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<プレイリスト>スタイリスティックスの“Mellow 8 Songs”
2019年以来、3年ぶりの“スタイリスティックスの12月”がビルボードライブに戻ってきます。
1968年の結成から変わらぬオリジナル・メンバーのエアリオン・ラヴとハーバート・マレル、長年そのコーラスを支えてきたジェイソン・シャープ、そしてレイクサイドやテンプテーションズに在籍し、2018年に加入したバリントン・ボー・ヘンダーソン。4人が極上のハーモニーで奏でるのは、今回ご紹介する8曲をはじめとする大ヒット曲の数々。煌びやかに、メロウにビルボードライブのホリデー・シーズンを包み込みます。
お出迎えするのは、その歌声と各クラブのシェフが腕を振るったクリスマス・プレート、そしてグラスシャンパン。特別なシーズンに特別な夜を過ごす。その悦びに抱かれるBBLツアーをぜひ堪能してください。
「Can't Give You Anything (But My Love)」
1975年にリリースされて、イギリスと日本で大ヒットを記録したダンス・チューン(邦題は「愛がすべて」)。木村拓哉さん出演のCMでリヴァイバルするなど、特に日本ではスタイリスティックスの代名詞的な存在。駆け上がるようなイントロも印象的なこの曲のアレンジは「The Hustle」のヒットで知られるヴァン・マッコイが手がけています。
「Betcha By Golly, Wow」
デビュー当時のプロデューサー、トム・ベル&リンダ・クリードが手がけたバラードをスタイリスティックスがカヴァーし、1972年のHOT100で3位を獲得。その後、プリンスもカヴァーするなど、ソウル・クラシックスとして長年親しまれています。愛を告白するスウィートな歌詞、夢みるような聴き心地は、まさしく「ザ」スタイリスティックス。
「Break Up To Make Up」
1972年のアルバム『Round 2』からシングルカットされて大ヒットし、HOT100で5位を記録した名バラード(邦題は「涙の試練」)。フィラデルフィア・ソウル界の重鎮、ギャンブル&ハフのケニー・ギャンブルが手がけています。淡々と切なく語りかけるように歌うスタイルですが、そこに華がある、スタイリスティックスの本領発揮。
「You Are Everything」
マーヴィン・ゲイ&ダイアナ・ロスがカヴァーしたことでも知られる名曲。1971年のデビュー・アルバム『The Stylistics(スタイリスティックス登場)』からのシングルでビルボードHOT100で9位を記録。当時のリード、ラッセル・トンプキンズJr.のファルセットを包み込むコーラス・ワークもこのシーズンに欠かせないテイストです。
「Let's Put It All Together」
可愛らしいベルの音からはじまり、フィラデルフィア・サウンドらしいストリングスが煌めく、まさにこのシーズンにピッタリの佳曲(邦題は「祈り」)。1974年の同タイトルのアルバムには「You Make Me Feel Brand New」も収録され、ビルボードのアルバム・チャートで14位、ソウル・アルバム・チャートでは4位を記録しています。
「You'll Never Get To Heaven (If You Break My Heart)」
バート・バカラック&ハル・デヴィッドの名匠コンビの手による、いまやスタンダードとなった一曲。オリジナルは1964年のディオンヌ・ワーウィックで、1973年にスタイリスティックスがカヴァーしたヴァージョンは、オリジナルの持つ軽快さの中にしっかり陰影を描いて秀逸。ちなみにアレサ・フランクリンも濃いめにカヴァーしています。
「You Make Me Feel Brand New」
1974年、HOT100で2位を記録した押しも押されもしない代表曲(邦題は「誓い」)。1973年のアルバムに収録後、翌年の『Let's Put It All Together』に再編集収録され、そのヴァージョンが大ヒットしました。ソウル・クラシックスとして、ベイビーフェイス、ボーイズIIメン、シンプリー・レッド、そして山下達郎さんなどのカヴァーも有名です。
「Sixteen Bars」
1976年にリリースされたシングル・ナンバーで、残念ながらアメリカではヒット曲とはなりませんでしたが、邦題「16小節の恋」として日本での人気が高いミディアム・ダンサー。高らかに鳴るホーンのイントロからはじまるどこか懐かしいテイストのサウンドは、当時の日本の歌謡曲にも通じる王道感。スタイリスティックスの魅力のひとつです。
公演情報
スタイリスティックス
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2022年12月11日(日)-13(火) 大阪・Billboard Live OSAKA
2022年12月15日(木)-16(金) 神奈川・Billboard Live YOKOHAMA
2022年12月18日(日)-21(水)、23(金)-25(日) 東京・Billboard Live TOKYO
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