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<インタビュー>超特急、8周年記念配信リリース5部作を語る
超特急がデビュー8周年を記念した配信シングルを5週連続でリリースした。各シングルは、「Jasper」をユーキ、「Never Mine」をカイ、「凱歌」をタクヤ、「So Crazy」をリョウガがセンターを務め、最後にリリースした「My Answer」は“全員の曲”ということで、センターなしとなることが発表された。
Billboard JAPANでは5人にインタビューを行い、各楽曲に対する想いやセンターの人選理由、そしてティザーのイメージなどを語ってもらった。さらに今回は、お互いの写真をフィルムカメラで撮り合ってもらったので、メンバー同士にしか見せない表情をぜひチェックして欲しい。
――このたび8周年記念の配信シングルをリリースされました。メンバーのみなさんがそれぞれセンターを務めていますが、リリースまでにはどういった経緯があったんですか?
ユーキ:5週連続リリースということもあり、「それぞれの楽曲にセンターを作りたいね」」という話になったんです。みんなでデモを1曲ずつ聴きながら、誰をセンターにするか決めていきました。
▲Photo by カイ
――前作「Dear My グッバイ」では、みなさんで曲選びから参加されたとのことでしたが、今回もでしょうか?は初めてだったとのことですけど、いかがでしたか?
ユーキ:今回はもともと作っていただいた楽曲の中から、センターに合いそうなメンバーを当てはめていきました。自分の中ではトップバッターをやってみたいという気持ちがあったので、「Jasper」を選びました。
――どうして「Jasper」を?
ユーキ:他のメンバーとのバランスも考えながらというのもありましたけど、こういう爽快感のある楽曲が超特急には今まであまりなかったし、踊ったら気持ちよさそうだなと思って選びました。
――それぞれの楽曲のティザー映像も公開されていますが、「Jasper」はどのようなイメージで撮影されたんでしょうか?
ユーキ:音も自分で作ったんですけど、だんだん自分のなかでパーツが重なっていっていい曲ができて、それに「ノっちゃう!」というイメージを伝えました。「Jasper」に関しては、実際のパフォーマンスとティザーのイメージにギャップがある感じになりそうだなと思っています。
▲Photo by カイ
――そして、次に配信されたカイさんの「Never Mine」。
カイ:はい。曲自体はウェット系なんですけど、歌詞がマットで、対比が面白い曲ですね。歌詞に登場する女性の姿が思い浮かんでいるけど、どこか孤独というか閉塞感を感じるんですよね。それこそティザーの中では僕、ほとんど動いてなくて、メンバーとの違いも見比べていただくと面白いと思います。
――カイさんはどうして「Never Mine」をご自身のセンター曲に選ばれたんですか?
カイ:ユーキさんが選んでくれました。
ユーキ:はい、カイっぽいなと思って。でも、カイは色んなことを引きずらないタイプなので、正反対だと思っていて、曲とのギャップがいいかなと。そういう意味では、今回のセンター曲は意表をついているみたいなところがあります。タクヤが「凱歌」というのも、いつもだったら「Yell」みたいなミディアム系の曲のイメージがあると思うんですけど。
▲Photo by リョウガ
――「凱歌」はすごくロックな楽曲ですよね。
タクヤ:ロックっす!
――ユーキさんがメインにセンター曲を選んでいった感じなんですね?
ユーキ:そうですね、みんなとも相談しながらですけど。
――ちなみに「凱歌」をタクヤさんに選んだのはどうしてですか?
ユーキ:自分の中のイメージとして、タクヤは熱い男なので、根にある熱い魂みたいなものを表現してみてもらいたかったんです。気づいている人は気づいていると思うけど、あまりダンスで表現してないなと思ったので選びました。
▲Photo by リョウガ
――ご自身では「凱歌」に対してどう感じられていますか?
タクヤ:本当にロックな曲で、歌詞の情報量もあまりなくシンプルなんですけど、難しい単語を使っていたりして、男っぽくてかっこいい感じ。最後の歌詞の「All you need is live」のところも今の超特急を表しているなと思うし、熱い魂のこもった楽曲になっていると思います。ティザーに関しては、僕、こう見えて筋肉担当なので(笑)、最初に筋トレをしていて、サビに入るにつれて盛り上がってきて踊りだす、みたいな。曲との関係性はあまりないですね。
――そんな熱い楽曲のセンターを務めるにあたり、いかがでしたか?
タクヤ:こういう曲でセンターを務めたことがなくて、ユーキがさっき言ってくれたようなイメージが自分でもあったので、この曲でまた新たな自分を表現できたらなと。ライブで披露することがあれば、8号車のみなさんに衝撃を与えられるパフォーマンスにできたらいいなと思っています。
▲Photo by タカシ
デジタルリリース情報
超特急
「Jasper」センター:ユーキ
2020年10月21日配信(水)
「Never Mine」センター:カイ
2020年10月28日(水)配信
「凱歌」:センター:タクヤ
2020年11月4日(水)配信
「So Crazy」センター:リョウガ
2020年11月11日(水)配信
「My Answer」センター:なし
2020年11月18日(水)配信
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▲Photo byタクヤ
――「So Crazy」についてはいかがですか?
ユーキ:曲的にすごくリョウガっぽいなと思うところがたくさんありましたね。選んだ時はあまり気にしていなかったんですけど、選んだあとに歌詞を見たら「合うな!」って思いました。
カイ:まあ、タイトルからしてリョウガっぽいよね。
リョウガ:おい、どこが“So Crazy”だよ。
▲Photo byタクヤ
――ご自身ではいかがですか?
リョウガ:ご自身ではご自身のことを“So Crazy”だと思いますか、ということですか?
カイ:ちげーよ!「この曲をご自身でどう思いますか?」ってことだよ!“So Crazy”だとは思ってるに決まってるんだから、そこは“YES”なんですよ!
リョウガ:あ、そうか! びっくりした! こういうかっこよくて大人っぽい楽曲でセンターを務めたことがなかったので、今までの「Bloody Night」とか「Believe×Believe」みたいな雰囲気にもなってしまいそうという不安はあります。でも、新しい一面を見せられるような楽曲と曲調のギャップは面白いと思いますね。
――8号車のみなさんも大人っぽいリョウガさんのセンターを見たいのでは?
リョウガ:もしかしたらそうですねぇ…。
▲Photo byタカシ
ユーキ:「So Crazy」は曲と歌詞が正反対だなと思うんですよね。歌詞は“陰”な感じなのに、曲は“陽”な感じで。曲はめちゃくちゃ踊って、女性を虜にしちゃうようなイケイケソングなんですけど、それをリョウガがやることによって“陰”と“陽”がうまいこと出るんじゃないかなと。ステージでは誰よりも陽キャになると思います。
リョウガ:もう陰キャとはおさらばですよね。卒業します。
タクヤ:ステージでやるときは本当にそういう気持ちでやってほしいですね。
ユーキ:「リョウガはこれから陽キャになる」って、韻踏んでいていいね。
――おお!
リョウガ:「おお!」じゃないですよ。そこは「うるせぇ!」でいいんですよ。他のみんなのティザーはイメージ映像なんですけど、「So Crazy」に関してはちょっとストーリー性があるんです。少しゆったりしていたらもう出かける時間になって、お洒落してそのあとたぶん夜の街に繰り出そうとしてるんですけど、服や髪形がなかなか決まらなくて、陰キャが頑張っている感じなんですよね。最終的に「もうこのまま行っちゃおう!」って出かけるんですけど、その後どうなるかはみなさんのご想像にお任せします…!
▲Photo byユーキ
タクヤ:準備していたら丸2日経っちゃうんです。時計がぐるーって回って。
リョウガ:いや違うのよ。リアルに時間が経ってるんじゃなくて、時計で時間の経過を表現してるの。ていうか時計にそこまで集中しないで?
――ちなみに、今回タカシさんのセンター曲はないんですね?
タカシ:そうですね。それぞれのセンター曲を表現させてもらっているというのもあるし、僕はバックボーカルなので、僕自身はセンターというものに縛られなくてもいいのかなって思います。
カイ:「My Answer」はセンターなしだけど、踊るイメージの曲ではないから、ある意味タカシっぽい曲ではあるよね。みんなの曲だけど、イメージ的にはタカシがメインな曲ではありますね。
タカシ:ティザーも僕のお家にみんなが遊びにくるっていうっていう設定なので、自覚はしてなかったけどたしかにそうなのかもな。
――ティザーはどんなイメージで撮影されたんですか?
タカシ:みんなとわちゃわちゃしている感じですね。お家にみんなが順番に来て、ピザを食べて、ジュース飲んだり縄跳びしたり…。「My Answer」は全員でラップを歌うシーンがあるんですけど、ティザーではダンサーのみんながリップシンクをしているのがすごく新鮮でした。なんだか5人組で歌っているグループみたいで。
▲Photo byリョウガ
デジタルリリース情報
超特急
「Jasper」センター:ユーキ
2020年10月21日配信(水)
「Never Mine」センター:カイ
2020年10月28日(水)配信
「凱歌」:センター:タクヤ
2020年11月4日(水)配信
「So Crazy」センター:リョウガ
2020年11月11日(水)配信
「My Answer」センター:なし
2020年11月18日(水)配信
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▲Photo byタクヤ
――メインダンサーのみなさんは、センターを務めることでのモチベーションの変化はありましたか?
ユーキ:モチベーションというか、楽しみですね。どう表現しようかなとか、ワクワクします。
カイ:たしかに、今回の楽曲や「LIBIDO」みたいな“自分の曲”というのはやっぱりテンション上がりますね。
リョウガ:初期の頃はよく緊張してたよね。慣れもあると思うんですけど、僕は陽キャなので、今はどちらかというと「楽しみ」という気持ちのほうが強いです。……ユーキそんな怖い顔しても、読者の方に伝わらないだろ。
ユーキ:僕は陰キャなんでね。
▲Photo byユーキ
カイ:でも実は、もともとこの二人は今と性格が逆だったんだよね。
リョウガ:いつの間にか「あれ!? 俺たち、入れ替わってる!?」となったんですよ。ユーキは昔、めちゃくちゃ人見知りでモジモジしてるようなタイプで、DSをずっとやっていました。
ユーキ:人見知りは今でもめちゃめちゃしますよ。
タクヤ:人見知りするけど、ガンガン行くよね? 本当に変わった。ユーキは色んなものを吸収しようとするタイプなんです。
ユーキ:そうですね。その人の価値観だったり経験を吸収したいな、と思っちゃうんです。
リョウガ:僕はたぶん、陽の気をユーキに吸われたんだと思うんですよね。もしくは幼少期が本当に明るかったので、その時に全ての“陽”を使い切った。当時は仲間を引き連れてブイブイ言わせていましたから。
▲Photo byタクヤ
▲Photo byタカシ
タカシ:僕、リョウガと出会った時「この人と関わりたくないな」と思っていましたもん。
タクヤ:関わりたくなかったってことは悪いイメージだったってことだよね? ってことは、今は陰キャになってしまったかもしれないけど、良い方に変わったってことなんじゃない?
リョウガ:タクヤさん…。
▲Photo byカイ
デジタルリリース情報
超特急
「Jasper」センター:ユーキ
2020年10月21日配信(水)
「Never Mine」センター:カイ
2020年10月28日(水)配信
「凱歌」:センター:タクヤ
2020年11月4日(水)配信
「So Crazy」センター:リョウガ
2020年11月11日(水)配信
「My Answer」センター:なし
2020年11月18日(水)配信
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