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アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー
和田彩花卒業までのファイナルミッション始動
日本武道館ワンマン直前インタビュー公開!「パフォーマンスでハロプロを超えていく」宣言~和田彩花卒業発表の真相、卒業を報告された日の各メンバーの心境、佐々木莉佳子含む5/28武道館への意気込み、卒業までに達成したいこと等々、アンジュルム及びハロー!プロジェクトの未来を大きく変える、和田彩花卒業までのファイナルミッションの始まりを告げるインタビュー。ぜひご覧ください。
参加メンバー:
和田彩花(リーダー)
竹内朱莉(サブリーダー)
佐々木莉佳子
船木結
「ハロプロを超えていく」宣言~和田彩花卒業発表の背景。相川茉穂への想い。
--5月28日に日本武道館にて開催される【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】へ向けてのインタビューになるのですが、まずこの話を聞かない訳にはいきません。和田さん、なんで卒業しちゃうんですか?
アンジュルム『Uraha=Lover』(ANGERME[Uraha=Lover])(Promotion Edit)
一同:(笑)
佐々木莉佳子:いきなり! こんなの初めてだ! 和田彩花:聴いてください! 前回、私ひとりでインタビュー(https://bit.ly/2x4WApz)して頂いたじゃないですか! そのとき、絶対に気付いてましたよね?--卒業を考えていることは察しました。
和田彩花:ですよね? 私も気付かれたと思ってスタッフさんに言ったんですよ。「ヤバい、ヤバい! あの感じは気付かれてる!」って(笑)。--なので、あのインタビューでひっくり返せないかと思って、後半は目的をそっちにシフトしていきました。「和田さん、ここで卒業したらダメじゃないですか」って。
竹内朱莉:えー! すげぇ! 和田彩花:私、それに勇気をもらって、いろいろやってみたんです。だって、これまでいろいろ応援してくれていたじゃないですか! だからこのまま卒業しちゃうのは申し訳ないなと思って!--その「いろいろやってみた」のひとつは、アンジュルムとして【COUNTDOWN JAPAN 17/18】に出演した際、その夜に自身のブログで記したもの(http://amba.to/2BCXhmM)ですよね。「次なる目標を立てました。アンジュルムはパフォーマンスでハロプロを超えていきたい!!!!!!!! 私達がいろいろな壁を壊してしまおう!」といった宣言。
和田彩花:そうですね。--なので、とりあえず2018年に卒業はないなと思っていたんですけど……
和田彩花:結構早いタイミングで卒業発表しちゃったという。--どういった気持ちの変遷があって、4月5日の卒業発表(https://amba.to/2IvhgaW)に至ったんですか?
和田彩花:前回のインタビューは年末でしたよね。なので、まさに卒業を考えていた真っ最中だったし、もうほぼほぼ決まっているぐらいの感じだったんですけど、卒業について考えていたのはもう1年ぐらい。それまでは全く考えていなかったんですけど(笑)。--あの年末の宣言は、どういった想いから発信しようと?
和田彩花:それは前回のインタビューが本当に大きくて。なんとなくアンジュルムの調子が全開ではないということに自分でも気付きつつ、それをどうしていけばいいのか、あのインタビュー中にちょっと作戦会議したじゃないですか(笑)。そのときに「やっぱりこういう風にやっていかなくちゃいけないな」って。アンジュルムや自分の在り方について見つめ直してみて、もう一度、何か大きいことを宣言しておきたいなと思ったんです。--そのリーダーの宣言を受けて、どんなことを思ったりしましたか?
佐々木莉佳子:和田さんみたいにすごく素敵なことは言えないんですけど、私もアンジュルムの強みというのはライブだなと思っているので、和田さんが卒業するまでの1年間、どういう風に過ごすかが未来にも繋がっていくんじゃないかなと思うので、この素敵な和田彩花さんという存在が近くに居てくれるうちに出来ることはやっておきたいですし、学びたいことはたくさん学んでおきたいし、まだ私たちに遠慮して言っていないこととか全部言ってほしいなって思いますし……だって、それで分かることもあるじゃないですか! その上でライブの完成度もどんどん上げて、今度の武道館も満員にしたいなと思います! 竹内朱莉:昨年は外のイベントやフェスにたくさん出させて頂いて、そこで得られるものが大きすぎて。それまでは出たこともなかったし、観に行ったこともなかったから、自分たちが最大限だと思ってやっていたパフォーマンスが「まだまだだったんだな」とすごく感じた1年でもあったんです。そういうフェスとかに出させて頂いて、アンジュルムのことを知らない方たちの前でライブをしなきゃいけないという状況になると、いつものまんまでは人の心を全然動かせないんだなと痛感したので……もちろんそれまでも全力で最大限のライブをやっていたつもりだったんですけど、そうやって外での経験を生かすことで今までと違うライブが出来るようになった。2017年以前と以後では全然違うグループになっていると思います。それぐらい多くのことを学ばせて頂いたので、和田ちょのパフォーマンスでいろいろ超えていきたいという想いはよく分かります。--そんな2017年のアンジュルムに加入した船木さんにとっては、どんなアンジュルムイヤーになりました?
アンジュルム『マナーモード』(ANGERME[Silent Mode])(Promotion Edit ショートVer.)
一同:(笑)
船木結:「気合い、入ってます!」みたいなイメージがあったんですよ。だから「私が入って大丈夫かな?」と思っていたんです。単純に考えて、物理的にもたぶん見えないし! 身長が足りないから! 竹内朱莉:見えるよ(笑)! 船木結:こうやって言ってくれる心強い先輩もいらっしゃるんですけど! でもすごく心配だったんですね。そんな中、ライブのリハーサルが終わった後に映像が送られてくれるんですけど、それを観たときに「格好良い!」と思う場面が何個もあって。だから私は次のリハーサルでそれをマネしたんですけど、そしたら先輩たちはもっと先へ行っていて「いつまでも届かない!」みたいな。でもだからこそ追いつけ追い越せじゃないですけど、学習して成長できるんじゃないかなと思いましたね。実際、入った当初と今の自分の映像を見比べてみると踊り方が変わってるんですよ。 和田彩花:そう思う。 船木結:本当ですか? うれしい! なので、自分にとっても大きな1年になったなって。--船木さんはMCにも定評がありますよね。いきなり竹内さんに向かって「丸の定義について調べてきました! どれぐらい竹内さんが丸いか証明します!」と言い出したり……
一同:(笑)
竹内朱莉:あれはすごかった! ああいう形のイジり方は初めてだったんで、すごいなと思いました。さすがです。--事前に考えてないと出来ないことですもんね。
船木結:いえ、その場のノリです(笑)! 竹内朱莉:あと、川村文乃ちゃんもそうなんですけど、新しく入ってきた2人はすごくしっかりしていたので、それで焦ったのか分かんないんですけど、みんながちゃんとMCとか考えるようになりました(笑)。それまで適当なところがあったんですけど、今は笠原桃奈ちゃんもいちいち「竹内さん、聞いてもらってもいいですか?」って確認してくるし、それを見たカミちゃん(上國料萌衣)も「竹内さん、私もいいですか?」みたいな。ふなちゃんと川村文乃ちゃんの加入によって、ひとりひとりの意識が大きく変わったと思います。 船木結:MCと言えば、加入後初のライブに川村文乃ちゃんがMCを考えてこなかったらしくて、それで「ふなちゃんは考えてきたのに!」って泣いちゃったんですよ。で、その日のMC中に「ふなちゃんはちゃんと台本書いてきて……」って言い出して、「待って! それ言ったらアカンやろ」って(笑)。ディズニーランド行って「あの中には人が入ってます」なんて誰も言わないじゃないですか! それとおんなじなんですよ!--営業妨害じゃないかと(笑)。
船木結:ミッキーはミッキーなんですよ! 竹内朱莉:ふなっきはふなっきだからね。でも実際に楽屋の外で作戦会議とかしてるんですよ(笑)。だから凄いなって。--そんな新体制で動き出した2017年の大晦日、あいあいこと相川茉穂の卒業が発表されました。同期の佐々木さんとしては、あの卒業をどんな風に受け止めたんでしょう?
アンジュルム『君だけじゃないさ...friends』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit ショートVer.)
一同:(笑)
佐々木莉佳子:茉穂ちゃんは茉穂ちゃんだけの空気感を持っていたので、それを私とかむろ(室田瑞希)が出していけるかと言ったら無理なんですよ(笑)! だからそこは引き継げないんですけど、茉穂ちゃんとは今も会っていて、茉穂ちゃん不足とかはないですし、良い相談相手にもなってくれているし、私の中での相川茉穂という存在はずっとそばにいるので。だからこれからは私もイチ女の子としての茉穂ちゃんのことを応援していきたいと思います!- 卒業発表を聞かされた日「何言ってるんですか? 和田さん、口取りますよ」
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リリース情報
泣けないぜ・・・共感詐欺/Uraha=Lover/君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックVer.)
- 2018/05/09
- 通常盤[HKCN-50561(CD)]
- 定価:1,080円(tax in.)
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関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
卒業発表を聞かされた日「何言ってるんですか? 和田さん、口取りますよ」
--そして、4月5日に和田さんの卒業発表とそれに伴うコメント(https://amba.to/2IvhgaW)が公開されました。どんな想いを届けたくて綴られたのでしょうか?
和田彩花:どこか心にあったのは、みんなが25歳で卒業していく。その壁を分かりやすく打ち破るというか、それを超えていくことが目標でもあって公言もしてきたんですけど、それを結果的に超えられないことに対する申し訳なさがあって。けど、ある意味、それを成し遂げるための卒業でもあるんですよ。アイドルを続けていく為の手段。でも「その手段を見つけたから卒業します」と簡単には言いたくなくて。だから長文になってしまったんですけど、それは自分の中で卒業がどこかトラウマになっていたからなんです。--トラウマというのは?
和田彩花:4人で始めたグループなのに急に半分居なくなっちゃって、それを悲しむファンの人の姿をずっと目の前で見ていたから。当時、私はまだ15歳だったんですけど、そんな私の前で随分年上の大人の方が号泣していたんですよ。私にとっては衝撃で。「こんな子供たちのことで大人の方たちが泣いてくれてるんだ。こんなに自分たちは影響力を持ってしまっているんだ」と怖くなったし、ただただ申し訳なくて。だから卒業はどこか自分の中で身勝手という印象があったから、自分が卒業する上では、絶対に想いをきちんと伝えないといけないなと思ったんです。それがいちばんにあったので、ああいう文章になったのかなと思います。--卒業後もアイドルを続けていく為の決断であったと思うんですけど、アンジュルムに対して「私が卒業することで理想を実現化したい」みたいな気持ちもあったりしましたか?
アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.))
--自分が卒業することで後輩たちが自立して、成長して、アンジュルムがもっと進化していくんじゃないかという期待もあったと。
和田彩花:はい、ありました。単純にそれはすごく面白いことだと思います。ちょっと大変な想いをさせてしまうかもしれないんですけど。--竹内さんは、和田さんの卒業発表に対してどんなことを感じました?
竹内朱莉:卒業発表に関しては、2期の3人(中西香菜/竹内朱莉/勝田里奈)に先に教えてくれたんですけど、そのとき私たちは勘付いていて。「最近の和田ちょ、やけに私たちと動画撮るよね?」「思い出作りをしてるんじゃないか」みたいな話をよくしていたから、言われたときは「やっぱりか」と思ったんです。でもこういうインタビューもそうだし、記事とかで「和田彩花、卒業」という言葉を見ていくと……和田ちょが居なくなる想像がつかなくて。和田ちょが居なくなったあとのアンジュルムの形が全く見えないので、今の時点では。だから今は正直に言うと不安しかないんですけど、でも時間が経てば卒業する日はやってきてしまうので、和田ちょが抜けた後がいちばん大変だと思うし、それまでにどうにかしていかなきゃいけないなって。私が加入してからもいろんな試練はありましたけど、またひと波来るんじゃないかなとすごく思うので、ちゃんとみんなで協力して乗り越えていきたいなと思っています。けど、本当に今は想像つかないです! 和田彩花:でもどうにでもなりやすいですよね? 私が抜けちゃったらどうにでもなるし、どっちにでも転がれるじゃないですか。それはすごく楽しみ! 佐々木莉佳子:転がるところを気をつけないとね! 竹内朱莉:大変なことになるから! 綺麗な道のほうに転がりたい。デコボコ道は避けたいですね(笑)。--そのデコボコ道を避ける為に「こうしたらいいんじゃないか」みたいなことを考えられるメンバーって、和田さんが卒業したアンジュルムの中にはいるんですか?
竹内朱莉:……………一同:(笑)
和田彩花:じゃあ、裏で私がやります(笑)! 竹内朱莉:裏方!? 和田彩花:「そっちじゃない、そっちじゃないよ!」って。 竹内朱莉:「和田ちょ、道に迷った」って連絡するわ(笑)。 和田彩花:わかった! 竹内朱莉:「目の前、崖なんだけどー!」って。一同:(笑)
竹内朱莉:そしたら和田ちょからすごい長文が送られてくるから。巻物のようなやつ。--ピンチのときは、和田さんが影のプロデューサーになるんですね。
竹内朱莉:だから和田ちょは卒業してもどこかにいます(笑)。--でもたしかに、この和田さんが卒業したからって「アンジュルムと一切関わらない」なんてことは在り得なさそうですよね。
和田彩花:仕事できたら面白いですよね。私とアンジュルムで。だって、私はひとりになっちゃったほうがいろいろ動きやすい訳ですから。そこはいろいろ考えたいです。 竹内朱莉:アンジュルムだからこそ、そういうことも出来そうな感じはありますよね!--佐々木さんは、和田さんが卒業することを聞いたときはどんな気持ちになりました?
佐々木莉佳子:リハ終わりでちょっとしんどかったんですけど、さらに「和田さんから話がある」ということで「これ、もっとしんどくなるぞ」と覚悟していたんですよ(笑)。でもすぐに卒業の話をされたんじゃなくて、グループのお話をしてくれて。それで終わりだと思っていたら、また和田さんが話し出したんですよ。その瞬間に私は察したんです。だから「もうこれ以上言わないで! やめて! 和田さーん!」と阻止しようと思ったんですけど、声が出なくって!「クソ! なにしてんだ、自分!」と思って!一同:(笑)
佐々木莉佳子:「言えばよかった!」って今思うんですけど! でも空気感的に言えなかったんですよ。それで「卒業……」って言い出したから「え、何言ってるんですか? 和田さん、口取りますよ」と思って。でもただ単に和田さんを睨むというか、ガン見することしか出来なかったんですよ。で、そのあとに2期さんが最初に帰ったんですね。 和田彩花:そう! なんで帰ったの!? 佐々木莉佳子:「車が来ました」ってマネージャーさんが言ったんですよ。そしたら2期さんが空気を読んだのか何なのか分かんないんですけど、3人で帰ったんですよ! 和田彩花:ちょっと聞いて下さいよ! ひとりで卒業を告げるのは心細いから、2期には先に言っておいて「2期がいるところでみんなに言おう」と思っていたのに先に帰ったんですよ! そのあとのケア、私が全部ひとりでやったんですよ!?--何の為に事前に伝えたのかという(笑)。
竹内朱莉:ハハハハハ! 和田彩花:もう! 竹内朱莉:いやいやいや! とりあえず後輩が全員泣いていたんですよ。それで「和田さん、和田さーん、うわーん!」みたいな感じになってて、和田ちょは「アハハ! ごめんねー!」みたいな。 佐々木莉佳子:そう! 思ったんですよ!「なんだ、軽いぞ!」って。一同:(笑)
佐々木莉佳子:こっち、めっちゃ泣いてんのに! 竹内朱莉:そこでなんか「お話があるのかな」と思ったから、私たちは帰ったほうがいいんじゃないかなと思って。それで「車、1台来ました」って言われたから「今だ!」と思って(笑)。「お先でーす!」って。 和田彩花:逃げたんですよ!「最悪!」と思った(笑)。 竹内朱莉:むろもめっちゃ泣いてて、和田ちょがひとりひとりのケアをしていたんです。それもあったから、ウチらは居づらいと思って……--いやいや、一緒にケアにまわってください。
アンジュルム『泣けないぜ・・・共感詐欺』(ANGERME[I Can't Cry… The Fraud of Empathy])(Promotion Edit)
--卒業後が心配じゃないですか(笑)。
和田彩花:最後の最後に! 信頼してたのに! 竹内朱莉:アハハハハ! 佐々木莉佳子:で、和田さんがひとりずつ慰めるんですけど、そこで涙がまた止まらなくなる訳ですよ。そしたら、それまでずっと泣かなかったむろが泣き出して…… 竹内朱莉:むろだけ明らかにおかしかったんですよ。なんか岩みたいになってて(笑)。時が止まってたんですよ、ひとりだけ。それが……笑っちゃいけないところだとは分かっていたんですけど、面白くて! 佐々木莉佳子:最悪ぅ~! 竹内朱莉:本当に面白かったんですよ! 卒業発表でそういう不思議なものを見たのが初めてだったので……もう1回見たいぐらい(笑)。リリース情報
泣けないぜ・・・共感詐欺/Uraha=Lover/君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックVer.)
- 2018/05/09
- 通常盤[HKCN-50561(CD)]
- 定価:1,080円(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
卒業までにMステと横浜アリーナ、そこへ向けた5/28武道館への意気込み
--卒業を知らされたときの話を聞いてるのに、なんでこんなに笑いが絶えない状況になってるんですか?
一同:(笑)
竹内朱莉:いや、笑えますよ! 和田彩花:面白い(笑)。 佐々木莉佳子:カミなんて和田さんのほっぺ、泣きながらペチペチ叩いてて(笑)。それでだんだん重い空気感じゃなくて明るい空気感になって、本当にアンジュルムらしいなと思いましたし、やっぱり明るいグループなんだなと思いました。--船木さんは、去年、カントリー・ガールズでももち先輩を見送ったばかりですが、和田さんの卒業を知らされたときはどんな気持ちになりました?
アンジュルム『君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックVer.)』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit)
--そんなどんな状況でも笑いの絶えないアイドルグループ・アンジュルムですが、5月28日の日本武道館公演は和田彩花卒業発表直後でもありますし、和田さんの卒業までのストーリーにおける最初の重要イベントになる訳ですけど、どんなライブにしたいと思っていますか?
竹内朱莉:春ツアーでホールをまわってきたんですけど、「外から見たらこの10人のパフォーマンスはめっちゃ格好良いんだろうな」と思えるようなグループになったなって。個々のレベルがしっかり上がってきて、ちゃんと形になった今の10人にすごく自信があるというか「みんな格好良いし、凄いグループなんだろうな」って自分でやってても思うんです。今はセットがあったり、照明も演出もあったりで格好良く見せてもらっている部分はたくさんあるんですけど、仮に平場でやったとしても、今の私たちならちゃんと説得力があるパフォーマンスが出来るんじゃないかなって思うぐらい、今がいちばん良いなって思いますね。だから素直に今がいちばん観てほしいです。いちばん輝いてるから。--「今観ずにいつ観るんだ?」ぐらいの想いがある訳ですね。
竹内朱莉:「また今度でいいや」とか思っている方には、「分かりました。どうぞ後悔して下さい。結構です」みたいな…… 佐々木莉佳子:ケンカ売ってます? 竹内朱莉:「別にいいよ……」って。 佐々木莉佳子:ハハハハ! 言い方(笑)。--それぐらい自信があるということですよね。
竹内朱莉:そうです! それぐらい今の10人に自信があるので、いろんな方に観ていただきたいですね!--船木さんはいかがですか?
船木結:私は日本武道館でワンマンライブをやるのが初なんですけど、上國料萌衣ちゃんがいつも「楽しいよ、武道館!」って言ってくるんですよ! 和田彩花:言ってる! 竹内朱莉:緊張するくせに(笑)。 船木結:それで私の中で武道館のハードルがどんどん上がってきてるんですね! 今までいろんな先輩たちの武道館公演を観てきて「いつか私もやりたいなぁ」と思ってきたからこそ全然実感が湧かなくて! だから想像もついていない状態ではあるんですけど、今回のツアーの初日から先生たちが「最終日が楽しみだね」って言ってくださっていたので、その先生たちのハードルも超したいなって思ってます。でも武道館はステージ大きいじゃないですか。私、見えますかね? 和田彩花:見えるよ(笑)!--佐々木さんはいかがでしょう?
佐々木莉佳子:アンジュルムが今までホールツアーをやってきた中で、2日目って毎回怒られてきたんですよ。褒められたことがないんです。なので、今回も初日を終えて「2日目、いきます」となったときに怖くて。自分では毎回全力を出しているつもりなんですけど、それはつもりなだけであって、端から見たら全然出来ていないところとかあって、だから今まで怒られてきたと思うんです。だから今回もめっちゃ怖くて、でも開演前に円陣組んでの気合い入れで「2日目、怒られないぞー!」ってみんなで叫んだんです(笑)。 竹内朱莉:先生に聞かれないように裏で「怒られてたまるか!」「絶対に怒られないぞ!」「おぉー!!!!!」って。 佐々木莉佳子:そんなアイドルグループいます!?--いないと思います(笑)。
竹内朱莉:それで超気合い入って! 佐々木莉佳子:それを3日目以降もずっとやっていて、ホールツアーが終わる頃に「今回、先生たちに1回も怒られてない」って気付いて。今までそんなことないんですよ。だから今、私の中のアンジュルムはずっと上がってきてるんです。だからこのまま「こう!」(手を思いっきり上に突き上げる)上へ! ジェットコースターの、落ちることがない状態にしたい! 分かります? そのジェットコースターという名のアンジュルムを武道館で爆発させたい訳です。それが今の私の目標。あと、和田さんがよくツアーのいちばん最後に「日本武道館はスタートです」と言っていたので、和田さんにとって最高のスタートを切りたいですし、個人的には17歳一発目のライブなので…… 竹内朱莉:あ、そうだ! お誕生日! 佐々木莉佳子:「17歳一発目の佐々木も心配いらねぇぞ。これからもついてこい」という熱い気持ちで……--(笑)
佐々木莉佳子:なんで笑うんですか! もう! 熱くしてんのに!--急に話し方がコミカルになるから(笑)。
竹内朱莉:ちょっと冷たいものをあげてください。 佐々木莉佳子:お茶ある!一同:(笑)
佐々木莉佳子:あと、日本武道館の私っていつも泣いてばっかりだったんです。いちばん最後で。だから今回も「おまえ、泣かない泣かないって言ってきて何回泣いてるんだ?」とみんなに絶対思われてるんです。このあいだもツアーの大阪公演で「私は絶対に泣きません」と宣言したんですけど、信じている人はたぶん半分も居なかったんです。でも今回の私は本気で言います。泣きません。別に私は泣くことが悪いと言っている訳ではなく、自分がもう一歩強くなる瞬間として泣かない自分を残したくて。「佐々木莉佳子が初めて日本武道館で泣かなかった瞬間、5月28日、何時何分何秒」と、そういう伝説を残したいんです。だって、私、武道館でこれまで4回泣いてるんですよ。ヤバいですよね? だから「もうヤダ!」とか言っていつも泣き崩れてるくせに「え、今回どうしたの?」って変な心配をされるぐらい、17歳の一発目のライブはそういうライブにしたいんです。「佐々木莉佳子が初めて泣かなかった武道館ライブ、良いスタートが切れたライブ」と1年後ぐらい、和田さんが卒業するぐらいですかね? そう言われるようにしたいと思います。ありがとうございました。 竹内朱莉:締めた(笑)。--和田さんはどんな武道館にしたいですか?
和田彩花:今回のホールツアーは「十人十色」という大きなテーマがあって、コンサートの中で「十人十色」が表された目玉のコーナーがひとつあるんですね。言ってしまえば、メドレー……言っちゃった。 竹内朱莉:ガッツリ言っちゃった。 和田彩花:ソロでひとりずつの見せ場があったりして…… 竹内朱莉:ぜんぶ言っちゃった(笑)。 和田彩花:みんなに個性があるのは分かっていたけれども、それをステージ上で出すのがこんなにも難しいんだということに気付いて。今の(佐々木莉佳子の)あつくるしいところとか、いろいろキャラクターは立ってるじゃないですか。もうマンガに出来るぐらいに。でもそれをステージに出すということは難しくて、でもそこはメンバーひとりずつ表現者としての挑戦でもあると思うし、いろいろ試していかないといけない場所でもある。なので、そのコーナーに限らずなんですけど、全体を通して「個性が集まったアンジュルム」というものを観て頂きたい。そのパワーがみんなに改めて伝わっていけばいいなと思っています。この10人が今までと違うなって思うのは「本当にいろんなところから集まってきた」というところで、だからもっともっと説得力あることが出来るだろうなと思っていたんです。それを形にするのは意外と難しかったんですけど、やっと今回そのスタートを切ることができた。で、嬉しいことに私が卒業するまで新メンバー加入はないじゃないですか。多分ですけど。そうなると、この10人の形での活動が2年間も出来るんですよ。--なるほど。
和田彩花:ここまでの1年でゆっくりと熟成させて、武道館に立ってまた新しい1年のスタートをこの10人で切れる。それは本当に良い機会だなと思うし、すごく大切にしたいなって思います。なので、武道館から見せつけたいなと思っています。--では、最後に。自分がアンジュルムに在籍しているうちに成し遂げたいことは?
和田彩花:うーん…………『ミュージックステーション』に出たい。あとは、横浜アリーナでライブが出来るようになりたい。こういうことを言うことをどこかで躊躇っていて、卒業発表後も大して言ってこなかったんですけど、でも後輩たちが「やりたい」ってすごく言うんです。特にカミコとか私にすごく言ってきて。なので、それを実現してみんなが喜んでくれるなら、そこを目指していこうと思って。本当に出来るかどうか分からないですけど、横浜アリーナとかそういう規模で伝わるパフォーマンス、ライブが出来るようにこの1年で詰めていけたらいいなと思ってますね。リリース情報
泣けないぜ・・・共感詐欺/Uraha=Lover/君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックVer.)
- 2018/05/09
- 通常盤[HKCN-50561(CD)]
- 定価:1,080円(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
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