本格的なアニメは初めて

▲東京女子流 / LolitA☆Strawberry in summer

－－2.5Dのこけら落としで初めて『LolitA☆Strawberry in summer』のミュージックビデオを見た時、アニメだと知って驚きました。

中江友梨（ゆり）：女子流も予想外でした！

新井ひとみ（ひーちゃん）：本格的なアニメは初めてなんですけど、あぁちゃんとめいてぃんの見分けが付かない……（笑）。

小西彩乃（あぁちゃん）：めいの方が若干、目がキリッとしてますよね。あぁちゃんの方はほや～んって感じがして。

ゆり：で、私とみゆは分け目で分かるんです（笑）。

ひーちゃん：こういうアニメを初めてやらせて頂いて、改めて「どうやって作ってるんだろう？」って。あと、キャラクターデザインをして下さったちゃもーいさんは凄い絵が上手くて、楽屋裏で女子流の絵を描いてくれたことがあるんですけど、みんなそっくりでビックリしました！

－－この曲は夏よりライブで披露してきましたが、話題になったヘソ見せダンスが再現されているのが面白かったです。

山邊未夢（みゆ）：周りの人にはこう見えてるんだって思いました。あと、“太陽が泣いてる”って歌詞の所で月が隠れたり出てきたりとか、凄く凝ってるんですよ。

ゆり：あと、めいが1人で歌っているシーンがあるんですけど、実際よりも感情的に歌っている映像になっていてウケました！

庄司芽生（めいてぃん）：自分が見ても衝撃的でしたね（笑）。ちょっと真似した方がいいのかなって……。

－－しかも『LolitA☆Strawberry in summer』はめいさんのボーカルパートが多い楽曲でもあります。

めいてぃん：初めて歌ったのは野音の時だったんですけど、あの時は不安と緊張しか無くてヤバかったです（笑）。決まると凄く気持ち良い曲なんですけど、キーが高くて声が裏返っちゃうことがあるので、もっと訓練していかなきゃなって気付かされます。

新しいことに挑戦できる視野が広がった

▲東京女子流 / Bad Flower -Short ver.-

－－そしてニューシングル『ROAD TO BUDOKAN 2012 ～Bad Flower～』ですが、タイトル通り12月の武道館公演を控える中でのリリースとなります。皆さんは武道館にどのようなイメージを持っていますか？

みゆ：大物の人がやるイメージがありました。最初から女子流には“武道館でやりたい”っていう夢があったので、やるって決まったことを知った時は「えっ!?」って思いました。

ゆり：色んな方がやっている聖地なのでビックリですよね。

▲ゆり

－－武道館でイメージするミュージシャンは？

全員：えー……っと（笑）。

ゆり：東方神起さんが武道館でイベントをやっている映像を見たことがあるんです。その時はお客さんがパンパンに入っていたので、客席がペンライトで染まっているのを見て「ヤバい！ 広い！」って（笑）。女子流もあれくらい埋まるのかなー……。

あぁちゃん：スキャンダルさんとかPerfumeさんとか、そんな大物の方々がやる所で女子流がやる。その実感はまだ湧かなくて、まだ現実味がない感じです。前に【ゆび祭り】に出演した時は、緊張しすぎて周囲をちゃんとに見渡すこともできなかったんですよ。

▲ひーちゃん

ひーちゃん：上から見たら米粒だと思う。お客さんから見たら女子流が米粒ですよね？

めいてぃん：どんなコンサートになるのか楽しみにもなったんですけど、今はまだ不安の方が大きいです（笑）。めいは客席をトロッコで周りながら、サインボールとかを投げたら楽しいだろうなって思ったんですけど、武道館ではちょっと難しいみたいです（笑）。

－－前回のワンマンが日比谷野外大音楽堂ですから、会場の規模は一気に大きくなりましたしね。

みゆ：でも、リリース後にはたくさんイベントが入っているので、そこで新しく女子流を好きになってもらって、武道館に来てもらえるようなパフォーマンスをしなければいけないですよね。

－－シングルの1曲目は「Bad Flower」になりますが、今まで以上に大人っぽい楽曲になりましたね。

ひーちゃん：「Bad Flower」から、女子流が新しいことに挑戦できる視野が広がったっていうか。衣装もそうだし、曲調も新しいことにチャレンジできたのでよかったと思います。間奏ではスカートを使ったダンスになるんですけど、力強くて激しいんですよ。

ゆり：ロックな感じになったんじゃないかって。【a-nation stadium fes. Charge Go！ ウイダーinゼリー】に出演させて頂いた時も、「Bad Flower」を歌ったら「おぉ！」って感じで観てくれていた人がいたのでよかったなって。

やっぱり女子流も体力はつけないと

▲あぁちゃん

－－ちなみに【a-nation】初日のトリを務めた東方神起はご覧になりました？

あぁちゃん：観ました！ 一瞬で会場が赤のペンライトで染まっていくのが凄かったし、さっきめいが言ってたトロッコも見れました！（笑） あと、みゆとめいが変なことを言ってるんですよ、「ユンホさんに指差された！」って。

みゆ：ホントにホントなの！ トロッコで周っていた時に、「ワー！」って盛り上がってたら、めいとみゆの所を指差して目が合ったんですよ！ ホントに！ 絶対めいとみゆだったよね!?

めいてぃん：……そこまでは言い切れないんですけど（笑）。

ゆり：たぶん女子流の想いが通じたんだと思います（笑）。

▲みゆ

－－東方神起のステージは歌、ダンス、ルックスとエンターテインメントに必要な要素全てがハイクオリティに備わっています。女子流も参考にできる部分は多いのでは？

みゆ：この前、みゆとゆりとあぁちゃんと東方神起さんの武道館の映像を見て勉強させて頂きました。

あぁちゃん：歌っているのにあんなにパキパキ何曲も踊って、最後まで呼吸が乱れてない。それでMCも面白いから、凄い参考になりますし、女子流も頑張らないとなって。女子流のMCはすぐに脱線しちゃうから……。

ひーちゃん：盛り上げ方とか凄いですよね。女子流とは全然違いますけど。あと、ダンスが凄いってひとみは思うんです。キレが凄くて激しいし、目を奪われる魅力がありますよね。
やっぱり女子流も体力はつけないとって思います。武道館公演もそうですけど、長いステージで後半、疲れてきた時にダンスのキレが無くなっちゃうと、見てるお客さんにも伝わっちゃうと思うので。最初から最後まで疲れを見せないで、逆に少しずつ盛り上げていけるような体力はつけたいです。

初めて聴いたら誰の声か分からない

▲東京女子流 / LolitA☆Strawberry in summer

－－シングル『ROAD TO BUDOKAN 2012 ～Bad Flower～』の2曲目は、先にも話に挙がった「LolitA☆Strawberry in summer」ですが、イントロの花が咲くようなダンスが印象的でした。

ひーちゃん：けっこう進化してきてるよね？ 最初の頃とは全然変わってきて……

あぁちゃん：そうそう、ちょっと変わったんですよ。手がこう……、上から下ろすダンスだったのが、胸からこう……（実演）。あと、出る時に「ゥワー！」みたいな（笑）。

ゆり：「女子流、出てきましたー！」みたいな（笑）。咲いてしぼんでまた咲いて……

ひーちゃん：女子流は小物を使ってダンスとかパフォーマンスをすることが多かったんです。でも今回は衣装を使って、パフォーマンスしてますよね。

▲みゆ、ひーちゃん、ゆり（左から）

－－さらに、シングルType-Aの3曲目とType-Cの2曲目には、もう1つの新曲「ディスコード」が収録されています。こちらはナンバリング（※）が「Bad Flower」から1つ飛んで［TGS26］になっているんですね。

みゆ：［TGS25］はもうレコーディングはしたんですけど、まだ披露はしてないしメンバーも聴いたことがないんです。

ゆり：え!? もう聴いたよ？

ひーちゃん：みんなのミュージックプレイヤーに入れてもらったよね？

めいてぃん：うん（笑）。

あぁちゃん：サビとかハモリがあったりして、また今までにない曲になってるんですよ。

▲めいてぃん

－－つまりリーダーだけ聴けてないと（笑）。また、「ディスコード」はアニメ『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』のエンディングに起用されています。

あぁちゃん：トランスフォーマーっぽいというか、振りも合体したりするんです！ 音もタッタッタラッタ♪みたいな感じだし（笑）、ロボットみたいな動きもします。ウィーン、パカ！ みたいな。声も加工されててかっこいいなーって。

－－歌声が加工されるのって、ボーカリストとしてはどのような感覚なのでしょうか？

あぁちゃん：初めて聴いたら誰の声か分からないと思います。ママに聴かせたら「誰が歌ってるん？」っていうから、「自分の娘が歌ってるのに……」って（笑）。全然分かってもらえなかったんです！

ひーちゃん：Bメロの真ん中ら辺で、ゆりちゃんとめいちゃんが入ってくる所とか、……アレ？ 入るよね？

めいてぃん：え、うん。なんか“めいちゃん”って久しぶりに呼んでくれたなーって（笑）。

あぁちゃん：そういえばこの曲、「Limited addiction」に引き続き“タイムリミット”の所がみゆだ！

※東京女子流は、オリジナル楽曲や新たにアレンジを加えたカバー曲などに、全てTGS○○とナンバーが付けられている。今作では「LolitA☆Strawberry in summer」が［TGS23］、「Bad Flower」は［TGS24］で、「ディスコード」が［TGS26］。

皆さんと“おんなじキモチ”になれる

▲東京女子流 / おんなじキモチ

－－という訳で、今作『ROAD TO BUDOKAN 2012 ～Bad Flower～』も盛りだくさんな楽曲が揃いましたね。

みゆ：一回全部聴いてみて、色んな女子流が聴けるし見れるシングルになってるな～って思います！

ゆり：段々レベルが上がってきてるなって。それについていけるような所にいけるようにならないと。

あぁちゃん：みんなで歌う曲が増えてきて、そういうのは楽しい感じがして嬉しいな～って。まだ未発表の［TGS25］も、ちょっとだけ言っちゃうとみんなで歌う感じの曲なんですよ。雰囲気的には、ファンの方も一緒に歌ってもらえる1曲になると思うので、お楽しみに！

▲ひーちゃん、ゆり、めいてぃん（左から）

－－やっぱりそういう曲は歌っていても楽しい？

ひーちゃん：皆さんと一緒に盛り上がれると一体感があるので、皆さんと、あの、“おんなじキモチ”になれるんです（笑）。

ゆり：魅せる曲が増えてきてると思うんですよ。「W.M.A.D」みたいに盛り上がれる曲も多いんですけど、今回のシングルに入っているのはバリバリにダンスして魅せる曲だと思っています。

－－あ、そういえば最近、自己紹介の時にお決まりのフレーズを言わないことが多いですよね？

あぁちゃん：“天使のほっぺた”とかですか？

－－そうですそうです。アレを言わなくなった理由ってあるんですか？

全員：や、特に……。

▲ひーちゃん

ひーちゃん：自然消滅しました（笑）。

めいてぃん：この間、一回だけ復活したんですけど、いきなり復活させたら「何でいきなり!?」みたいになっちゃって（笑）。

ゆり：アイドルさんだと、「高校2年生の17歳！」とか素早く指で数字を出しながら紹介する人がいますよね？ アレが凄いなーって。

－－でも女子流は年齢非公開だからできませんね（笑）。じゃあ最後に、まだ武道館を控えている状況ではありますが、来年の野望ややってみたいことは？

あぁちゃん：あ、……でも全然関係ないや。

－－いやいや、それを是非教えて下さい。

あぁちゃん：活動的な感じじゃないんですけど、女子流5人でディズニーランドに行きたいんです。2年前から七夕のたびに“女子流5人でディズニーランドへ”ってお願いしてるんですけど、まだ行けてないのでいつまでお願いすればいいんだろうって（笑）。

インフォメーション

◎ライブ【TOKYO GIRLS' STYLE『LIVE AT BUDOKAN 2012』】
12月22日（土） 日本武道館
OPEN 17：00 / START 18：00
チケット前売：5,800円（tax in.） / 全席指定
info：ソーゴー東京 03-3405-9999