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チャーリー・プース 最新インタビュー~全英No.1シングル、ニュー・アルバム、そしてあの“お尻写真騒動”を語る
米ニュージャージー州出身の現在23歳のシンガーソングライター/プロデューサー、チャーリー・プース。名門バークリー音楽大学で作曲やプロデュースを学び、米ビルボード・シングル・チャート12週にわたり1位を記録、ビルボードジャパン国内洋楽チャートでも9週1位に輝いたウィズ・カリファ「シー・ユー・アゲイン(feat. チャーリー・プース)」のソングライター、ヴォーカリストとして世界的にブレイク。
2015年4月にリリースされたメジャー1stシングル「マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)」は、全英シングル・チャートで1位、現在全米でもチャート急上昇中だ。11月には待望のデビュー・アルバム『ナイン・トラック・マインド』をリリースするチャーリーに、大ヒット・シングル「マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)」やニュー・アルバムについていち早く話を聞いた。
バーにいて、ラジオで「マーヴィン・ゲイ」がかかったら、
女の子に話しかけにいく絶好のチャンス
▲ 「Marvin Gaye ft. Meghan Trainor」 MV
−−「マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)」を書き始めたのはいつ頃ですか?
チャーリー・プース:LAにやってきた最初の日。初めて書いた曲が、あんなにもビッグになって、なんだかクレイジーだよ。で、もっとクレイジーなのが、翌日「シー・ユー・アゲイン(feat. チャーリー・プース)」を書いたこと。とても興味深いよね。シンガーソングライターとして自分を証明したかった。ただ楽しもうとしていて…美しい女性に囲まれて―LAには可愛い子がたくさんいるから。今なんでこれを口にしたかわからないけど…「マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)」は、まさにピュアな人間的感情から生まれた曲。“let’s Marvin Gaye and get it on”という詞は、ふと口にしたものだった。どこから来たのかはまったくわからないよ。
−−初めて聴いたマーヴィン・ゲイの曲は?
チャーリー:多分タミー・テレルとの「Heaven Must Have Sent Us From Above」かな。その直後に、「Ain’t No Mountain High Enough」、「Ain’t Nothing But a Real Thing」、「Heard It Through the Grapevine」なんかのヒット曲を聴いた。僕は、マーヴィン・ゲイの大ファンなんだ。
−−マーヴィン・ゲイのどんなところが素晴らしいと思いますか?
チャーリー:彼の音楽はまるでセックスのようなんだ。ジャンルに縛られず、とても器用に音楽を作るし。<モータウン>で音楽を作るのを止めて、政治姿勢を示したかった時も、まったく自然に、難なくこなした。それは彼の能力があったからこそ、スムーズにこなせたんだと思う。その後、彼はセックス・アイコンとなった―僕にとって大きなインスピレーションさ。
▲ 「I Won't Tell A Soul」 (Lyric Video)
−−では、気に入ってるマーヴィン・ゲイの曲は?
チャーリー:やっぱり、往年のクラッシックなナンバーだね。でも、僕のママが初めて聴かせてくれた音楽がタミー・テレルとのデュエット曲だから、あれは特別だよ。
−−「マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)」を書いた時、マーヴィン&タミー風のデュエット曲にしようと構想していたのですか?
チャーリー:それはまた別だね。この曲を書いた時、まだ自分をアーティストだ、なんて思ってなくて、ただ楽しげな曲を書こうとしてただけなんだ。たまたま電話をかけてきた、のちに僕のマネージャーになった人に「この曲は君が歌ったらいいと思う。」って言われて、その直後にとあるパーティーでメーガンに出会った時に、曲を歌いたいと言ってくれた。僕は「じゃあ、メーガンと一緒にデュエットしてくれる人を探さないとね。」って感じだったけど、マネージャーに「アーティスト探しはしなくていい。君がメーガンと一緒に歌えばいい。」って言われたんだ。
−−曲の中で、相手に対して“let’s Marvin Gaye and get it on”と歌う箇所がありますが、実際に誰かに同じことを言ったことはありますか?
チャーリー:もちろんさ、ブラザー(笑)。みんなあの曲のことを知ってて、「それ、あなたが歌ってる曲じゃない。」って言われるから、今は皮肉っぽく使ってるけど。バーにいて、ラジオであの曲がかかったら、女の子に話しかけにいく絶好のチャンスだと思う。あの曲を話題にしないなんて無理でしょ?
▲ 「Nothing But Trouble」 / Lil Wayne & Charlie Puth MV
−−女の子に声をかけるのに役立ったという、ファンからの手紙などありましたか?
チャーリー:あぁ、あるよ。でも同時に、「マーヴィン・ゲイって誰?」って、聞いてくるんだ。僕のファンベースは若いからね。
−−あなたがよく使う口説き文句でもある?
チャーリー:僕が作ったんだけど、いつもは使えないよ。もう一つよく使うのがあって、たとえばたくさん人がいる場所にいたとして、彼女と2人きりで話したい時は、「ねぇ、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだ?」か「君にちょっと見せたいものがあるんだ。」って言うよ。
−−この曲をライブで披露した時の観客の反応は?みんながイチャつきはじめるミュージック・ビデオのような展開になる?
チャーリー:う~ん、それはないね。メーガン・トレーナーと一緒にツアーをしていたから。彼女の若いファンたちがそんな手におえない状況になっちゃうと困るよね。でも、みんな歌詞を知ってて、一緒にシングアロングしてくれて、クールだったね。
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アルバムを最初から最後まで聴いてくれれば、
僕が伝えたいメッセージが理解してもらえると思う
▲ 「See You Again」 (Live) / Wiz Khalifa and Charlie Puth
−−ニュー・アルバムに関してですが、既に完成しているのですか?
チャーリー:うん、ほぼ完成したんじゃないかな。今、マスタリングしてるとこなんだ。「マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)」とはまったく違う感じの曲も収録されてるから、それらをみんなに聴いてもらえるのが待ちきれない。みんなによく「“マーヴィン・ゲイ(feat. メーガン・トレイナ―)”が大ヒットしたから、同じような曲を作らなきゃいけないんじゃない。」とか、「“シー・ユー・アゲイン(feat. チャーリー・プース)”が大ヒットしたから、似たような曲を作らなきゃいけないんじゃない。」って言われるけど、アルバムを最初から最後まで聴いてくれれば、僕が伝えたいメッセージが理解してもらえると思う。
−−どんな要素がアルバムを一貫した作品にしているか、詳しく教えてもらえますか?
チャーリー:サプライズにしたいんだ。僕の人生についてではあるよ。LAへ引っ越してきたこと、無謀にも1人でね。
−−大ヒット・シングルを2曲リリースし、同じような曲をもっと作って欲しいと言われるプレッシャーはソングライターとしてどのように対処するのですか?
チャーリー:聞く耳を持たないこと。曲がヒットしたのは、砕けた感じなのがみんなに支持されたから。そして僕の心からダイレクトに生まれたものだから。僕が心配しなきゃならないのは、どうやってそれをやり続けるかだけさ。
−−トレイ・ソングスとも仕事をしていますよね。EPはややオールドスクールなクオリティを持った作品ですが、よりコンテンポラリーなナンバーも収録される予定ですか?
チャーリー:僕はヒップホップとともに育ったから、そういうドラム、ブレイクビーツ、リズム・パターンがどの曲でも見受けられると思う。すべてヒップホップに影響を受けているんだ。オールドスクールなクオリティは、あのEPの為だけのものだよ。あのEPには“ソウル”があって、それはアルバムにも共通して言えることだと思う。
−−新曲「One Call Away」からは、ゴスペルのフレイヴァ―も感じられます。
チャーリー:そうなんだ!昔教会で演奏していたからね。これ、結構面白い話だと思うんだけど、僕のピッチって完璧なんだ。毎週日曜日、教会に行って、同じ曲を聴き続けていた。ある日、専属のオルガン・プレーヤーが来れなくなったことがあって、ミサで演奏された曲をすべて、自分の記憶から弾いた。そしたら、すごく褒められて、その時に「え、僕ピアノの弾き方わかってるじゃん。多分、曲も書けるよね。」ってことに気づいたんだ。
−−新曲では、他のソングライターともコラボしていますが、そのプロセスはいかがですか?
チャーリー:最高だよ。これまでコラボすることを避けていたんだ、だから過去の曲はそこまで良くなかったのかもしれない。他の人々と曲作りをすること―特に僕が一緒に仕事をすることができた才能溢れる人々、そういう人たちと作業をすると、普段1人だと使わないような脳の箇所まで活発にしてくれる。
−−最後の質問ですが、例のお尻写真騒動について教えてください。
チャーリー:あ、あれね!君たちが掲載した記事見たよ。2年前にニューポート・ビーチに行った時のもので、その当時有名になるなんて思ってもみなかった。Instagramがちょうど流行り出したころで、写真のフィルターに超ハマってたんだ。写真をシェアするアプリだとは知らなくて、ただ写真を加工するものだと思ってた。それで友達へのいたずらで彼の家に忍びこんで、裸でプールで泳いだんだ。「ヘイ、マイク。今、真っ裸でお前んちのプールで100%泳いでないぜ。」って具合に。で、「これ面白いから、ネット上にアップしよう。別に有名なるわけでもないし、誰も気にしないだろう。」って思ってやったことなんだ。
Q&A by Elias Leight / 2015年9月14日 Billboard.com掲載
Wiz Khalifa - See You Again (feat. Charlie Puth) [日本語字幕付きver.]
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ナイン・トラック・マインド
2016/01/29 RELEASE
WPCR-16942 ¥ 2,178(税込)
Disc01
- 01.ワン・コール・アウェイ
- 02.デンジャラスリー
- 03.マーヴィン・ゲイ (feat.メーガン・トレイナー)
- 04.ルージング・マイ・マインド
- 05.ウィ・ドント・トーク・エニモア (feat.セレーナ・ゴメス)
- 06.マイ・ゴスペル
- 07.アップ・オール・ナイト
- 08.レフト・ライト・レフト
- 09.そして君がいてくれた
- 10.サファー
- 11.アズ・ユー・アー (feat.シャイ・カーター)
- 12.サム・タイプ・オブ・ラヴ
- 13.シー・ユー・アゲイン (feat.チャーリー・プース)
- 14.マーヴィン・ゲイ (feat.ワーレイ) [リミックス] (日本盤のみボーナス・トラック)
- 15.マーヴィン・ゲイ (feat.メーガン・トレイナー) [ボエム・リミックス] (日本盤のみボーナス・トラック)
- 16.ワン・コール・アウェイ (feat.タイガ) [リミックス] (日本盤のみボーナス・トラック)
- 17.ワン・コール・アウェイ [KLYMVX・リミックス] (日本盤のみボーナス・トラック)
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