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『NEXT FIRE』で放送された鈴木鈴木インタビューをレポート
Billboard JAPANとTikTokによる、今 話題のアーティストをフォーカスする番組『NEXT FIRE』。3月のマンスリー・アーティストには鈴木鈴木が出演した。今回、3月19日にTikTokで配信されたメンバーのインタビューを紹介。MCのHina(FAKY)と修一朗が、鈴木鈴木に音楽のルーツや影響を受けたアーティスト、「君と僕はさ」「秒針」の製作エピソードなどを聞いた。さらに、対照的な2人のプライベートや関係性についても語ってもらった。
Photo:成瀬 正規
鈴木鈴木の音楽ルーツ
Hina:TikTokで多くの方が鈴木鈴木の曲を歌って、動画投稿をしていると思うんですけど、素直にどう感じてますか?
鈴木十夢:感無量ですね。僕たちも一曲一曲本当に心を込めて作っているんで。使ってくれることで救われた感じです。作って良かったなっていう。
修一朗:何か環境の変化とかありました?
十夢:それこそ、友達も自分の曲を使って上げてくれて、それで動画の数字が伸びたりとかはありました。
Hina:聖七さんはどうですか?
鈴木聖七:気付いたら伸びてたって感じです。
Hina:お兄ちゃんと弟って感じ。すごいほっこりしますね。
修一朗:そうですね。
Hina:音楽を始めたきっかけってありますか?
十夢:中3の卒業間近かな。夢とか目標がなくて、だらだら時の流れに身をまかせていたんですよ。その時、叔父から「十夢は歌が上手いんだから、ボイトレから始めてみれば?」と一声もらって、ボイトレから始めました。
修一朗:最初は1人で?
十夢:そうです。
Hina:その後に聖七さんが?
聖七:そうですね。高校入った時に何しようって時に、兄が歌をやっていたのがあって、始めました。
修一朗:その時はお兄さん、嬉しいなって感じでした?
十夢:嬉しかったですけど、勉強面やスポーツ面では負けてたんですよ。
聖七:唯一音楽だけ勝ってたんですよ。
十夢:これ始められたらやばいなっていうのは、ちょっとありましたね。
修一朗:現状は?
十夢:まだ勝ってるよね?(笑)
聖七:そうだね。(笑)
Hina:別々にいい所ありますよね。声質とか、歌い方とかもそうですけど。
修一朗:引き合い立ってる感じがします。
周りの会話や実体験から生まれた「君と僕はさ」
Hina:オリジナル曲の「君と僕はさ」がTikTokで使われていると思うんですけど、やっぱりそれって人生を変えた瞬間だと感じましたか?
十夢:TikTokをやる前から音楽活動してて、ライブハウスでライブもやっていたけれど、全然芽が出なくて。TikTokを始めてから、「君と僕はさ」を出したらバンっ!ていったんで。ほんと良かったですね。
Hina:ほんとに雰囲気のあるラブソングで、身近に感じるような歌詞だったりするじゃないですか?
修一朗:その設定が思い浮かんできますもんね、自分にも。
十夢:ありがとうございます。
Hina:歌詞ってどういう時に浮かんできたりするんですかね?
十夢:自分の仲いい親友のカップルがいるんですけど、彼女さんとも彼氏さんとも僕は仲良くて。色んな惚気話とか聞いてるんですよ。それで、これを歌に出来たらいいなと思って。全部を歌詞に入れ込むんじゃなくて、自分の実体験も入れて作るみたいな。そうする事によってリアルな世界を表現できそうな気がして、それからは特に周りの会話とかも取り入れるようにしてますね。
修一朗:楽曲のテーマやコンセプトはあったりするんですか?
十夢:ごく普通のカップルの日常生活を切り取ったストーリーとなってます。好きな人同士で一緒に居れば、ごく普通の日常も、全てが二人だけのエンターテイメントになる、そんな風な楽曲です。カップルだけでなく、もし彼女とか彼氏ができたらこういう風に生活してみたいなって思う人にも聞いてもらいたいですね。
▲ 「君と僕はさ」MV
鈴木鈴木の“ハモり”の魅力
Hina:兄弟ならではだと思うんですけど、普段からやっぱりハモリって意識してやられてますか?
聖七:そうですね。主メロだけだと物足りないなっていうのはあります。よく「サビになったら俺が歌いたい」みたいなのってあるじゃないですか?僕らハモリですからね。
十夢:ハモリの取り合いみたいになるんですよ。
修一朗:高音と低音、どっちか取り合うみたいな?
十夢:上も下もできるから、取り敢えずハモリをやりたいって。
修一朗:十夢さんは影響を受けた方いらっしゃいますか?
十夢:清水翔太さんですね。小学3年生の頃からほんとに大好きで、今でも聴いてます。ライブも行ったことあるし、自分もこういう風になりたいなという思いが強くなっていきました。
修一朗:それはどういうところですか?メロディとか?
十夢:メロディですね。僕も曲を作る時メロディからが多いので。
修一朗:何かちょっと歌ったりできますか?
十夢:(「ナツノオワリ」ワンコ―ラス歌唱)
修一朗:鳥肌もんですわ。ほんとに。
Hina:こんなアドリブに歌を聴かせてもらえるとは。お兄さんに聞いたってことはやっぱり、弟・聖七さんも。
聖七:そういうことなんですか?(笑)
Hina:聴きたいんですけど、聖七さん誰か影響受けた方とかいますか?
聖七:小さい頃、EXILEさんが好きでした。
十夢:僕ら好きでした。
聖七:何があるかな、EXILEさん。
十夢:「道」とか?
聖七:一緒にやろうよ?ハモってきてよ。(笑)
十夢:え?マジで?急に?(笑)
聖七・十夢:(「道」ワンコ―ラス歌唱)
Hina:すごい!だって聴いてた?歌い始める前にさ、2人で会話してたの。「俺が歌い始めるから入ってきて」それだけですよ!?
修一朗:できてしまうんですね。
Hina:2人って今一緒に暮らしてます?
聖七・十夢:暮らしてます。
Hina:普段生活してて、どっちかが歌い始めたらハモることってよくあったりするんですか?
十夢:それこそ髪の毛セットしてる時とか、僕が何か歌ったら、ちょろっと入ってくるみたいなことはあります。
修一朗:やっぱり、2人の楽曲を歌うんですか?
十夢:自分の曲はあんまり歌わないですね。
聴き手を意識した「君と僕はさ」のビフォアーストーリー「秒針」
Hina:2月に「秒針」が発表されたんですけど、この曲はどういうイメージで作られたんですか?
聖七:「君と僕はさ」のカップルが付き合う前のお話です。女性目線で作りました。
Hina:曲と曲の繋がりも意識された?
聖七:そうですね。歌詞に「君と僕はさ」で入ってるフレーズを使ったり、メロディもちょっと似たものを入れたりとか。
Hina:「あなたとの夜のコンビニ二人の遊園地」ですよね?
聖七・十夢:そうです。
Hina:そうですよね!ストーリーを思い浮かべて聴いてくれるように作っているところもあるんですか?
聖七:やっぱりそこは大きいよね。
十夢:大きいね。
Hina:確かに「君と僕はさ」を聴いて、ストーリー性とか繋がりを意識してから「秒針」を聴くとストーリーがどんどん浮かんでくる。
修一朗:浮かんできますね。
Hina:修一朗君も感じました?
修一朗:女子と一緒にコンビニにアイス買いに行って、イチャコラする。何かこう思い浮かびやすいなっていうのはありますね。
十夢:ありがとうございます。
▲ 「秒針」MV
音楽を通じて伝えていきたいこと
修一朗:十夢さん、音楽を通じて伝えていきたいことってあります?
十夢:普段言えない難しい言葉や、日常生活で溜まってる鬱憤や葛藤とか、自分から湧き出てくる色んな感情を歌に乗せて伝えていきたいですね。
Hina:直接会話では言えないことも、曲にしちゃうと言えたりすることもありますよね。
十夢:そうですね。
Hina:聖七さんはどうですか?
聖七:僕たちの楽曲は、それぞれ色があるので、1曲1曲で「鈴木鈴木すげー!」というのを感じて欲しいのと、やっぱり僕らの歌声を耳に焼き付けてもらえたらいいなと思います。
修一朗:伝わりやすいですね。先々週のライブで新曲をお聴きしたんですけど、その後聴くことは可能ですか?
十夢:今制作中なので…。
修一朗:まだまだ温めているという感じですか?
十夢:そうです。お聞かせ出来ずスイマセン。
対照的な2人の性格
Hina:自分の性格を一言で表現するとしたら何でしょうか?
十夢:「楽(らく)」です。
修一朗:「楽(たの)」じゃないんですね?
十夢:「たの」でも「らく」でも。
修一朗:ずっと楽観的なっていうよりは、リラックスって感じなんですか?
十夢:そうですね、常にリラックス。今、緊張してるんですけど(笑)。常にこう楽しく、笑顔と言われるんで。
Hina:じゃあ普段からポジティブというか楽観的?
十夢:そうです。
Hina:いいですね。聖七さんは何ですか?
聖七:「大雑把」です。典型的なB型って感じですね。僕らB型なんですよ。
修一朗:お兄さんはそんなに大雑把ではないんですか?
聖七:大雑把な時もありますよ。でも基本的には几帳面ですね。
修一朗:対照的なんですね。それぞれで良さが出てるという感じなんですかね?
聖七:どうなんですかね…。(笑)
Hina:十夢さんから見て最近の聖七さんの大雑把エピソードとか何かありました?
十夢:例えば、自分から借りた服をハンガーにかけるんじゃなくて、その辺に置いておくんですよ。
聖七:異議あります!因みに最近逆です。(笑)僕はかけます。僕の部屋、扉開けたところにベッドがあるんですけど、ベッドの壁側にいつも服が置いてある。
十夢:でも畳んで置いてるからさいいじゃん?
聖七:いや、関係ない。かけてないもん。
修一朗:衝突がおこってますよ。(笑)
Hina:普段喧嘩とかするんですか?
十夢:もちろん毎日。あ、でも掴み合いとかじゃないですよ。
聖七:毎日って…いやいや、そんな言い方したら。
十夢:そっか、誤解生むか。(笑)
修一朗:冗談?ですよね?大丈夫です。(笑)
十夢:よかったです(笑)。
修一朗:鈴木鈴木さんはカバー曲を沢山歌われていると思うんですけど、選ぶ基準とかあったりするんですか?
聖七:沢山新規の方を見つけたいなと思っていまして、今話題の曲とかを重点的に。
修一朗:トレンドを追いかけるみたいな?
聖七:そうですね。
修一朗:雰囲気とかで決めるという感じではないんですか?
聖七:一応雰囲気で決めたりもします。
十夢:最近僕たち、YouTubeで動画を外で撮ることが多いんで、後ろの夕日とかに合った、または合いそうな曲とかで選んでますね。
▲ 受験生にエールを!!「水平線/back number 」
Hina:兄弟だといつも一緒じゃないですか?ずっといると何かと便利ですかね?
聖七:そうですね。話し合いとかも直ぐにできますし。
Hina:プライベートは一緒にいることが多いんですか?
十夢:別々ですね。
修一朗:完全別々なんですか?
聖七:僕がインドアで、兄がアウトドアなんで。例えば休みの日とか、ほんとに別々です。
Hina:そこも弟さんとお兄さん全然違うんですね。話は変わるんですが、せっかくの機会なので聞いちゃいます。十夢さん、ここだけの秘密ってあったりしますか?
十夢:そうですね…じゃぁ、今告白します。よく弟の香水を使ってます!
Hina:気付いてました?
聖七:知るわけがないんで。(笑)さすがに分からないですよ、香水が減ったなんて…。
修一朗:そうですよね。聖七さんはあったりするんですか?
聖七:僕はないかもしれないな…
Hina:実は、私たちが事前に頂いてたデータの中に、十夢さんにおごり癖があるという情報を耳にしたんですよ
十夢:確かに結構おごっちゃいますね。
聖七:僕にはあんまり奢ってくれないですけどね。
十夢:そこは奢らないです。(笑)
Hina:そこはないんですね(笑)
修一朗:聖七さんは奢らせ癖あったりしますか?
聖七:ないですよ。
十夢:え?そうかな?僕から見たら奢ってもらってますよ、同級生に。
聖七:同級生とかだとじゃんけんで決めたりするじゃないですか?
Hina:ありますね。
聖七:そういうので勝っちゃうんで、たまたまです。(笑)