Special
Sonar Pocket『flower』インタビュー ~デビュー10周年の感謝の想いを込めた最新アルバムとグループの成長を語る。
Sonar Pocketの2年半ぶり7枚目のオリジナル・アルバム『flower』が10月10日にリリースされた。Sonar Pocketは今年メジャーデビュー10周年。この秋からは「ファンに感謝の気持ちを届けに行く」全国ツアー【flower】も開催されるタイミングで、アルバムにも同じく「(感謝の)花」というタイトルが付けられた。とは言え『flower』は回顧的なアルバムでは全くない。これまで以上に丁寧に作り込まれたサウンド、コライト(共同作曲)も含めた外部のプロデューサーや作曲家とのチームプレイ、そして自らのシンガー/サウンド・クリエイターとしての成長への想いも込めらた、“次の10年”につなげるためのアルバムでもある。リリース、そしてツアーを前に、ko-dai、eyeron、mattyの3人に語ってもらった。
「10年目でもトライ&エラー」
――『flower』はスタジオ・アルバムとしては2年半ぶりですが、その間にもシングルなど色々なリリースがあって、タイアップもあって、不在感のようなものは全然ありませんでしたね。そういう中で、改めて「アルバムをリリースする」ということの意味を、どのようにとらえていますか?
ko-dai:やっぱりシングルで見せられる部分には限りがあると思っています。シングルで「Sonar Pocketってこういう音楽なんです」って見せられるのって、2曲か3曲ですよね。それがアルバムだと13曲とか14曲になって、曲数がある分だけ、しっかり表現できるとも思います。だから、この『flower』で今のSonar Pocketを見てもらいたいと思います。僕らがデビューしたのは2008年で、同時期にデビューした仲間達が、もうメジャーのフィールドにいなかったりして、簡単に10年を迎えられたわけじゃない。たくさんの人に支えられて1年1年歩んできた、その感謝の気持ちを届けたい。そんな思いが今までSonar Pocketに触れた人たちにも届けばいいなと思って作りました。
matty:感謝の思いは一番大きいですね。みんながいなければ10年は続けられなかったし、真ん中にいるのは自分達ですけど、ちゃんとみんなの支えがないと立っていられないし、自分達の行きたい場所や未来への目標地点にも進むことができないと思います。今回はアルバムという形をとって、僕らの10年目の決意みたいなものを詰め込むことができたんじゃないかなと思います。
eyeron:このアルバムでツアーができるのが、まず嬉しいですね。新しいアルバム背負ってツアーを回ることで、今までとも違う気持ちにもなれますし、このアルバムが感謝の気持ちをふんだんに詰め込んだアルバムだからこそ、しっかりとアルバムの曲を届けるライブを伝えたいですね。
――2017年からの「Sonar Pocket第二章」。10月20日からのツアーは、その初めてのアルバムを引っさげたものになるんですね。
ko-dai:昨年【Reload】というツアーを回らせていただいて、そこで全国各地に“種”をまいてきたと僕らは思っています。今年はそこで撒いた種に花を咲かせにいくツアーだ、という意気込みで【flower】というタイトルにしたんです。僕らとしても、ツアー先のそれぞれの場所に、10周年の思い出の花を咲かせたいですし、僕らの音楽という花束をみなさんにも届けたい。さらに大きな意味でいうと、笑顔の花を全国各地に広げていきたいと思っています。だから新作も、それをしっかり届けるためのアルバムにするんだ、という思いはすごくありました。『flower』は、アルバムをリリースして、全国ツアーを回って、一曲一曲が完成していく作品でもあるんです。
アルバムの曲順も、スタッフさんとかプロデューサーとかが全員一個ずつ案を出して、その最大公約数という形で決めました。みんなで一つのライブを作るような感じで決めた、ライブを意識した曲順になっていると思います。
▲【10周年記念!!!!!全国ツアー】Sonar Pocket 10th Anniversary Tour flower
――アルバム冒頭の「Phoenix」も、まさにライブの一曲目にぴったりですよね。サウンドもアルバムの中でトップレベルに尖っていて、ラップのパートは海外の最新のラッパーのスタイルなども意識されてるのかな、と思いました。
eyeron:この楽曲はプロデューサーのNAOKI-Tさんに用意してもらって、10周年の作品の中で、また挑戦できる曲になりました。これまで自分の作詞・作曲でたくさんの曲を歌ってきましたけど、純粋な“歌い手として応える”というのは初めてだったので吸収することも多かったですね。もちろんアルバムの一曲目としても気持ち良い曲でもありますし、ライブでも、この曲がキーになってくるかなと思います。
――NAOKI-Tさんとは、シングルの「やばば」からプロデューサーとして一緒に組んでやるようになったんですよね。
ko-dai:プロデューサーという立ち位置では「やばば」が初めてでしたけど、曲作りは実は去年からやってました。自分たちの準備してきたものが、ようやく形になったのが「やばば」からで、10周年を迎えての新しい息吹を自分達でも感じて、勉強することや学ぶこともまだまだあるんだなって思える時間でしたね。
matty:今回、アルバムを通して数曲、他の作家さんに提供していただいた曲があって、その中で(ko-daiとeyeron)の二人がボーカリストとしてトライして、そこで吸収したものが如実に出てたりもしていました。10年目でもトライ&エラーで挑戦し続けることが、アーティストとしての次の10年、20年目に向けて歩き出せる活力になるんじゃないかなと思います。
リリース情報
flower
- Sonar Pocket
- 2018/10/10 RELEASE
- 通常盤【CD+DVD】
WPCL-12957 / 定価:¥ 2,800円(tax in.)]- 初回限定盤 詳細・購入はこちらから>>
ツアー情報
Sonar Pocket 10th Anniversary Tour flower
2018年10月20日(土)埼玉・三郷市文化会館 大ホール
2018年10月27日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
2018年11月04日(日)宮城・仙台銀行ホール イズミティ21
2018年11月09日(金)山梨・東京エレクトロン韮崎文化ホール
2018年11月16日(金)神奈川・相模女子大学グリーンホール
2018年11月18日(日)岐阜・岐阜市民会館
2018年11月23日(金・祝)鹿児島・鹿児島・宝山ホール
2018年11月25日(日)宮崎・宮崎メディキット県民文化センター 演劇ホール
2018年12月02日(日)群馬・桐生市市民文化会館 シルクホール
2018年12月07日(金)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2018年12月08日(土)岡山・岡山市民会館
2018年12月15日(土)三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢
2018年12月16日(日)愛知・アイプラザ豊橋
2018年12月22日(土)愛媛・松山市民会館 大ホール
2018年12月24日(月・祝)徳島・鳴門市文化会館
2019年01月12日(土)熊本・熊本県立劇場演劇ホール
2019年01月14日(月・祝)大分・J:COMホルトホール大分
2019年01月18日(金)千葉・市川市文化会館
2019年01月20日(日)京都・ロームシアター京都メインホール
2019年01月26日(土)茨城・茨城県立県民文化センター
2019年01月27日(日)静岡・三島市民文化会館 ゆぅゆぅホール
2019年02月02日(土)広島・広島アステールプラザ
2019年02月03日(日)香川・サンポートホール高松
2019年02月09日(土)滋賀・びわ湖ホール 大ホール
2019年02月11日(月・祝)石川・金沢市文化ホール
2019年02月16日(土)奈良・なら100年会館
2019年02月17日(日)愛知・名古屋センチュリーホール
2019年02月23日(土)長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)
2019年03月03日(日)札幌・わくわくホリデーホール
2019年03月09日(土)福島・けんしん郡山文化センター 大ホール(郡山市文化センター)
2019年03月10日(日)山形・山形市民会館 大ホール
2019年03月16日(土)新潟・新潟テルサ
2019年03月23日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
2019年03月24日(日)山口・下関市民会館
2019年03月30日(土)兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2019年03月31日(日)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2019年04月11日(木)東京・NHKホール
2019年04月12日(金)東京・NHKホール
2019年04月20日(土)沖縄・ナムラホール
関連リンク
「提供してもらった曲を歌うのが、すごい嫌な時期があった」
――アルバムを作る上で、作曲面で特に苦労した曲はありますか?
ko-dai:「flower」はそうでしたね。断片的にはアルバムの中でも早くにできた曲で、ライブで歌うことも決めていました。ファンの方への感謝の気持ち詰め込む手紙のような曲なので、シンプルであるがゆえに何回も書き直しては壊して、壊しては作って、という感じで、すごい苦労しました。
あとは「つぼみ」もそうです。先に大サビのパートを作ったんですけど、「大サビを取ったほうが人に伝わるんじゃないか?」「(曲自体を)短くした方がいいんじゃないか?」という思いと「でも、せっかく作ったんだから入れたい」みたいな葛藤があって。あとは「恋運命」もそうですね。「人が聴いていて聴感上、飽きないか?」とか「メッセージが詰め込み過ぎ、もしくは足りない、ということはないか?」とか、そういうのはすごい気にして作りました。
matty:今回は特に、曲ができてからも何回も繰り返しみんなで聴いて「ここをどうするか?」「削るべきか?」とか、細かいディテールも含めて話し合って作りました。
▲Sonar Pocket / 「flower」teaser movie
――今回のアルバムで、特にそういったディテールの掘り下げに積極的になったのは、どういう背景があったからだと思いますか?
ko-dai:やっぱり2年半以上経ってから出すアルバムで、今までは「スケジュールに追われて出す」…っていうの言い過ぎかも知れないですけど、流れの中で勢いよく作品を出し続けてきたので、今回は10年経って、勢いだけじゃない姿っていうのも、ちゃんと作品には入れたいという思いはありました。勢いだけでバーン!って出していく若手じゃなくて、大切にこの花を届けようっていう姿勢というか。もちろん前の作品とかも無下に作っていたわけじゃないんですけど、今回はより大切に…って考えていました。
――そういう部分でも10年目を迎える意識の変化があったんですね。確かにアルバムを聴いていても、メロディの一つ一つから考え抜かれて作ったのが分かります。キャッチーでフックのある言葉とメロディが印象的でした。
ko-dai:そうですね。人に引っかかるメロディっていうのは、すごく意識はしましたし、細かいメロディの変化とかは今回も突き詰めました。サビのメロディが難しい曲っていうのも、それはそれでアリなんですけど、僕らの場合は「人が聴いてしっかりと言葉とメロディが入るか?」っていうのは、デビュー後の2枚目のアルバムくらいから、ずっと考えていることですね。人にひっかかるメロディ・ラインや言葉。そういうものはすごく大事にして今までやってきています。
――逆にアルバムのサウンドの面では、方向性のようなものはありましたか?
matty:今までの作品では、例えば「ロックだったらこういう感じ」っていう風に、一曲の中でジャンルに固執してしまう部分が大きかったと思うんですけど、NAOKI-Tさんと一緒にやるようになって、どの曲にも色んなジャンルの要素が入るようになった気がします。「この曲調で、こういう要素も入れるんだ!」っていうのも、すごく勉強になって、新鮮なアルバム制作期間でしたね。
あとは「こういう時は、こういうことをやった方がいいよ」みたいなアドバイスとか、そういう部分も含めて、今回のアルバムは次の10年に向けての糧になるかなと思います。
ko-dai:あと今回はアコギを使った曲が多いですよね。Army Slickさんとやった「Be Alright」もそうですし、「つぼみ」や「君の名前」もそう。今までの“ピアノ&ストリングス”のSonar Pocketサウンドのから、ギターの暖かさを活かしたサウンド・アプローチへの変化というのはあったと思います。
――「君の名前」は大知正紘・NAOKI-Tコンビの作詞・作曲による曲ですね。
ko-dai:既にある曲をボーカリストとして歌うということで、歌詞の裏側にある“想い”を汲み取る作業の要素が大きかったです。歌のスキル以上に、それを汲み取る力が問われる一曲だったと思います。
eyeron:自分達で歌詞を書いていれば、背景のストーリーは当然見えているものなんですけど、(「君の名前」は)歌わせて頂くことに対して、一つ一つの言葉のニュアンスや声色を、ああでもないこうでもないとやっていて。ボーカリストとして、そういう経験ができるのは、Sonar Pocketとしてもプラスになったと思います。
▲Sonar Pocket / 君の名前 Full ver.(Music Video)
――ユニットにとって新しいチャレンジだったんですね。
ko-dai:音楽業界的には、人に提供してもらった楽曲を歌うのって普通だと思いますが、ずっとそれをしてなかったので、10年目にしてようやくの挑戦で。今年また新たにボイトレにも通い始めて、自分のボーカリストとしての力を上げるキッカケにもなりましたし、歌というものとの向き合い方とか、歌心とか、そういう意味でもすごく成長できたと思います。
――実際、音源を聴いていても、歌の表現力がすごく変わったなと感じました。単純な声量とかも上がったんだろうなって。
ko-dai:そうですね。昔は提供してもらった曲を歌うのが、すごい嫌な時期があったんです。デビューしたばっかりの頃「なんで人の作った曲を歌わなきゃいけないの?」って思っている時期もありました。でも、それも年月とともになくなりましたね。
リリース情報
flower
- Sonar Pocket
- 2018/10/10 RELEASE
- 通常盤【CD+DVD】
WPCL-12957 / 定価:¥ 2,800円(tax in.)]- 初回限定盤 詳細・購入はこちらから>>
ツアー情報
Sonar Pocket 10th Anniversary Tour flower
2018年10月20日(土)埼玉・三郷市文化会館 大ホール
2018年10月27日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
2018年11月04日(日)宮城・仙台銀行ホール イズミティ21
2018年11月09日(金)山梨・東京エレクトロン韮崎文化ホール
2018年11月16日(金)神奈川・相模女子大学グリーンホール
2018年11月18日(日)岐阜・岐阜市民会館
2018年11月23日(金・祝)鹿児島・鹿児島・宝山ホール
2018年11月25日(日)宮崎・宮崎メディキット県民文化センター 演劇ホール
2018年12月02日(日)群馬・桐生市市民文化会館 シルクホール
2018年12月07日(金)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2018年12月08日(土)岡山・岡山市民会館
2018年12月15日(土)三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢
2018年12月16日(日)愛知・アイプラザ豊橋
2018年12月22日(土)愛媛・松山市民会館 大ホール
2018年12月24日(月・祝)徳島・鳴門市文化会館
2019年01月12日(土)熊本・熊本県立劇場演劇ホール
2019年01月14日(月・祝)大分・J:COMホルトホール大分
2019年01月18日(金)千葉・市川市文化会館
2019年01月20日(日)京都・ロームシアター京都メインホール
2019年01月26日(土)茨城・茨城県立県民文化センター
2019年01月27日(日)静岡・三島市民文化会館 ゆぅゆぅホール
2019年02月02日(土)広島・広島アステールプラザ
2019年02月03日(日)香川・サンポートホール高松
2019年02月09日(土)滋賀・びわ湖ホール 大ホール
2019年02月11日(月・祝)石川・金沢市文化ホール
2019年02月16日(土)奈良・なら100年会館
2019年02月17日(日)愛知・名古屋センチュリーホール
2019年02月23日(土)長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)
2019年03月03日(日)札幌・わくわくホリデーホール
2019年03月09日(土)福島・けんしん郡山文化センター 大ホール(郡山市文化センター)
2019年03月10日(日)山形・山形市民会館 大ホール
2019年03月16日(土)新潟・新潟テルサ
2019年03月23日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
2019年03月24日(日)山口・下関市民会館
2019年03月30日(土)兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2019年03月31日(日)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2019年04月11日(木)東京・NHKホール
2019年04月12日(金)東京・NHKホール
2019年04月20日(土)沖縄・ナムラホール
関連リンク
「移り変わりにはアンテナを張っている」
ko-dai:今は歌いたいと思える曲を歌いたいという感じで、ファンクラブ・ツアーではカバー曲を歌ったりもしました。
――どんな曲をカバーしたんですか?
ko-dai:(中島みゆきさんの)「糸」ですね。歌うことが、ここにきて楽しくなってきたというか。僕は2011~12年頃に発声障害になったこともあって、「歌が好きじゃない」っていう時期もあったので、それを経て今は歌うことが好きになった。
matty:傍から見ていても2人が今、すごく楽しんで歌っている印象が強いです。自分達で作詞作曲やって歌ってきて、他人の曲は嫌だっていう時期もあって、それでも色んなことを乗り越えてきたからこそ、今はそういうシンガーとして楽しんで活動ができてるんじゃないかなと。なおかつ、二人が歌えば自分たちの曲だろうが人の曲だろうが、“Sonar Pocketの曲”になるんですよね。それが僕らの強みだと思います。そういう意味でも、今回のアルバムはいろんな挑戦ができてると思います。
▲Sonar Pocket『flower』初回限定盤B 付属DVDダイジェスト映像
――時間の変化も伴いつつ、ポジティブで自然な“挑戦”も生まれたアルバムということですね。ちなみに10年間の活動の中で、自分たちではなく世の中側の変化を感じる部分はありますか?
matty:そうですね。少し変わってきてると思います。CMとかでも旧譜が多く流れるようになった気がします。
ko-dai:CMって、15秒の中での判断ですからね。『Tik Tok』とかでも、昔の曲を早回しするのが流行っていたりしますよね。
eyeron:今の人達にはそれが新しいんじゃないかな。Sonar Pocketもちょうど配信が流行りだした時代に多くの人に知ってもらって、配信の尺の中で「分かる!」って共感してもらえるポイントを歌詞の中に作りたいと思って曲を作ってました。それが結果的に“Sonar Pocketらしさ”に繋がったと思います。
――配信というフォーマットを意識しながら曲を作っていた?
eyeron:そうですね。今でも、そういう移り変わりにはアンテナを張っているというか、気になっちゃいますね。
ko-dai:あと、一曲をあんまり愛してくれないかな。サブスクとかも、違う曲に行きたかったらすぐ飛ばせちゃうし。
matty:(作り手が)アルバムの曲順や曲間の長さにこだわっていても、サブスクでプレイリストで聴いていたりすると関係なかったりしますからね。
ko-dai:選択する自由がいっぱいあって、CDを買わなければ聴けなかったものがサブスクでも聴けて、音楽の在り方がメッセージ性だけじゃなくなったっていうのは最近の傾向かなと思いますね。僕らも「やばば」でイメージを壊して、少しずつ変わってきてると思います。
▲Sonar Pocket / やばば Full ver.(Music Video)
――今年10周年で、ミュージシャンで言えば、若手から中堅の領域に入っていくのが次の10年だと思います。最後に改めて、10年間3人でうまくやってこれた秘訣のようなものは何かあると思いますか?
matty:うーん…基本的に仲が良いですからね(笑)。それは大きいと思います。
ko-dai:デビューして名古屋から出てきた時、味方が全く周りにいなかったんです。本当に3人しかいなかった。その後は上手くいかない時や壁にぶつかった時もありましたけど、そういう時は「一人じゃない」と思えた。そういう3人の“絆”じゃないですかね。
matty:あとは3人ともベクトルが同じ方向に向いていたというか、特に話さずとも言わずもがなで同じ方向を見ている感覚はあったかなと思います。自分達はラブソングで多くの人に知ってもらったので、今でもそこは大事にしてるし、そこがあってこそSonar Pocketだと思っている。でも一方で、ライブでは、もちろんラブソングも歌うけど、そうではないそれぞれのキャラを見せていく大切さもあると思っている。そういう意味でのベクトルですね。
eyeron:それぞれが思い描くSonar Pocketのビジョンというか、「こうあるべき」みたいな部分の認識のズレが少ないんじゃないんですかね。
ko-dai:あとは“ソナサポ”っていう応援してくれる人達がいるからやっぱりやれているし、このグループをやろうとも思える。三位一体であり、四位一体なんです。だから、聴く人がいなくなったら多分やらないですね。みんなの需要がなくなった時は、やめる時だと思っています。
リリース情報
flower
- Sonar Pocket
- 2018/10/10 RELEASE
- 通常盤【CD+DVD】
WPCL-12957 / 定価:¥ 2,800円(tax in.)]- 初回限定盤 詳細・購入はこちらから>>
ツアー情報
Sonar Pocket 10th Anniversary Tour flower
2018年10月20日(土)埼玉・三郷市文化会館 大ホール
2018年10月27日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
2018年11月04日(日)宮城・仙台銀行ホール イズミティ21
2018年11月09日(金)山梨・東京エレクトロン韮崎文化ホール
2018年11月16日(金)神奈川・相模女子大学グリーンホール
2018年11月18日(日)岐阜・岐阜市民会館
2018年11月23日(金・祝)鹿児島・鹿児島・宝山ホール
2018年11月25日(日)宮崎・宮崎メディキット県民文化センター 演劇ホール
2018年12月02日(日)群馬・桐生市市民文化会館 シルクホール
2018年12月07日(金)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2018年12月08日(土)岡山・岡山市民会館
2018年12月15日(土)三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢
2018年12月16日(日)愛知・アイプラザ豊橋
2018年12月22日(土)愛媛・松山市民会館 大ホール
2018年12月24日(月・祝)徳島・鳴門市文化会館
2019年01月12日(土)熊本・熊本県立劇場演劇ホール
2019年01月14日(月・祝)大分・J:COMホルトホール大分
2019年01月18日(金)千葉・市川市文化会館
2019年01月20日(日)京都・ロームシアター京都メインホール
2019年01月26日(土)茨城・茨城県立県民文化センター
2019年01月27日(日)静岡・三島市民文化会館 ゆぅゆぅホール
2019年02月02日(土)広島・広島アステールプラザ
2019年02月03日(日)香川・サンポートホール高松
2019年02月09日(土)滋賀・びわ湖ホール 大ホール
2019年02月11日(月・祝)石川・金沢市文化ホール
2019年02月16日(土)奈良・なら100年会館
2019年02月17日(日)愛知・名古屋センチュリーホール
2019年02月23日(土)長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)
2019年03月03日(日)札幌・わくわくホリデーホール
2019年03月09日(土)福島・けんしん郡山文化センター 大ホール(郡山市文化センター)
2019年03月10日(日)山形・山形市民会館 大ホール
2019年03月16日(土)新潟・新潟テルサ
2019年03月23日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
2019年03月24日(日)山口・下関市民会館
2019年03月30日(土)兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2019年03月31日(日)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2019年04月11日(木)東京・NHKホール
2019年04月12日(金)東京・NHKホール
2019年04月20日(土)沖縄・ナムラホール
関連リンク
関連商品