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MYNAME アルバム『MYNAME is』インタビュー
春にリリースしたシングル『出会いあいして』が大ヒットを記録し、トップシーンで存在感を見せつけた5人組ボーイズグループ MYNAMEが、前作からわずか半年という短いスパンでニューアルバム『MYNAME is』を完成させた。
“絶対に大事なアルバム”と自ら語る通り、5人の覚悟を感じさせる会心作となった背景にある、それぞれの思い。そして8月25日に開催する国際フォーラムでのコンサート【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】を控える5人の言葉は必見です。
ライブハウスツアーはまさに“出会いあいして”の気持ちで臨んだ
▲YouTube「MYNAME 最新アルバム 『MYNAME is』 全曲公開!!」
--前作『ALIVE ~Always In Your Heart~』からわずか半年でニューアルバム『MYNAME is』を完成と、驚異的なペースでの活動が続いています。
インス:走ってますね。春のシングル『出会いあいして』もアルバムのための作品だったと言えますし、その後のツアーから今回のアルバム、そしてコンサート……。今年は大事な1年だと思っているので皆さんに見せたいものも多いですし、今回のアルバムにはMYNAMEの今までとこれからをたくさん入れたくて、 メンバーもがんばって準備した作品です。MYgirlの皆さんがもっと聴きたいと思ってもらえることは嬉しいですし、そういう皆さんの期待に応えるために、もっともっと5人での活動を見せたいという強い気持ちで臨みました。--4月のシングル『出会いあいして』リリース時のイベントでは、お笑い芸人の方々とのコラボステージ(http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/49513)も話題を呼びました。
インス:日本の文化にも慣れてきて、メンバーも楽しんでいるんですよね。普通のステージじゃ満足できなくなってきたくらいで、皆さんと一緒に楽しい時間をすごせるステージにしたいと思っています。 コヌ:昔は自分が一言ギャグを言えるようになるとは想像もしてなかったです。--同時期より全国を回ったライブハウスツアーでは、客席との距離が近い会場でのライブでしたが、違いは感じましたか?
セヨン:全国ライブハウスでのコンサートは何度もやっていますが、心の距離感もより近づくと思いますし、一緒に歌って盛り上がれる。良い雰囲気を作りやすいですよね。 コヌ:春のライブハウスツアーはまさに“出会いあいして”の気持ちで臨んだので、今までとは違いましたね。色んな話をしましたし、歌うことも含めてより深い表現ができたツアーだったと思います。 インス: シングル『出会いあいして』 がきっかけで新しいファンの方もたくさん来てくださったことも嬉しかったですね。新しいMYgirlの皆さんはまだ僕たちの魅力をたくさん知っているわけではなかったと思いますので、そういう方により深く知ってもらえるのがアルバム『MYNAME is』だと思います。日本のステージで泣いてしまったのは初めて
ジュンQ:僕たちをじっくり見ていただける機会になったと思いますし、男性のファンの方もたくさん来てくれたのが嬉しかったですね。各地方によっての特性があることも知りましたし、8月の国際フォーラムに向けて、皆さんでタオルを回す曲やペンライトを振る曲を覚えてもらえたので、今後もより楽しみになりました。 チェジン:やっぱり会場の雰囲気は違いましたし、メンバー 、スタッフ、そしてMYgirl、MYboyの皆さんと一緒にステージを作り上げていった感じがして、とても良かったと思います。 インス:珍しい一コマとして、チェジンがステージで泣いちゃったんですよ。普段ステージでは絶対に涙を見せないタイプなんですけど、大阪公演の時に泣いてしまって。 チェジン:日本のステージで泣いてしまったのは初めてでした。大阪はツアーの終盤戦だったんですけど、ステージ上で5人でハグした時にグッと込み上げてきてしまって……。しかも、次の曲が『出会いあいして』だったので、目の前にいた僕のファンは号泣しちゃって……、その顔を見てまた僕も涙が出てきてしまいました(笑)。--そして先ほどからお話にも出ていますが、7月19日にリリースするアルバム『MYNAME is』はタイトルからもわかる通り、5人の強い覚悟を感じさせる作品になっています。
インス:絶対に大事なアルバムだとメンバーも思っているし、タイトルについてもスタッフと共に一生懸命考えました。プライドを持って各メンバーが臨めたと思います。どういう気持ちだったかは個人個人違うかもしれないけど、すごく、すごく大事なアルバムになると思います。 セヨン:シングル『出会いあいして』で知ってくださった新しいファンの方にはもちろん、もっと聴いてくれる人を広げたいっていう思いでアルバムを作りました。--アルバム『MYNAME is』のジャケットは、クールな初回限定盤と爽やかな通常盤、対照的なアートワークになっているのも印象的です。
インス:これはそれぞれ夜顔と昼顔になっていて、こういう両面性を持っているのが僕らなんです。- 5人が全員一致で“いいね!”になった曲のひとつが「Baby Tonight」
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公演情報
【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】
2017年8月25日(金) 東京 国際フォーラムホールA
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット販売価格:9,800円(税込、全指定席)
リリース情報
関連リンク
Interviewer&Photo:杉岡祐樹|ヘアメイク:鎌田順子、長谷目知美|スタイリスト:小林ディスカス
5人が全員一致で“いいね!”になった曲のひとつが「Baby Tonight」
▲YouTube「今年の夏の注目作 MYNAME「Baby Tonight」Music Video公開!!!」
--1曲目の「Baby Tonight」はダンスサウンドでありながら5人のハーモニーも楽しめるという、MYNAMEの魅力を隅々まで楽しめる1曲で、ミュージックビデオも撮影されました。
インス:MVでは涙を流したりと切ない部分もあるけど、個人個人を表現することもできた映像になっていると思います。 チェジン:今回のアルバムに関しては、200曲くらいの候補曲を用意してもらって、それを1曲ずつ聴いて5人で選んでいったんです。ツアーの京都公演のリハーサルの後も、会場でスタッフさんに曲をかけてもらったりして、その中で5人が全員一致で“いいね!”になった曲のひとつが「Baby Tonight」だったんです。 コヌ:アルバムをリリースするのが夏なので、季節に合う曲だったというのも大きいですね。EDMはメンバーがみんな好きだし、聴きやすいですよね。 インス:歌いやすい曲ではないかもしれないけど、メンバーのかっこいい姿を見せられると思うし、前に韓国で車を運転している時に聴いてみたらすごく盛り上がったんです。もう韓国も暑い季節になってきているんですけど、海やプールでも聴ける1曲になったと思います。--9曲目「Secret」もダンスチューンですが、こちらはライブでファンの皆さんが一緒に歌えるコーラスが印象的です。
セヨン:アルバム曲を選ぶ時はライブのことまで考えていましたから、ノリが良い曲もあるし、かっこいいパフォーマンスを見せる曲もあります。 インス:アルバム全体のバランスまで考えながら何度も話し合いましたね。たとえば“クールな曲を3つ選んだから、バラードは2つで、みんなで歌える曲を3つ”みたいにバランスを取りながら、試行錯誤を重ねました。--また、今作は各メンバーのソロ曲が収録されているのも特徴ですが、セヨンさんの「LOVE ROBBER」では、作曲・編曲に【Red Bull Thre3Style 2015 Japan Final】で優勝した経験を持つDJ B=BALLさんを迎えています。
セヨン:僕の単独ソロ曲は、これまでの活動の中で初めてなんです。今まではソロよりもユニットの方が見せられるかな?って思っていたんですけど、今回は『MYNAME is』なので僕もあった方がいいかなって思って。ジャンル的にはダンスかもしれないけど、バキバキ踊るようなダンスではなくて、皆さんに話したいことを歌詞にしてもらって、歌で伝えたかった。いつもMCとかでも使う言葉が自然と歌詞に入っていますし、メロディもシンプルだから聴いたらすぐに覚えられると思います。みんなから掛け声をかけてもらえる曲になったら嬉しいですね。
コヌさんにお願いしていたんですけど、レコーディングの日に来なかった (笑)
--コヌさんのソロ曲「I'm not a bad Boy」の作曲・アレンジにクレジットされている“G.or.F”という方は……?
コヌ:僕ですね。この曲は1年前くらい、ソロ・アルバム『I AM 27』をリリースする時に作ったんです。『I AM 27』は愛をテーマに作った作品でしたが、この曲は“つまらない、楽しくない”という気持ちをテーマに作ったダンスチューンで…… セヨン:実は僕がソロで歌いたい曲だったんですけど、コヌさんくれなかったんです! あれだけ言ったのに……(笑)。 コヌ:この曲はラップもありますし、チャレンジをしたかったんです。今まで歌ったことがないテイストですから、ファンの方に聴いてもらえたら、“こんな曲もできるんだ”って知ってもらえると思います。絶対に皆さんと一緒に盛り上がれると思うし、今回の他のメンバーのソロ曲とは違って面白いかなって。--チェジンさんのソロ曲「窓の外に降る雨が君の涙なのか」は、まずタイトルが長いという(笑)。
チェジン:めっちゃ長いんです(笑)。バラード曲なんですけど、歌詞が難しかったですね。MYgirlの皆さんが聴いたら、キュンとくるんじゃないかなって。雨を涙に見立てたタイトルの言葉が歌詞になっていますし、元々は韓国の言葉で作った歌詞を日本語に変えてもらったら難しくなって……。あと、本当はコヌさんにディレクションをお願いしていたんですけど、レコーディングの日に来なかったんです(笑)。--えぇ!?(笑)
チェジン:前作のWEB盤に収録されていた僕のソロ曲「僕の心に」はコヌさんが作詞作曲をしてくれたので、レコーディングにも付き合ってくれたんですけど、今回のレコーディングの日はハードなスケジュールで直前までMVを撮っていたんですよ。 コヌ:その後、僕は友人の家に行く予定があったんですよ。で、帰ってきたのが遅くなってしまって、そこから行くのも失礼だと思ってチェジンに電話したら“ダメ!一緒に行こう!”って言われたんですけど……。でも、良い曲になってましたよ!(笑)--「窓の外に降る雨が君の涙なのか」には、そんなチェジンさんの寂しさが込められているのかもしれませんね(笑)。
チェジン:ありがとうございます、その通りです(笑)。でも、1人で頑張りました。公演情報
【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】
2017年8月25日(金) 東京 国際フォーラムホールA
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット販売価格:9,800円(税込、全指定席)
リリース情報
関連リンク
Interviewer&Photo:杉岡祐樹|ヘアメイク:鎌田順子、長谷目知美|スタイリスト:小林ディスカス
僕はJAZZが好きで、一番やりたかったジャンルだった
--インスさんのソロ曲「Morning」には、フィーチャリングでジュンQさんが参加されています。
インス:素敵な声だし、もしジュンQが彼氏で朝、この声でモーニングコールをしてもらえたらキュンキュンですよね? ラップが始まる前に“ヨボセヨ?”って言葉があるんですけど、ジュンQの低い声が好きな女の子は多いと思います。それにMYNAMEって、朝に聴く曲があんまりなかったと思うんですよ。BPMが速いダンスチューンが多いんですけど、「Morning」 は朝起きて歯ブラシしながら聴ける。MYgirlのためだけに作った、新しいアプローチの楽曲ですね。
僕のイメージはスマイルだって言ってもらえますけど、ソロ曲では切ないバラードが多かったんです。だからこういう柔らかい楽曲で自分を表現できて、満足してます。今までがクリス・ブラウンだとしたら、この曲はジャスティン・ビーバーというか、その中心にジュンQの声があると思っています。
--そんなジュンQさんのソロ曲「DUDU」 は、ご自身が作詞・作曲・編曲にクレジットされています。
ジュンQ:韓国で一緒にやっているLee Sangchulとふたりで作りました。「DUDU」っていうのは雨が窓を叩く音のことなんですけど、寂しい曲ですね。僕はJAZZが好きで、一番やりたかったジャンルだったんです。歌詞も大事ですけど、ビートの音、ギターのセッションとか色んな楽器まで気にしたし、自分も部分部分で参加したりして。がんばって作った楽曲です。 インス:もちろん他のメンバーもそうだけど、特にコヌ、ジュンQと僕は、そこにもすごくプライドを持っていますね。 ジュンQ:これまでの作品を今聴き返してみると、“ここはこうすればもっとよくなったな……”って思うこともあって、そういう経験があるから今作では普通に聴いていてもわからないくらい細かいところまで、こだわり抜いて作りました。実は昨日も日本に到着してすぐスタジオに行って、「DUDU」のミックスをやり直してたんです。今回は本当に5人でがんばったアルバムだと思います。--さらに本作には、「ノム very マ~too very so MUCH~」や「タンマレ~はっきり言って~」などMYNAMEの代表曲も収録と、出し惜しみせずに一番良い5人を詰め込んだ作品になっています。
セヨン:勝負をする時期だったんです。このタイミングで全てを1回見せる。今までも見せてきたつもりですけど、やっぱり作品を作るごとに“次はもっと……”っていう気持ちは生まれますし、今回のアルバムは100%のパンチを打つ気合で挑みました。--6曲目「忘れないで」は、先ほど挙げた代表曲も手掛けた220voltがクリエイターとして参加しています。
インス:僕も作詞作曲に参加したので、すごく大事な曲だと思っています。僕は今年、兵役に行くことになりましたけど、今までの思いを“忘れないで”って気持ちを込めたし、愛してくれたことへの感謝、またすぐに逢えるから忘れないでいてほしいという思い……。そういう気持ちが入っている曲です。今回のアルバムは、何度も泣きながら制作しました
--今の100%を全て込め、本音まで歌にしたこの作品は、MYgirlにとっては宝物になる1枚だと思います。
インス:メンバーが直接言えない気持ちも、このアルバムを聴けばわかってくれていると思います。切なくなるかもしれないけど、僕たちは楽曲で表現することしかできないから。5人の思い出をここに集めたので、大事にしてもらいたいと思います。--そして8月25日、東京国際フォーラムホールAでの【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】が控えています。
セヨン:シングル『出会いあいして』がジャブなら、アルバム『MYNAME is』がライト、そして【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】のフックでKOできます!(笑) ジュンQ:また皆さんに感動を伝えたいし、2018年からの新しいスタートも感じてもらいたいです。この会場に来てくださる人たちにはそれぞれ色んな感情があると思うし、僕らも一緒ですけど、このステージにむけて頑張っていきます。 チェジン:今回のアルバムの曲を早く歌いたいです。今回のアルバムが本当に好きだし、ソロ曲も皆さんの前で歌いたいです。 コヌ:色んな意味があるコンサートになると思うけど、MYNAME 5人にとって今年最後のステージになると思うんですよ。国際フォーラムホールAという大きい舞台だから色んな人も来てくださると思いますし、今までとは違う姿を見せられる。観に来てくれた人たちに大きな感動を与えられると思います。それにインスも必ず戻ってくるから、“さよならからはじまるSTORY”というタイトルにしたんです。終わりじゃない。 インス:今回のアルバムは、何度も泣きながら制作しました。正直に言えば、【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】で「忘れないで」や「Always」を泣くことなくちゃんとに歌えるか自信が無いんですけど(笑)、すごくすごく大事なコンサートになると思っています。家族も呼びますし、今は本当に楽しみにしています。さよならだけじゃないです。ここからはじまります。だから、悲しい気持ちだけじゃなく、ぜひ、楽しみにしていただきたいと思います。待ってます。公演情報
【MYNAME LIVE 2017『MYNAME』 ~さよならからはじまるSTORY~】
2017年8月25日(金) 東京 国際フォーラムホールA
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット販売価格:9,800円(税込、全指定席)
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Interviewer&Photo:杉岡祐樹|ヘアメイク:鎌田順子、長谷目知美|スタイリスト:小林ディスカス
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