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上野優華『Sweet Dolce』インタビュー



上野優華 『Sweet Dolce』 インタビュー

上野優華、勝負の2017年へ。トキメキ指数振り切れた新作完成!

 トキメキ指数120%の新曲「だって君のカノジョだもん。」含む1stミニアルバム『Sweet Dolce』についてはもちろん、人生初ツアーや過去最大規模ライブなど勝負に踏み出した理由、妄想力を育んだ物語や今までかいできたアイドル達の匂いまで(?)キュートな写真と共にここに公開!

家に帰ってきたら「だらしない人ね」みたいな感じが萌えるんです

--1stミニアルバム『Sweet Dolce』のリード曲「だって君のカノジョだもん。」聴きました。そしてミュージックビデオも観ました。率直な感想を述べると、可愛かったです。

「だって君のカノジョだもん。」 Music Video/上野 優華
「だって君のカノジョだもん。」 Music Video/上野 優華

上野優華:やったー! 正直ですね~(笑)。

--「だって君のカノジョだもん。」もうこのタイトルからして確信犯過ぎる。

上野優華:今までにない可愛らしさを出していこうかと思いまして。私、今までもいろんな恋愛ソングを出してきていて、可愛い曲も歌ってきているんですけど、タイトルだけでここまでキュンと来るような曲はなかったんですよ。しかも「だって君のカノジョだもん。」のテーマは同棲ということで、ちょっと結婚も想像させるようなフレーズも入っていたりして、今までよりリアルな感じになっている。そういう意味では上野優華にとって新しいタイプの曲になってるんじゃないかなって思います。

--ヒロインの立ち位置も今までのラブソングとは違いますよね。

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

上野優華:この曲は私も共作で作詞をしていて、今まで恋愛ソングの歌詞は何曲か書いているんですが、今までのヒロインは、自分のほうが好きで好きで仕方なくて相手にも「好き」って言ってほしい!みたいな感じ。でも今回はヒロインのほうが立場が上というか、「もう仕方ないなぁ~」って受け止めてあげている。妄想でトキメいている女の子というよりは、リアルなカップルなんですよね。だから今回は歌詞を書くのが難しかったんですよ!

--どうして?

上野優華:私は恋愛といえば妄想ばかりで、リアルなカップルを経験してないから(笑)。共作させて頂いた作家さんと打ち合わせをさせてもらったとき「会話感を大事にしたい」という話になったんです。でも私、実際にカップルの会話なんてしたことないし、いつも読んでいる少女マンガも同棲や結婚まで展開するような内容じゃないんですよ。もっとピュアな学生マンガが多いので。だから歌詞を書くのが難しかったんですけど、ネットで「彼氏のこんなところが嫌いです」みたいな意見をチェックしたり、お料理作るときにちょっかい出されたときのリアルな心情も調べて……私にとっては完璧に萌える胸キュンシチュエーションなんですけど、実際にはちょっと鬱陶しいと思ったりもするみたいで、でも結局はやっぱり好き、みたいな……。そういうリアルな感じもネットで調べつつ描いたりとか。なので、リアルなんだけど、ちゃんと可愛らしい曲になったと思います。

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

--あの終盤の「君が「好き」」のくだり。スウィートが過ぎます。

上野優華:私もめっちゃ照れました(笑)。

--お客さんのハートを鷲掴みできるキラーフレーズですよね。

上野優華:鷲掴みにできなきゃヤバいなと思ってます。あれでトキメいてもらえなかったら「私ってなんなんだろう?」って思っちゃいます(笑)。今回スウィートであることが重要だったんですよ。アルバムタイトルの『Sweet Dolce』も私とスタッフさんでいろいろ考えながら決めたタイトルで、だったらリード曲は「だって君のカノジョだもん。」じゃなきゃおかしいと思って「絶対これがいい! 絶対これがいい!」ってダダこねたんです。今まで相談することはあっても「絶対これがいい!」なんて言うことなかったんですけど、それぐらいこの曲は初めて聴いたときから「良い!」って思ったし、今まで見せたことのない私の表情や歌を表現できると思ったんですよね。

--上野優華の恋愛妄想力の凄さは知っていましたが、それが過去最大のスパークを見せているんじゃないでしょうか。上野さんが憧れている西野カナさんにも匹敵するレベルだと思いますよ。ある意味、ひとつのベクトルにおいては勝ってると言ってもいい(笑)。

上野優華:アハハハ! セリフが入ってるところですかね(笑)! でも私が西野カナさんの曲に共感しているように、私も聴いてくれた人が共感できる歌詞を書いてみたいと思っていたんですよね。だから今回はすごく歌詞の勉強にもなりました。あと、今まで母音を意識して書いたことがなかったんですけど、人は言葉の響きでなんとなく歌詞を覚えているんだって作家さんから教わって、今までは世界観ばかり意識して書いていたんですけど、そこもちゃんと考えながら今回は書くことが出来たかなって。

--ちなみに「だって君のカノジョだもん。」の「君」すなわち彼氏は、上野優華の中でどんなイメージの男の子なんですか?

上野優華:語っていいんですか!?

--急に元気になりましたね(笑)。

上野優華:生き生きしてしまった! 設定では、年上なんですよ。私の中で「年上」というのは30歳になるかならないかくらいのイメージ。って言うと毎回ビックリされるんですけど(笑)、大人の男性のイメージが30歳になるかならないかくらいで、魅力を感じるんですよね。落ち着きのある、心にも生活にもある程度余裕が出てきた方。そういう方をイメージして書いてるんですけど、家に帰ってきたら「だらしない人ね」みたいな感じが萌えるんですよ! いつもすごくテキパキしてるのにひざまくらが大好きとか、そういうギャップですよね。逃げ恥(ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』)の平匡さんみたいな、外ではしっかりしているのに女性の前では緊張してしまうとか、そういう大人なのに実は子供っぽいギャップが好きなんですよ。

--素直になれなかったり?

上野優華:そうです! そこにめっちゃ萌えるんですよ。そういうしっかりしてるのに甘えん坊な男の人を「だって君のカノジョだもん。」では描きました。

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

--でも実際にそんな男性と同棲したら腹立つと思いますよ(笑)?

上野優華:いやいやいや! 私は受け止められます!

--30歳くらいのおじさんが家帰ってきて「ひざまくらして」ですよ?

上野優華:可愛いじゃないですかー!

--それが本心だったら30代の男性ファンめっちゃ増えると思います(笑)。

上野優華:どんどん来てください。お客さんにひざまくらはしませんけど(笑)。でもこの曲を書いてから同棲について妄想することが増えて、さらに妄想力が養われてます。

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  1. 妄想スキル育んだアニメやマンガ~WHY@DOLL/callme/さんみゅ~の香り
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妄想スキル育んだアニメやマンガ~WHY@DOLL/callme/さんみゅ~の香り

--そもそも上野優華のこの妄想スキルがどう育くまれてきたのか、その歴史を語ってもらってもよろしいでしょうか?

上野優華:小さい頃からアニメの世界観が大好きだったんですよ。「自分がプリキュアになれたらいいのに」ってめっちゃ思っていたようなタイプなんです。それでコスプレやってみたりとか、マーメイドが歌をうたって敵を倒す『ぴちぴちピッチ』っていうアニメを観てから歌も好きになって。で、ウチは三姉妹なんですけど、みんなアニメも歌も好きなんです。だから「私は○○の役をやるから、あなたは○○ね」みたいなごっこ遊びもよくしていて、そこで誰かになりきったり、そういう妄想力が養われていったんだと思います。「○○が格好良い」とか「○○になりたい」とか「○○にあんなことされたら死ぬ」みたいな会話が普通に飛び交っていたので(笑)。そんな中、西野カナさんの曲を聴いて「あー、良いなー」ってさらに妄想を膨らませるようになり、今でもいろんなマンガや曲と出逢っては「あ、こういう人と結婚したいな」って毎回思います。

--幸せですね(笑)。

上野優華:でもいちばん私の妄想力が育ったきっかけは『君に届け』なんです。私にすごく影響力のあった少女マンガなんですけど、最近は進学とか友情とか恋愛だけじゃないところも結構濃く描かれていたりするので、そういうところでも「あー、私が爽子ちゃん(※1)の友達だったら……」とか「なんでここもっとちゃんと言わないの?」ってお節介おばさんみたいになるんですけど(笑)、勝手に「ここでこうなったらこうなっていた」みたいな先まで妄想するようになって、そこまで夢中になったのは『君に届け』が初めてなんです。それぐらいどっぷり浸かっているので、私の妄想力は『君に届け』によって培われたと言っても過言ではないんです! いやぁー、最高のマンガですよね。風早くん(※2)、最高。

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

(※1)爽子ちゃん……『君に届け』のヒロイン。
(※2)風早くん……爽子ちゃんの想い人。

--そこまで『君に届け』に影響を受けてるんですね。

上野優華:私は少女マンガと『HUNTER×HUNTER』だけで生きてる人間なんで。

--極端すぎる(笑)。『HUNTER×HUNTER』に恋愛要素ほとんどないじゃないですか?

上野優華:私、キルアってキャラクターが大好きなんですよ。キルアと結婚したいです。

「恋するPretty Girl」 Music Video/上野 優華
「恋するPretty Girl」 Music Video/上野 優華

--キルア、暗殺者一家ですよ?

上野優華:心に抱えている闇から私が救ってあげたい。

--救えないですよ(笑)。

上野優華:私のこの愛で包み込んであげたいんです。私のひざまくらで癒してあげたいんですよ!

--収拾つかなくなってきたので話題変えます(笑)。今回は2016年7月『恋日記 / Summer Mission』以来の特集インタビュー(http://bit.ly/2atm3NU)になりますが、あれからの半年間は「だって君のカノジョだもん。」に限らず、上野優華のポテンシャルの高さを痛感した期間になりました。上野さん本人にとっても重要な半年間だったんじゃないですか?

上野優華:そうですね。人生で初めてのツアーがあったんですけど、それは自分の中ですごく大きなものでした。今回のツアーはワンマンだけじゃなくホワドル(WHY@DOLL)さん、callmeさん、さんみゅ~さんとのツーマンも組んでいたので、そこでいろんな曲もコラボさせて頂いて、自分が普段やらないようなダンスもステージで披露して、ダンスで魅せる重要さを知ったり、いろんな音楽に触れることも出来たんですよね。そういう今までに経験してこなかった事をこの半年間でたくさん経験できたので、自分の歌い方や曲自体も成長できたと思いますし、それは今回の1stミニアルバム『Sweet Dolce』にもすごく反映されていると思います。それこそ曲によって表情を変える、ということをより意識して作れた1枚になったんじゃないかなって。

--今回のツアーでは、うさぎのポーズやハートマークなどプリティな振り付けをオーディエンスと共有。老若男女一丸となって「世界一可愛い現場を目指す」場面も多々ありましたが、あれをやり続けるのは拘りなんですか?

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

上野優華:拘りです。もう最近はうさぎのポーズじゃなく、うさぎをかぶってる方もいますからね。ライブの度にお客さんのうさぎのクオリティがどんどん高くなっていくんです(笑)。最初はみんな恥ずかしがっていたんですけど、吹っ切れちゃえばすごく楽しいものなので。あと、みんながうさぎになるってなかなか見ない光景じゃないですか。みんなが一斉にハートマークを作るライブもなかなかない。それ=「上野優華の現場」ってなって面白がってもらえたら嬉しいなって思ってます。今どんどん盛り上がってますよ。やっぱりちょっと恥ずかしいぐらいが癖になるんですかね?

--また、拘りと言えば、好きなアイドルたちの匂いをかぎ続けていくスタイル。今回のツアーでは、WHY@DOLL、callme、さんみゅ~とのツーマンがありましたけれども、やはりかいだんでしょうか?

上野優華:かぎました。いただきました。さんみゅ~さんは大人数なんで、全員はかげなかったんですけど、私は確実にかぎたいんですよ。でも大勢を狙うと「二兎を追う者は一兎をも得ず」の原理でみんな逃げていっちゃう(笑)。でも1対1だったら確実にかげる、もう逃げられない状況を作れるので、さんみゅ~はコラボしたときにMCで絡めた木下綾菜さんをかがせてもらいました。そしたらバニラアイスにキャラメルソースをかけたようなスウィーティーな香りがして。まず嫌いな人がいないであろうタイプの甘い香り。なので、ぜひバニラアイスにキャラメルソースをかけて木下綾菜さんを感じてみてください。

--なんですか? この新手のサービス(笑)。

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

上野優華:よく頼まれます、「あの子の匂いかいで」って(笑)。だから最近は頼まれたから仕方なくかいでることにしてます。本当は自分がいちばんかぎたいくせに! あと、ホワドルさんは世界一好きな匂いなんですよ。少し大人の香りなんです。特に浦谷はるなさんは大人なんですけど、あどけない香りがする。女優さんとかが使っているような高級な香水のようでもあるんだけど、シャンプーのような少女感もあるんです。そのやり過ぎない感! すっぴんメイクみたいな感じです。近づけば香るけど、香り過ぎない。まるでお花のような香り。めちゃめちゃ良い香りなんですよ。めちゃめちゃ良い香りなんですよ。……めちゃめちゃ良い香りなんですよ!

--3回言いましたね。

上野優華:女の人は匂いで本能的に「好きか嫌いか」決めるみたいなんですけど、本能的に好きです。あと、callmeさんはみんなあったかい香りがしました。人の良さが滲み出てる香り。お日様の香りとかあるじゃないですか? ああいう感じです。だからそういう柔軟剤とかあるじゃないですか。あれをみんな使って頂ければ、callmeさんと一緒にいる気分になれると思います。あと、KOUMIさんはグレープフルーツのような爽やかな香りも混ざってて、あったかいだけじゃない大人っぽさがあって、それが逆にセクシーなんですよ! すごく良い香りでした。ただ、私、逆にかがれるのは好きじゃないんですよ。かぐ専門なんです。それもちゃんと書いておいてください(笑)。

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勝負の2017年~夢の紅白「私130歳まで生きるので……あと、112年ある!」

--そんなフレグランスの世界でも活躍されている上野優華さんですが、2017年2月11日には地元・徳島市シビックセンター4Fホールで凱旋公演を行います。各所から1人でも多くの人に来てもらうため、まず徳島の良いところを語ってもらえますか?

上野優華:徳島は、まずいちばんは癒されます。景色にも人にもすごく癒されます。水もすごく美味しいし、眉山もあるし、都会では感じられない良さがたくさん。食べ物ももちろん美味しいしんですけど、私は徳島ラーメンが大好きなんですよ。徳島ラーメンにもいろいろ種類はあるんですけど、いちばんスタンダードなのは茶色いとんこつ醤油で、味がめちゃめちゃ濃いんです。そこに甘辛く煮た豚バラが乗ってて、さらにそこへ生卵を乗っけるんですけど、それをご飯と一緒に食べるんですよ! ラーメンをおかずにご飯を食す! 味が濃いので、そうやって食べる人も多いです。あと、生卵を入れるタイミングも個人差があって、最初に入れる人もいれば、途中で入れて味を変えて楽しむ人もいるし、ぐちゃっと混ぜる人もいれば、黄身だけポンと乗せて少しずつ溶かして食べる人もいて。だからいろいろ試してみてほしい。女性向けにそんなに濃くないサッパリした徳島ラーメンもありますし、今回のライブ会場の近くにもお店あるので、しかもそこがいちばんオススメのお店なので、私のライブに合わせて行ってみてほしいです。あと、徳島は方言が可愛い!

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

--あ、そうなんですね。

上野優華:男性には徳島女子の方言を聞いてトキメいて頂きたいです。

--試しにどんな感じなのか聞かせてもらえますか?

上野優華:一緒におっても……かんまん?

--かんまん?

上野優華:「一緒にいてもいいですか?」って意味なんですけど。

--かんまん=かまわない?

上野優華:そうです! あと、これは可愛いとかじゃないんですけど、徳島では「味が濃い、しつこい」のことを「むつこい」って言うんですよ。最近まで方言だと思わずあたりまえに使っていたんですけど、先日SHOWROOMで「もう生クリームがむつこくて食べられないんですよ」って言ったら「むつこいって何?」って言われて(笑)。阿波弁って大阪弁と広島弁が混ざった感じなんですよね。

--そんな徳島での凱旋ワンマンもあるんですが、その前に乗り越えなきゃいけない壁があります。2月5日 新宿BLAZEでのバースデーワンマンライブ。発表当時は「今までで一番大きな会場で正直、今は不安だらけです」「でもすだちっコ(※上野優華ファンの通称)で満杯にした新宿BLAZEで私のライブを楽しんでもらうのが目標です」と語っていましたが、今はどんなテンションなんでしょう?

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

上野優華:今もそのテンションです。新宿BLAZEは私がデビューしたときからお世話になっている会場なので、そこでワンマンが出来るのはすごく嬉しいし、「あの頃の自分と比べたら……」って思っちゃうんですけど、当時はめっちゃ緊張して対バンに出させてもらったりしてたんですよね。だからこそ今回はすだちっコで会場をいっぱいにして、そこで堂々と歌いたい想いは強いです。今までのワンマンも「無理でしょ?」って言われることが結構あったんですけど、それでも無理矢理にでも上へあがっていかないと、自分を高めていかないといけないところもあったりして、今回もすごく大きな会場だとは自分でも思ってるんですけど、だからこそ乗り越えたときのみんなとの絆の深まりもそうですし、達成感をみんなと感じたい。今でもすごく不安は残りますが、当日は今まででいちばん良いものをお届けできるよう努力して頑張っていくし、来てもらったら絶対楽しんで帰って頂けるライブにしたいと思ってます。

--今、上野優華は確実に勝負の期間に入ってますよね。その一歩を踏み出そうと決断したのは何故だったんでしょうか?

上野優華:最初は、音楽のこともちゃんと勉強したことがなかったし、お芝居に関しても台本の読み方さえも知らなかったし、芸能界がどんなところなのかも分からないままデビューして。それからいろんな人たちにいろんなことをちょっとずつ教わってきたんですけど、この年齢(18歳)になって後輩的な方々が出てきたりとか、自分より年下の方とお仕事するようになったりとか、自分が面倒を見る側になることもあるんですけど、でも教えてあげられることが少な過ぎたりして……今まで私は人に甘えてばっかりだったんですけど、甘えてばかりじゃいけない!って思い始めたんです。自分も何か教えられるぐらいの立場にならないといけないし、それぐらいの経験をしなきゃいけないし、成功するか失敗するかは分からないけれど、まずはやってみなきゃいけない。ということにすごく気付いて、感じるようになって、それが大きいかもしれないですね。

--なるほど。

上野優華:なので、今は曲のTD(トラックダウン)とかマスタリングとか全部立ち合わせてもらって「ここは何でこういう風にしたのか?」とか「ここの音をもっと小さくしたらどうなるか?」とか、今まであまり自分では考えなかったこと。オケのこと、歌のこと、歌詞のこと、いろんなことを考えられるようになってきたかなって思います。「もっと積極的に勉強していかなきゃ」って思うようになりました。

--そうして前を向いて進み続ける原動力としては、NHK紅白歌合戦の存在もきっと大きいですよね?

上野優華:大きいです。「紅白が目標です」って言えば言うほど想いは強くなるし、その目標を初めて掲げた17歳のときよりも自分は成長してると思っているし、少しでも近づけているのかなって……日々意識もしているので、やっぱり諦められない。私の為だけじゃなく、応援してくれるファンの皆さんとか、支えてくれているスタッフさんとか、そういう方々の為にもみんなで一緒に辿り着きたい夢になりましたね。あの頃は自分の為に「紅白のステージに立ちたい」と思っていたかもしれないけど、今は「みんなと一緒に行きたい」っていう想いに変わってる。意味合いが変わりましたね。

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

--立てそうですか?

上野優華:立ち……ます! 今はまだ想像できないですけど!

--でも極端な話、最後まで諦めなかったモン勝ちじゃないですか。

上野優華:そうなんです! 私が80歳で死ぬとして、まだあと62年残ってるので!

--一生歌っていくつもりなんですね?

上野優華:いや、やっぱり私130歳まで生きると思うので……あと、112年ある!

--そうなると、紅白があと112年続いてるかどうかの問題になりますね(笑)。

上野優華:続いてます! 生きてて諦めなければ叶う夢だと思っているので、そう思って成長していきたいですし、とにかく紅白に出るまでは死なない(笑)! 時間がかかるにしても、いつかみんなと一緒にあのステージに立てたらいいなと思ってます。

--その為にも今回の1stミニアルバム『Sweet Dolce』を1人でも多くの人に届けたいと思うんですが、どんな風に世に響いていったらいいなと思いますか?

「恋日記」MV Short Ver. /上野 優華
「恋日記」MV Short Ver. /上野 優華

上野優華:今作『Sweet Dolce』はタイトルからして甘くて可愛らしくて、リード曲「だって君のカノジョだもん。」も可愛らしい雰囲気のラブソングになってるんですけど、今回は「甘い」「可愛い」以外にも「優しい」イメージも大事にしていて。聴いてて優しい気持ちになる楽曲をたくさん詰めたいなと思って作ったので、夢を応援されている感覚になったり、幸せな気持ちになってもらえたらなって思います。どんな世代の方にも共感してもらえるんじゃないかな。

--そんな『Sweet Dolce』から始まる上野優華の2017年。どんな1年にしましょう?

上野優華:よりいろんな自分を知ってもらえるように、新しいことにも怯えずに挑戦していきたいです。毎年思っていることではあるんですけど、2017年はより挑戦の1年になっていくと思いますし、自分からもどんどん「やってみたいです!」って言えるような上野優華になっていきたいなって思います。

--何をやってみましょう?

上野優華:やっぱりラブソングをずっと歌っていきたいので、ラブソングばかりの何かを形にしてみたいですね。ちょっと駆け引き的な内容だったり、セクシーな感じのラブソングも歌ってみたい。ダンスもやってみたいなって思ってますし、今までにない、大人っぽい上野優華も2017年は見せられたらいいですね。女っぽくなりたい!

Interviewer:平賀哲雄
Photo:山田秀樹

上野優華『Sweet Dolce』インタビュー

★上野 優華バースデーワンマンライブ情報★
<東京会場>上野優華バースデーワンマンライブ
~進め!すだちっ娘! YUUKA's Pretty Romantic 19-BOX~ [東京編]
supported tvk 『POP PARADE』
日程:2017年2月5日(日)新宿BLAZE
時間:OPEN 14:30 / START 15:30
料金:前売 \3,800(ドリンク代別)/ 自由・4歳以上チケット必要・整理番号順入場
お問合わせ:HOT STUFF 03-5720-9999(平日12:00~18:00) https://www.red-hot.ne.jp
※チケット一般発売中!!

<徳島会場>FM徳島presents上野優華バースデーワンマンライブ
~進め!すだちっ娘! YUUKA's Pretty Romantic 19-BOX[徳島編]
日程:2017年2月11日(土)徳島市シビックセンター4Fホール
時間:OPEN 14:00 / START 15:00
料金:前売 ¥3,500(税込/ドリンク代別)/ 4歳以上チケット必要・整理番号順入場
席種:①自由(一部イス席、立ち見) ②思いやりシート(未就学児童、60歳以上、身体障碍者及び同伴者)
※予定数に達しましたら受付中止します。 
※思いやりシートは、FM徳島でのみ受付します。
※詳細はFM徳島OFFICIAL WEBまで
https://www.fm807.jp/
お問合わせ:FM徳島 088-656-2111
※チケット一般発売:1/14(土)10:00~

☆公式ファンクラブ『すだちっコ連』会員募集中☆
♪無料会員、有料会員(1か月、半年、1年コース)あり
♪最新情報をお届けするメールマガジンの配信、有料会員限定のオリジナルコンテンツ、先行チケット販売など特典盛りだくさん!
♪オフィシャルサイトよりご入会ください!

「だって君のカノジョだもん。」 Music Video/上野 優華
インタビュー写真

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上野優華「Sweet Dolce」

Sweet Dolce

2017/01/11 RELEASE
KICS-93452 ¥ 6,009(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.だって君のカノジョだもん。
  2. 02.恋する Pretty Girl (album ver.)
  3. 03.恋日記
  4. 04.見えない花
  5. 05.やくそく (album ver.)
  6. 06.翼をもって生まれた者たち
  7. 07.Song for You

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