に集中する、そんなアーティストが今の僕だと思います。


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PENTAGONがいなかったら僕はいなかったし、
UNIVERSEがいなくても僕はいなかった

――10月には日本でのライブが予定されています。どんなライブになりそうですか?

WOOSEOK:ギターを壊すくらいの勢いでやりたいです(笑)。10月のライブなので、2024年は残りあと11月と12月しかないじゃないですか。そのくらいの頃になると来年の準備で忙しくなるだろうし、もしかしたら年内ラストのライブになるかもしれないですよね。あんまり最後、最後と言いたくはないんですが、やっぱり最後かもしれないとなると特別に思えるじゃないですか。なのでその分、僕もその期待に応えるためにいいライブにしようと努力しています。


――今年最後の来日ライブになるかもしれないということですね。ウソクさんのライブの見どころは?

WOOSEOK:一番は、みなさんとの合唱ですね。みなさんと一緒に歌うと、会場がエネルギーでいっぱいになるんですよ。そして、新しいものも準備しています。以前の大阪と東京公演で見せた曲とはまた違った感じの曲も追加する予定なので、新しいライブを観る楽しみがあると思います。それに、バンドサウンドならではのよさもありますよね。生のサウンドが好きな方にはきっと満足していただけるライブになると思います。


――ウソクさんのライブを一言で表現するなら?

WOOSEOK:「一緒に」という言葉が一番しっくり来ますね。曲に重きを置いて、じっくり聴くタイプのライブというよりは、ただみんなと一緒にいるだけで楽しいし、一緒に笑いながら楽しむライブだと思います。僕や誰かがミスをしても、そういったハプニングすらもむしろ面白かったりかっこよく見えるような、その瞬間にみんなが一つになるような、そういうライブですね。ライブというものは僕1人では作ることができないものですから。


――ライブに来てくれる方と一緒に楽しみたい、というタイプなんですね。

WOOSEOK:そうですね。だから歌がいいとか、コンディションが悪いとかは関係なしに、ただ一緒にいるから楽しい、そんなライブを感じていただきたいです。


――10月のライブで久しぶりの来日になるかと思いますが、やりたいことはありますか? 例えばおいしいものを食べたいとか。

WOOSEOK:おいしいものを食べるのは最近はちょっと飽きてきたので(笑)、スタッフのみんなで一緒にできることをやってみたいですね。一緒にライブをしてくれる兄さんたちや会社のスタッフのみんなと一緒に、何かを体験して思い出を作る時間があったらいいなと思っています。きれいな公園でコーヒーを飲んだり、そういうささやかなことでいいんですけど。ライブをしていると、そういう心の余裕が必要なんですよ。


――これから立ってみたいステージや会場はありますか? 日本にも音楽フェスがいろいろありますが、日本だけでなく韓国、海外も含めていつか出てみたいイベントや立ってみたいステージは?

WOOSEOK:日本のフェスに出てみたい気持ちはありますね。今はまだ僕は韓国語の曲しかないんですが、言語を超えて音楽で一つになるような瞬間を感じることができたら、音楽をやる人間としてこれから先への大きなモチベーションと力をもらえそうな気がします。どの音楽フェスでもいいので、僕のことをまだ知らない人たちの前で僕のステージを見せたいという気持ちはあります。

 実は9月28日に韓国の【GREEN CAMP FESTIVAL】に出演するので、今もその準備をしています。ソロになって初めてのフェスなのですごく緊張しているんですが、すごいステージを見せようと気負うのではなく、ただがんばって練習した通りにやってこようと思っています。韓国では最近、夏に【WATERBOMB Festival】とか、いろんな大型フェスがたくさんあるんですよ。今年はもし招聘されていたとしてもまだ早かったと思いますし、もちろんすごくいい機会だとは思うんですけど、今の僕にはまだ少し早いと思うので、来年か再来年くらいには呼んでもらえるように、今は自分を底上げしておく時間だと思っています。今は自分に向けてやっておきたいことが多くて、フェスに出たいとかはまずは僕自身の準備ができてからの話だと思っていて、今はまだどういうステージに出たいとか、そういう話をするのはちょっと難しいですね。


――【WATERBOMB Festival】といえば水に濡れるのが恒例なので、体も鍛えておかないといけないですしね。

WOOSEOK:そうですよね(笑)。フイ兄さんが【WATERBOMB Festival】に出て、肉体を見せつけたという話を聞いたので、僕はまだまだだなと思っています(笑)。


――いえいえ、期待しています(笑)。

WOOSEOK:楽しみにしていてください。


――今年出演される【GREEN CAMP FESTIVAL】はどんなことが楽しみですか?

WOOSEOK:【GREEN CAMP FESTIVAL】だけでなく、どんなフェスでも自分のファンだけがいるわけではないじゃないですか。すべてのアーティストのファンの方々が集まる場なので、そういった方の前でステージに立つのはわくわくします。 他のアーティストのファンの方が僕を初めて見た時に何を感じて、僕の音楽を初めて聴いた時に何を感じるのか、そういった方々の心を少しでも届くことができたら、それだけで僕は満足です。


――新しい出会いが楽しみですね。

WOOSEOK:はい、そんな新しい出会いは緊張もしますが、楽しみでもあります。フェスなのでステージに立てる時間はそれほど多くないんですが、だからこそたくさんの曲をお見せしたいですね。僕は音楽をがんばって、みなさんに僕ががんばっている姿を見てもらって、それで何かを感じてもらったり、力を得てほしいという思いでいっぱいです。


――新しく出会うファンのみなさんに、ウソクさんのどんな姿や気持ちが届いたらうれしいですか?

WOOSEOK:一生懸命やった、というのは実は僕だけが感じるものなんですよね。ライブのために 一生懸命準備しても、みなさんにはステージという結果だけを観ることになるので。でも、そのステージを観た時に、「すごくかっこいい」とか、「本当にやりたいことをやってる」とかそれだけに留まらず、何かが届けばいいなとは思います。例えば、僕のステージを観る人の中には昔は叶えたい夢があったけど、現実のために夢を諦めるしかなかった人もいると思うんですよ。夢とは別の仕事をしていたり、夢に向かうべきかどうか悩んでいる方もたくさんいらっしゃいますよね。でも僕も、みなさんとそんなに変わらないんです。音楽をしているからといって、すごくお金を稼いでいるわけでもないですし、生活が急変するわけでもありません。ただ、一度きりの人生だから、自分がやりたいことができる間にやっているだけ。これは、つまりは心構えの違いだと思うんです。僕はそういったことに挑戦する時にすごく大きな勇気を出したし、 そういう姿を見てほしい。そして僕の選択と僕が今やっていることが、僕のステージを観た人たちが自身の夢に向かうための勇気の源になればと思っています。


――9月にはインドネシアでも公演があると聞きました。これからは海外での公演も増えると思いますが、今後海外での公演に挑戦する意気込みを教えてください。

WOOSEOK:インドネシアのジャカルタでライブをするんですよ。初めて行く場所ではないけれども、ときめいていますし緊張もしていますが、それ以上にファンのみなさんに会いたいという気持ちのほうが大きいです。すごく久しぶりに友人や家族に会えるような感じで、でも本当に長くお待たせしてしまったので心の片隅には申し訳ない気持ちもありますね。そういった気持ちもあるので、みんなと一緒にいい時間を過ごしたいですし、忘れられない思い出をまた作りたいです。台湾にも行くんですが、僕ができる限りのことを見せる、ということに尽きますね。だから今はステージのことばかりを考えているような気がします。ファンのみなさんが望んでるのもそれだと思いますし。

 考えてみたら、今まで長く休んでいたわけでもなく、僕もそれなりに一生懸命がんばっていたのに、いつの間にかあっという間に時間が過ぎてしまって、ファンのみなさんも僕に会いたいと思ってくれていただろうし、僕もみなさんに会いたいと思う気持ちが大きくなっていました。今回はそういう懐かしい気持ちをたくさん表現できる時間になるんじゃないかなと思っています。音楽だけでなく、みなさんと一緒に向き合って、一緒に話して、楽しくゲームをしたり遊ぶだけでも、僕にとってはすごく大切な時間になると思います。楽しんできます!


――日本でもこれからもたくさん活動してくれることを期待していますが、日本でやってみたいことはありますか?

WOOSEOK:初めてのことをやってみたいですね。例えば、日本の学校はサークルが有名じゃないですか。そういうところに行って体験をしてみたいです。僕は日本のドラマや映画が好きなんですが、アニメも大好き、そういう作品に日本のサークルや部活を舞台にしたものが多いんですよ。そういう作品を観て「本当にこういう世界があるんだろうか?」と不思議にも思いますし、感動もしました。一生懸命練習する姿を観ていて、真剣さが感じられて…もし僕がサークルを体験したら、昔のことを思い出すかもしれませんね。それに、サークルをやっている子たちはまさに今、夢に向かって歩み始めたばかりの子たちじゃないですか。そういう子たちを見ながら僕ももう一度、気を引き締めることができるんじゃないかと思います。


――日本の学校というところだけ聞いた時は、文学祭に出演したいという話かと思いました。

WOOSEOK:あ、文化祭もいいですよね。僕は以前、日本のドッジボール大会の映像を観たことがあるんですけど、それがすごく面白かったんですよ! みなさんすごく上手で、僕も学生の時はうまいほうだと思ってたんですけど、あの映像を観たら僕は真っ先に脱落しそうだなと思いました(笑)。それで一度、一緒にやってみたいんですよね。あとは、花火大会にも行ってみたいです。


――日本は夏には花火大会がありますし、春にはお花見、冬は札幌の雪祭りなんかが有名ですね。

WOOSEOK:雪祭りは昔一度行ったことがあると思います。本当によかったです。そして本当にとても寒かったです(笑)。寒かったけど、氷の彫刻を見てとてもびっくりしました。すごく素敵でした。


――日本でやってみたい活動はありますか?

WOOSEOK:今もまだやっているかはわからないんですが、18歳の子を1000人集めてライブをするというコンテンツを観たことがあって、それに出たいというよりも、こういうライブが日本にはあるんだ、すごいなと思ったんですよね。なので、いつかそんなこともやってみたいです。僕は日本のバラエティ番組も好きで、中でも『IPPONグランプリ』をよく観るんですけど、すごく面白いですよね。この番組に出ることは難しいと思うので、みなさんのセンスにはいつも脱帽しています。でもいつか日本のバラエティ番組に出てみたいですね。それに『THE FIRST TAKE』は昔から出たいと思ってました。もし機会がいただけたら、その時はバンドのメンバーたちと一緒に行って、リアルに生演奏しながらやったら面白いと思ってるんですよね。


――ウソクさんが音楽活動をする上で大事にしていることは何ですか?

WOOSEOK:僕は、人間だと思います。僕が音楽をはじめた理由も、音楽よりは人でした。僕が好きで憧れているアーティストのみなさんも、その人となりがかっこいいからそういうところが音楽にもにじみ出て、ステージの上でもそういう姿が垣間見えるんだと思うんですよ。僕は音楽が好きという以上に、その人がかっこいいからその人の音楽がさらに好きになる、という部分が大きいんです。それに、ファンのみなさんの存在はなにより大切です。ファンがいなかったら、僕もまたいないので。だから僕にとっては何よりも人が一番大事だと感じています。


――ウソクさんにとってPENTAGONとUNIVERSE、そしてWOOSEOKというアーティストはどのような存在ですか?

WOOSEOK:まず僕にとってのPENTAGONは、家族とも言えますが、僕の20代のすべてを捧げた存在です。今もまだ20代ではあるんですけど(笑)。いつか年を取っても僕の人生において一番大きい存在で、死ぬまで忘れられない思い出の一つだと思います。UNIVERSEもそうですね。UNIVERSEがいなかったらPENTAGONもいなかっただろうし、そして今もまたソロで活動する時にもそばにいてくれて、たくさん応援してくれて…こんなふうにずっと僕についてきてくれることは、本当に簡単なことではないですよね。本当に感謝しかないです。だから僕も何かをプレゼントのようなものをしてあげたいんだけど、現実的にはそれも難しいじゃないですか。だから僕ができる全力でみなさんに尽くすことがファンのみなさんへの礼儀だと思うし、それが僕からのプレゼントになるんじゃないかとも思っています。

 これまでも僕ができるベストを尽くして一生懸命ライブをして、活動をして、音楽を作ってきましたが、今年はもっと自由になって、やりたいことも叶えたい夢も全部叶える1年にしたいと思っていて、ファンのみなさんにライブをお見せすることが叶いました。PENTAGONとUNIVERSEは僕にはどちらも似たような存在で、PENTAGONがいなかったら僕はいなかったし、UNIVERSEがいなくても僕はいなかったと思うので、僕はPENTAGONの末っ子だからよりそう感じるのかもしれないけど、僕にとってこの2つは両親のような感じなんですよね(笑)。

 そして、僕にとってWOOSEOKというアーティストは、以前だったらはっきりとは表現できなかったと思います。自分に得意なことや長所を自問してみても明確な答えは出せなかった、短所は話せるんですけど(笑)。僕は僕自身に対してすごく冷静で、自責するタイプだったんです。でも、それは自分に対する基準が高かったからだと思うし、自分に満足できないという面では今もそんなに変わっていないんですけど、今は以前とはずいぶん変わったと思います。自分がやるべきこと、自分が上手くできることがおぼろげながらもつかめてきました。だからWOOSEOKという人は、昔はちょっと残念に思うところも多かったんですが、今は自分を信じられるようになりました。僕が僕を信じなかったら誰も信じてくれないだろうし、自分に自信が持てればその姿がみなさんにも伝わるだろうし、そして自信がなければその姿もまたみなさんには伝わってしまいますよね。なので、今は一番自分を信じているのは僕自身だと思います。


――アーティストとして音楽にはもちろん情熱を持っていらっしゃると思いますが、音楽以外で熱心にやっていることはありますか?

WOOSEOK:もともとデザインには関心を持っているんですが、今はまだ僕が実際にデザインをするというよりも、興味を持っていろいろ見ることが主ですね。そして最近は演技にも興味が出てきました。もちろん、僕にとっては音楽が一番優先すべきことではあるんですけど、いろんなことを経験してみたいんですよ。たくさんの経験をして、しっかり学んで、そうして人として一つ一つ満たされ、成長するんだと思うんですね。演技もそうだし、いろんな経験もそうですよね。乗馬とか、ゴルフとか、バレーとか、いろんなことを学んでみたいです。


――バラエティも得意そうですよね。

WOOSEOK:バラエティですか、実は準備ができています(笑)。


――それは楽しみですね(笑)。今後の活動でやってみたい夢や目標はありますか?

WOOSEOK:今の夢は、まずは1人で2,000席以上の会場をいっぱいにすること。大きな会場でライブをしてみたいですね。そして、ヒット曲を出すのが夢です。その次の目標は、ファンにとって恥ずかしくないアーティストになること。ファンのみなさんが僕のことを誰かに話す時に恥ずかしくないような、誇らしさを感じてもらえるアーティストになるのが目標です。


――最後に、日本での活動を心待ちにしているみなさんにメッセージをお願いします。

WOOSEOK:今年はまだまだ残っていますが、10月のライブも含めて、今年はそれなりに日本にたくさん行って、みなさんと一緒にたくさん話もできて、ライブもたくさんしたと思います。数字は重要ではありませんが、僕のライブに来てくださって、一緒に歌を歌って応援してくれるみなさんに僕はとても感動しましたし、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。感謝という言葉以外には表現できないほど心から感謝の気持ちを伝えたいです。日本のUNIVERSEのみなさんの前でライブをした時、僕はとても幸せだったし、本当に音楽をやっていてよかったと思いました。みなさんが僕にパワーをくれたように、UNIVERSEのみなさんにとって僕がパワーの源になれるよう、これからもいい知らせだけをお届けできるようにがんばります。みなさんにはいつも僕がそばにいるということを知ってもらいたいですし、僕はみなさんをいつでも応援しています。みなさんにいいことばかりがあることをいつも願っています。


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