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コーデュロイ来日記念 ~沖野修也(Kyoto Jazz Massive)ACID JAZZ Playlist~
90年代のアシッド・ジャズ・ムーブメントの代表的バンド、コーデュロイが18年ぶりの新作をひっさげて来日を果たす。アシッド・ジャズの歴史が再び動き出す一夜を前に、同公演のオープニングDJを務めるKyoto Jazz Massiveの沖野修也にインタビューを敢行。アシッド・ジャズの名曲をセレクトしてもらいました。公演への期待が高まるプレイリストは要チェック!
コーデュロイ来日記念
沖野修也(Kyoto Jazz Massive)「ACID JAZZ Playlist」
01. That Spiritual Feeling -The Style Council
スタイル・カウンシルがAcid Jazz?と思われるかもしれませんが、ヤング・ディサイプルズのマルコ・ネルソンがベース、オマーがバッキング・ボーカルでライブに参加してたんですよね。故に、僕はスタカンがAcid Jazzの元祖説を唱えています。
02. Living Life Your Own Way - Rose Windross
アシッド・ジャズとは、ジャズ・ファンク風味のUKソウルであったことを如実に物語る1曲。Acid Jazz Recordsって何気にこういう渋い歌モノをリリースしてたんですよね。今回のプレイリスト作成で懐かしい1曲に再会出来ました。
03. Spiritual Love - Urban Species
インコグニートのメイザ・リークをゲストに迎え、レゲエとフォークとヒップ・ホップをミクスチャーしたラグドでソウルフルなアシッド・ジャズ。コーラスの高揚感は今も尚色褪せていません。鳴り物入りでデビューしたものの・・・。
04. Prince Of Peace - Galliano
今も現役で活躍するロブ・ギャラガーことガリアーノ最大のヒット曲。この曲、僕のDJ20周年に、ロブとブラン・ニュー・ヘビーズのヤン・キンケイド、Monday満ちるさんと一緒にカバーしたんですよ。ファラオ・サンダース・ネタの名曲。
05. Get Yourself Together - Young Disciples
UK SOUL~アシッド・ジャズ の最高峰、ヤング・ディサイプルズ。ネタがエディ・ラスってのは有名ですが、サビのサンプルはあのプリンス!僕の一枚目のソロ・アルバムに、カーリーン・アンダーソンに参加して頂きました。感謝!
06. I'm the One - D-Influence
Hip Hop~ブレイク・ビーツの影響を取り入れたストリート・ソウル。ボーカルのリピートやハウス的なキーボードの導入など、実験的な試みが心憎い。ドス黒いボーカルと近未来感覚のブレンドが絶妙。アシッド・ジャズの中では突出した楽曲。
07. Stay This Way featuring N'Dea Davenport - The Brand New Heavies
デビッド・モラレスのRemixで、今もハウスDJ達がプレイする名曲中の名曲!実はこの曲、エンディア本人をフィーチャーし、サルサ・カバーしたんですが・・・。一体いつになったらリリースされることやら。Mano Arriva名義です・・・。
08. Stepping Into My Life - The James Taylor Quartet
オルガン・ジャズのイメージが強いジェームス・テイラー・クァルテットですが、アリソン・リメリックをフィーチャーした本作は、極上のダンス・クラシック風ソウル・チューン。今ならブギーやディスコとの相性もいい筈。タイムレス!!
09. A Man Called Adam - A Man Called Adam
後にバレアリックの方向にいくA Man Called Adamも、元々はAcid Jazz Recordsからリリースしてたんだよなぁ。ロニー・リストン・スミスを彷彿とさせるサウンド・プロダクションが印象的。所謂Acid Jazzなドラムが時代を感じさせますね。
10. Sunship - Sunship
奇才ケリー・エバンスのソロ・プロジェクト、Sunship。これ、1997年の作品?今から20年前の作品とは思えないクオリティー!ハウスとジャズとブラジル音楽とブレイク・ビーツのクロスオーバー!!今かけても全く問題ない。傑作!!
11. Night In Tunisia - The Subterraneans
ヤング・ディサイプルズの第4のメンバーと呼ばれたエンジニアのディル・ハリス。彼のプロジェクト、The Subterraneansを、個人的にとても気に入っていました。チュニジアの夜をサンバ風にアレンジする発想が素晴らしいですね。
12. Rejoice In Righteousness - Bukky Leo
Acid Jazz=ジャズ・ファンク風のUKソウルという立場を取る僕ですが、この曲は例外。早過ぎたスピリチュアル・ジャズ?カマシ・ワシントン好きな人に聴かせたい!と言うか、カマシを盲目的に崇拝してる人はこれ聴きなさい!!
13. Flying Saucer (feat.Dee Dee Bridgewater) - UNITED FUTURE ORGANIZATION
UFOと言えば、何と言ってもLoud Minorityなんですが、敢えて今回のこのプレイリストのこの流れでは、この曲かなと。レジェンド・ジャズ・ボーカル、ディーディー・ブリッジウォーターが参加してます。流石です。羨ましい限りです。
14. Talkin' Loud - Incognito
「Still A Friend Of Mine」や「くよくよするなよ」のカバーもいいけれど、Acid Jazz recordsの共同設立者でもあったGilles Petersonが立ち上げた新レーベルの名前を引用したこの曲も、ブルーイらしくて好感が持てます。ブラス・ソウル!
15. Skirt Alert - Corduroy
最後の締めは今回来日するCorduroyで。この曲、初期The Roomで何回かけたことか!ブラジル音楽にも通じるサウダージ感覚もあり、シカゴのサード・アルバム的なブルー・アイド・ソウル風でもあり・・・。これぞ、ルーム・クラシック!
リターン・オブ・ザ・ファブリック・フォー
2018/06/13 RELEASE
HSE-4552 ¥ 2,310(税込)
Disc01
- 01.MAGIC MOUNTAIN
- 02.THE CLEANER
- 03.RETURN OF THE FABRIC FOUR
- 04.SAMBARELLA
- 05.BLACKMAIL
- 06.SNAKE APPEAL
- 07.SATURDAY CLUB
- 08.WALTZ FOR CHRISTOPH
- 09.SIGN OF THE CAT
- 10.THE SLINGBACKS SOLUTION
- 11.JUMPING SPIDER
- 12.BOTANY FIVE-O
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