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NONA REEVES 10 BEST TRACKS~メジャー・デビュー20周年を迎えたノーナ・リーヴスの名曲10選
2017年にメジャー・デビュー20周年を迎えたノーナ・リーヴス。1997年11月にワーナー・ミュージックより「GOLF ep.」をリリースして以来、西寺郷太(ヴォーカル、プログラミング)、奥田健介(ギター、キーボード)、小松シゲル(ドラムス)という不動の3人によって、ファンキーなグルーヴとポップなメロディを武器に数々の名曲と名盤を作り出してきた。ここでは架空のラジオ番組風に、彼らの名曲を10曲紹介しつつ、この20年を振り返ってみたい。
さて、始まりました本日のスペシャル・プログラム。ノーナ・リーヴスの20年にわたる歴史から、ゴキゲンなナンバーを紹介していきましょう!
ラジオといえば、もちろんこのナンバー。2000年にシングルとして発表され、翌年のメジャー3rdアルバム『DESTINY』にも収録された初期の代表曲。アッパーなディスコ・ビートとYOU THE ROCK★のラップが見事に絡み合い、テンションの高いノーナ節を聴かせてくれます。マイケルとクインシーというフレーズを始め、往年のポップスへのオマージュとも言えますね。
(2000年)
続いても2000年に発表されたディスコ・チューンで、同じくアルバム『DESTINY』に収録されている名曲です。先程の「DJ! DJ! ~とどかぬ想い~」もそうですが、日本の歌謡曲・ポップスの神ともいえる筒美京平がプロデュースして話題を呼びました。翌年にはTVアニメ『パラッパラッパー』のテーマ曲となったため、リアレンジされて再発売されています。ライヴでも定番の一曲をどうぞ!
(2000年)
もう一曲、パーティー・チューンをお届けしましょう。週末のダンスフロアをテーマにしたこの曲は、徳間ジャパン在籍時のアルバム『GO』(2009年)に収録されたもの。80~90年代的なセンスを、今の感覚でうまくコーティングした何度も「HEY!」とシャウトするサビのフレーズが印象的ですね。ビデオクリップに出演しているマイケルのそっくりさんにも注目してください。
(2009年)
今度は90年代にさかのぼってみましょう。1999年に発表し、ノーナ・リーヴスのソウル志向への分岐点となった初期代表曲。こちらもダンスフロアがテーマになったラブソングで、メロウなグルーヴと甘いメロディが印象的です。フルートやゴージャスなストリングスを組み込んだアレンジも秀逸。ミラーボールのきらめきを遠くに感じながら、少しクールダウンしてみてください。
(1999年)
打って変わって、最近のナンバーをお届けしましょう。ビルボードレコーズからリリースされた2016年のアルバム『BLACKBERRY JAM』から、少し大人っぽい一曲。メロウ・グルーヴに乗せたラップ風の歌い出しとメロディアスなサビが印象的なこの曲は、ソウルやディスコというよりはシティ・ポップに近い感触があります。意外にも初のセルフ・プロデュースとなったこのアルバムは、ノーナ流AORともいえる完成度を誇ります。
(2016年)
再び、90年代にさかのぼってみましょう。1999年発表のこの曲は、なんとデビュー当時の所属レコード会社をそのままタイトルにしたという画期的な一曲。モータウン・ビートを取り入れたモッズ・サウンドともいえる英語曲で、彼らがまだ下北沢界隈のギター・ポップ・バンドとして認識されていた頃の面影を感じることができるでしょう。実際に、当時のワーナー・ミュージックの社長室で撮影されたというミュージックビデオにも注目!
(1998年)
次は、2014年にビルボードレコーズから発表されたアルバム『FOREVER FOREVER』からこの一曲をお届けしましょう。ソ連の宇宙飛行士の名前からとったタイトルを持つこの曲は、ディスコビートとYMOを思わせるテクノポップ・サウンドが合体した80年代回帰的なナンバー。クールな質感と、これまたダンスフロアをモチーフにした歌詞の融合も格別です。
(2014年)
それでは、このあたりからまた盛り上げていきましょう。ワーナー・ミュージック所属期の2001年にシングルとして発表されたソウルフルなナンバー。「LOVE TOGETHER」からの流れをくむゴージャスなディスコ・サウンドからは、アッパーなだけでなくどこかメランコリックな雰囲気も漂っていますね。
(2001年)
ビルボードレコーズからの初のオリジナル・アルバム『POP STATION』(2013年)より、冒頭を飾るキャッチーなナンバーをお届けしましょう。もともとTBSラジオの人気番組『ザ・トップ5』のテーマとして書き下ろした楽曲で、デジタル感に溢れたEDM風のダンサブルなビートが、これまでに感じられなかったノーナ・リーヴスの新しさを打ち出しました。
(2013年)
さて、本日のスペシャル・ラジオ・プログラムはいかがでしたでしょうか。ノーナ・リーヴスがこの20年間、それぞれの時代に名曲を残してきたことがわかっていただけたと思います。それでは最後に、20周年を記念し、ワーナー・ミュージックに復帰して発表した最新アルバム『MISSION』(2017年)から、クラムボンの原田郁子をフィーチャーしたせつないラブ・バラードで締めくくりましょう。この続きはライヴ会場でぜひ!See You Again!!
(2017年)
公演情報
NONA REEVES
ビルボードライブ大阪:2018/4/10(火) >>公演詳細はこちら
1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30
ビルボードライブ東京:2018/4/13(金) >>公演詳細はこちら
1st Stage Open 17:30 Start 19:00 / 2nd Stage Open 20:45 Start 21:30
【BAND MEMBERS】
西寺郷太 / Gota Nishidera (Vocal)
奥田健介 / Kensuke Okuda (Guitar)
小松シゲル / Shigeru Komatsu (Drums)
冨田 謙 / Yuzuru Tomita (Keyboard)
村田シゲ / Shige Murata (Bass)
真城めぐみ / Megumi Mashiro (Chorus)
関連リンク
- NONA REEVES オフィシャル・サイト
Text: 栗本斉
billboard best 2011-2016
2017/06/14 RELEASE
HBRJ-1026 ¥ 2,915(税込)
Disc01
- 01.P-O-P-T-R-A-I-N
- 02.夢の恋人
- 03.STEP BY STEP
- 04.Mr.Melody Maker
- 05.LAST ROMANCE
- 06.I WANNA BE YOUR LOVER
- 07.ガガーリン
- 08.LUCKY GUY
- 09.HARMONY
- 10.SMOOTH CRIMINAL
- 11.Never Ever Let U Down
- 12.BAD BOYS
- 13.ブラックベリー・ジャム
- 14.高層ビル
- 15.休もう、ONCE MORE
- 16.KOKOMO
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