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開幕間近!リオ五輪テーマソング特集~安室奈美恵・SMAP・嵐・福山雅治・EXILE・和楽器バンド~
いよいよ8月5日(現地時間)に開幕となるリオ五輪。五輪史上初の南米開催となる今大会も、当然のことながら日本中が大フィーバーとなることが予想される。2週間にわたっておこなわれるスポーツの祭典を伝えるNHK・民放各局の五輪中継では、日本人選手の活躍や現地の模様をお茶の間に届けるメインキャスターや、感動のシーンをよりドラマチックに演出するテーマ曲も毎回注目の的となっている。これまでにも、日本の五輪史に残る名シーンとともに歴史に刻まれる名曲が誕生してきた五輪中継のテーマ曲。今大会も日本人選手の活躍とともに人々の記憶に刻まれる歴史的名曲は誕生するのか?各局のテーマソングを一挙紹介!
NHK
NHKの五輪テーマソングといえば、1996年アトランタ大会の大黒摩季「熱くなれ」や、2004年アテネ大会のゆず「栄光の架け橋」、そして前回2012年ロンドン大会のいきものがかり「風が吹いている」など、まさにその大会を象徴する名曲ぞろい。いまだにこれらのナンバーを聴くと感動の名シーンが蘇る、という人も多いのではないだろうか。そんなNHKの中継テーマソングを担当するのは、安室奈美恵。すでに7月27日にリリースされた「Hero」は、誰にでもいる“自分だけのヒーロー”、いつかは自分も“誰かのヒーロー”になれるようにと、明日への希望や勇気を与えてくれる応援ソングとなっている。ドラマチックな楽曲構成に力強い歌詞の世界観、安室ちゃんらしい華やかなダンス・ナンバーが、今夏、感動のシーンとともに繰り返し放送されることになるだろう。ちなみに、民放各局では元アスリートやアイドルなどが務めることの多いキャスターだが、NHKは自局のアナウンサー陣が交代で務める予定。また、NHKでは競技のほか開会式・閉会式も中継予定。毎回、世界的アーティストの出演や華やかなパフォーマンスがおこなわれるこれらの模様も、音楽ファンならぜひチェックを!(7月27日発売)
◎NHK-リオ五輪番組公式サイト http://sports.nhk.or.jp/
日本テレビ
日本テレビの五輪テーマソングは7月2日に放送された同局の音楽特番『The Music Day 夏のはじまり』でお披露目となった、嵐の「Power of the Paradise」。嵐はなんと2004年のアテネ大会「Hero」以降、夏季冬季すべての五輪の同局テーマソングを担当、これが6曲目の五輪テーマソングとなっている。前回のソチ冬季五輪中継テーマ曲「Road to Glory」と比較すると、夏季五輪らしいエネルギッシュ&爽快なダンス・ナンバーとなっている「Power of the Paradise」。現段階ではまだリリースが発表されていないため、次回作のカップリングもしくは次のアルバムに収録されるだろうといった憶測がファンの間では飛び交っている。もはや、日テレの五輪=嵐といっても過言ではないこの背景には、今大会で5大会連続でメインキャスターを務めることになる櫻井翔の存在も大きい。すでにキャスターとして絶対的な安定感を持つ櫻井の脇を固めるパートナーたちもまた豪華。キャプテンに明石家さんま、スペシャルサポーターに上田晋也(くりぃむしちゅー)、そしてアスリート代表キャスターとして体操・元日本代表の田中理恵も参戦。祭典ムードを一段と盛り上げるにぎやかな放送となりそうだ。(発売未定)
◎日本テレビ-リオ五輪番組公式サイト http://www.ntv.co.jp/rio2016/
TBS
続いてTBSだが、こちらは少々異例の選曲といっていいだろう。まず、メインキャスターを務めるのは今回で夏季冬季を通じて7大会連続となるSMAPの中居正広。そして、テーマソングはSMAPが10 年前に大ヒットさせた「ありがとう」。同曲はSMAPの40枚目のシングルとして2006年10月にリリースされ、当時は草彅剛主演ドラマ『僕の歩く道』の主題歌となったナンバー。今回、同局の五輪中継のテーマが「感謝」ということで、約10年の時を経て再び脚光を浴びることとなった。芸能界随一のスポーツ好きとして知られる中居正広を橋渡し役に、世界最高峰の戦いだけでなくアスリートと彼らを支える人たちとの間にある様々な「感謝」も描いていく予定とのこと。栄光の裏側にある熱い人間ドラマは、スポーツファンでなくとも大きな感動を与えてくれるに違いない。中居とともにシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子がキャスターを務め、女子マラソンのほか、柔道やサッカーなどを放送する。(2006年10月発売)
◎TBS-リオ五輪番組公式サイト http://www.tbs.co.jp/olympic/
テレビ朝日
テレビ朝日もまた、メインキャスター&テーマ曲ともに不動のラインナップ。メインキャスターを務めるのは、自称「応援プレイヤー」こと松岡修造。そしてテーマ曲は2000年のシドニー大会以降5大会連続でテレビ朝日の五輪中継への参加が決定している福山雅治が担当する。テーマソング自体は2008年の北京「HIGHER STAGE」、2012年ロンドン「GAME」に続き3大会連続、計4曲目の起用となる。開幕に先駆け、7月27日に同局朝の情報番組『グッド!モーニング』にて初公開された「1461日」。タイトルは前回大会・ロンドン五輪からリオ五輪までの日数とのことで、これまでに数多くの戦いを現地で見届けてきた福山による書き下ろしナンバーとなっている。フォトグラファーとしての腕にも定評のある福山は、今回もスペシャルキャスターとしてカメラを片手に現地のリオから最新情報を届ける予定とのこと。そのほか、テレビ朝日は「とどけ勇気!こえろ日本!」を合言葉に、女子バレーボール、柔道、競泳、女子ゴルフなどを放送する。(8月5日デジタル配信開始)
◎テレビ朝日-リオ五輪番組公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/rio2016/
フジテレビ
続いてフジテレビのテーマソングは8月17日にリリースが決定しているEXILEの「Joy‐ride ~歓喜のドライブ~」。五輪中継のテーマソングを担当するのは2008年の北京五輪でテレビ東京のテーマソングに起用された「FLY AWAY」以来2度目。今作「Joy‐ride ~歓喜のドライブ~」は、パフォーマーの松本利夫、ÜSA、MAKIDAIの卒業後、15人となった新生EXILEの初シングルであり、日本を代表して戦う選手達へのエールを込めてATSUSHIが歌詞を書き下ろした爽快ダンス・チューンとなっている。選手達へのエールをダンスで表現したという同曲のミュージック・ビデオは「頭からラストまで全力で踊りっぱなし!」 という気合いの入った作品となっている。フジテレビは柔道の野村忠宏、フィギュアスケートの高橋大輔、シンクロの小谷実可子のメダリスト3人を「オリンピアンキャスター」として起用し、民放の競技中継トップバッターとなる男子柔道のほか、内村航平選手の連覇がかかる体操・男子個人総合、陸上の花形競技のひとつである男子100m決勝などを放送予定。(8月17日発売)
◎フジテレビ-公式サイト http://www.fujitv.co.jp/
テレビ東京
そしてテレビ東京が今回五輪中継のテーマソングに起用したのは、2014年4月にアルバム「ボカロ三昧」でデビューした、詩吟や和楽器とロックバンドを融合させた新感覚ロックエンタテインメントバンド、和楽器バンド。今回の大抜擢について、ボーカルの鈴華ゆう子は「4年に一度というとても大きなイベントなので、責任感を持って挑まなければいけないと強く感じました。五輪に出場する選手やそれを応援する人たちに響く、和楽器バンドならではのサウンドで魂を揺さぶるような楽曲で応援したいと思っています。」とコメント。同曲は3rd映像シングルとして8月17日にリリース予定となっている。テレビ東京はメインキャスターに俳優の小泉孝太郎を迎えるほか、タレントとしても活躍するプロフィギュアスケーターの織田信成、芸能界随一のアスリート照英らとともに卓球や柔道、陸上競技の中継をおこなう予定となっている。
◎テレビ東京-リオ五輪番組公式サイト http://www.tv-tokyo.co.jp/olympic2016/
大会公式テーマソング
そして最後に大会公式テーマソングを紹介しておきたい。2012年のロンドン大会ではMUSEの「SURVIVAL」が公式ソングに起用されたが、今大会ももちろん開催国であるブラジルを代表するアーティストによるコラボ・ナンバーが公式ソングとなっている。現在ブラジルのヒップホップシーンで勢いのあるラッパーの一人であるプロジョタと、サンバをベースとしたブラジリアン・ポップス「パゴーヂ」シーンにおいて絶対的な人気を誇るチアギーニョという、異なるジャンルのスターが夢の共演を果たしている。タイトルの「Alma e Coração」とは、「Soul and Heart=魂とハート」という意味。タイトル通り、力強いビートとホーンが印象的なナンバーとなっている。ミュージックビデオには、五輪スタジアムでパフォーマンスをおこなう2人のほか、リオ南部のオシャレビーチ・スポット、レブロンビーチなどが登場している。
◎リオ五輪公式サイト https://www.rio2016.com/
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