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甘党男子【甘党祭~4th anniversary party~】開催直前インタビュー



甘党男子【甘党祭~4th anniversary party~】開催直前インタビュー

こんなに愉快で仲良しすぎるアイドルグループ、見たことない。

 「ワールドスイーツトレンドアイドル」をコンセプトに、日本だけでなく世界中に“スイーツとエンターテイメントの融合”を楽しんでもらおうと活動中のアイドルグループ・甘党男子(あまとうだんし)。2021年4月28日(水)結成4周年記念公演【甘党祭~4th anniversary party~】開催直前にビルボードジャパン初登場インタビューを敢行したのだが、全員スイーツが似合うイケメンながらもお笑い番組さながらの爆笑トークを繰り広げてくれた。おそらく今最も面白いボーイズ・アイドルグループ、甘党男子にぜひ注目してほしい。

第4次タピオカブームが来るかどうかは僕にかかっている

--甘党男子のことをまだよく知らない人にも振り向いてもらえるようなインタビューに出来ればと思っているのですが、まずメンバーそれぞれこのグループでどんなキャラクターやポジションを担っているのか。自己紹介からお願いできますでしょうか?

室井一馬:甘党男子のリーダーを務めさせて頂いております、室井一馬です! 僕は各楽曲の振付も担当していて、甘党男子のパフォーマンス全体を引っ張っていくポジションなのかなと思っております。

三上義貴:こんなにしっかりしていているのに、なんと担当スイーツが(笑)。

室井一馬:キャンディは、誰にでも親しまれるスイーツだからね(笑)!

一同:(笑)

室井一馬:別にキャンディーがしっかりしていないスイーツじゃないと思うんですけど(笑)! 誰にでも親しまれるスイーツだからね!

菅井義久:続いて、菓子パン大好き! 菅井義久です。みんなからはアキちゃんと呼ばれています。甘党男子では、イジられキャラみたいな感じで、いつもみんなからイジられています。ヘンなことをするのが好きで一発ギャグをやったりして、みんなからツッコまれたりして「ワッハハハ!」と笑ってもらうポジションです。

一同:…………。

菅井義久:なんか言ってよ!

--誰も笑ってくれないじゃないですか(笑)。

石塚利彦:敢えて! イジらないというイジり(笑)。

菅井義久:たまにこういうときもあります(笑)。実は甘党男子でのアイドルとは別に個人でお芝居もやっていまして、ドラマに出させてもらったりもしています。俳優活動もしながら甘党男子のことを世に広められれたらなと思っています。

三上義貴:続きまして、黄色担当のアイス大好き、三上義貴と申します。僕の立ち位置は盛り上げ役というか、体が大きかったり、金髪だったり、キャラクター要素が強いので、皆さんから「マスコット的存在」と最近言ってもらったりしています。最近というか、今日初めて言われたんですけど。

--今日根付いたポジションなんですね(笑)。

三上義貴:あと、僕は1000日連続でタピオカを飲んでいて。

--タピオカが流行り出したぐらいからずっと飲んでるんですか?

三上義貴:3年近く飲み続けています。そういうところも出していける……人間として……生きていきたいなって……

石塚利彦:急に日本語ヘタになった?

神久保翔也:タピオカ飲み過ぎたから(笑)?

三上義貴:昨日ちょうど1000日目で、今日で1001日目なんですよ。

--1000日で終わらせなかったんですね(笑)。

三上義貴:いや、1000日でやめようかなと思ったんですよ! でも、今、第3次タピオカブームが終わりまして、第4次タピオカブームが来るかどうかは僕にかかっているのかなと思って。そこは甘党男子として牽引していかなきゃいけないのかなと。ただ、僕は甘党男子のアイス担当なんで、タピオカは趣味なんですよ(笑)。

石塚利彦:続きまして、シュークリーム大好き! いしちゃんこと石塚利彦と申します。最年長メンバーで、甘党男子の会社の社長もやらせてもらっています。立ち位置で言うと……生粋のイケメンキャラだと思うんですけど……。

--自分で「生粋のイケメン」と名乗る人に初めて会いました。

一同:(笑)

三上義貴:芸人さんなんでね(笑)。

石塚利彦:僕は大学を卒業してからずっと芸人をやっていて、その途中から甘党男子の活動も兼任させて頂いておりまして、このグループではツッコミとまとめ役を一応やっているんですけど、こうやって僕がボケるとみんながワーワー!言い出すような流れをよく生んでいます(笑)。

神久保翔也:続いて、たい焼き大好き! 青色担当のじんくんこと神久保翔也と言います。僕はメンバーの中でもよく本を読んだり、新しい知識を入れるのが好きなので、扱いとしてはインテリ寄りです(笑)。それに伴って理系なので多少堅物感と言いますか、面倒くさい寄りの扱いを受けることが多いんですよね。僕は普通に生きてるだけなんですけどね!

--「僕は普通に生きてるだけなんですけどね!」と言っているときの目力が普通じゃないです(笑)。

石塚利彦:彼は常に目がバッキバキなんですよ(笑)。

神久保翔也:初めてのお客さんによく「怖い」と言われますね。

一同:(笑)

三上義貴:でも令和には珍しい、昭和の日本男児みたいなところもあるんですよ。熱いというか、まさに日本人のイケメンだなって。

石塚利彦:将来的にはふんどしとか穿かせたいよね。彼はイケメンで日本一に輝いているんですよ。

神久保翔也:「キュンキュンする男性を決めよう」みたいな、モテワンというイケメンのコンテストが4年ぐらい前にありまして。ネット投票から始まって、最終的に幕張メッセで皆さんの前でパフォーマンスするコンテストだったんですけど、僕はたい焼きを一口で食べるパフォーマンスをして、それで優勝して55万5千円もらいました。

三上義貴:賞金まで言わなくていいよ(笑)。

石塚利彦:生々しくなっちゃうから(笑)。

成瀬敦志:続きまして、おだんご担当の成瀬敦志です。僕は今『smart』という雑誌のモデルをやらせてもらっているので、そっちのほうでも甘党男子を宣伝できたらなと思って活動しています。なので、自分の中では、立ち位置的にオシャレ担当だと思っているんですけど、たぶんお客さんからしたら「MC中、無口な人」と思われているんじゃないかなって……

石塚利彦:今、ライブ中のMC1ヶ月分ぐらい喋ってます(笑)。

成瀬敦志:ほとんどライブ中は喋らないことが多いので、喋らない日数の連続記録は義貴くんのタピオカと同じぐらいなんじゃないかな。

一同:(笑)

木村ともや:続いて、木村ともやです。担当スイーツがチョコレートなんですけど、チョコレートスペシャリストの資格を持っているぐらい、チョコレートが本当に大好きです。グループ内の立ち位置としては、僕は元々すごくジャニーズとかアイドルが好きなので、一応キラキラ担当を務めさせてもらっていて、歌とかダンスとか苦手な部分は笑顔でカバーしています!

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甘党男子「さくらロール」

今の甘党男子になるときに「じゃあ、社長やってみるよ」と

--ある意味、すごくアイドル的ですね(笑)。

石塚利彦:いちばんアイドルだよね。

木村ともや:そこはすごく心掛けています。常にキラキラしていたいなって。

石塚利彦:ウチの生粋のイケメン担当。

--かぶってるじゃないですか(笑)。

石塚利彦:僕は裏番みたいなもんなんで(笑)。

--以上7人から成る甘党男子なんですが……ここまでアットホームなグループだと思いませんでした。芸人さんが1人いるとは聞いていたんですけど。

石塚利彦:取材でこれだけ前のめりのグループも珍しいでしょうね。ひな壇の芸人のテンションだもん。

一同:(笑)

甘党男子【甘党祭~4th anniversary party~】開催直前インタビュー
左から時計回りに:石塚利彦/三上義貴/木村ともや/室井一馬/成瀬敦志/菅井義久/神久保翔也

--これだけの個性派がよく7人も集まりましたよね。皆さん、どういったストーリーを経て甘党男子のメンバーになったのか。1人ずつ教えて頂いてもよろしいですか?

木村ともや:僕は大学が教育系の学部だったので、元々「芸能の仕事に尽きたい」とは全く思っていなかったんですよね。ただ、大学生のときにカメラマンのアシスタントのアルバイトをしていて、そのカメラマンの方が芸能系のオーディションとかの宣材写真を撮っていて、スイーツが似合うイケメンを決める『スイーツ&スマイル コンテスト』にも携わっていたんです。それで、僕がすごくスイーツ好きだったこともあって「試しに写真撮って出してみるよ」と応募して下さったんですけど、それがのちに甘党男子を生むコンテストだったんです。なので、本当に奇遇というか、たまたま1回受けたオーディションで僕の今に至る将来が決まったんですよね。

--元々、芸能の世界に憧れはあったんですか?

木村ともや:すごく好きではありました。母の影響で男の子のアイドルが好きだったので、漠然と憧れてはいたんですけど、きっかけがなかったんですよね。今こうしてアイドル活動ができていてすごく幸せです。好きなことだからこそ、ここまで続けて来れたんだと思いますし。ただ、元々「僕が芸能の仕事をしたい」という意思を親には伝えていなかったので、最初の1,2年はすごく心配されまして。それこそ「大学卒業後の就職先はどうすんの?」みたいな感じで。でも、3,4年経ってやっと認めてくれたというか、最近よく両親がライブを観に来てくれるんですよ。なので、これから先もずっとこの仕事を続けていきたいなと思っています。

--続いて、成瀬さん。

成瀬敦志:大学生の頃にファッションショーとかモデル系のファッションのお仕事をしていたんですけど、そのときに知り合った方から「スイーツ好き?」って聞か「好きですよ」と答えただけだったんですけど、気付いたらコンテストに応募されていて(笑)。それが『スイーツ&スマイル コンテスト』だったんですけど、まさかそれがきっかけで、甘党男子のメンバーとして何年も活動することになるとは思わず。

石塚利彦:そのオーディションで初めて見たとき、スイーツに似合うイケメンを決めるコンテストなのに、肩にジャケット羽織って、ずっとポケットに手つっこんで歩いていたんですよ。「来る場所間違ったのかな?」と思って(笑)。で、自己PRが「僕の名前を呼んでください。せーの!」「あっしー!」……で終わりだったんですよ!

成瀬敦志:それをやった理由としては、勝手に応募されたわけじゃないですか。それでオーディションの内容を何も聞かされていなかったんですよ。みんなオーディションの為に何かしら用意してきていたのに、僕だけ何も準備していなかったので、もう名前を呼んでもらうしかなかったんですよ(笑)。

石塚利彦:それでよくステージに立ってたよね(笑)。

--ちょっとしたドッキリですもんね。

成瀬敦志:でも、今は勝手に応募してくれた人に大感謝ですよね。その人がいなければ、僕は今ここにいないので。

--先程、無口だと仰っていましたけど、この世界に入る前から社交的ではなかったんですか?

成瀬敦志:友人といるときとかは平気なんですけど、MCになると……

石塚利彦:勝手に応募されてるもんな。

室井一馬:いまだにそのマインドでやってんの!?

--いまだに「勝手に応募されたから、俺は喋らない」というマインドで活動していると。だとしたら、逆に格好良いな!

一同:(笑)

--続いて、神久保さん。

神久保翔也:俺は真逆ですね。最初から「芸能の仕事がやりたいな」と思っていて、就活もしないで上京したんですけど、芸能の仕事に就けずにいて。それで小さな劇場のお芝居とかやっているときに、知り合いの方から「似合ってると思うよ」って『スイーツ&スマイル コンテスト』の存在を教えてもらったんです。「俺はスイーツがマジで好きだし、これは俺の為にある大会だわ」ぐらいのことを言って、それに向けて入念な準備を重ねて挑戦した結果、見事に準グランプリでした。まぁ、2位ではあったんですけど(笑)。そのタイミングでは「アイドルとしてデビューする」という話はまだなかったので、芸の肥やしというか「ひとつのフックになればいいや」ぐらいの感じだったんですよ。

--なるほど、その時点でアイドルになる未来が約束されていたわけではなかったんですね。

神久保翔也:スイーツのイベントに出たりするぐらいの感じでしたね。だから「アイドルグループを組みます」となったときは、そもそも邪な気持ちで参加していたから「仕事になりそうだな、これ!」みたいな(笑)。他に仕事なかったんで。そのコンテストは毎年開催されているんですけど、面白いメンバーも揃っていたので、ただスイーツのイベントに出るだけじゃなくて「歌ったり踊ったりしたらスイーツをもっと広められるんじゃない?」みたいな感じで、今の形態の甘党男子が始まったんですよね。もう俺からしたら「やったー」ですよ!

--実際にアイドルになってみていかがでした?

神久保翔也:最初は「仕事がほしい」と思って、ただただ自分の為にやっていたんです。でもライブって生なので、応援してくれている方々の顔も見えるし、特典会などで話す機会もあり、そこでいろんな応援の言葉を直接聞いたりしているうちに「この人たちの為に頑張りたいな」と思うようになりました。

--そう考えると凄いストーリーですよね。スイーツが好きだからって集まってみたらファンができたって普通は有り得ないじゃないですか。

神久保翔也:スイーツのファンだったのに、自分にファンができた。

一同:(笑)

--続いて、社長。石塚さん。

石塚利彦:僕は彼らとは違うタイミングで、30歳のときに『スイーツ&スマイル コンテスト』を受けていて。その理由が僕は高校の同級生とずっとお笑いコンビを組んでいるんですけど、相方が遠藤憲一さんのモノマネでちょっと売れちゃって、僕だけひとりで何もしていない時間が増えちゃったんです。そのタイミングで知り合いのパティシエから『スイーツ&スマイル コンテスト』の存在を教えてもらったんですよね。で、年齢制限が30歳だったから「ラストイヤーだ」と思って受けたら僕も準グランプリになって。それで「何かの仕事に繋がればいいな」と思っていたら、まさかのアイドルグループになったんですよね。それからいろいろありまして、今の甘党男子になるときに「じゃあ、社長やってみるよ」と。

神久保翔也:最初は、本格的にアイドルグループとして売り出すというよりは「とりあえずスイーツの歌を歌ってみようね」ぐらいの感じだったんですよ。それでスイーツのイベントで歌ったりしていたんですけど。

石塚利彦:そこから甘党男子をアイドルグループとしてちゃんと売り出すことになったタイミングで会社を立ち上げて、それから4年。面白い4年間でしたよ。

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甘党男子「さくらロール」

お酒の勢いもあって「あ、いいよ! 入るよ!」って

--芸人がアイドルになって、社長になった。これまた珍しい人生ですよね。

石塚利彦:でも、めちゃめちゃ難しいなと思いました(笑)。いまだに「握手してください」と言われたときに「芸人としてはOKだけど、アイドルとしてはダメなのかな?」みたいな。マインドの切り替えが難しくて。でもそれも含めて面白いし、芸人でアイドルで社長でバツイチですからね。

--なんかまたひとつ情報が加わりましたけど(笑)。

石塚利彦:人生、何があるか分かんないですよね!

一同:(笑)

--続いて、三上さん。

三上義貴:僕の経緯はぜんぶ話したら三部作ぐらいになっちゃう……

石塚利彦:2分でまとめて!

三上義貴:じゃあ、まとめますけど、16歳ぐらいのときにドラマを観始めて「面白いな。俳優って自分以外の人生を歩めるんだ」と初めて芸能に興味を持つんですけど、そのきっかけが亀梨和也さんのドラマだったんです。で、芸能界に憧れるようになって、でも東京に来るのは怖かったんで、地元・北海道の養成機関みたいなところに入って勉強していたら、東京の芸能事務所に所属させて頂くことになって。ただ、そこが声優の事務所だったんですよ。だから1年で辞めて「どうしよう?」と思っていたら『スイーツ&スマイル コンテスト』に応募していました。で、今ここにいます。

石塚利彦:薄っ!

--今の話、三部作にできます?

一同:(笑)

石塚利彦:面白いところ全部カットしちゃってない?

神久保翔也:編集がめちゃくちゃヘタクソなんでしょうね(笑)。

--実際にアイドルの仕事をしてみて、いかがでした?

三上義貴:KAT-TUNの亀梨さんを観ていたときから、たぶん自分もアイドルになりたかったんでしょうね。今、すごく楽しいんですよ。女性も男性もアイドルが大好きだったから「こういう人たちって格好良いな。俺もキラキラしたいなぁ」と思っていたので、まだ亀梨さんのような方々と同じステージには立てていないと思うんですけど、でもそれに近付いていけるのであれば、なんて華がある生活を送っているんだろうと思いますね。あと、もう普通の就職先では働けないと思うので。金髪だし。なので、この仕事をずっと続けていきたいです。もし辞めなきゃいけないことになったら……死んじゃうかもしれないです。

--怖っ!

一同:(笑)

--絶対に解散できない(笑)。

神久保翔也:「アイツらのせいだ」って遺書に俺らの名前を書かれる(笑)。

三上義貴:たぶん書くでしょうね。

室井一馬:もうメンヘラ担当でいいよ!

--ファンも三上さんに死んでほしくないから応援せざるを得ない(笑)。

石塚利彦:なんかあったら「アイツ、死んじゃうよ?」って言い出すアイドルグループ(笑)。

甘党男子【甘党祭~4th anniversary party~】開催直前インタビュー

--続いて、菅井さん。

菅井義久:僕は中学3年生の頃から芸能活動をさせて頂いていて、高校で生徒会長が面白くて辞めていた時期はあるんですけど(笑)、当時はバイト感覚で芸能活動をしていたんです。事務所に入ってすぐにドラマに出させてもらったりしていたから「ちょろいじゃん」と思っちゃったんですよね。今思えば、それだけマネージャーさんが敏腕だったんですけど。友達と遊べないのはイヤだし、学校が楽しいから「辞めちゃおう」と。ただ、なんだかんだで結局は役者の道へ進むことになって、小劇場で芝居をしていたんです。そこにいる先輩たちが「芝居とはこういうもんだ! おまえも泥臭くやっていけよ!」みたいな感じだったので、アイドルとは程遠いところに居ました。俺には一生縁のない世界と思っていたんですけど、とある舞台の本番前にマネージャーから「甘いもの好き?」って聞かれて……

--成瀬さんと似たパターンですね。

菅井義久:俺も「好きです」と答えたらそれで話は終わってしまって。「なんやねん!」と思っていたら、SHOWROOMのURLがメールで急に送られてきて「『スイーツ&スマイル コンテスト』二次審査として1ヶ月配信やってもらうから」みたいな。でも俺も当時ぶっ飛んでいたから「面白そうじゃん! やったろう!」と。そしたら決勝まで行って準グランプリを獲らせてもらって。正直、自分はそこで終わろうと思っていたんです。スイーツのイベントとか試食会に行けるのは嬉しいけど、アイドルをやるつもりは全くなかったので。だから、みんなが活動している中で僕だけ参加しなかったんです。そしたら「なんでアイツだけ参加しないの?」と会ったこともないファンの方たちが怒り出して、僕もそれに対してイライラして!

--申し訳ないと思うんじゃなくて、イライラしたんですね(笑)。

菅井義久:「なんで知らない奴らにいろいろ言われなきゃいけないの?」と思って、それで【甘党祭】というイベントに出たんですよ。歌もダンスもやってなかったから盛り上げ役として。で、その1回だけで終わろうと思っていたら……今ここにいますね。

石塚利彦:急に端折りすぎだろ(笑)。

--何か手応えがあったんですか?

菅井義久:辞めようと思っていたら、現・甘党男子のメンバーの方たちに呑みに連れて行かれて、それまでまともに喋ったことはなかったんですけど、そこで「甘党男子に入らない?」と誘われたんです。それで「俺みたいな辞めようとしてた人間を入れたいと思ってくれているんだ?」と思って、お酒の勢いもあって「あ、いいよ! 入るよ!」ってその場で言ったんです。

石塚利彦:磯丸水産で(笑)。

--酔った勢いで決めたんですね(笑)。

菅井義久:このメンバーだったら1回本気で挑戦してみたいなと思って、それから1,2年ぐらいは俳優業をまったくしないで、甘党男子の活動メインでやらせて頂いていたら今に至ります。

--続いて、室井さん。

室井一馬:僕は大江戸温泉をまわる劇団員を4年ぐらいやっていて、そのときの先輩に甘党男子のオーディションを勧められたんです。ただ、地方に住んでいたものですから、甘党男子を当時統括していた方と会うことができなかったので、向こうから会いに来てくれたんですよね。そのときに先輩から自己PRとして「なんか面白いことやれよ。そこにあるナッツでなんかやれよ」と言われたから、そのナッツを持って「ナッツナッツ」と言う一発ギャグみたいなことをやったんです。それがきっかけで……

--それで「君、いいね」ってなったんですか?

一同:(爆笑)

室井一馬:なんか「面白いね」と思ってくれたみたいなんですよね(笑)。ただ、僕、当時はアイドルが嫌いだったんですよ。それでメンバーとぶつかったりしながら、いろんな壁を乗り越えながら、ようやくここ2年ぐらいですかね。アイドルというモノとちゃんと向き合って活動していこうと思うようになったんです。

--だから「ナッツナッツ」ぐらいな感じだったんですね。

室井一馬:それまでは「ナッツナッツ」ぐらいだったんです。

石塚利彦:「ナッツナッツ」ぐらいってどういうこと(笑)?

一同:(爆笑)

--いや、本気でアイドルになりたかったら、もっとちゃんと自己PRしていたと思うんですよ。

室井一馬:そうですよね。だから最初は甘党男子というモノへの執着もそんなになかったんです。でも気付いたら何年もこのメンバーたちと活動していて。

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甘党男子「さくらロール」

やっぱり日本武道館へ行きたいんですよ。『紅白歌合戦』も出たい

--先程「甘党男子のパフォーマンス全体を引っ張っていくポジション」と仰っていましたけど、そんな室井さんから見て今の甘党男子はどんなパフォーマンスグループになっていると思いますか?

室井一馬:初めて観た人でも楽しめるライブが出来ていると思います。小さいお子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで一緒になって楽しめる。今日のインタビューの空気感でも分かると思うんですけど、甘党男子は格好付けるライブじゃないんですよ。「みんなで騒ごうぜ! お祭り騒ぎで楽しもうぜ!」というタイプのパフォーマンスなんですよね。だから決してキレイではないです。人間臭いし、泥臭い。その上でダンスとかも本気で取り組んでいるので、まだ観たことがない人にもぜひ遊びに来てほしいですね。

--そんな甘党男子のパフォーマンスも堪能できる【甘党祭~4th anniversary party~】が、4月28日(水)SHIBUYA TSUTAYA O-EASTにて開催されます。

石塚利彦:甘党男子は「今これに懸ける」という熱量でステージに立ち続けているグループなんですけど、ライブを観に来て下さるお客さんに「何か伝えよう、楽しませよう」と常に思い続けているんですね。とにかく「みんなで騒ごうよ! 楽しもうよ!」という想いだけは強くて(笑)。だから【甘党祭】も4年間続いていると思うんです。今回の【甘党祭~4th anniversary party~】も絶対に楽しい祭りにしますので、ぜひ一緒に騒ぎに来てほしいです。

--甘党男子のライブをまだ観たことはないんですけど、絶対に面白いと思います。だって、アイドルグループのインタビューをしていて、こんなに放課後の教室にいるような気分になったことないですもん。

一同:(爆笑)

石塚利彦:すごく良い表現!

神久保翔也:その感じでやらせてもらっています(笑)。学生時代の友達同士みたいなノリ。普通に仲良く飯食いに行ったり、呑みに行ったりしますし。

石塚利彦:レッスン終わった後とか、それぞれ別々の電車やバスで帰るじゃないですか。僕らは何故かそれぞれの改札やバス停まで送っていくんですよ。

--いや、仲良すぎでしょ(笑)。イマドキは小学生でももうちょいクールに帰っていきますよ。

神久保翔也:このあいだもメンバー同士でモンハンしてましたもん。

三上義貴:不思議ですよね。

石塚利彦:でも、その軸は三上だと思うんですよ。三上はたぶん独りになりたくないんですよ(笑)。

室井一馬:寂しがりやだから。

三上義貴:ひとり暮らしだとペットとか飼えないじゃないですか。こういう活動をしていると遠征もありますし。ということは、家に独りじゃないですか。死にたくなっちゃうんですよ。

石塚利彦:それ、やめろって!

一同:(爆笑)

神久保翔也:「おつかれさまでした! 解散!」と言われた瞬間も寂しそうな顔してますもん。

--それにしても、ここまで仲が良いグループは珍しいですよ。

石塚利彦:仲は良いよね! だから楽屋がいちばんうるさい!

室井一馬:身内のスタッフや作家さんにも「楽屋がいちばん面白い」って言われます。

三上義貴:そのままステージに上がっちゃうと、みんな楽屋で聞いた話をまたしてくるからつまんなくなっちゃうんですよ。

石塚利彦:演者としてダメだからね、それ! すぐ「さっき聞いたなぁ」みたいな空気流しちゃうから!

菅井義久:完全に楽屋芸人です(笑)。

--では、最後に、甘党男子の夢を聞かせてください。死なないでほしいんで、三上さんからお願いします(笑)。

一同:おぉー!

三上義貴:甘党男子は仲良いし、それをステージ上でも延々と出していけるようなグループで在り続けたいなと思っているんですけど、やっぱり日本武道館へ行きたいんですよ。『紅白歌合戦』も出たいし。その為にも甘党男子は5年10年続けていかないと……僕が死んじゃうので。

石塚利彦:辞めたら三上の人生も終わっちゃうからね(笑)。

三上義貴:あと、甘党男子はやっぱりお客さんがいてこそだし、世界中の人々を巻き込んでこそ甘党男子だと思うし。なので、ぜひ甘党男子のライブやイベントに僕らのリアルなトークを聞きに来て頂きたいです。

木村ともや:トーク?

室井一馬:パフォーマンスじゃないの?

一同:(爆笑)

石塚利彦:甘党男子のメイン、トークになっちゃった(笑)。

甘党男子【甘党祭~4th anniversary party~】開催直前インタビュー

Interviewer:平賀哲雄|Photo:甘党男子

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