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家入レオ 『Shine』インタビュー
大人を理解できず、学校ではまるで地獄のような日々を送る中で、彼女は尾崎豊の歌と出逢う。そして自らも歌うことに目覚める……といったエピソードは、今30代の自分からすると、なかなか衝撃的であった。今も昔も学校の不条理は変わらず、純粋な少年少女からすれば、多くの大人は汚い。そうした状況の中で音楽に希望を見出し、あらゆる人々と音楽で繋がろうとする家入レオのリアルトーク。ぜひご覧頂きたい。
東京に出てくるとき、親と勘当状態だったんです
--家入レオという名前って映画「レオン」が由来なんですよね。なんで「レオン」から取ったんでしょう?
家入レオ:私が生まれた年に誕生した映画なんですけど、初めて観たときに涙が止まらなくて。不器用ながらにマチルダ(ナタリー・ポートマン)を真っ直ぐ愛しているのを見て、私もすごく不器用なんですけど、真っ直ぐに歌っていこうと思って「レオン」から“レオ”と付けたんです。あと、目がよくライオンに似ていると言われるので。
--「ジャングル大帝」のレオ?
家入レオ:そうです。「レオン」は本当に大好きな映画なんですけど、お仕事が翌日ない日に観ないと目が凄いことになっちゃうんです。私、一回泣き出したら止まらなくなっちゃうんで。もう数え切れないぐらい観てるんですけど、毎回泣き腫らしますね。一度それでお仕事に行ったら凄い怒られちゃって。
--「レオン」禁止令(笑)?
家入レオ:そうなんですよ~。
--今日は初対面インタビューということでいろいろ聞いていきたいんですが、シングル『サブリナ』でのデビューから3ヶ月経ちました。実際にこの世界に足を踏み入れてみてどんなことを感じていますか?
家入レオ:地元の福岡にいるときは、自分が自分として認められないところがあったんですけど、デビューしたときに「今まで悲しくても泣けなかったけど、曲を聴いて初めて涙が零れました」とか「その声に救われました」といった反応があって、私って本当は私のままでよかったのかもしれないなと思いました。それによって精神的に成長したかなって。あと、福岡にいたときは、大人に心を閉ざしていて。距離の取り方が分からなかったんですよね。
--それは具体的にはどういう理由で?
家入レオ:怒ったかと思えばすぐにご機嫌伺ってくるし、子供というだけでちょっと意見言ったら潰されるし、その場その場で言うことは違うし、「なんなんだろう?」と思うことが本当にたくさんあって。でもこっちに来たら、小さい箱の中から「助けて!」って私が叫んだら、ちゃんと手を引っ張ってくれる大人がいてくれて、大人に対する猜疑心が無くなった。ハッキリ言って私なんて東京で1人だったらたくさんの人に音楽を発信できないし、そういった部分でも感謝できるようになりましたし、そこは大きく変わった部分です。
--では、今は大人に囲まれて仕事をすることも苦ではない?
家入レオ:やっぱり良いことばかりでもなくて。皆さんが私をよくしてくれようとするから、左っていう人もいれば、右っていう人もいる。最初はそれを全部聞かなくちゃいけない、良い子にしていなくちゃいけないと思って、全部を「はい、はい」って受け止めていたら、どんどんどんどん自分が無くなっちゃって……ちょっと壊れかけたことがあったんですけど。理解しようとすると受け入れることもできて今はすごくバランスというのが大事なんだなって思えるようになりました。
--壊れかけたところから、どうやって自分を取り戻したんでしょう?
家入レオ:『Shine』を書いたことが大きい。
--なるほど。では、その曲についてはあとでじっくり聞かせてください。ちなみに、家入さんにとって故郷・福岡はあまり過ごしやすい場所ではなかったんでしょうか? それとも大人に対してだけ沸々としていたんでしょうか?
家入レオ:大人に対してだけです。友達と一緒に制服で海に飛び込んだりとか、すっごい素敵な思い出はたくさんありますし、福岡自体はすごく大切な場所。福岡時代の私がなかったら、今こっちで歌えていないから。13才のときから福岡の音楽スクール(音楽塾ヴォイス福岡校)に通うんですけど、そこでは自分で曲作りを習いたいって言っておきながら、今のプロデューサーさんでもある先生に「私に何を教えてくれる人なんですか?」とか言ってしまって。さすがに怒られると思ったんですけど、でもじーっと目を見られて「大丈夫。1年間通ってみよう」って言われたときは、初めて“信じられる大人がいる”と思って。
--それにしても、福岡時代は相当尖ってたんですね?
家入レオ:凄かったと思いますよ。多分、当時の私に会ったらいろいろとダメだったと思う。いや、窓ガラス割ったりとかはしてないですけど!
--(笑)
家入レオ:ちょっと暗い感じというか、内に秘めている感じだったんで。
--では、今こうしてインタビューを受けたりしているのってどんな気分?
家入レオ:最初は怖くてたまらなかったです。もちろんこうやって取材して頂くことはすごく嬉しいんですけど、同時に怖さもあって。ちゃんと上手く私の想いが届くかどうか。私の言ったことがライターさんを通して外に出ていく訳ですけど、それは私の分身みたいなものじゃないですか。そう考えると、ちゃんと相手の人に伝わってるかなって怖くもなる。ちゃんと心の中の気持ちが伝えられていたらいいんですけど、私、感情が表情に出ないみたいで。心では悲しかったり嬉しかったりするのに、伝わらないんですよ。だから歌を始めたんですけどね。
--家族など周囲の人たちは今の状況にどんな反応を?
家入レオ:東京に出てくるとき、親と勘当状態だったんですよ。音楽しか見えてなかったから「なんでこんなに反対して、私の夢を邪魔するんだろう?」としか思えなくて、振り切って出てきたんですけど。でも今になっては、愛情で止めてくれてたんだなと思うし、最近は「頑張って」って言ってくれるようになって。
--振り切ったって凄いね。
家入レオ:いろんな人に止められて、その反対している人たちに「いつか私たちの言っていることが分かる日がくるよ」って言われたときは、すごく怖くなっちゃったんですけど。でももしそれが分かる日がやってきたとしても、音楽が側にいるなら笑えるなと思って。それで出てきました。
Interviewer:平賀哲雄
地獄のような学校生活~尾崎豊との出逢い
--その甲斐もあり、今の状況があります。自分はコンベンションで初めて家入レオの音楽と生歌を体感したんですけど、業界人だらけの空間で歌うのってどんな感覚でした?
家入レオ:いやぁ~もう緊張しましたよ。凄かった。歌っている最中は歌の中の主人公になりきれるので気持ち良かったんですけど。
--あれは普段緊張しない人でも緊張すると思います。だって「どんなもんなんだ?」っていう姿勢で観られる訳じゃないですか。
家入レオ:言い方悪いですけど、ちょっと値踏みされるような感じはあったので、それに打ち勝っていかなくちゃいけないなって。負けないように歌いました。
--家入レオがそこまで強くなれたルーツを辿りたいんですけど、音楽に目覚めた要因は女子中学時代にあったそうですね。
家入レオ:13才のときなんですけど、すっごい学校が怖い時期があって。求められてないのに「みんなを笑わせなくちゃ」と思って変なことやったりとか、逆に全然面白くないのに笑ってみせたりとか、そういう自分が大嫌いで。先生とも上手くいってなかったし、家では反抗期だから親と衝突するし、当時って学校と家の行き帰りだからそこのふたつの世界しか知らないのに、両方で行き場を失って「どうしたらいいんだろう?」って本当に苦しい日々が続いていたんですけど、そのときに尾崎豊さんの『15の夜』という曲を聴いたんですよ。もう衝撃で。
--なるほど。
家入レオ:「心のひとつも解りあえない大人達をにらむ」という歌詞も刺さったし、女子中学でちゃんとしてなくちゃいけないって教育を受けていたので、そこで初めて、言い方悪いですけど「大人に逆らってもいいんだな、自由になってもいいんだな。私もこういう風に叫ばなくちゃいけない」って思って。
--尾崎豊と出会うまで世界はどんな風に映っていたんですか?
家入レオ:中学1年生とか2年生って一番荒れる時期で、それを吹っ切った後はすごく楽しかったんですけど、でもそれまでは大人の社会より気を遣う世界で。ルールがとにかくないんですよ。先生だって教室にいる時点でひとりの人間としてターゲットになる訳ですから、生徒たちに気を遣うんです。それがありありと分かってしまって。弱肉強食の世界ですよね。とにかくみんな自分の居場所を守る為に生きている。だって、一言言っただけなのに次の日から机が無かったりするんですよ。だから一語一句心の中で唱えて「これ、こういう受け取り方されないかな?」というのを確かめてから話さなくちゃいけない。真実に生きれば生きるほど煙たがられる世界。だから自分を悪くみせたりする。
--地獄ですね。社会の厳しさとは違う次元。狭くて逃げ場がない故の苦しさがある。
家入レオ:本当に。会社は嫌になったら辞めることが出来るかもしれないけれど、学校はそうはいかないから。嫌でも制服を着せられて、毎日教室に座らされて、みんな同じ条件で暮らしていく中で、どう突出するか、人の上に行くか。そうやって順位を付けられながら生きるのは、すごく嫌だった。
--そこで出逢えた尾崎豊の衝撃は大きかったと思うんですけど、どんなところに感銘を受けたんだろう?
家入レオ:誰にも言えない心のモヤモヤを代弁されているような。同じ目線で同じ痛みに立ち向かってくれるところに惹かれました。どうしても大人の言葉は上から目線に感じて。もちろん大人にも良い方はたくさんいると思うんですけど、当時の私の周りにはそんなににいないと思っていたので、同じ目線で歌ってくれていたことは大きかった。
--で、尾崎豊の音楽に出逢って、すぐに音楽塾ヴォイスへ行ったというのが凄いよね。そこに迷いはもうなかったんですか?
家入レオ:私は思い立ったらすぐ行動する派なので「とにかく行かなくちゃ」と思って。本当はデモテープとか送らなきゃいけなかったんですけど、結果を待ちきれないから直接行っちゃって「ドンドンドン!開けてください!」みたいな。で、そこは当時から有名な塾だったんですよ。YUIさんとか絢香さんとか輩出していて、いきなりプロデューサーさんに会わせてもらえたりできないところだったんですけど、会ってくださったんですよね。それなのに「ちょっとあなた何なんですか?」みたいな。
--向こうからしたら意味分かんないよね(笑)。
家入レオ:意味分かんないですよね!「は?」ってなると思うんですけど、でも受け止めて下さったんですよね。ただ、どうしてもギターを買うお金がなかったんですよ。そしたら母が車を売ってくれて、それでギターを買ったんですよね。それは今でも感謝しています。
--ヴォイスの後輩ということでちょっと聞いてみたいんですけど、YUI先輩や絢香先輩にはどんな印象を持たれていましたか?
家入レオ:凄いなと思ってます。YUIさんとは一緒に食事させて頂いて、絢香さんとは福岡にいるときにお会いしたんですけど、2人とも素敵な方でした。
--あと、尾崎豊以外にはどんなアーティストの曲を聴いて育ったんですか?
家入レオ:中森明菜さんとかプリンセス プリンセスとかレベッカとか。あと、平井堅さんをよく聴いていたんですけど、大人な内容の歌詞が多いんですよね。でも当時の私はメロディが大好きだったから、小学生の時にあるどぎついワードが入っている曲を歌っていて。そしたら放課後に担任の先生に呼び出されて、「おまえ、どこでそんな歌を覚えてきたんだ!?」ってすっごい怒鳴られて。それ以来、平井堅さんの曲は学校で歌っちゃいけないんだなって勝手に思っていて。
--(笑)。平井堅さんを聴いていたのは解るんですけど、何故に中森明菜さんとかプリンセス プリンセスとかレベッカとか、明らかに上の世代の人たちの曲を聴いていたんでしょう?
家入レオ:母のCDばかり聴いていたんですよ。小さいときに一人で家にいることが多くて、学童が終わってから帰宅して「ただいま」って言っても「おかえり」がない。夕暮れのがらーんとしたそこにいるのが怖くて、子供なりに当時は辛かったと思うんですよね。それで部屋にあった母のCDをよくかけていたんです。でもそのCDの声と自分の声が重なって部屋の壁から返ってくる感じ。それがすごく心地良くて、ひとりでいることを忘れられた。
--小学生の頃ってひとりで家にいるのが怖いんですよね。暗くなる前に寝ようと頑張ってみたりして。
家入レオ:そうそう! でもどうしても眠れなかったり、トイレにひとりで行けなかったりするから、テレビを点けておいて。
--テレビは基本的に点けっぱなしですよね(笑)。
家入レオ:消したら寝れないから! で、後で親が帰ってきて「また点けっぱなしにして~」って怒られる(笑)。
Interviewer:平賀哲雄
音楽を無くしたら、本当に何も無くなっちゃう
--そんな様々なバックボーンがあって今の自分があると思うんですけど、多くの魅力的な女性シンガーソングライターが存在する中、家入レオはどんな存在になっていきたいんでしょう?
家入レオ:痛みを痛みとしてちゃんと叫べるアーティストになりたい。人って笑っていても、心の中では本当のことを求めていたり、愛を求めていたり、それは世代とか関係なくあると思うんですよ。それは『サブリナ』で実感して。意外だったんですけど、50代、60代、70代の方からメッセージを頂くことが多くて、それで忘れかけていた気持ちを取り戻せたんですよね。やっぱり“確かなものを求める”というのは、世代は関係ないと思って。「家入の歌ってグロいよね」とか「鋭いよね」とか「痛いよね」って言われるような曲を書きたい。今は世の中的には恋愛の曲とかが多いと思うんですけど、その対局にあるものを。
--また、デビューしたからには共演してみたい人っていますか?
家入レオ:松任谷由実さんと『卒業写真』を歌わせて頂きたいです。ほかには斉藤和義さん、平井堅さんとも共演してみたいです。
--小学生のとき、歌って怒鳴られた平井堅さんの曲って何だったんですか?
家入レオ:『Strawberry Sex』ですね。
--それは怒られるね(笑)。でもさっきのエピソードを平井堅さんに話して、その上で一緒に歌えたら最高じゃないですか?
家入レオ:ハハハハ!
--そうした共演を実現する為には、まず家入レオという音楽の立ち位置やキャタクターを確立する必要があると思うんですけれども、今作『Shine』はそこへの大きな一歩になる楽曲だと感じました。自身ではこの楽曲にどんな印象を持たれていますか?
家入レオ:この曲は上京してきてからの私が詰まっているので、大きな作品になったなと思います。
--そもそもどんな想いやイメージから生まれてきた楽曲なんでしょう?
家入レオ:コンベンションのときに来て下さった方から、ドラマ「カエルの王女さま」主題歌の話を頂いて。そのドラマにすごく当時の自分が重なったんです。16才で「音楽しかないんだ」と思って上京してきたのに、いろんな人と自分を比べてしまう苦しい時期があって。「なんで私はこんなことも出来ないの?」と思ったり、今まで普通に出来たことも空回りして出来なくなったり、どんどんどんどん暗くなっちゃって。そんなときに福岡の友人から電話がかかってきて、「家入には音楽しかないよね」ってキッパリ言われたんですよ。それにハッとさせられて、悩んだりとか、誰かと比べたりとか、輝くものを外にばかり求めたりしても何も始まらない。大事なのは、自分の心の中にすでに存在する自分らしさだと気付くことなんだなと思って。そういう経験を通して書いた曲です。
--家入さんって自分の苦しさに思いっきりぶつかって悩む人ですよね。
家入レオ:そうですね。だからまだまだ子供だな~って思います。大人ってそこを切り替えたりとかできるじゃないですか。でも私はまだその切替のスウィッチを持てていなくて。ついさっきまで笑っていたのに泣き出したりとか、明るい自分と暗い自分が両極端なんです。
--どういうときにダークサイドが出てくるんですか?
家入レオ:音楽の世界に入り込むといきなり。特に尾崎さんとか聴くと誰とも話さなくなっちゃう。13才のときの自分に戻ってしまうみたいで、心を完全にシャットアウトしてしまうというか、「喋りかけないで」って空気がすごく出ちゃうんですよ。だから笑ってる私しか知らない人にはビックリされちゃう。そこらへんが本当に不器用なんですよね。没頭しちゃうとそれしか見えなくなっちゃうから。
--でも没頭できる力って創作する仕事においては重要じゃないですか。
家入レオ:いやぁ~でもビックリすると思います。いきなりシャットアウトみたいなことをするんで。さっきまで笑顔で話していたのに、いきなり無表情で「うん」とかしか言わなくなるみたいな。
--それ、今日はやめてね。
家入レオ:ハハハハ! こういうときは大丈夫です! 音楽に向かうときはそうなりがちですけど。ライブの前とかはすごくピリピリしちゃう。
--また、今作『Shine』はメッセージソングのようでもありますけど、家入レオの所信表明でもありますよね。私はこう生きていくよっていう。
家入レオ:本当にその通りです。自分らしさって見つけても「それって間違ってるよ」って言われたり、妨げられたり、それによってまた見失ったりすることがある訳で。そんなときはこの『Shine』を大空に向かって歌って、光を掴み取ってまた歩いていきたい。そういう自分なりの決意を込めた歌なんで、そうやって感じてもらえるのは本当に嬉しいです。
--“Shine”を目指さずには生きていけないぐらいの、暗闇を知っている人の曲でもありますよね。
家入レオ:そうなんですよ。暗い自分が前までは本当に嫌で。「なんで私ばっかり?」って何度も思ったりして。でもそういう自分を知れたから、人の心に寄り添えるような曲を書こうと思えるし。それもあって『Shine』では「頑張れ」っていう言葉は絶対に使いたくなくて。背中を押したいとは思ったんですけど、人って「頑張れ」って言われて頑張れるんなら前に進めてるから。尾崎豊さんじゃないですけど、私は同じ目線で同じ痛みに向き合って歩いていきたいなと思ったので。なので、この曲は応援歌っぽいんですけど、明るいコードはあんまり使ってないんです。前作同様、私らしい曲になりました。
--そうして自分の中から滲み出てきたもの。それをリスナーと共有したい気持ちは、もう現時点で強くありますか?
家入レオ:あります。私はいろんな人に出逢いたいんです。6才のときにフィンランドの写真集を観たんですけど、「あ、この人たちと交わることって一生ないんだな」と思った途端にすごく怖くなっちゃって。でも歌は世界を超えるし、ひとつの曲にいろんな生き方をした人たちが共感するって凄いことだなって思うんですよ。それによって出逢いも生まれるし、こうしてお話を聞きにきて下さったりもする。だから共有したい。綺麗事とかじゃなくて。それぞれのストーリーはあるだろうけど、ひとつの曲に想いを寄せ合って歩いていきたいなと思います。
--その考えって、さっき話してくれた子供の頃の経験ともリンクしていると思います?
家入レオ:していると思います。たとえ強がってみせていたとしても、寂しかったですし。だから歌おうと思ったし。
--では、家入レオにとって音楽は、人と繋がっていく為の武器なんですね。
家入レオ:そうなんです。だから音楽を無くしたら、本当に何も無くなっちゃう。
--そんな家入レオが叶えたい夢を最後に教えてください。
家入レオ:武道館でのライブ。そして海外に向けて発信していきたい。それで世界でも通じるように名前も“REO”じゃなく“LEO”にしているので。そうした目標を実現させる為にも、真っ直ぐに歌っていきたいと思っています。
Interviewer:平賀哲雄
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