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フジファブリック 『FAB FOX』インタビュー
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--『虹』以来のインタビューとなる訳ですが、その後に行われた【TOUR RAINBOW OF SUMMER 2005】はどうでしたか?
志村正彦:ワンマンでツアーするのは初めてだったんで楽しかったですね。もちろん課題も見えたんですけど、色んな所に実力がついてきているなって思えましたし。課題としては曲をただやるだけっていうのじゃなくて、その会場々々でしかできないステージを作ろう、思い出を作ろうっていう感情が芽生えてきましたね。
--9月にはシングル『茜色の夕日』を発売しました。この楽曲はプレデビュー盤『アラモルト』などにも収録されていた過去の楽曲ですよね?
志村正彦:この曲を作った時から、メジャーでシングルとして出したいって思ってたんですけど、インディーズの頃はシングルも出せず、ミニアルバムしか出せなかったんで。だからやっと今回、やってみたかった事が、というか収めてみたいって思うところができましたね。
--今回新録という事ですが、改めて演奏してみて昔との違いを感じた所は?
金澤ダイスケ:歌を聴くようになりましたね。もちろん以前から聴けてはいたんですけど、例えば歌詞を含めてとか、そういう部分で今回の方が感情移入出来てるなと思います。
志村正彦:細かい演奏のアレンジでどうこうっていうより、歌詞から感じた今の気持ちとか、聴いた時にどう感じてもらえるのかっていう事を考えました。もちろんレコーディングとなれば音はシビアに考えるんですけど、メッセージとかその曲から出てくる物を見据えての作業ですよね。本来の意味での音楽に近くなってきたのかな。
--『銀河』『虹』とそれまで抜けのいいサウンドと前向きな歌詞が特徴のシングルが続きましたよね。比べて『茜色の夕日』は過去の音源という事もあって、その時の志村さんの感情が反映された楽曲に仕上がっていました。そこでの違いというのは?
志村正彦:作ったばっかりの頃は思っている事を曲に書いてただけなんですけど、シングルで出したいなって思って前のバージョンの『茜色の夕日』を聴き直してみたら、いやに沁みてきたといいますか。18歳の頃のあの感じは出せないですけど、同じ歌詞でも自分の中で全然意味合いや捉え方が変わってきて、東京にきて6~7年経つ今でしか歌えない感じ、というのを曲にしてみました。この曲は代表曲と言われるくらいずっとやってきている曲なんで、これで一区切りするといいますか、落ち着けたいという気持ちもありましたね。まだ大人になりきれていない所はもちろんあるんですけど、18歳の頃から変わっていこうかって、そういう雰囲気は見せれたんではないですかね。
--そのひとつの区切りというのはバンド全体の意識としてもあったんですか?
金澤ダイスケ:例えば自分は最初からバンドにいた人間ではなくて、初めて聴いた曲がこの『茜色の夕日』だったんですね。耳コピで覚えてバンドで合わせてって所からスタートしているんで、自分にとってもスタートの曲なんです。それを改めてこの時期に録れるというのは、昔の自分に照らし合わせてみたいな所はありますよね。
--その時と今の自分で、一番変わった所は?
金澤ダイスケ:前よりも色々と広く見えるようになったかな。理由は・・・、歳とったからかな?(笑)。
志村正彦:ミュージシャンになりたくて決意の上京をした訳ですけど、言い方が堅いですけど孤独だったりしたんですよね、東京は。ホームシックになったりしましたし。でも今は東京の中での自分の場所、それはバンドの中での自分でもありますけど、ずっと住んでる今の家があって、色んな所に行ったりしても帰る場所がある、落ち着ける場所がある。それだけでも違いますよね。
--なるほど。10月にはbloodthirsty butchersやTRICERATOPSとのスプリットツアーも行いました。対バン形式のツアーとなった訳ですがこれは?
志村正彦:普通のイベントと違ってですね、ワンマンツアーをやる前にスプリットツアーをやっておきたいな話になりまして。だからイベントで偶然一緒になるバンドというより刺激しあってるというか、リスペクトしているバンドと回りたいと思いまして。
金澤ダイスケ:どちらのバンドもそれぞれに、もの凄い刺激があって楽しかったですね。志村が今までで一番楽しかったツアーといっているんですが、正にそんなツアーでした。楽屋の雰囲気も楽しくて色んな話をしましたし、(TRICERATOPSの)和田さんが楽屋でずっと、ギターを弾きながら歌っていたのが印象的でしたね(笑)。
--なるほど。それでは11月9日に発売となりますニューアルバム『FAB FOX』について聞いていきたいと思います。今回このタイトルを付けた理由は?
志村正彦:なりゆきって言ってはアレなんですけど(笑)、レコーディングが終わって曲が揃ってですね、その音を踏まえてジャケットをどうするかデザイナーの人と話してたんですけど、その中で「ジャケットの中に動物を出したら面白いんじゃないか」って案が出まして。どういう動物がいいかなって考えていた時に、このアルバムには色んなタイプの曲が揃っているイメージだったのでキツネとかどうなんだろうって話になって。その後、タイトルを決める時に、ビートルズのあだ名であるファブ・フォー(※1)、それに“フジファブリック”の言葉もちょっと入れつつ、ビートルズに対向して(笑)“FAB FOX”がいいんじゃないかって感じで決まりましたね。
--今作の制作期間というのは?
金澤ダイスケ:今回は結構長いんですよ。ただその期間ずっとスタジオに入っている訳じゃなくて、ツアーやフェスもあったんで、その合間を縫って作っていったんです。前作『フジファブリック』は1ヶ月くらいでまとめて録ったんですけど、その時とはまた違った精神状態で出来たなと思います。
--制作過程における前作との違いというのは?
志村正彦:前作ももちろんいい物は作れたと思うんですけど、『フジファブリック』はGREAT 3の片寄明人さんとの共同プロデュースで作っていったんですが、今作『FAB FOX』はセルフプロデュースなんです。でも前作も共同プロデュースだったんで他人任せにはしてなかったし、そんなに違いは無いと思うんですけど、今回は色んな事を自分たちで勉強して分かってみたいなって思って。例えばエンジニアの方の人選であったり曲のアプローチ、曲を作っていく中で―――もちろん夢中になってしまう自分もいるんですが――― 客観的に見れるようになっていったりとか。そういう事が大きいですよね。
--客観的になった事で見えてきた物などありますか?
志村正彦:そうですね・・・、結構妙な事やってるな、とは思いますね(笑)。音楽を始める時は色んな素晴らしい人がいて色んな素晴らしい音楽があって、それに感動したりして「そういう音楽って凄いな」って思うんですけど、いざ真剣に考えてみると「ここの歌詞はちょっと自分と違うな」「自分だったらこういう音で作るんだけどな」っていうのがありまして。それを実際にやってみたいって事でミュージシャンを目指したんですけど、やっと自分がやりたかった事が出来てきたというか、色々面白い事に挑戦しているバンドなんじゃないかと思うんですけどね。
※1 ファブ・フォー・・・あのビートルズをさして使われた“素晴らしい4人組”という意の愛称。
Interviewer:杉岡祐樹|Photo:小山敦
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--今作の12曲はどれも毛色が違う、正に7変化なバリエーションになりましたよね。これは意識した上での形なんでしょうか?
志村正彦:自然ですね。アルバムを通してアーティストの色がいつも同じ方っているじゃないですか、ストーンズでもAC/DCでも。そういう方は大好きで憧れているんですけど、今の自分たちは色々とやりたいんですよね。曲ごとに色んなドラマチックな事があって演奏のアプローチがあって、いつもワクワクできる物がやりたいなっていうのがあって。アルバム制作を控えて曲を作っていく段階で、中盤くらいになると「こういう曲があったらビックリするな」っていう考えが出てくるんで。凄い“いびつ”だと思うんですけど、いびつな物がたくさん集まって結局は面白い形でまとまる、みたいなアルバムになりましたね。
--サウンドに関してはロック色が強くなりましたよね?
金澤ダイスケ:そうですね。丁度そのタイミングで志村がギターを買ったりした部分も大きいんじゃないかな・・・って、キーボードの立場からはそう思います(笑)。
志村正彦:前作『フジファブリック』は「今こういう物が新しい」とか「こういう風に響く」とか考え過ぎな部分もあってああいう感じになったんですけど、今回ももちろんそれなりに気にしつつ、自分たちがピンとくる物なら何をやってもかっこいい物が出来そうだなって、思いっきりやっちゃったんですよね。
--M-6『マリアとアマゾネス』のクラビ(※2)の音とかもそうなんですけど、全体的に70~80年代の音を今回は特に強く感じました。
金澤ダイスケ:初めてインタビューでクラビの名前をいって頂いたんですけど(笑)、みんなギターに耳がいってしまうんですよね。ギターが激しく入ってくるリフっぽい楽曲の中で、全体的に細かい感じにはなっていると思うんですけど、そのグルーブだったりとかを後ろから押していくような感じになればいいかなと思って。
--キーボードという立ち位置から今作で一番意識した事は?
金澤ダイスケ:う~ん・・・、ボランチ(※3)って事ですかね。今作はドラムも含めてみんなが前に上がっていくんですよね。攻撃チームというのは例えば今野泰幸選手(※4)みたいなバランサーが必要だと思うので・・・、これ全然伝わんないと思うんですけど!
(一同笑)
金澤ダイスケ:まあそう個人的には思っていて、ただバランスは取りつつも攻撃参加の時は前に行くっていうね。だから『マリアとアマゾネス』は正に最前線に行って、他の所では引いてる感じです。
--今作は演奏のテクニック的にも結構高度な楽曲が多いですよね。
志村正彦:色々挑戦していきたいなとは思うんですけど、テクニックとか理論で頭でっかちになって肝心なメッセージを伝えるって事が疎かになったらかっこ悪いなっていうのはありますね。メッセージがある中で盛り上げるために、如何に新しいサウンドをできるのか。言ってしまえばフジファブリックって結構インストの部分も多かったりして、そこの部分で歌詞にない世界を想像できるような場面があったりするんですけど、楽器を弾いていると専門用語でいうスケール(※5)とか、何となく弾いているパターンとかあったりすると思うんですよ。そういう物を何となくやるんじゃなくて、気持ちが湧き上がるような泣けるメロディであったりとか、逆にマヌケなメロディあったりとか、楽器でかき立てられる物を盛り込めたらいいと思いますね。
--M-4『唇のソレ』なんかは正にその間抜けなメロディ的な楽曲ですよね。
志村正彦:この曲は夢の中で作ったんですよ。夢の中でバンド練習をしてて、その時にみんなが弾いていた楽曲を憶えていて、でも夢から覚めたら演奏を忘れてしまうと思ったんで、夢の中のメンバーに「今夢の中にいるから、起きても忘れないように各パートを繰り返してくれ」って伝えて(笑)、それを全て憶えたら起きてテープレコーダーに入れて。その後、スタジオで練習している時にみんなに伝えて作っていきましたね。
--普段、現実的な夢を見る方ですか?突拍子もない夢を見る方ですか?
志村正彦:僕は両方見ますね。あの・・・、富士山噴火とか(笑)。あとは練習とか、バンド系の夢が多いですね。
金澤ダイスケ:僕は昔から2種類の夢しか見た事ないんですよ。ひとつは遠くから凄く黒くて大きい雲がガーってこっちにやってきて、それは雲なのか巨大宇宙戦艦なのか分からないんですけど、それが近付いてきて「あ~ヤバイヤバイ・・・」って夢(笑)。もうひとつは俺が木の上の小屋にいて、遠くから色んな人がその小屋を狙って銃を撃ってくるんです、タタタタタ・・・って。それで自分も撃たれそうになるっていう、そのふたつの夢しか見ないですね。毎回同じ夢なのに、幼稚園の頃から同じ夢なのに、結構リアルで怖いんですよね(笑)。
--M-1『モノノケハカランダ』はPVなども撮影した楽曲ですが、この曲の持つ疾走感や歌詞の雰囲気などは『銀河』や『虹』の延長戦上にありますよね。
志村正彦:この曲は一番初めにメロディが出来た曲なんですけど、ドカーン!とか、ドバー!とか、ウリャー!とか(笑)、そういうような気持ちを曲にしたかったというか。Aメロとかもあんまり意味ないんですよ。ただ勢いのある言葉を並べてドリャー!っていうのが伝わったらいいなって。ハカランダー(※6)で作ったギターがケモノなのかモノノケなのか、それに化けてロックンロールを鳴らしているイメージ。このアルバムを象徴する曲としてPVも熱い物を撮りたいなと思いますね。
※2.クラビ・・・鍵盤楽器クラビネットの略語。ファンキーで金属的な音色が特徴。ビガビガビ。
※3.ボランチ・・・サッカー用語で、守備的ミッドフィルダーの別称。真ん中やや後ろにいる人。
※4.今野泰幸選手・・・2005年11月現在、FC東京に在籍するサッカー選手。ワールドユース U-20代表やA代表にも選出された、守備的ミッドフィルダー。A型水瓶座の22歳。
※5.スケール・・・音階の意。メジャーやマイナー、ブルーノートなど種類は豊富。
※6.ハカランダー・・・ギターに使われる材質のひとつ。
Interviewer:杉岡祐樹|Photo:小山敦
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--また、M-9『水飴と綿飴』はギターの山内総一郎さんが作曲を担当しています。フジファブリックの楽曲で志村さん以外の方が作曲というのは今回が初めてですよね。
志村正彦:前作『フジファブリック』を作った時くらいからですね、今後、他のメンバーが作る楽曲があってもいいんじゃないかなって話をしていたんですけど、実際は2枚のシングルでも実現しなかったんです。けどアルバム制作の後半で「やってみようか」って話になって。難しいとは思うんですけど、気楽にやってもいいかなって思いましたね。
--キーボードという視点から見たこの楽曲というのは?
金澤ダイスケ:難しい曲だな~って(笑)。コードが難しかったり転調があったりって色々と大変でしたね。まあギタリストらしい楽曲だなって思います。
志村正彦:構成を作り上げる感じとかに、「せっかく作るんだから頑張る」みたいな意気込みが(笑)。俺の場合は流動的で結構思いつきでやっちゃったりするんで。この曲に関しても例えば「もうちょっとキャッチーにしたいな~」って思って「こうやってみたら?」みたいな事を言ってみたら、「それいらない」みたいな(笑)。カチっとしてますよね。
金澤ダイスケ:志村は外に向かってるんですけど、山内の場合は内側に向かって行く感じがありますね。
--まさにギタリストの作り方って感じですよね。では『FAB FOX』の中でおふたりが特に気に入っている曲や思い入れの強い曲は?
志村正彦:思い入れだったら僕は『茜色の夕日』ですけど、アルバムとして普通に楽しいのはM-11『Birthday』ですね。本当に屈託が無くて鼻歌で歌える曲で、やっていても楽しいですね。こういうのは最近あんまりやってなかったですけど、本当にいい曲が出来たから入れたって感じですね。
--金澤さんは?
金澤ダイスケ:僕は『マリアとアマゾネス』が好きですね。最後にmixが終わった段階で聴いてみた時の驚きが大きかったですね。
--今作ではエンジニアに益子樹(※7)さんなどを迎えていますが、セルフプロデュースする中でエンジニアの方々から受けた影響などありますか?
金澤ダイスケ:お腹が空いたらご飯を食べるって事ですかね(笑)。いい時間になったらご飯を食べた方がその後の作業も効率よく回るという。
志村正彦:エンジニアさんというよりは今回セルフプロデュースする中で、この人はこういう音を作るとかこういう現場の雰囲気を作るんだとかを知れた事が大きいですね。音に関してももちろん細かくいっぱい勉強してるんですけど、そういう方たちの雰囲気を肌を感じる事ができたのがよかったですね。
--セルフプロデュースという形はフジファブリックにとって合っていましたか?
志村正彦:そうですね、やっぱり醍醐味ですよね。もちろん前作『フジファブリック』の時も共同プロデュースという形で、メンバーの考えありきの中に片寄さんの立場があり、そんなに今回と変わらなかったとも思うんですけど、やっぱり今作の方が客観的に見れましたね。最終的に、数年経った時に「あの曲は若いな」とか「こうしておけばよかったな」っていうのはあるハズなんですけど、レコーディングが終わってすぐにそう思うのは嫌じゃないですか。成長していく段階でそういう感情が出てくるのはもちろん当たり前なんですけど、できるだけ今の実力とか考えている事を詰め込めるように、客観的に見ようとしましたね。
--このアルバム『FAB FOX』を一言で表すなら?
金澤ダイスケ:ポップ、そしてロック!ロック色が強い雰囲気の中でメロディがあって聴き易いし、ロックでここまで聴き易いのってあんまりないなって思って。
志村正彦:僕は妙なアルバムが出来たなって思いますね。本当に演奏家としても楽しんで演れるアルバムであり、ちゃんと歌モノでもあり、色んな形をした物が微妙なバランスでくっついているという、特徴的な面白いアルバムが出来たなって思いますね。
--今作は総じてメンバーの皆さんが楽しんで作っている印象を受けたました。歌でもM-8『雨のマーチ』では昭和風のメロディに挑戦するなど、楽しんで作っていった感じがありますよね。
志村正彦:何となくなメロディとかはあんまり入れていない感じがしますね。厳選されたメロディが入れられたと思います。
--これからアルバムを手にする方々に、どんな風に聴いてもらいたいですか?
志村正彦:僕は最近まで、BGMというよりはガッツリ聴いて欲しい、音楽としてしっかり聴いて欲しいというのがあったんですけど、最近はBGMでも何でも、その時の気分で聴いてもらっても何でもいいといいますか。色んな聴き方をしてもらって、その人の思い出の曲とかアルバムになったら一番嬉しいなって思います。頭でっかちに聴いてもらうより、「この曲を聴いたら高校の修学旅行を思い出す」とか「上京した時にこのアルバムよく聴いたよな」とか、そういうアルバムになってくれたら一番嬉しいですね。
金澤ダイスケ:そうですね、それが一番ですね。それにつきますよ、うん(笑)。
志村正彦:『FAB FOX』を色んなミュージシャンの方に聴いてもらった時に、「これはミュージシャンの間で話題になるよ」みたいに言ってくれたりして、それはもちろん凄く嬉しいんですけど、普段の日常の一部として色んな人に聴いてもらえたら、それが一番嬉しいですね。
--今の段階でフジファブリックが見据えている目標はありますか?
金澤ダイスケ:同じ音楽をやっていて、同じ事をやっていると慣れって絶対出てくると思うんですけど、その慣れに慣れないといいますか、常に違う物をやりたいですね。
志村正彦:常に自分たちにとって刺激的な事に挑戦していきたいですね。本当に色々あると思うんですけど、いい曲を作るっていうのもそうだし、例えばサンプラーを使うっていうのもアリだと思いますし。ただ、音楽をやってくと狭い所に行きがちなんで、自己満足でやるというよりは広いフィールドで、ロックで勝負していきたいですね。
※7.益子樹・・・SUPERCARのプロデュースなどでも知られるクリエイター。ROVOやダブスクワッドなど活動の幅は広く、知る人ぞ知る的な存在。
Interviewer:杉岡祐樹|Photo:小山敦
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