Special
東京パフォーマンスドール『逆光×礼賛』特集インタビュー
みんなにも「もっと凄い景色」を見せると約束している―――
2月19日と20日【東京パフォーマンスドール ダンスサミットネイキッドSP2016 ~R・G・B~@Zepp DiverCITY TOKYO】と題し、REDステージ、GREENステージ、BLUEステージと、セットリストもコンセプトも演出も異なる3公演を連続開催した彼女たち。今回のインタビューでは、同公演をメンバーに振り返ってもらいつつ、最近は他のアイドルグループも取り入れ出したノンストップライブ(ダンスサミット)や、社会現象を巻き起こした先代TPDの存在、そして浅倉大介が書き下ろした新曲「逆光×礼賛」等について語ってもらった。彼女たちもまた伝説と成り得るのか? その可能性を感じ取る為のインタビュー。
左から小林晏夕/橘二葉/飯田桜子/浜崎香帆/高嶋菜七/上西星来/神宮沙紀/櫻井紗季/脇あかり
参加メンバー:
高嶋菜七(タカシマナナ/19歳/兵庫県)
上西星来(ジョウニシセイラ/19歳/愛知県)
櫻井紗季(サクライサキ/19歳/山口県)
浜崎香帆(ハマサキカホ/18歳/福岡県)
脇あかり(ワキアカリ/18歳/大分県)
飯田桜子(イイダサクラコ/17歳/東京都)
神宮沙紀(シングウサキ/17歳/群馬県)
小林晏夕(コバヤシアンユ/17歳/静岡県)
橘二葉(タチバナフタバ/17歳/和歌山県)
私たちはそもそもノンストップのライブしかしないんです(笑)
--2月19日と20日【東京パフォーマンスドール ダンスサミットネイキッドSP2016 ~R・G・B~@Zepp DiverCITY TOKYO】全3公演(レポートはこちら)を連続開催しましたが、メンバーの皆さんにとってどんな2日間になりましたか?
脇あかり:3公演全く違うセットリストで臨む挑戦的な内容だったんですけど、いざやってみると本当に大変で、セットリストもなかなか覚えられないし、通しリハーサルをやっても不安しかなくて(笑)。早着替えもいつもより早いし、Zeppだからステージ裏を移動するのもダッシュじゃないと間に合わないし、公演ごとに違う表現を目指していたので、それも難しかったです。 浜崎香帆:私も不安しかなかったんですけど、ステージに立つとそれが全部無くなって、楽しさが最初から最後まで消えなかったんですよ! 一週間前ぐらいから「本当に3公演やり切れるかな?」って不安でいっぱいだったのに、いざ本番を迎えたらあっという間に終わってしまって、リハーサルも含めて本当に濃い2日間を過ごせたなって、本当にやってよかったなって思いました。 飯田桜子:今回全76曲(54曲違い)の公演だったんですけど、どの曲も今までやってきたものよりもパワーアップしたパフォーマンスでお届けしなきゃいけないと思っていたので、そこはすごく力を注いでましたね。 橘二葉:そういう意味でもとにかく挑戦的な公演で、本当に大変だったんですけど、こうして終えてみるとTPDにとって新しい武器がまたひとつ増えたかなって。 神宮沙紀:今回【R】が熱く燃えるようなイメージ、【G】がおとぎ話のような可愛らしさ、【B】が美しさを表現+集大成というそれぞれにコンセプトがあったんですけど、それを9人のメンバーでやりきってみて、この3つの表現を駆使してこれからのライブも創っていけたら凄いものになるというか、もっとお客さんも楽しめるし、私たちも表現の幅が広くなっていくと思うので、今後のTPDにとって良い刺激になったなって思いました。※【LIVE】東京パフォーマンスドール/DREAMIN' フルサイズ 小林晏夕:去年の夏から【ダンスサミットネイキッド】を始めて、そのスペシャル公演として渋谷duoで2回ワンマンをやって、今回の【R・G・B】に関しては集大成として練習も重ねてきたんですけど、今、自分が持ってるすべての力を出し切れたなって思ってます。【ダンスサミットネイキッド】からはすごくいろんなことを学べましたし、ライブの熱も増したと思うし、良い意味でTPDの殻を破れたと思っていたので、それを全部【R・G・B】に注ぎ込もう!っていうつもりでやりました。 上西星来:私は3公演やりきってみて「次のステージに行きたい」って思いました。夏からずっと続けてきた【ダンスサミットネイキッド】シリーズの集大成ということで、今の東京パフォーマンスドールのすべてを【R・G・B】全3公演で出し切ったと思うので、これはこれでもうおしまい。またリスタートで新しいものをやっていきたいなって思いました。 高嶋菜七:前回の【1×0】シリーズのときにやってなかった曲、私たち新生TPDのオリジナルの「HEART WAVES」だったり「SURVIVAL!!」だったり「TIME」だったりをやっと大きな会場でパフォーマンスできたんですけど、それがすごく楽しかったんですよ。すごく心地良くて。だから「もっと大きい会場でパフォーマンスしてみたい」って意欲がわきました!「SURVIVAL!!」で香帆がバァー!って走っていく場面があるんですけど、もしいつかアリーナとかで出来たら大きい花道を思いっきり走ってほしいし、そういう妄想が次々浮かんできたんですよね。そういう未来を具体的にイメージできるようになったってことは、今回の【R・G・B】は成功だったのかなって。TPDの為にもなったし、私自身の自信にも繋がりました。 櫻井紗季:私も菜七ちゃんと同じで、ずっとシブゲキ!!で【ダンスサミットネイキッド】をやってきて、久々にリハーサルでZeppの会場を観たときに「あれ、こんなに広かったんだっけ?」って思って、その瞬間にワクワクしてきちゃって、本番中もお客さんの反応を見る度にワクワクしてたんですよね。それが最後まで続いたステージだったんですけど、観てくれた人も「感動した」「泣いちゃったよ」って言って下さって。自然とそういうライブが出来たので、私も成功だったなって思ってます。
--皆さんの所感を聞いたところで、印象的だった場面や要素について触れていきたいんですけど、まず最初の【R】公演のオープニング。リーダーの高嶋菜七が初めてDJに挑戦しました。実際にやってみていかがでした?
高嶋菜七:あそこでDJを経験させてもらったこと自体に関しては、「何でも思ったことを言ってみるもんだな」って思いました。--ということは、DJはリーダーからの提案だったんですか?
高嶋菜七:DJミックスを趣味にしていたというか、アプリでよく遊んだりしてたんです。なので、CDJとか本格的な機材を用いてやっていた訳ではなかったんですけど、「この際やってみたらどうだ?」って言われて、私にとって人前でまわしてみるのは夢だったので「ぜひやらせてください」ってお願いして。そしたらZeppみたいな大きな会場で自分が大好きな曲を流すことができて、あの瞬間はすごく幸せでしたね。最初は少し照れもありましたし、お客さんも「何? 誰? え、菜七ちゃんや!」みたいな感じだったんですけど、次第にみんながノってジャンプしたりしてくれた光景は、またライブとは違った一体感だったので、すごく楽しかったです。--その味をしめて今後もDJとして活動していく可能性もある?
櫻井紗季:DJ NANAとして! 高嶋菜七:TPDの演出のひとつとしてだったらあるかもしれないですね。TPDの曲を繋いでみたり、そういうこともいつかしてみたいなと思っているので、その為にもテクニカル的なところを上達させたいなとは思ってます。--そんなサプライズDJを経てスタートした【R】公演には、どんな印象を?
小林晏夕:スタミナ的には一番しんどい回ではありました。 浜崎香帆:TPDらしい畳み掛けが一番凄かった。 高嶋菜七:夏からの【ダンスサミットネイキッド】で得たものを最も見せた回だったと思います。セットリスト的にも勢いが凄かったし、今のTPDを表現できたかと思います。 上西星来:ユニット曲は結構バラードが多かったので、その分、後半の攻めっぷりがすごく際立っていたんじゃないかなと思うんですけど、TPDの9人が内側に持ってる炎をひとつにして皆さんにお伝えできたんじゃないかなって。--また、どの公演も【ダンスサミットネイキッド】の集大成ということで、ノンストップで攻撃的に歌い踊り続ける様には胸を打たれたんですが、最近、同じように「ノンストップで○○分ライブします!」みたいなアプローチをするアイドルが増えてきましたよね?
※【LIVE】東京パフォーマンスドール/MY UNIVERSE 一同:(笑)
--この状況にはどんなことを感じていますか?
高嶋菜七:私たちは、先代の東京パフォーマンスドールから続いているスタイル(ダンスサミット)を継承しているので、そもそもノンストップのライブしかしないんです(笑)。それがあたりまえ。で、ノンストップのライブは誰でもやろうと思えば出来ると思うんですよ、スタミナさえあれば。でも私たちは【ダンスサミット】という名前を冠してやり続けてきていますし、そこにはソロやシャッフルのパフォーマンスもあったり、たくさんの衣装の早着替えなどもあったり、曲と曲のつなぎの音までこだわって私たちのカラーを大事にしてやり続けているので、他のグループさんのノンストップを観たことはないんですけど、またきっと違ったものなんだろうなって思っています。--そういった部分も含め、徐々に同業者からも意識されるグループになっていっているなと感じます。他のアイドルのインタビューでもTPDの名前は出てくるようになってますし。
一同:えぇー!? 高嶋菜七:ありがたい! 神宮沙紀:素直に嬉しいです!- 先代のTPDみたいに大きなグループとも肩を並べられる状況へ
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リリース情報
東京パフォーマンスドール『逆光×礼賛』
- 2016/03/23
- 初回生産限定盤A[ESCL-4604/5(CD+DVD)]
- 定価:1,800円(税込)
- 詳細・購入はこちらから>>
- 初回生産限定盤Bの詳細・購入はこちらから>>
- 初回生産限定盤Cの詳細・購入はこちらから>>
- 初回生産限定盤Dの詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
- 期間生産限定盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄 Photo:外林健太
先代のTPDみたいに大きなグループとも肩を並べられる状況へ
--続く【G】公演では、9人がいまだかつてない可愛らしい感じで……
一同:いまだかつてない(笑)--いや、いつも可愛いですけど、ファンシーな可愛らしいドール姿で現れたじゃないですか。あれは実際やってみてどうだったんですか?
飯田桜子:【R・G・B】ならではのオープニングだったなって思います。各公演のカラーをそれぞれ出す為にはやっぱり違いを見せないと分かりにくいと思うので、【G】公演は分かりやすく可愛らしい感じで出ていって正解だったなって。--あれはラコちゃん(飯田桜子)の好みですよね。
飯田桜子:大好きです(笑)。 小林晏夕:あのオープニングの振り付けをみんなで考えたんですよ。自分たちであのお洋服に合う振り付けを3チームに分かれて考えたんですけど、それでイスに座ったお人形さんみたいな感じにしたり、面白かったなって。 飯田桜子:ファンの方に「「恋して女みがいて」のパフォーマンスでも着ればいいじゃん」って言われました!--あの衣装で「The Perfect Day」。世界観としては素晴らしい演出でしたよね。
小林晏夕:今まで「The Perfect Day」は締めとかアンコールで歌うことが多かったので、意外性もあったと思います。あの曲で「ここから始まるよ!」って伝えることで、「今日1日、素敵な日にしましょう!」っていうメッセージにもなるので、すごく良かったなって。 神宮沙紀:すごく新鮮で、ああいう極端な衣装を着ることで良いスウィッチが入って、あの「The Perfect Day」だったり、そのあとの「十代に罪はない -Rearranged ver.-」や「キスは少年を浪費する -Rearranged ver.-」も良い世界観の中で出来たのかなって思いますね。--【G】公演で披露された「The Perfect Day」や「Secret Garden」は、それこそCDデビュー前の舞台【PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ『ワンバイゼロ』)】の劇中歌だった訳じゃないですか。その時代の曲が今ドラマを生んでいる状況にはどんなことを感じますか?
※【劇中歌】東京パフォーマンスドール/The Perfect Day 櫻井紗季:「Secret Garden」はがっつりバラードで独特な空気感を持っている曲なんですけど、【PLAY×LIVE『1×0』】時代を知らない人たちが泣いている姿を見て「おぉー!」って思いました。握手会のときも「何?あの歌、泣いちゃった!」みたいな。 高嶋菜七:晏夕と2人で「Lost Without You」を【R】公演で歌ったんですけど、「イントロで泣いた」っていう方がいて。イントロで泣いてくださるほど曲を好きでいてくれていることに感謝しました。晏夕もパフォーマンス後のはけるときに「泣きそう」って言ってたし……。 小林晏夕:泣きそうでした!
--TPDのライブの感想として「泣いた」って結構多いですよね。メンバーに聞くのもおかしいかもしれませんが、何故にTPDのライブは泣けるんだと思いますか?
橘二葉:泣かそうとは思ってない(笑)。 高嶋菜七:私たちのスタートが舞台から入ってるからじゃないかな?「感動を生む為にはどうしたらいいのか?」って、一番最初に私たちが学んでいたことなんですよ。それが今に生きているのかもしれない。舞台の稽古から始まった私たちのそういった部分が無意識に出せているのか、もしくは意外と意識的に出来ているのか…… 小林晏夕:なかなか自分たちのライブDVDを観て泣く人っていないじゃないですか。でも自分たちのライブを客観的に観たら「自分たち頑張ったな」「成長してるな」って感じるんです。そういう部分がファンの皆さんに届いているのかなって思います。 浜崎香帆:自分で言うのもアレですけど、「行ってみたいな!」って思います(笑)。--TPDのライブへお客さんとして?
浜崎香帆:はい! これだけ早着替えして、これだけ曲覚えて、しかもノンストップで最後までやるっていうライブはなかなかないと思うので、そこはやっている側の自分でも達成感があるので、お客さんとして観たらどれだけ感動できるのかな?って思います。--あと、今回もたくさん披露された先代TPDの楽曲(Rearranged ver.)。これらを歌い継いでいくスタイルも他のアイドル/ガールズグループにはない要素だと思うんですけど、メンバーとしてはどんな感覚なんですか?
※【LIVE】東京パフォーマンスドール/BE BORN -Rearranged ver.- 高嶋菜七:継承はすごく大事だと思うんですよ。ノンストップで歌い踊り続けるダンスサミット自体を継承しているので、先代の素敵な要素は、私たちも東京パフォーマンスドールなので、受け継いでいきたい。良いところを吸収していきたいとは思うんですけど、例えば「十代に罪はない」や「キスは少年を浪費する」のアレンジや振り付けは先代のものとは全く違うものになっているので、そのパフォーマンス中は「今、私たちは継承しています!」っていう気持ちではないです。あくまで自分たちの曲だと思って披露してますね。
--今回の公演は先代のメンバーもご覧になられていたそうですが、先代に見られながらパフォーマンスするのってどんな気分なんですか?
脇あかり:ドキドキします! 高嶋菜七:二葉が「青空のハイウェイ -Rearranged ver.-」を披露していたんですけど、その曲を先代TPDで歌われていた八木田麻衣さんがいらっしゃっていて、終演後に「歌ってたねー」って。 橘二葉:事前にいらっしゃることを聞いていなかったので、パフォーマンスで変に緊張したりすることはなかったんですけど、楽屋で「歌ってたねー」って言われてから「ヤ、ヤバイ!」って思いました(笑)。八木田さんは「今でも踊れる」って仰ってましたね。--先代の曲をパフォーマンスする上で、先代のライブ映像などを観ることもあると思うんですけど、どんなことを感じます?
脇あかり:衣装とか見て「あ、私たちもこんな感じになるのかな?」って思ったり、歌い方を聴いてマネしたりもしつつ、自分なりの個性をどう出すか考えたりしてます。 浜崎香帆:先代のアレンジと私たちのアレンジが全く違うのもあって、私なら「私なりの「予感」を歌おう」とか「私なりの「夜明けのハート」をやろう」って思ったりします。--先代のTPDは、小さなライブハウスすら全く埋められない次元から始まり、自分たちより圧倒的に人気があるアイドルグループが他に存在していたにも関わらず、最終的に日本武道館や横浜アリーナまで辿り着いて、日本中に○○パフォーマンスドールが生まれるほどの社会現象も生んだじゃないですか。言わば伝説を残したと思うんですけど、新生TPDにも「伝説を残そう」みたいな意識はあったりするんですか?
※【LIVE】東京パフォーマンスドール/BRAND NEW STORY フルサイズ 高嶋菜七:あります。 一同:(うなずく) 高嶋菜七:毎年毎年勝負だと思って活動していますし、その中でいつ大きな転機があるか分からない。だからいつでもそういうことは思ってます。 上西星来:舞台をやっていた頃、平日の公演があったんですけど、客席見たら本当に20人ぐらいしかいないときもあったんですよ。それが連日続いたり、毎週あったりする。そういう光景を見てきているので、今、私たちの前にある光景をあの頃の自分たちに「ちゃんと届けることができればこうなるんだよ」って見せてあげたいなって思う。
--そこまで行けた私たちならもっと大きくなれると?
神宮沙紀:でも満足は全然してないので。Zeppでライブが出来るのも嬉しいんですけど、でも「もっともっと」っていう欲のほうが大きくて、現状に感謝はしつつも、嬉しさより「もっと頑張らなくちゃな」っていう気持ちのほうが大きいです。--現状でどこまで行けているのが理想的だったと思います?
神宮沙紀:理想を言えば、結成3年で武道館とか横浜アリーナですけど、今私たちが出来ること、今回もニューシングル『逆光×礼賛』をリリースさせていただくことが出来て、そのCDを世に届ける為にリリースイベントをやったり、そういう日々の積み重ねが、先代のTPDみたいに大きなグループとも肩を並べられるぐらいの状況へ繋がると信じているので、毎日大切に頑張っていきたいと思ってます。 橘二葉:武道館とか横浜アリーナの景色を9人で見れたらいいな。--それぐらい大きい会場で観ても違和感のないグループへと確実に成長していると思います。というか、今回の【R・G・B】公演を観てて、9人がそこに立ってる姿をイメージできるようになりました。
高嶋菜七:そう言って頂けるのは本当に嬉しいです。「大きい会場が似合うね」って言われるのは嬉しい。--ラコちゃんはどう思います?
飯田桜子:もちろん武道館に立ちたいですけど、そこで満足しないようなグループになれるように、もっと先を見て、ファンのみんなにも「もっと凄い景色」を見せると約束しているので、それが果たせるように頑張りたいです。- 浅倉大介との出逢い~「日本中に広められるように頑張ります」
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東京パフォーマンスドール『逆光×礼賛』
- 2016/03/23
- 初回生産限定盤A[ESCL-4604/5(CD+DVD)]
- 定価:1,800円(税込)
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Interviewer:平賀哲雄 Photo:外林健太
浅倉大介との出逢い~「日本中に広められるように頑張ります」
--続いて【R・G・B】公演の最後【B】公演。今回のシングルにも収録されるオリジナル曲「TIME」からスタートしましたが、あの独自のフォーメーションダンスを取り入れたナンバーにはどんな印象を?
脇あかり:まず最初に振り付け映像を見せてもらったんですけど、いきなり歩き出したり、振り付けとして新しいものだったので、凄いなと思いました。 小林晏夕:あと、歌詞がストレートというか、内心は弱いんだけど、でも明日は頑張って夢を掴みにいこうとする。そういう自分たちと重なる部分があって、曲調もウェットな部分がありつつも攻めてる。かつ、フォーメーションダンスも十字になってくるくる回ったりとか、時計の針をイメージした新しいアプローチになってて、最初は「お客さん、戸惑うんじゃないかな?」「どう一緒にこの曲を作っていったらいいんだろう?」って思ったりもしたんですけど、あの日の公演とか自分たちのライブで披露していく内にだんだん完成されていって、今では大事な1曲になったと感じてます。--あの時計の中心にいる上西さんは、このフォーメーションダンスにどんな印象をもたれていたりしますか?
上西星来:本音を言うと「もっと横の列を揃えなきゃ」って思ってるんですよ。でも時計やってるとどうしても内へ内へってなっちゃって、そこでどう私たちが外側へエネルギーを発散すればいいのか。それは今のTPDの課題のひとつだと思っていて、ああいった場面でも外へ発散できるようになったら本当に強いグループになれるのかなって。 高嶋菜七:私の妄想の中では「TIME」の完成形は出来てるんですよ。それは将来的に大きい会場でライブをやったときの構成なんですけど、一番大きい正面のスクリーンを時計にしてほしいんです。で、私たちを真上から映してほしいんです。そこで全く乱れずビシ!ビシ!って時計と同じように動けたら格好良くないですか? それがめっちゃたりたいです!--それは観たいですね。
高嶋菜七:今回「TIME」の振り付けは初めての先生で、さっきあかりが言っていた映像を観たときに「これでは盛り上がらないかも」って思った自分がいたんですよ。先生の振り付けが悪いとかじゃなくて、独創的だったので。でも「新しいものを創るってこういうことなのかな」って思ったんです。他の人がやっていないことをやるときって戸惑いがあるじゃないですか。だからすぐに「これだ。こういう新しいことを発信していくことによって、新しい道は拓けるんだ」って思いました。これから「TIME」はTPDの強い武器になっていくと思います。--そんな「TIME」の衝撃もあった【B】公演なんですが、ひとつ大失敗もしましたよね?「ビバ!ケ・セラ・セラ -Rearranged ver.-」のパフォーマンス中にみんなで大縄跳びに挑戦するも、全く跳べず終わってしまうという……
高嶋菜七:その件に関しては、小林晏夕さんに話を伺っていただけたら。--小林さんに責任があると?
小林晏夕:でもね、あれで全員跳べちゃったら、面白くないんですよ! 一同:(笑) 神宮沙紀:ちょっと! 高嶋菜七:1回も跳んでない子いるから! 小林晏夕:でもお客さんの反応的には結果オーライ(笑)。 高嶋菜七:何が恥ずかしかったってテンパった私たちを観られたこと! 橘二葉:「もう1回!もう1回!」って跳んでも無理で! 飯田桜子:でもファンの方が言うのは、あそこまでビシバシ踊っていた9人が普段の姿に戻るところが良かったって(笑)。 神宮沙紀:まぁでもなんだかんだで苦情が来たのは私のところで。--神宮さんの持ち歌ですからね(笑)。
神宮沙紀:「なんで失敗したんだ?」と。でも私1回も跳んでないんですよ、私が跳ぶ前に終わっちゃったから。でもあの曲は何でもアリというか、自由に楽しめる方向に向かっているので、あれはあれで面白かったと思います。あと、MCでも言ったんですけど、めっちゃ練習してたんですよ。寒い中、駐車場でずーっと大縄跳びの練習してて、そのときはすんなり成功してて「これだったら大丈夫」って思っていたんですけど。 高嶋菜七:あの公演のメインはある意味大縄跳びだったんです(笑)。円陣組んだときも大縄跳びの話をしたし、何ならその前の公演から「大縄跳び、成功させよう」って言ってた。なのに、全く跳べずという……逆に面白かったですけどね。 櫻井紗季:逆にTPDっぽい(笑)。--そんな【B】公演、本編は「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」で終わり、アンコールは「DREAMIN’」で幕を閉じました。
※【LIVE】東京パフォーマンスドール/ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.- 飯田桜子:私的には「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」で締まった感はありましたね。と言うのも、私たちが結成のお披露目で一番最初に披露した曲が「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」だったので、それで本編を終えられたことに集大成も感じられたし……そこからアンコールへ続いていく感じも【R・G・B】のストーリーとしては良いなって思いました。 高嶋菜七:今回の【R・G・B】のコンセプトは「光の三原色」でしたけど、好き嫌いを作っていただけたら嬉しいなとも思っていたんです。例えば「僕はGが好みです」みたいな。でも結果的に3公演通して観てくれた方が結構多くて「この3つがあってこその【R・G・B】だし、東京パフォーマンスドール」っていう。私たちもそう思っていたし、だから本編最後の「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」に残るチカラをすべてを注いだ感覚でもあるんです。脇さんが最後に言った「幸せな時間でした。ありがとう」も私的にはジーンと共感できたし、そこで「【R・G・B】完結した」っていう感じがしました。 櫻井紗季:2日間で終わってしまうのが本当にあっという間過ぎて、終わった瞬間にちょっと空っぽになったというか、「終わっちゃった……」みたいな。同時にすごく満足できた公演でもあって、その後の特典会でお客さんの感想が聞けるのもいつも以上に嬉しいと思ったし、すべての公演をひとつずつひとつずつ皆さんと一緒に創り上げたんだなって感じられたし、集大成って意味でも、挑戦って意味でも、すごく良いまとまりのあるライブが出来たなってすごく思いました。
--そんな【R・G・B】全公演で披露されていました、浅倉大介書き下ろしのニューシングル『逆光×礼賛』。浅倉大介さんとはお会いしましたか?
※【MV】東京パフォーマンスドール/逆光×礼賛(Short Ver.) 高嶋菜七:REDステージに来て頂けまして、初めて会った私たちに「よかったよー!」って言ってくださって、おいしいシュークリームまで差し入れてくださって。あと、一番「浅倉さん、素敵な人だな」って思った瞬間があって、そのシュークリームとは別に、ちっちゃく小分けされたお菓子が9個入っていて、それについて説明してくれている浅倉さんの姿がとても素敵で!「みんなにあるから」って言いながら。
--そんな浅倉大介書き下ろしの新曲「逆光×礼賛」にはどんな印象を?
脇あかり:本当にスピードがある曲だし、ライブで「逆光×礼賛」の後に例えば「WEEKEND PARADISE」とかやるとゆっくり感じるくらい「どれだけ速いんだ!?」って。BPMも展開も速い曲です。 小林晏夕:あと、1回聴いただけでサビの歌メロが頭から離れなくなって、その帰り道もずっと頭の中で鳴ってました。 高嶋菜七:レコーディング終わったあと頭の中でループし続けるっていう…… 櫻井紗季:寝るまで頭で鳴ってる。 小林晏夕:あと、力強さやスピード感もあるけど、どこか切ない。歌い終わった後に「やりきったぞー!」っていう気持ちともうひとつ「もう終わっちゃった……」っていう儚さもある楽曲。なので、未来に向かって走り出していく私たちを、そういういろんな視点から観てもらいたいなって思いました。 神宮沙紀:歌もグループならではの形になっているので、みんなで歌ってる感覚がこれまでのシングルよりも強い。みんなを感じられる。 高嶋菜七:凄いシングルで2016年のスタートが切れたなって思ってます。--そんなニューシングル『逆光×礼賛』、どんな風に世に響いていってほしいなと思いますか?
高嶋菜七:今回のシングルのカップリングには、ライブで育ててきた強い武器となる楽曲が5曲も収録されているんですよ。その中でメインとなる楽曲を浅倉大介さんに提供して頂いて、それってどんなグループさんでも出来ることではないので感謝しなきゃいけないし、この曲をこれまでTPDを知らなかった方にどれだけ届けていくことができるか。そこは勝負だし、私たちが試されているところだなって思っているので、日本中に広められるように頑張ります。--2016年の東京パフォーマンスドールはどうなっていくんでしょうね?
高嶋菜七:ちょっとウキウキしてますね。【R・G・B】を終えてからウキウキしてる自分がいます。【R・G・B】の前後で私たちが見てる光景は変わっている気がしていて、曇っていた部分がやっとクリアーになったんです。改めて自分たちの目指すべきところが明確になったなって感じているので、これからも新しいことにも挑戦しつつ、TPDらしさも忘れずに、ファンの皆さんだったり、これから出会うたくさんの方をを驚かしていきたいなって思っています。Interviewer:平賀哲雄
Photo:外林健太
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- 2016/03/23
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Interviewer:平賀哲雄 Photo:外林健太
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