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カーラ・ボノフ 11年ぶりの新作『CARRY ME HOME』について語るミニインタビュー

Karla Bonoff インタビュー

 ウェスト・コースト・サウンドを代表するシンガー・ソングライター、カーラ・ボノフが、セルフカバーやジャクソン・ブラウンの名曲のカバーを含む新作アルバム『CARRY ME HOME』を携えて8月29日~30日にビルボードライブ東京で、9月1日にビルボードライブ大阪で来日公演を開催する。16曲入りの本作は、2007年に発売された『KARLA BONOFF LIVE』以来、実に11年ぶりの作品となる。リンダ・ロンシュタットへの提供曲「誰か私のそばに」や「またひとりぼっち」のヒット以降、自身もソロシンガーとして活躍し、「パーソナリー」や映画『フットルース』の挿入歌「誰かの愛が…(Somebody's Eye)」で知名度を上げたカーラ。精力的に活動を続けてきた彼女の最新アルバムは2018年9月にリリースされる予定だが、今回の来日公演で、一足先に早くゲットできる先行販売の嬉しいニュースも入ってきた。今回の来日を前に行われたミニインタビューをどうぞ。

自分の歌声もこれまで以上にベストな状態だと感じているわ

−−約11年ぶりとなる新作『CARRY ME HOME』について少し教えてください。新曲に加え、過去の曲を再度レコーディングされたようですが、何かアレンジが加えられているのでしょうか?

カーラ・ボノフ(以下カーラ):長年演奏してきて、アレンジも少しずつ変わってきたから、今現在の演奏スタイルでレコーディングしてもいいかもって思ったのよ。ここに収録されているほぼ大体の曲を、土日の2日間で仕上げちゃったわ。

−−今作に収録されている16曲は、どういった経緯で選ばれたのでしょうか?

カーラ:収録されている曲は私が大好きな曲の数々で、新曲も入っているわ。ライブで演奏するのが楽しい曲でもあるの。新しくアップデートするには持ってこいの時期だと感じたのよね。それに自分の歌声もこれまで以上にベストな状態だと感じているわ。

−−過去アルバムのジャケットを見ていて、どれも色褪せない美しさがあると思いました。あなたの代表作と呼べる1979年発売の『ささやく夜/ Restless Nights』のジャケットを撮影した時のことを覚えていますか?

カーラ:ええ、今でも覚えているわ!防音スタジオに車両を見立てて組まれたセットの中で撮影されたもので、あの撮影はとっても楽しかったわね!

−−長年の音楽パートナーであり、あなたの親友でもあったケニー・エドワーズの楽曲「オン・ユア・ウェイ・トゥ・ヘヴン」が収録されていますね。彼が亡くなって、もうすぐで8年になりますが、もし彼が新作を聴いたら、あなたに何と声をかけると思いますか?

カーラ:おそらくケニーもこの作品を楽しんで聴いてくれるだろうし、私が解釈したこの楽曲を聴いて喜んでくれると思う。私たち全員、彼を本当に恋しく思っているわ。

−−本アルバムを締めくくる「悲しみの水辺/The Water Is Wide」は、よくライブでも最後に演奏することが多いですが、何か特別な意味が込められているのでしょうか?

カーラ:何かの幕を閉じるのに、この曲がとてもしっくりくるからかしら。どうしてかはっきりと言葉では伝えられないんだけれど、ただそう感じるの。全世界共通で誰もが内容を理解できると思う。

−−8月下旬に来日公演を控えていますが、ライブではどんなパフォーマンスを見せてくれますか?

カーラ:ニナ・ガーバーとまたビルボードライブにカムバックするのだけれど、ライブでは過去の作品の中から一通り全部と、間違いなく新曲も演奏するつもりよ。ニナが奏でるエレキギターは本当に美しいの。

−−では、最後に、来日を心待ちにしている日本のファンへメッセージをお願いします。

カーラ:また日本のファンのためにプレイできる日が来るなんて、とってもハッピーよ。待ちきれないわ!会場で会いましょうね。


▲Karla Bonoff - The Water Is Wide (Audio)

カーラ・ボノフ「カーラ・ボノフ」

カーラ・ボノフ

2017/08/02 RELEASE
SICP-5468 ¥ 1,100(税込)

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Disc01
  1. 01.誰かわたしの側に
  2. 02.わたしは待てない
  3. 03.またひとりぼっち
  4. 04.故郷
  5. 05.風の中の顔
  6. 06.恋じゃないかい
  7. 07.彼にお願い
  8. 08.高く舞い上がって
  9. 09.流れ星
  10. 10.庭のバラ

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